先生、いのちのことを教えて
引き揚げから養護教諭へ
- 引地ユリ/2011年4月
- 952円(本体)/四六判上製・272頁
- 装丁:毛利一枝
養護教諭33年間の根底を支えたもの。子どもたちの声にならぬ声を聞きとどけ、多大な反響を巻き起こしたユニークな教育の原点はここにあった! 性教育の根底を支えた壮絶な半生を初めて明かす。
(ISBN 9784861102691)
目次|indexs
第一部
敗戦/機銃掃射/生きることは食べること/イワン先生/舌を噛み切って死ね/小指を切り落とす/命びろい/お粗末な医療/ダモイ
第二部
死んだ子供の顔を描く/生きる目的/この責任は誰にある?/子宮が壊れる/月給二一〇〇円/勉強する人間/新記録/看護婦国家試験/勘/岐路/おとなしそうな男/保健委員は頭がよくなる/いのちの性教育/勤勉、正直、感謝/脳は二〇年かけてつくられる
著者|author
引地ユリ(ひきち・ゆり)
子どもの心と性のアドバイザー。横浜市立保土ヶ谷中学校、横浜市立西谷中学校、横浜市立いずみ野中学校にて33年間、養護教諭を勤めた。その指導法は、父母や教師から熱烈な支持を受け、退職後の現在も年に100回以上の講演で全国各地を飛び回っている。