
わしといたずらキルディーン
- マリー女王(著)/長井那智子(訳)
- 2008年7月/1800円(本体)/A5判・上製・164頁
- 装丁:矢萩多聞
キルディーンは愛くるしいお姫さま。おてんばが過ぎて、国のはずれの高い塔に閉じ込められてしまいました。そこで姫を厳しくしつけるのは、怖くて大きなわしの群れ。「わし姫物語」として愛されてきたすてきな童話が、新訳でよみがえります。
(ISBN 9784861101533)
17世紀のフランスの画家Jobによる美しい版画をデジタルリマスター。鮮やかな線と色彩が、よみがえりました。
本文は総ルビ。小学校4年生以上を対象としています。読み聞かせにも最適。
目次|indexs
- I 王女の誕生/りんご騒動/女王の夢
- II ひとりぼっち/わしのくちばし/王女の怒り
- III 子犬のように/はじめての冒険/波にあらわれて
- IV 二度目の冒険/わしの巣/ほんとうの友だち
- V 三度目の冒険/白鳥の女王と小人/洞窟のなかへ
- VI わしの使い/おむかえの行列/おばあさんと仲直り
訳者|translator
長井那智子(ながい・なちこ)
東京都生まれ。青山学院大学卒。エッセイスト、手彫りガラス工芸師。
著書に『チップス先生の贈り物』(春風社)。
識者の方々よりよせられたことば
刊行に際し、
「良いご本を読ませていただきまして」
と皇后美智子様のお言葉を頂戴しました。
「この童話をこどもをもつお母さん、お父さんに薦めます。」
滝鼻卓雄氏(読売新聞東京本社会長/読売巨人軍オーナー)
「人生には他人に強要されなくても自分で見つけねばならないことがあると教えている名作。」
庄司陽子氏(漫画家)
「わしとはなんなのでしょう?」
竹内敏晴氏 (演出家)
「教育やまちづくりに取り組むひとにはぜひ読んでほしい一冊だ。」
鷲田清一氏(哲学者)
本書が刊行されるまでには、長いドラマがあるのです。
『わしといたずらキルディーン』ができるまで
金澤一郎(宮内庁皇室医務主管・日本学術会議会長)