外国人住民が団地に住み続ける意味―神奈川県X団地のビフォア/アフターコロナ

外国人住民が団地に住み続ける意味

神奈川県X団地のビフォア/アフターコロナ

  • 坪谷美欧子(著)/2024年3月
  • 3000円(本体)/A5判並製228頁
  • 装丁・レイアウト:矢萩多聞

外国人住民がなぜX団地を選ぶのか、住み続けることを選ぶのか。外国人住民へのアンケート調査および、外国人住民、自治会、支援団体へのインタビュー調査にもとづき、来日の経緯、日本での生活実態、地域社会への参画生活、母国とのつながり、子どもの教育、コロナ禍での生活などの項目に分け、詳細な分析を行う。【横浜市立大学新叢書15】
(ISBN 9784861109621)

目次|contents

はしがき
第1章 団地と外国人住民
第2章 団地における外国人住民の生活実態と編入―アンケート調査から
第3章 地域社会と外国人住民のつながり―自治会参加と教育の視点から
第4章 団地に住み続ける外国人住民―ライフストーリー分析から
第5章 コロナ禍における外国人住民と共助
第6章 多様性を受け入れる団地とは―定住とトランスナショナルなつながりが共存する可能性と課題
あとがきと謝辞
引用文献
資料1 アンケート調査票
資料2 インタビュー調査プログラム

著者|author

坪谷美欧子(つぼや・みおこ)
横浜市立大学国際教養学部 都市社会文化研究科 教授。博士(社会学)。
2001年3月、立教大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。専門:社会学、移民研究。
おもな著書:『「永続的ソジョナー」中国人のアイデンティティ―中国からの日本留学にみる国際移民システム』(有信堂高文社、2008)、『人権と多文化共生の高校―外国につながる生徒たちと鶴見総合高校の実践』(共編著、明石書店、2013)、『学校通訳学習テキスト―公立高校・特別支援学校編』(監修、松柏社、2021)。

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日本の東アジア投資100年史【横浜市立大学新叢書14】

日本の東アジア投資100年史

  • 金子文夫(著)/2022年3月
  • 3000円(本体)/A5判並製296頁
  • 装丁:矢萩多聞

1910年代から2010年代に至る日本の東アジアへの投資活動を考察し、100年間の日本-東アジア経済関係の変遷を描き出す。【横浜市立大学新叢書14】
◆横浜市立大学新叢書「発刊の辞
(ISBN 9784861108044)

目次|contents

序章 課題と視角

第1節 課題
第2節 先行研究
第3節 視角
第4節 構成

第Ⅰ部 戦前期
第1章 第一次大戦期の対外拡張―1910~1924年
第1節 大陸政策の展開
第2節 対外投資の増大
第3節 帝国圏貿易の構造

第2章 満州事変と円ブロックの形成―1925~1936年
第1節 満州事変から華北進出へ
第2節 帝国圏投資の拡大
第3節 円ブロック貿易の進展

第3章 「大東亜共栄圏」の形成と展開―1937~1945年
第1節 戦時開発政策の展開過程
第2節 「大東亜共栄圏」投資の膨脹
第3節 「大東亜共栄圏」の貿易構造

第Ⅱ部 戦後期
第4章 高度成長期の東アジア進出―1950~1973年
第1節 アジア再進出政策の形成と展開
第2節 対外投資の増大
第3節 アジア貿易の発展

第5章 経済大国期の東アジア経済圏形成―1974~1990年
第1節 対外経済政策の展開
第2節 対外投資大国への道
第3節 貿易大国化とアジア

第6章 低成長期の東アジア経済圏再編―1991~2019年
第1節 東アジア経済政策の展開
第2節 対外投資の新展開
第3節 東アジア貿易圏の再編

終章 総括と展望
第1節 対外投資の俯瞰的・数量的把握
第2節 国家資本システム
第3節 東アジアのなかの日本
第4節 展望

参考文献
あとがき
索引

著者|author

金子 文夫(かねこ・ふみお)
横浜市立大学名誉教授
専攻:国際経済史
主な著作に『近代日本における対満州投資の研究』(近藤出版社、1991年)、『トヨタ・イン・フィリピン』(共著、社会評論社、2008年)、『韓国経済発展の始動』(共編著、日本経済評論社、2018年)など。

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アウシュヴィッツへの道―ホロコーストはなぜ、いつから、どこで、どのように【横浜市立大学新叢書13】

