詩集 輪郭のない自画像

詩集 輪郭のない自画像

  • 木端美人(著)/2015年6月
  • 2300円(本体)/A5判上製・144頁
  • 装丁:桂川潤

くり返される日常の一歩一歩/疲れたからだを煮沸する/湯船から今日一日の現実の旨味が/そそくさと煮こぼれた/……/
季節、日常、精神、いきもの、幻覚、矛盾、それぞれの輪郭を求める日々の思索。
(ISBN 9784861104572)

 

目次|indexes

その一 季節の輪郭
その二 日常の輪郭
その三 精神の輪郭
その四 いきものの輪郭
その五 幻覚の輪郭
その六 矛盾の輪郭
あとがき

著者|author

木端美人(こっぱ・びじん)
本名・松本研一。昭和26年熊本県生まれ。多摩美術大学卒業。現在、秋田公立美術大学教授。専門は、ものの表象作用の研究および家具(椅子)のデザイン・制作。

 

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エドワード・トマス訳詩集

エドワード・トマス訳詩集

  • エドワード・トマス(著)/吉川朗子(訳)/2015年1月
  • 2000円(本体)/四六変型判上製・246頁
  • 装丁:矢萩多聞

古きよきイギリスの美しい田園風景と、当時の人々を詩情豊かに描き出す70篇。
経済的不安や鬱に悩まされながらも創作をつづけ、志願兵として第一次世界大戦に出征、戦死したトマスの詩をテーマ別におさめる。本邦初の訳詩集。
(ISBN 9784861104299)

目次|indexes

一 ことば
二 孤独と憧れ
三 めぐる季節
四 家族と故郷
五 大地の住人
六 このイギリス
七 戦争
解説
エドワード・トマス年譜
あとがき

著者|author

エドワード・トマス(Edward Thomas)
詩人・エッセイスト。1878年、イングランド生まれ。第一次世界大戦に志願兵として従軍、1917年にフランスで戦死。

訳者|translator

吉川朗子(よしかわ・さえこ)
神戸市外国語大学英米学科准教授。専攻は近現代英米詩。文学博士(神戸市外国語大学)。著作に『英詩に魅せられ―エリオットからラーキンまで』(共著、春風社2012)など。

 

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デデムシ 新美南吉詩歌集

デデムシ 新美南吉詩歌集

  • 石川勝治・斎藤卓志(編)/2014年4月
  • 1800円(本体)/A5変型判上製166頁
  • 装丁・レイアウト:桂川潤

「ごん狐」などで知られ、29歳の若さで死去した童話作家・新美南吉。
死ととなり合わせで生きる南吉は、いのちの深さと奇跡を心やさしく訴える。
南吉の「こころ」をキーワードに詩歌を選択、時代順に配列した珠玉のアンソロジー。
とくに東日本大震災以後、既存の詩集にあきたらなくなった編者が、いまだから読みたい南吉の詩歌を再編集。
(ISBN 9784861104060)
全国学校図書館協議会選定図書
日本図書館協会選定図書

目次より|indexs

こおろぎ
春風
朝は
一年詩集の序
金魚

綿の話
月の角笛…他多数

編者|editors

石川勝治(いしかわ・かつはる)
1938年生まれ。長崎県立大学名誉教授。愛知県立農業大学校で英語を教え、5編の南吉論を書く。
斎藤卓志(さいとう・たくし)
1948年生まれ。民俗学者。南吉ゆかりの安城市の元職員。著書に、『素顔の新美南吉―避けられない死を前に』(風媒社)、『世間師・宮本常一の仕事』(春風社)など。

 

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天狼俳句の英訳―誓子・敏雄・綾子【横浜市立大学新叢書4】

天狼俳句の英訳

誓子・敏雄・綾子

  • 古平隆(編著)/アルフレッド・H・マークス,キョウコ・セルデン(共訳)/2013年12月
  • 3000円(本体)/四六判並製344頁
  • 装丁・レイアウト:矢萩多聞

