難民支援

ドイツメディアが伝えたこと

  • 松原好次、内藤裕子(著)/2018年8月
  • 2700円(本体)/A5判並製306頁
  • 装丁:難波園子

異質の者を排除せず、ありのままの存在として認めること。
2015年以降のドイツにおける難民受け入れの実情と変遷を、現地の新聞やブログをもとに紹介・解説。難民支援に対し否定的・消極的な見方が広まるなか、一市民に何ができるのかを問う。
ベルリン在住の日本人ボランティアによるルポも併録。
(ISBN 9784861106071)

目次|contents

第Ⅰ部 多様な支援の輪
第1章 難民が生き残るうえでの支援
第2章 難民が人間らしく生きるうえでの支援
第3章 難民が将来に希望をつなぐうえでの支援
■コラム① ベルリンの難民支援ボランティア
第Ⅱ部 暗中模索の難民・移民対応
第1章 過去の清算と基本法の成立
第2章 ガストアルバイター受け入れの苦い経験
第3章 多文化共生と自民族優先の狭間で揺れる言語政策
■コラム② ラマダン明けの食事光景
第Ⅲ部 未来に向けての設計図
第1章 理念の堅持か、現実との妥協か
第2章 「支援と要請」の枠組み
第3章 成熟した市民社会をめざして
■コラム③ 統合を模索するベルリン

著者| authors

松原好次(まつばら・こうじ) 
元電気通信大学教授。専門は言語社会学。
著書に、『Indigenous Languages Revitalized?』(春風社、2000年)、『大地にしがみつけ』(訳、春風社、2002年)、『ハワイ研究への招待』(共編、関西学院大学出版会、2004年)、『消滅の危機に瀕したハワイ語の復権をめざして』(編著、明石書店、2010年)、『言語と貧困』(共編、明石書店、2012年)、『英語と開発―グローバル化時代の言語政策と教育』(監訳、春風社、2015年)などがある。

内藤裕子(ないとう・ゆうこ) 
ベルリン在住翻訳者。ベルリンで難民支援ボランティアに参加した経験、所感を執筆。

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