アフリカにおけるジェンダーと開発

女性の収入向上支援と世帯内意思決定

  • 甲斐田きよみ(著)/2020年9月
  • 4300円(本体)/A5判上製304頁
  • 装丁:矢萩多聞

開発支援が対象とする「世帯」とは何か?いかにして女性のエンパワーメントを促すのか?
JICAの派遣専門家として、ナイジェリア北部イスラーム圏の伝統を実践するハウサ社会で活動した筆者が、ジェンダー役割が不均衡な世帯における意思決定の諸相を分析し、開発援助の可能性を考察する。

(ISBN 9784861107009)

目次|contents

はじめに
序論
第1章 女性対象の収入向上活動は効果があるのか?
第2章 世帯内意思決定をめぐる研究動向
第3章 ナイジェリア北部における調査の概要
第4章 女性が収入を得ると、世帯内意思決定力は向上するのか?
第5章 世帯内では何をめぐって意思決定が行われるのか?
第6章 どのような女性が世帯内で意思決定に関わりやすいのか?
結論
おわりに

著者|author

甲斐田きよみ(かいだ・きよみ)
文京学院大学外国語学部 准教授。専門:ジェンダーと開発。
主要業績:『はじめてのジェンダーと開発―現場の実体験から』(共編著、2017、新水社)、”What encourages households to adopt rice as a new crop? Understanding gender roles and perceptions in households in northern Namibia” Development in Practice VOL.27, NO.7(共著、2017、Routledge)、「母系社会における世帯内役割の変容とジェンダー規範への影響―タイ 東北部を事例として」『比較文化研究』第136号(2019、日本比較文化学会)

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