誰が差別をつくるのか

エチオピアに生きるカファとマンジョの関係誌

  • 吉田早悠里 /2014年3月
  • 4900円(本体)/A5判上製416頁
  • 装丁:後藤葉子

差別はいかにしてつくられ、広がってゆくのか。
コーヒー豆で有名なエチオピアで、かつて農耕民と狩猟民として共存していたカファとマンジョ。
「差異」と「忌避」は、なぜ「差別」・「被差別」の関係にすり替わってしまったのか?
アフリカの一地方を超えて、「差別」とは何か、「人権」とは何かを問いかける。
(ISBN 9784861104022)

目次より│indexs

第1章 序
第2章 カファ地方
第3章 歴史に見るカファとマンジョ
第4章 マンジョの生活
第5章 生活のなかの忌避
第6章 自己像を見つめ直す
第7章 権利保障を求めて
第8章 葛藤の果てに
第9章 忌避から「差別」へ
第10章 結 現代、そして未来にむけて

著者│author

吉田早悠里(よしだ・さゆり)
1982年生まれ。2011年名古屋大学大学院博士課程満期退学。名古屋大学高等研究院特任助教。博士(文学)。専攻は文化人類学。
著作に『せめぎあう宗教と国家―エチオピア 神々の相克と共生』(風響社、2014、共著)があり、本作は初の単著。

 

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