途上と目的地

スペイン・サンティアゴ徒歩巡礼路 旅の民族誌

  • 土井清美(著)/2015年8月
  • 4000円(本体)四六判上製・340 頁+カラースナップショット4頁
  • 装丁:矢萩多聞

何を求め人は巡礼路を歩くのか?
歩くことと、それによってもたらされる周囲の諸物との物質的・感覚的な相互作用を、
長期かつ長距離にわたる緻密なフィールドワークによって生き生きと描きだす。
目的地にいたるまでの経験そのものに焦点をあてる、あらたな人類学の試み。
(ISBN 9784861104664)

 

目次|indexes

序章 理論的背景
第1章 サンティアゴ巡礼概要
第2章 巡礼者の一日
第3章 途上と目的地―苦痛と快
第4章 ウォークスケープ
第5章 遠近感とリズム
第6章 ホーム
終章 結論にかえて

著者|author

土井清美(どい・きよみ)
1976年、東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業。株式会社日本交通公社勤務を経て、サセックス大学大学院修士課程修了、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。博士(学術)。現在、青山学院女子短期大学ほか兼任講師。共著に『聖地巡礼ツーリズム』(2012年、弘文堂)、主な論文にOnto emerging ground: Anticlimactic movement on the Camino de Santiago de Compostela(2011年、TOURISM – An International Interdisciplinary Journal)など。

 

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