横浜の時を旅する

ホテルニューグランドの魔法

  • 山崎洋子/2011年12月
  • 1600円(本体)/四六判上製280頁
  • 装丁:矢萩多聞

関東大震災からの復興を期して建てられ、マッカーサー、チャップリン、裕次郎、大作家たちが泊まった一流ホテル。ここには、横浜と近代日本の歴史を知るヒントがたくさん隠されている。この街を愛するミステリー作家が、その魅力と楽しみ方を余すところなく教えます。優雅でちょっと知的な横浜ぶらり旅へのいざない!
(ISBN 9784861102967)

五刷出来!!!

目次|contents

プロローグ 時の扉を開けて
開港横濱の大パノラマ
日本の職人技・横浜家具
関東大震災復興のシンボル
横浜の洋食店に根付くサリー・ワイルの心
ミスター・シェイクハンドが迎えたマッカーサー
明治の世界一周旅行―野村みち
犬を連れたロシア婦人
大仏次郎の部屋と二人の「おはな」
日本の命運を賭けたニューグランドの一夜
不思議な形―横浜中華街
文豪たちを魅了した元町
ホテル・レストランの楽しみ方―宇佐神茂ホテルニューグランド総料理長に聞く
中庭の美味―イル・ジャルディーノ
ベテラン・バーテンダーは水先案内人
日本は絹の国だった
アフタヌーンティーと横浜のお茶場
氷川丸の数奇な年月
インド水塔が山下公園にあるわけ
やっぱりジャズでしょ、横浜は
秘密のハッピー・スポット
ホテル・スタッフの打明け話
あとがき

著者|author

山崎洋子(やまざき・ようこ)
1986年、第32回江戸川乱歩賞を「花園の迷宮」で受賞。小説家としてデビュー。横浜を舞台にした著作が多い。 舞台の脚本・演出も手掛ける。2010年、地域放送文化賞(NHK主催)受賞。近著に、『横濱 唐人お吉異聞』(講談社2011)、『誰にでも、言えなかったことがある』(清流出版2014)。

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