イグルス村の鐘の音

イグルス村の鐘の音

  • 柴田頼子 著/2007年8月
  • 1429円(本体)/四六判並製・150頁

「柳揺れ睡蓮二つ薄日さす漫ろ歩きぬモネの庭園」。旅と音楽を愛する著者が、パリ市内から中国の高山まで世界31ヶ国の情景を軽やかに詠う。チェロ奏者ロストロポーヴィッチ氏との交流も。異国情緒あふれる歌集。
(ISBN 9784861101212)

目次|indexs

Ⅰ ボストン生活
Ⅱ イグルス村の生活
Ⅲ 旅
柴田頼子さんと私 みなみらんぼう

著者|author

柴田頼子(しばた・よりこ)
昭和一三(一九三八)年三月一五日、宮崎市に出生。
四歳から小学四年生まで福岡市に、小学五年生から短大(宮城学院女子短期大学保育科。現、宮城学院女子大学)卒業まで仙台に住む。ひこばえ幼稚園(杉並区)、宮城学院幼稚園、Y・W・C・A(仙台市)、みどり幼稚園(新潟市)の幼稚園教師を務める。一九六〇年、柴田昭と結婚。二男一女を儲ける。仙台市に一〇年、秋田市に六年(このあいだに、一年間ボストンとインスブルック郊外のイグルス村に住む)、新潟市に三〇年余り住む。現在、長男は松本、娘一家(孫二人)はボストン、次男は新潟に在住。
一九九五年から、趣味のトレッキング、旅行と共に歌をつくる。

 

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風に祈りを―リホール・バラドゥーリン詩集

風に祈りを

リホール・バラドゥーリン詩集

  • リホール・バラドゥーリン 著/越野剛 訳/2007年8月
  • 1500円(本体)/四六判並製・168頁

ノーベル文学賞候補のベラルーシ最高の詩人が人生・自然・愛をうたう。チェルノブイリ原発事故の被災地と被爆地長崎の架け橋として翻訳されました。「耳を澄ましてごらん。心が洗われるよ」(推薦・鎌田實)
(ISBN 9784861101229)

著者|author

リホール・バラドゥーリン (Ryhor Barudlin)
一九三五年、ベラルーシのヴィテプスク地方ヴシャチャの農場に生まれる。ベラルーシ国立大学を卒業後、新聞社や出版社の編集部員として働く。バラドゥーリンの作品は約四十の言語に翻訳され、二十二の言語で詩集が出版されている。「ベラルーシの国民的詩人」として多くの賞を授与され、故郷ヴシャチャの名誉市民である。二〇〇六年、ノーベル文学賞候補にノミネートされた。

訳者|translator

越野剛(こしの・ごう)
一九七二年、札幌に生まれる。二〇〇二年、北海道大学大学院文学研究科博士課程単位所得退学。二〇〇一-〇三年、在ベラルーシ日本大使館専門調査員。現在、学術振興会特別研究員。論文に「核時代の文学:アレシ・アダモヴィチと大江健三郎」『スラブ学論叢』(二〇〇三)、翻訳にカラトケヴィチ「黄金と紺青の一日」『ポケットの中の東欧』(二〇〇六)など。

 

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葛飾旦暮

葛飾旦暮

  • 倉田岩魚男/2007年4月
  • 2000円(本体)/四六判・並製・161頁

枯れることのない心の泉が葛飾の路地をひたす。
(ISBN 9784861101106)

著者|author

倉田 岩魚男
詩人・俳人。1931年3月24日、東京府豊多摩郡北井荻町にて出生。本名は倉田羊三。詩を書く文学青年であった。新聞記者を目指すが父庚一の戦死で断念。凸版印刷に入社。組合執行部常任委員。同人誌『さぼてん』発行。昭文社を経て社会福祉法人ユーカリ福祉会の理事長に就任。保育・教育の道に進む。53歳の時に脳卒中で倒れ左半身不随に。障害者運動にも取り組む。2006年1月、脳梗塞を起こし再入院。言語麻痺となる。松戸市在住。江戸川音頭・小金慕情・保育園園歌など作詞多数。

 

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谷川健一 全歌集

谷川健一 全歌集

  • 谷川健一 著/2007年3月
  • 3800円(本体)/A5変形判上製・328頁
  • 装丁:難波園子

歌人=民俗学者の歌業を集成。既刊歌集『海の夫人』『青水沫』『海境』の全作品に加え、未発表作を多数収録。独自の歌風によって詠い上げられる、“見えざるもの”への憧憬と祈り。
(ISBN 9784861101045)
日本図書館協会選定図書

