アートとコミュニティ

横浜・黄金町の実践から

  • 山野真悟・鈴木伸治(著)/2021年8月
  • 3000円(本体)/A5判並製234頁
  • 装丁:長田年伸

横浜の創造都市政策や福岡のミュージアム・シティ・プロジェクト、そして横浜・黄金町での実践を、関係者へのインタビュー座談会、シンポジウムの記録を交えつつ回顧。文化政策と都市政策の視点からアートとコミュニティの関係を展望する。

(ISBN 9784861107528)

目次|contents

1章 創造都市のはじまり―都市デザインと文化政策
2章 過去をトレースする―ミュージアム・シティ・プロジェクトから黄金町へ
3章 黄金町―コミュニティへのアプローチ
4章 成長するまちの課題と未来

著者|authors

山野真悟(やまの・しんご)
1950年福岡県生まれ。1971年美学校加納光於銅版画工房修了。1970年代より福岡を拠点に美術作家として活動。1978年よりIAF芸術研究室を主宰、研究会・展覧会企画等をおこなう。1990年ミュージアム・シティ・プロジェクト事務局長に就任。これを契機に美術作家からディレクターに転身した。1990年より隔年で街を使った美術展「ミュージアム・シティ・天神」をプロデュース。その他にも「まちとアート」をテーマに、プロジェクトの企画、ワークショップ等を多数てがけた。1991年「中国前衛美術家展[非常口]をプロデュース。2005年「横浜トリエンナーレ2005」でキュレーターに就任。2008年より活動拠点を横浜に移し、「黄金町バザール」ディレクターに就任。以後黄金町バザールは毎年開催。2009年黄金町エリアマネジメントセンター事務局長に就任、現在に至る。著書に『福岡のまちに出たアートの10年 ミュージアム・シティ・プロジェクト1990-200x』(2003年、黒田雷児、宮本初音と共著)がある。
鈴木伸治(すずき・のぶはる)
1968年大阪生まれ。京都大学工学部建築学科卒業。東京大学大学院を修了後、東京大学助手、関東学院大学工学部助教授、横浜市立大学准教授を経て、2013年より現職。専門は都市計画・都市デザイン・歴史的環境保全。黄金町では2007年よりまちづくりに取り組み、現在NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター副理事長。著作に『都市の遺産とまちづくり アジア大都市の歴史保全』(編著、春風社、2017年)『今、田村明を読む』(編著、春風社、2016年)『創造性が都市を変える』(編著、学芸出版社、2010年)『都市の風景計画』(共著、学芸出版社、2003年)など。

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