アウシュヴィッツへの道

ホロコーストはなぜ、いつから、どこで、どのように

  • 永岑三千輝(著)/2022年3月
  • 2500円(本体)/四六判並製308頁
  • 装丁:矢萩多聞

第三帝国のユダヤ人迫害から大量殺戮に至る過程を、最近の総合的史料集に依拠して再検証を行う。ホロコースト研究における重要書。
【横浜市立大学新叢書13】
◆横浜市立大学新叢書「発刊の辞
(ISBN 9784861108051)

目次|contents

序章  第三帝国のユダヤ人迫害・大量殺戮をいかにとらえるべきか
第1章 「合法的革命」とユダヤ人差別の段階的進展 1933~1937年
第2章 「大ドイツ帝国」建設とユダヤ人迫害・強制移送 1938年
第3章 保護領創設とユダヤ人迫害・強制移送 1938~1939年
第4章 ポーランド侵攻・占領とユダヤ人迫害 1939年9月〜1941年6月
第5章 ソ連征服政策とユダヤ人大量射殺拡大過程―占領初期1941年6月〜9月を中心に
第6章 “ユダヤ人問題の最終解決”―世界大戦・総力戦とラインハルト作戦
結び―ポストコロニアルの忘却の大河に抗して

著者|author

永岑三千輝(みねなが・みちてる)
1946年生まれ。1968年3月横浜国立大学経済学部卒。1974年3月東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。1973年4月〜96年3月、立正大学経済学部助手、専任講師、助教授、教授、この間、75年8月〜77年9月ドイツ留学(立正大学在外研究、ボーフム大学・ドイツ学術交流会DAAD)、85年4月〜86年3月ミュンヘン大学社会経済史研究所(立正大学在外研究)。1995年10月東京大学博士(経済学):学位論文『ドイツ第三帝国のソ連占領政策と民衆 1941-1942』(同文舘、1994)。1996年4月横浜市立大学商学部・大学院経済学研究科教授、2011年3月定年退職、横浜市立大学名誉教授。11年10月より大学院都市社会研究科客員教授。
主な著書:上記学位論文のほか、『独ソ戦とホロコースト』(日本経済評論社、2001)、『ホロコーストの力学―独ソ戦・世界大戦・総力戦の弁証法』(青木書店、2003)。

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Y専の歴史―横浜市立大学の源流【横浜市立大学新叢書12】

Y専の歴史

横浜市立大学の源流

  • 齊藤毅憲(著)/2021年1月
  • 2500円(本体)/A5判並製168頁
  • 装丁:矢萩多聞

明治期に創立し、戦時の苦難を経て、現在の横浜市立大学と横浜の高等教育の礎を築いたY専=横浜市立横浜商業専門学校の変遷をひもとく。【横浜市立大学新叢書12】
(ISBN 9784861107160)

◆横浜市立大学新叢書「発刊の辞

目次|contents

はしがき
1.少ないY専史研究
2.Y専創立までの主な経過
3.高等教育化への動きとY専のポジション
4.創立期におけるY専
5.Y専の充実と専任校長・前田幸太郎
6.「アメリカ研究」で成果をあげたY専
7.戦時に向かうなかでのY専
8.「学問の自由」への圧力と一部教員の検挙
9.『横浜商業専門学校一覧』にみる当時のY専
10.存続の危機にあったY専
11.戦争前半期のY専
12.戦争後半期のY専
13.『望雲』にみる「思い出の教師たち」
14.一九四五年の第十七回卒業式
15.終戦直後のY専
16.Y校校長・山田瑛の見た教師たちの回想
17.『望雲』における当時の教師生活
18.『Y専の沿革と回顧』におけるY専の再生
19.Y専は輝いていた!
20.私が出会った「Y専パーソン」
あとがき
Y専(横浜市立横浜商業専門学校)の主要沿革年表
主要参考資料

著者|author

齊藤毅憲(さいとう・たけのり)
1942年生まれ。横浜市立大学名誉教授。商学博士。専門は経営学・経営教育論。横浜市立大学商学部長、同大学院経済学研究科・経営学研究科長、全国ビジネス系大学教育会議会長、神奈川県人事委員会委員長ほかを歴任。現在、全国ビジネス系大学教育会議理事。主な著書に『現代日本の大学と経営学教育』(成文堂、1981年)、『上野陽一 ――人と業績』(産業能率大学、1983年、日本経営協会「経営科学文献賞」受賞)、『経営学を楽しく学ぶ』(編著、中央経済社、1990年、4刷2020年) ほか、経営学関係の著書多数。

