ディケンズ、フォースター、オースティン

いまに生きるイギリス小説

  • 藤田永祐/2008年8月
  • 2200円(本体)/四六判・上製・268頁
  • 装丁:矢萩多聞/装画:たけなみゆうこ

いまなお読まれつづける名作『デイヴィッド・コパフィールド』『インドへの道』『高慢と偏見』……。ドストエフスキーや漱石にも論及しながら、古典性と現代性をあわせもつイギリス小説を味読する。
日本人の感性とメンタリティが活きる考察。
日本図書館協会選定図書
(ISBN 9784861101540)

目次|indexs

第1章『二都物語』―豊穣なディケンズ的世界
第2章『デイヴィッド・コパフィールド』―活き活きと個性的な人々
第3章『荒涼館』のエスタ・サマソン再評価―淑やかさに包んだ情熱
第4章『インドへの道』―西欧的心性とインド
第5章『高慢と偏見』―完璧に均衡のとれた風俗喜劇
第6章『説得』―写実性と静かなロマンスと

著者|author

藤田永祐(ふじた・えいすけ)
1938年生まれ。東京大学文学部英文科卒業後,同大学大学院英語英文学修士課程修了。現在,獨協大学外国語学部教授。訳書に,I・ワット『小説の勃興』(南雲堂,1999年),ノーマン・F・キャンター『聖なるきずな―ユダヤ人の歴史』(法政大学出版局,2005年)など。論文に,「『虚栄の市』―比較論的考察」,「『エマ』―鑑賞と考察」,「『大きな遺産』の世界―その象徴的・具象的手法の考察」,「シェイクスピアの開いた心性について」その他多数。

 

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