リハビリテーションの哲学あるいは哲学のリハビリテーション

  • 稲垣諭/2012年2月
  • 2381円(本体)/四六判上製350頁
  • 装丁:矢萩多聞

病を生きる患者の体験に接近するために哲学的思考を導入する。そのとき、人間の経験の未知の領野がたちあらわれる。臨床と現象学を結ぶ新しいスタイルの哲学書!
(ISBN 9784861103032)

重版出来!

目次|indexs

序 なぜリハビリテーションと哲学なのか?
Ⅰ リハビリテーションの哲学
・リハビリテーションに必要な哲学
・リハビリテーションはどのような科学か?
・『治療―探究プログラム』設定に向けて
・『治療―探究プログラム』の運用―認知神経リハビリテーションの指標
・経験の哲学―セラピストのための現象学
Ⅱ 哲学のリハビリテーション
・哲学的探究プログラムの立ち上げ
・探究プログラムの実行―人間身体の行為メカニズム
・気づけなさの病理
終わりに

著者|author

稲垣諭(いながき・さとし)
東洋大学文学部助教。
専門は、現象学、環境哲学、リハビリテーションの科学哲学。
著書に『衝動の現象学―フッサール現象学における感情および衝動の位置づけ』(知泉書館、2007)、『エコ・フィロソフィ入門―サステイナブルな知と行為の創出』(共著、ノンブル社、2010)、荒川修作、マドリン・ギンズ『死ぬのは法律違反です』(共訳、春秋社、2007)、B・ヴァルデンフェルス『経験の裂け目』(共訳、知泉書館、2009)など。

 

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