石敢當の比較研究

中国・沖縄・鹿児島・奄美

  • 蒋明超(著)/2022年7月
  • 4200円(本体)/A5判上製330頁
  • 装丁:中本那由子

沖縄・鹿児島を中心に日本各地に分布する魔除けの石、石敢當。資料・実物調査を基に、中国からの伝播の経緯や現在の状況を探究する。
(ISBN 9784861107535)

目次|contents

序章 石敢當の比較研究を行う必要性
第1章 「石敢當」誕生推論
第2章 石敢當と泰山石敢當の異同―中国山東省泰安市岱岳区西南望村における石敢當調査の問題解明
第3章 中国北方と南方における石敢當の比較研究―山東省と福建省を例に
第4章 日本における泰山石敢當の受容
第5章 「閩人三十六姓」と琉球の石敢當受容
第6章 物から見る琉球(沖縄)の石敢當受容
第7章 薩摩の石敢當の中国伝来の可能性―倭寇や唐人町を中心に
第8章 物から見る旧薩摩領の石敢當受容
第9章 奄美諸島の石敢當受容―喜界島・奄美大島・徳之島を中心として
終章 結論と今後の課題

著者|author

蒋明超(ショウ・メイチョウ)
1987年生まれ、中国山東省出身。
2021年3月に神奈川大学大学院歴史民俗資料学専攻の博士学位を取得。
現在は中国の泰山学院泰山研究院に勤めている。

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