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イエス運動・マルコ・哲学【横浜市立大学新叢書11】

イエス運動・マルコ・哲学

  • 三上真司(著)/2020年2月
  • 3535円(本体)/四六判並製352頁
  • 装丁:矢萩多聞

墓、憎悪、迫害、犬の哲学、転倒、ユダヤ人の王、嘲りの即位式、十字架の玉座といった異質な概念から「イエス運動」の本質に迫る。
(ISBN 9784861106798)
【横浜市立大学新叢書11】
◆横浜市立大学新叢書「発刊の辞

目次|contents

はじめに――墓の宗教・犬の哲学・十字架の玉座

第一章 憎悪と転倒―出発点としての迫害
1.人類に対する憎悪
ネロの迫害までの動向
「人類憎悪の罪」
宗教ではなく迷信
2.マルコ福音書における迫害の経験
迫害される共同体
つまずく者たち―マルコ福音書の想定される聴き手について
戦闘性と赦し
3.迫害の始まりの状況
「語録資料」における迫害
憎悪と転倒―「敵を愛せ」の生活の座

第二章 転倒のエートス
1.放棄と信従
信従の始まり
イエス運動・キュニコス派・第四の哲学
転倒としての「哲学」
2.転倒行為としての悪魔祓い
転倒行為の原点としての悪魔祓い
秘匿と顕現―聴き手にのみ示されるキリスト論

第三章 転倒の書としてのマルコ福音書
1.福音と反-福音
2.受難物語における転倒
(付論)空の墓で

参考文献
あとがき

著者|author

三上真司(みかみ・しんじ)
1958年(昭和33)年生まれ。1988年東京大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程単位取得満期退学。現在、横浜市立大学国際総合科学部教授。
主な著書・翻訳書に『もの・言葉・思考―形而上学と論理』(東信堂2007)、『正典の再構築』(彩流社2004)、『喜怒哀楽―感情の人間学』(至文堂2002)、『現象学と形而上学』(法政大学出版局1994)、『ラカンと哲学』(産業図書1991)など。

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教育公務員特例法制定過程の研究―占領下における教員身分保障制度改革構想【横浜市立大学新叢書10】

教育公務員特例法制定過程の研究

占領下における教員身分保障制度改革構想

  • 高橋寛人(著)/2019年8月
  • 3000円(本体)/四六判並製242頁
  • 装丁:矢萩多聞

学問の自由はどのように保障されるのか?
教特法成立の全過程を、日米の史料に即して立案の経緯から検討し、教育の論理に基づく教員の身分保障制度を構築する重要性を問い直す。【横浜市立大学新叢書10】
(ISBN 9784861106507)

◆横浜市立大学新叢書「発刊の辞

目次|contents

はじめに
第1章 教育公務員特例法の制定経緯の概要
第2章 公務員と異なる教員の特則の立案
第3章 大学教員に関する特則の立案
第4章 教育公務員特例法案をめぐるCIEとGSおよびLSの対応
第5章 占領下の教員法案における教員審査制度構想
おわりに
あとがき
索引

著者|author

高橋寛人(たかはし・ひろと)
横浜市立大学国際教養学部教授。1957年東京都生まれ。東北大学教育学部卒、東北大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。博士(教育学)。主な著書に『戦後教育改革と指導主事制度』(風間書房、1995年)、『占領期教育指導者講習基本資料集成』全3巻(編集・解説、すずさわ書店、1999年)、『公設民営大学設立事情』(編著、東信堂、2004年)、『20世紀日本の公立大学――地域はなぜ大学を必要とするか』(日本図書センター、2009年)、『居場所づくりの原動力――子ども・若者と生きる、つくる、考える』(共編著、松籟社、2011年)、『危機に立つ教育委員会――教育の本質と公安委員会との比較から』(クロスカルチャー出版、2013年)。

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世界のミュージカル・日本のミュージカル【横浜市立大学新叢書9】

世界のミュージカル・日本のミュージカル

  • 岩崎徹・渡辺諒(編著)/2017年11月
  • 2500円(本体)/四六判並製298頁
  • 装丁・レイアウト:矢萩多聞

「元祖ミュージカル」のサヴォイ・オペラ、世界を席巻するフレンチ・ミュージカル、墺日で人気を博す『エリーザベト』、これら英・仏・独語圏のミュージカルと、
宝塚歌劇から2.5次元作品までの日本のミュージカル――海外と日本、双方の歴史を紐解く。
そのうえで、各国の作品の魅力、発展と変容の在り方を辿り、ミュージカルという芸能の今後の可能性と課題を考察する。全ミュージカルファン必携の一冊!
(ISBN 9784861105708)

