古代オリエント世界像からの脱出

ピラミッド・テキストから原始キリスト教までの神話・宗教・政治

  • 磯部隆/2008年2月
  • 4285円(本体)/四六判・上製・384頁
  • 装丁:矢萩多聞

エジプトの王を基軸とする世界像は、イエスの死をもって転倒した。変遷のプロセスとして、メソポタミア文明、出エジプト、古代ユダヤ教、第二イザヤを接続し、思想・表現の類似性と根本的な差異性をとらえる。両極に屹立する神々をとおして、世界史の意味を問う。
日本図書館協会選定図書
(ISBN 9784861101373)

目次|indexs

第一章 ピラミッド・テキストの分析
第二章 ハムラビ法典と神話
第三章 モーセと出エジプト
第四章 ウェーバー『古代ユダヤ教』との対話
第五章 第二イザヤと出バビロン
終章 原始キリスト教の成立

著者|author

磯部隆 (いそべ・たかし)
1947年神奈川県藤沢市生まれ。名古屋大学大学院法学研究科博士課程修了。ハーバード大学客員研究員を経て、現在名古屋大学法学部教授。
主著に『預言者イザヤ』(サンパウロ)、『エレミヤの生涯』(一麦出版社)、『神の箱』(春風社)など。

 

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