キルケゴールの実存解釈

自己と他者

  • 河上正秀(著)/2018年5月
  • 3500円(本体)/A5判上製264頁
  • 装丁:松田晴夫(クリエイティブ・コンセプト)

キルケゴールはいかに受容されてきたのか。
レヴィナス、デリダ、ウィトゲンシュタイン、田辺元らによる解釈の歴史をたどり、
その思想史的意義を明らかにする。
(ISBN 9784861105975)

目次|contents

序に代えて われわれはキルケゴールから何を学ぶか
第Ⅰ部 主体と他者
第1章 自己と他者―実存の思想から他者の思想へ
第2章 実存から他者へ―レヴィナス、デリダの読解
第3章 実存論的主体の他者論的転回―K・レーヴィット
第4章 非同一の主体性
第Ⅱ部 受容と解釈
第1章 ウィトゲンシュタインのまなざし
第2章 解釈と生―田辺元の「実存」受容の一断面
第3章 実存と倫理
第4章 『現代の批判』とわれわれの「現代」
補遺その1 沈黙と言語
補遺その2 仮名と著作―沈黙の語り出すもの
あとがき

著者| author

河上正秀(かわかみ・しょうしゅう)
1943年生。東京教育大学大学院研究科博士課程修了。博士(文学)
筑波大学名誉教授、元放送大学客員教員(東京文京学習センター所属)
著書:『ドイツにおけるキルケゴール思想の受容―二〇世紀初頭の批判哲学と実存哲学』(創文社、1999年)、『行為と意味―技術時代の人間像』(未知谷、1993年)、『他者性の時代・モダニズムの彼方へ』(世界思想社、編著、2005年)ほか。

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