◆横浜市立大学新叢書「発刊の辞

目次|contents

はじめに 渡辺 諒
第Ⅰ部 世界のミュージカル
第1章 英語圏のミュージカル ミュージカル誕生―サヴォイ・オペラ 岩崎 徹
ミニ歴史:英米のミュージカル
【コラム】パクろう、シェイクスピア(またはオムレットの味)/ブロードウェイでタイム・トラベル
第2章 仏語圏のミュージカル スペクタクル・ミュージカルの隆盛と変容 渡辺 諒
ミニ歴史:フランス・ミュージカル
【コラム】日本の独仏ミュージカル
第3章 独語圏のミュージカル ウィーン版『エリーザベト』の「死の舞踏」―ライトモチーフと演出の重層性 関根裕子
【コラム】ウィーンのミュージカル劇場事情
第Ⅱ部 日本のミュージカル
第4章 小林一三「国民劇」構想を読む 安冨 順
【コラム】今はなき胸像―久松一聲
第5章 宝塚「歌劇」の変遷と男役の変遷―歌劇、レビュー、そしてミュージカルへ 中本千晶
【コラム】タカラヅカ・娘役の変遷
第6章 日本のミュージカル受容―海外ミュージカル/オリジナル作品/2.5次元ミュージカル 渡辺 諒/下川晶子
【コラム】カブキ最新事情(渡辺)
おわりに 岩崎 徹
ミュージカル作品年表
参考文献
執筆者紹介

著者|authors

岩崎 徹(いわさき・とおる)
横浜市立大学准教授。主要論文に、「イギリス喜歌劇の幕開け:『培審裁判』」(『横浜市立大学論叢人文科学系列   61(3)』、2010)、「100年続いた歌劇団」(『竹村民郎著作集記念文集』三元社、2015)など。

渡辺 諒(わたなべ・りょう)
1952(昭和27)年生まれ。早稲田大学教授。主要著書に、『「エリザベート」読本―ウィーンから日本へ』(青弓社、2010)、『フランス・ミュージカルへの招待』(春風社、2012)など。

関根裕子(せきね・ゆうこ)
1960(昭和35)年生まれ。早稲田大学、明治大学等で非常勤講師。主要著書に、『ようこそヴィーンへ!』(白水社、2010)、翻訳書に『ヘルベルト・フォン・カラヤン 僕は奇跡なんかじゃなかった:その伝説と実像』(音楽之友社、2017)など。

安冨 順(やすとみ・じゅん)
1959(昭和34)年生まれ。白百合女子大学非常勤講師。主要論文に、「随想・革命家と国民作家―寒村・英治とハンケチ芝居(一)・(二)」(『歌舞伎 研究と批評46』雄山閣、2011、2012)、「都の治助―『けいせい鎌倉山』をめぐって」(『朱(53)』伏見稲荷大社、2010)など。

中本千晶(なかもと・ちあき)
1967(昭和42)年生まれ。フリージャーナリスト。主要著書に、『宝塚歌劇に誘う7つの扉』(東京堂出版、2016)、『鉄道会社がつくった「タカラヅカ」という奇跡』(ポプラ社、2107)など。

下川晶子(しもかわ・しょうこ)
1992(平成4)年生まれ。早稲田大学教育学部「舞台芸術入門」において「2.5次元ミュージカル」の授業を担当。

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資料を見て考える ホロコーストの歴史―ヴァンゼー会議とナチス・ドイツのユダヤ人絶滅政策【横浜市立大学新叢書8】

資料を見て考える ホロコーストの歴史

ヴァンゼー会議とナチス・ドイツのユダヤ人絶滅政策

  • ヴァンゼー会議記念館(編著)/山根徹也・清水雅大(訳)/2015年11月
  • 2000円(本体)/A5判並製・296頁
  • 装丁:矢萩多聞

1942年にハイドリヒ、ミュラー、アイヒマンらナチ党幹部によって開催されたヴァンゼー会議。
そこではユダヤ人問題の「最終的解決」=絶滅政策が協議された。
ヴァンゼー会議記念館が発行する常設展示図録を訳出。豊富な写真・資料からホロコーストの全貌を伝える。
(ISBN 9784861104619)
日本図書館協会選定図書

◆横浜市立大学新叢書「発刊の辞

目次|Inhaltsverzeichnis

1:はじめに―ある四人のホロコースト生存者の生涯
2:人種主義とユダヤ人敵視
3:ワイマール共和国における統合と反セム主義
4:1933年から1939年のドイツにおける人種主義政策とユダヤ人迫害
5:戦争と東部および南東部ヨーロッパでの民族虐殺
6:ドイツ占領下での人々の選択肢
7:ヨーロッパ・ユダヤ人の大量虐殺への道
8:会議に参加した諸官庁
9:ヴァンゼー会議
10:1945年以後の会議参加者と議事録コラム:ヴァンゼー会議会場となった邸宅と親衛隊保安部
11:強制移送
12:ゲットー
13:強制収容所・絶滅収容所
14:収容所における強制労働と死
15:現在に映る過去

