フランス語時制論

発話行為のテクスト言語学

  • 西村淳子(著)/2015年3月
  • 3700円(本体)/A5判上製・282頁
  • 装丁:根本眞一(クリエイティブ・コンセプト)

物語における時制の価値を膨大なデータから検証。
小説、絵本などの物語において、フランス語動詞の時制がどのように作用するかを、実際のテクストにおける語り手や人物の会話から分析。
モーパッサンの短編やシャンソンなどを例にあげる。
(ISBN 9784861104473)

 

目次より|table des matières

第1章 時制研究とテクスト研究の接点
第1節 理論的出発点
第2節 本書の構成
第2章 発話態度―説明時制と語り時制
第1節 テクストの全体構成
第2節 説明時制と語り時制の局所的交替
第3章 時制分析法―テクストの時制分布と連関の形
第4章 時制と指示表現の親和性
第1節 直示的時制、照応的時制、絶対的時制
第2節 モーパッサン「盲人」における時制と指示表現の親和性
第5章 テクストの基本構成―絵本分析
付録 練習問題『シャンゼリゼ』の時制構成

著者|auteur

西村淳子(にしむら・じゅんこ)
武蔵大学人文学部ヨーロッパ文化学科教授。言語博士(パリ第五大学)。
専門は一般言語学、フランス語学、多言語多文化教育。
共著に『多言語多文化学習のすすめ』、『ヨーロッパ学入門』(ともに朝日出版社)、『フランス語とはどういう言語か』(駿河台出版社)などがある。

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