真正の学び/学力

質の高い知をめぐる学校再建

  • フレッド・M・ニューマン(著)、渡部竜也、堀田諭(訳)/2017年2月
  • 6200円(本体)/A5判上製506頁
  • 装丁:長田年伸

社会科教育の第一人者による「学力」研究論、待望の初訳!
1980年代以降の米国教育界の「学校再建」運動をもとに多彩な事例から学びと教授法のスタンダードを定め、学校教育の質の向上を図る。
草原和博氏(広島大学教授)と桑原敏典氏(岡山大学教授)による特別寄稿も併録。
(ISBN 9784861105258)

目次|contents

まえがき
導入――学校再建研究
第1部 真正の学び
第1章 真正の学びと教授法のためのスタンダード
第2章 真正の教授法は子どもたちの学びを高めるのか
第2部 学校再建のポートレイト
第3章 キャリーン小学校とラマー小学校
第4章 レッドレイク・ミドルスクールとオカナゴン・ミドルスクール
第5章 シボラ高校とアイランド高校
第3部 学校再建成功のための土台
第6章 質の高い知
第7章 学校規模の専門職共同体
第4部 学校文化と学校の構造との相互作用
第8章 子どもたちの学びへのサポート
第9章 衡平(イクイティ)への筋道
第10章 参加型意思決定
第11章 外部機関からのサポート
結論 真正の学びのための学校再建
参考文献
付録A:学校再建研究(SRS)のデザイン
付録B:各学校の特徴
補足論文:社会科授業における高次な思考――教室(授業)における思慮深さ(thoughtfulness)の評価のための理論的根拠
訳者解説
特別寄稿①:『真正の学び/学力――質の高い知をめぐる学校再建』の方法論的検討(草原和博)
特別寄稿②:学校を「真正の」主権者育成の場とするために――F・ニューマンの『真正の学び/学力』が示唆するもの(桑原敏典)

著者|author

フレッド・M・ニューマン (Fred M. Newmann)
元ウィスコンシン・マディソン大学教授。専門はカリキュラム及び授業論。学校改革の調査や教師教育の研究に長年携わる。

訳者|translators

渡部竜也(わたなべ・たつや)
1976年生。東京学芸大学教育学部准教授。博士(教育学)。訳書に『世界初 市民性教育の国家規模カリキュラム――20世紀初期アメリカNEA社会科委員会報告書の事例から』(編訳、春風社、2016年)『コモン・グッドのための歴史教育――社会文化的アプローチ』(キース・C・バートン他著、共訳、春風社、2015年)など。

堀田諭(ほりた・さとる)
1982年生。国立教育政策研究所初等中等研究部研究補助者。東京成徳大学子ども学部非常勤講師。

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