『ジャコモ・レオパルディ』の書評が『日伊文化研究』に掲載されました

『日伊文化研究』第61号(日伊協会編/2023年3月)に、古田耕史著『ジャコモ・レオパルディーロマン主義的自然観と〈無限〉の詩学』の書評が掲載されました。評者は霜田洋祐先生(大阪大学)です。「レオパルディは、偉大な詩人は同時に偉大な哲学者でありえ、両者が一つの作品の中で共存しうると考えた。しかもそれは、論述的散文に詩情が現れるといった話ではなく、抒情詩において実現されるというのである。今日の研究は、そうしたレオパルディの意図を真摯に受け止め、詩作と思索の不可分で相補う関係を重視するようになっており、古田氏の研究もその流れに属している」