天狼俳句会の同人山口誓子・三橋敏雄・細見綾子の代表的な句を各50紹介。俳人の自註や編著者の鑑賞文の英訳も掲載し、句を鑑賞する愉しみを日本語と英語の両方で味わえる書。
(ISBN 9784861103841)
日本図書館協会選定図書

◆横浜市立大学新叢書「発刊の辞

『神奈川新聞』(2013年8月18日)に、横浜市立大学学術研究会代表・中谷崇先生への取材記事が掲載されました。学術研究の成果紹介 横浜市大、「新叢書」を創刊

『朝日新聞』(2013年9月8日)「情報フォルダー」で紹介されました。

図書新聞』(2014年1月11日)で紹介されました。

目次|contents

Ⅰ 山口誓子
Ⅱ 三橋敏雄
Ⅲ 細見綾子

編著者|editor and author

古平隆(こだいら・たかし)
横浜市立大学名誉教授。『汝故郷に帰るなかれ』,The Essence of Modern Haiku: 300 Poems by Seishi Yamaguchi (Alfred H. Marksと共訳)などのほか、句集『獨標』など。

共訳者|translators

アルフレッド・H・マークスAlfred H. Marks
ニューヨーク州立大学名誉教授。アメリカ俳句協会創立者の1人。三島由紀夫『禁色』(Forbidden Colors)、『愛の渇き』(Thirst for Love)や百人一首の英訳を手がける。
キョウコ・セルデンKyoko Selden
東京大学文学部卒業、大学院入学後イェール大学院に入学し、博士号取得。コーネル大学アジア研究科上級講師。本多勝一Haruko: An Ainu Woman’s Taleなどの翻訳を手がける。

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君にシロツメクサの冠を

君にシロツメクサの冠を

  • 丸岡永乃/2012年12月
  • 1200円(本体)/B6判変型並製104頁
  • 装丁:後藤葉子

「最愛なる君が見せる
柔らかな仕草は春の陽気
私の宇宙はふうわり舞い上がり咲き乱れる」
こころを吹き抜ける日々の想いをつづる詩画集
(ISBN 9784861103360)

目次│indexs

大自然
一等クワガタ
コーヒー
洞窟
オレンジのメッキが剥がれた靴
怪我をして飛べない鳥がいるよ
引力の翼
でたらめ
一秒でも早く
石コロ
田園マーガレット

厳密
Cosmic Cafe
失敗
見た目
ザ・逆襲
シフォンのドレス
ひとつ、

気難しい顔
ひらひら
2つのマグカップ
人見知りの孤島
効かない薬
Bullfight
エスケープ
近付いてぎゅっと抱きしめる
Smart
明日
フェンス
わかりにくい雫
破片
闇夜
キャラメル
踊っていて
Dreamer
モーニング
雨と椿
蔓呆け
Hopping
真感覚 あなたや私は別々の場所でなんだかんだと戦っているのだけれど
脳みそはミントアイスクリーム
ヌガー
効かない薬
出番
コミカルな哀しみ
怪しい雲
最低
マネキンズ
気分は五月晴れ
線香花火
騒騒
シロツメクサの冠
突然の訪問者

 

神奈川新聞(2013年1月3日)で紹介されました!
朝日新聞神奈川版(2013年1月17日)で紹介されました!

 

著者│author

丸岡永乃(まるおか・ひさの)
大分県生まれ、神奈川県育ち。多摩美術大学絵画学科版画専攻卒。
執筆と絵画制作を中心に幅広く活動中。
文芸雑誌『Wasted Land』(荒地出版社)、『12 water stories magazine』(サンライト・ラボ)などに詩や絵を連載、『文藝』2001年冬号(河出書房新社)にインタビュー掲載。
詩150篇が第1回宮帯出版大賞に入選(2011年)、詩「効かない薬」が第8回文芸思潮現代詩賞奨励賞受賞(2012年)。
著書に詩集『子鹿の休息』(WindchimeBooks)、絵本『アンヘリカの選択』(春風社)。

