ブラジルの都市問題

貧困と格差を越えて

  • 住田育法監修/萩原八郎・田所清克・山崎圭一編/2009年2月
  • 3619円(本体)/四六判・上製・342頁
  • 装丁:矢萩多聞

BRICsの一員として著しい経済発展をとげながらも、いまなお貧困にあえぐ多くの人々がいる国、ブラジル。サンパウロやリオデジャネイロなどの巨大都市がかかえる諸問題に、歴史学・地理学・社会学・経済学・人類学など多様な角度からアプローチ。
(ISBN 9784861101731)

目次|indexs

第1部 歴史編
第1章 一九世紀および二〇世紀のブラジルにおける都市化
第2章 ブラジルの都市形成と土地占有の歴史―旧都リオデジャネイロを中心として
第3章 ある一都市の考古学―ブラジリアと衛星都市
第2部 現代編Ⅰ
第4章 〝昼間の断水、夜間の停電〟―リオデジャネイロ都市部における過去二〇年のインフラ整備の進展
第5章 ブラジリアにおける二つの不法問題
第6章 ブラジリア連邦区とリオデジャネイロ市の住宅政策―都市住環境開発と公共政策
第7章 サンパウロの都市問題に対する州と市の役割分担
第8章 多文化都市サンパウロにおける「日本文化」表象の形成―東洋街における新伝統行事を中心に
第3部 現代編Ⅱ
第9章 ブラジルに観る貧困の逆説―飢餓と貧困の新政治地理学
第10章 ブラジルの都市自治の新手法―「参加型予算」の動向と課題
第11章 より良い社会を構築するための戦略―ブラジルの土地なし農村労働者運動の教訓
第12章 ムニシピオ・グァタパラとともに生きて

監修者|supervisor

住田育法(すみだ・いくのり)
京都外国語大学教授

編者|editors

萩原八郎(はぎわら・はちろう)
四国大学教授
田所清克(たどころ・きよかつ)
京都外国語大学教授
山崎圭一(やまざき・けいいち)
横浜国立大学教授

 

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