T・S・エリオットの詩を解読する

  • 滝沢 博(著)/2015年12月
  • 2200円(本体)・四六判並製・172頁
  • 装丁:桂川潤

没後50年、エリオット作品を独自の観点から再考する
重層的な表現にこめられた精巧な仕掛けを“暗号”のように解読。
様々な角度から妥当性の高い読みを選び出す作業によって、新しいエリオット像が浮かびあがる。
(ISBN 9784861104763)

 

目次|indexes

第一部 解読の核心
第一章 Bliss stirred in B. Russell’s―「ゲロンチョン」
第二章 ナウシカはどこにいる―「直立するスウィーニー」
第二部 反ユダヤ主義と反金融資本主義
第三章 「ブライスタインの流儀」とは何か―「ベデカーを持ったバーバンク:葉巻を咥えたブライスタイン」
第四章 第二連の謎―「料理用卵」第三部 二つのスウィーニー詩
第五章 頭文字s とp の意味するもの―「エリオット氏の日曜朝のお勤め」
第六章 重層的な場面―「ナイチンゲールに囲まれたスウィーニー」
おわりに― 作者の意図を読む
あとがき

 

著者|author

滝沢博(たきざわ・ひろし)
1961 年生まれ。千葉県出身。中央大学文学部卒。高岡法科大学教授。日本T・S・エリオット協会会員。論文に「労働党政権誕生とT・S・エリオット」「T・S・エリオットと優生学」「なぜエリオットはローマ・カトリックにならなかったのか」など。

 

 

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