訳者|Übersetzer

山根徹也(やまね・てつや)
横浜市立大学准教授。著書に『パンと民衆―19世紀プロイセンにおけるモラル・エコノミー』(山川出版社、2003年)、鴋澤歩編『ドイツ現代史探訪―社会・政治・経済』(共著、大阪大学出版会、2011年)、木村靖二ほか編『ドイツ史研究入門』(共著、山川出版社、2014年)など。

清水雅大(しみず・まさひろ)
横浜市立大学客員研究員。論文に「戦時期日本の対独文化事業政策方針」(『現代史研究』第58号、2012年)、「第二次大戦下の日独文化事業」(『世界史研究論叢』第3号、2013年)、翻訳にハルトムート・ケルブレ(永岑三千輝監訳)『冷戦と福祉国家―ヨーロッパ1945~89年』(共訳、日本経済評論社、2014年)がある。

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レリギオ―〈宗教〉の起源と変容【横浜市立大学新叢書6】

レリギオ

〈宗教〉の起源と変容

  • 三上真司(著)/2015年7月
  • 3000円(本体)/四六判並製390頁
  • 装丁:矢萩多聞

religioに隠された秘密とは?
「宗教」を意味するreligion の語源であるラテン語「レリギオ」religio は本来何を意味したのか。
聖書、アウグスティヌスから、ニーチェ、アレントらの議論までをたどり、その謎に迫る。
(ISBN 9784861104527)

◆横浜市立大学新叢書「発刊の辞

書評サイト「HONZ」で紹介されました

目次|contents

第1章 Religioの本来の意味と二つの極
第2章 Religioの原初の極―その起源と意義
第3章 家族「宗教」の消滅と一神教の生成
第4章 ディオニューソスあるいはreligioの分裂

著者|author

三上真司(みかみ・しんじ)
1958 年(昭和33)年生まれ。横浜市立大学国際総合科学部教授。主な著書・翻訳書に『もの・言葉・思考―形而上学と論理』(東信堂2007)、『正典の再構築』(彩流社2004)など。

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日中間戦争と中国人文学者―郁達夫、柯霊、陸蠡らをめぐって【横浜市立大学新叢書5】

日中間戦争と中国人文学者

郁達夫、柯霊、陸蠡らをめぐって

  • 鈴木正夫/2014年7月
  • 3500円(本体)/四六判並製528頁
  • 装丁・レイアウト:矢萩多聞

日中戦争、太平洋戦争など十五年間の戦争に翻弄された中国人作家たちの生涯をたどる。
邦人文学者と交流を持ちながら、何者かに殺害された郁達夫(イクタップ)。憲兵隊に拘束された柯霊(カレイ)。いまだ行方不明のままの陸蠡(リクレイ)。対日戦時下、中国人の作家たちはいかに生きたのか? 著者による執念の調査が、命を賭した作家たちの気概を照らし出す。
(ISBN 9784861104114)

◆横浜市立大学新叢書「発刊の辞

目次|indexs

まえがき
第一部 郁達夫とその周辺の日中戦争
第一章 郁達夫と佐藤春夫―佐藤春夫の放送原稿「旧友に呼びかける」に即して
第二章 郁達夫被害に関する日中間の見解の相違について
第二部 日中戦争期上海における柯霊
第一章〝孤島〟上海の柯霊
第二章 抗日戦争期における柯霊の映画活動―上海の映画事情との関連で
第三章 淪陥期上海における柯霊の演劇活動と前期『万象』について
第四章 淪陥期上海における柯霊の『万象』の編集について
第五章 抗日戦勝利前後の柯霊―「獄中詩記」評釈、李健吾そして張愛玲
第三部 その他日中間戦争と中国人文学者
第一章 魯迅と日本人特務―そして上海内山書店
第二章 『麦と兵隊』と『生きている兵隊』の中国における反響に関する覚え書
第三章 陸蠡 人と作品―その記念のために
あとがき
初出一覧

著者|author

鈴木正夫(すずき・まさお)
横浜市立大学名誉教授。主に戦時中の中国人文学者について、フィールドワークをはじめとする研究を続けている。著書に『郁達夫 悲劇の時代作家』(研文出版)、『スマトラの郁達夫 太平洋戦争と中国作家』(東方書店)など。

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