目次|indexs

『海の夫人』  (第1歌集)
『青水沫』   (第2歌集)
『海境』    (第3歌集)
『余花』    (第4歌集、未刊)

著者|author

谷川健一(たにがわ・けんいち)
1921年熊本県生まれ。東京大学文学部卒。柳田、折口を継ぐ、民俗学の泰斗。
著書『白鳥伝説』『青銅の神の即席』『南島文学発生論』ほか多数。歌人としても知られる。

 

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山桜花

山桜花

  • 廣利千惠子著/2006年7月
  • 1429円(本体)/四六判並製・168頁

「再びの会いは叶わず病窓に広ごる畝傍の山桜花」重症心身障害児の養護教育に携わってきた著者が病に侵されながら教育への情熱と生命への畏敬を詠いつづけた遺作歌集。
(ISBN 4861100771)

著者|author

廣利千惠子(ひろとし・ちえこ)
昭和24岐阜県生まれ。大阪府立金剛コロニー重度棟の指導員として重度障害児の指導に当たる。その後、大阪府立八尾養護学校や藤井寺養護学校で重度障害児の教育に約30年間携わる。そのかたわら大阪教育大学大学院で研究活動をおこない、平成12年度より大阪教育大学と大阪樟蔭女子大学で教鞭を執る。平成13年、健診で癌を発見、手術後1年で再発。入退院を繰り返し、さまざまな療法を試みるも平成17年4月19日、安らかに永眠。

 

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羊と隕石

羊と隕石

  • 上田丘/2005年4月
  • 1500円(本体)/四六判並製・172頁
  • 装丁:矢萩多聞

「今夜も又 疲れた犬がうろつき 吠える」。解剖台の上で藍色のスーツの女と中也が出会う。象徴とビートにみちたポップでシュールな恋愛詩集。
(4861100356)

目次|indexes


死の王国/So, Dance!/愛と岩/怠惰/She Is Machine/せつなき風景/詩人達と恋人達/In Which/秋夜狂歌/哲学

Her Body/巨像と女/目の前の現実/Momentum/破滅の申し子/彼女の部屋に有った物/胸/玩具/光と闇の向こう/幻の塔/罪/関係/焦燥/片想い/デートの第一声/やけくそ /詩人的な美学(美意識)/僕が言った事

監視の中/A Sonnet/疲れた犬(A Sonnet に加えて)/穴/Mr. Hare’s Reading/憤懣/翼をもがれてもがく白鳥/視点/混乱と平静/Bless My Colour/世の中―甘えられるほど甘くない物―/Bye-bye/孤独とパレード/街へと

休日/カップルと恋/The Time Passes By/大衆とジャズ・ポップス/甘い意見と彼女/出掛けた後に/気を取り直して(休息)/瑞々しさと平凡/忙しい生活/風邪気味/或る晴れた日/休息の無い人の詩/世の中/料理と孤独
あとがき

著者|author

上田丘(うえだ・たかし)
1975年生まれ。川崎市在住。

担当編集者から

詩人の上田氏はぼくと同年。ふだんは自分より(かなり)年上の著者と仕事をすることが多いので、同世代の書き手は新鮮だった。呑みながら何度も打ち合わせを重ね、ゲラをやりとりした。
「夜は君等のものではない」という詩句がある。夜に溶け込むことのできた年齢を過ぎ、そろそろ「おじさん」と呼ばれるようになった男の、寂しさと煩悩としょうもなさとが滲む詩集で、愛着がある。[-内藤-]

 

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青い目のお人形―横浜に舞い降りて

青い目のお人形

横浜に舞い降りて

  • ささきやすえ/2002年2月
  • 1000円(本体)/変形判・上製

あたりのすべてを隠してしまう
なんだか悲しい色でもあります

あなたは白に隠れたままで
息をひそめてうずくまり
次の季節を待つのでしょうか

季節の移ろい、人や物との出会い・別れをイメージ豊かに活写。女性であることのせつなさ、あふれる思いのおもむくところ―
(ISBN 4921146454)

目次|indexs


風―秋から冬へ

著者|author

ささきやすえ
横浜市在住。身近な出来事に触発されて浮かんでくる言葉を大切にしたいと考え、数年前から書きためた詩、散文が段ボール一箱分にも。本書が処女詩集。

担当編集者から

しゃれたお店のオーナー、ささきさん。お会いするときの楽しみの一つは、その日のファッション。いつもキメてます。(山)

 

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