著者ウェブサイト「Write & Draw

 

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邂逅

邂逅

  • 岩田澄江/2012年8月
  • 952円(本体)/変形上製100頁
  • 装丁:矢萩多聞

私は大空を仰ぐことを忘れまい/あのような美しい大空がある限り/いつも私の頭上にある限り/私は生きていられるだろう
劇的な「邂逅」を果たしたキリスト教信仰を支えに語りだされる、一女性の日々のよろこび、悲しみ、希望―。祈りにも似た静謐な34篇を収める第一詩集。
(ISBN 9784861103247)

目次より(抜粋)|indexs


高校三年関西修学旅行
邂逅
クロッカス
今のうちに
わたしは こけし
大空
人生のこの時に
樹木愛―あとがきに代えて

著者|author

岩田澄江(いわた・すみえ)
1937年東京 生まれ。国際基督教大学卒、ミシガン大学大学院留学。東洋文庫研究部、東大法学部研究室、普連土学園、NCCキリスト教アジア資料センターなどの勤務の後、ビルマ市民フォーラム、日本クリスチャンアカデミー関東活動センター運営委員を務める。茅ケ崎市在住。著書に『ブナの森へ―女性・スピリチュアリティ・平和 ―』(春風社)、『宗教の中の女性史』(共著 青弓社)、訳書に『教会と第二の性』『フェミニズムの母たち―アメリカのクエーカー女性の 物語』(未来社)、『女性解放とキリスト教』(共訳 新教出版社)がある。

 

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ことばのポトラック

ことばのポトラック

  • 大竹昭子(編)/2012年3月
  • 1800円(本体)/変型判並製400頁
  • 装丁:矢萩多聞/装画:たけなみゆうこ

3・11以後、詩人、作家、写真家が東京のライブハウスに「持ち寄り(ポトラック)」、発表した新作詩・エッセイ・小説・写真を完全収録。震災・原発事故のショックのさなかで言葉を手さぐりし、人々と被災地に向けてつむいだアンソロジー! 谷川俊太郎、穂村弘、岡井隆、角田光代、片岡義男、佐々木幹郎、畠山直哉、古川日出男、堀江敏幸、ル・クレジオほか超豪華な執筆陣!
(ISBN 9784861103100)

ブログ「ことばのポトラック」こちら
大竹昭子さんのブログ「大竹昭子のカタリココ」こちら

目次より|indexs

かなしみをのりこえるために
ことばという橋をわたって
女詩会
声がつなぐ短歌
東北を想う、東北を歌う
ふるさとと写真
詩と散文のあいだ

編者|editor

大竹昭子(おおたけ・あきこ)
文筆家。1950年東京生まれ。紀行、写真、エッセイ、小説、美術館散歩、街歩きなどジャンルにかまわず、書きたいものを書いてきた。2007年にトークと朗読の会「カタリココ」をスタート、大震災後に「ことばのポトラック」を提唱し継続中。近著は、写真に関するものに『この写真がすごい』『彼らが写真を手にした切実さを』、小説に『図鑑少年』『随時見学可』『ソキョートーキョー』。最新刊は書評エッセイ『読むとだれかに語りたくなる』。

著者|authors

Ayuo、石川美南、稲葉真弓、大竹昭子、岡井隆、温又柔、角田光代、片岡義男、唐作桂子、河瀨直美、清岡智比古、くぼたのぞみ、栗木京子、小池昌代、佐々木幹郎、ヴァルデマル・サンチアゴ、アツコ・バルー、レナ・ジュンタ、管啓次郎、スズキコージ、関口裕昭、デビット・ゾペティ、高橋ブランカ、高橋睦郎、谷川俊太郎、旦敬介、長島有里枝、畠山直哉、ピエール・バルー、東直子、平田俊子、文月悠光、古川日出男、穂村弘、堀江敏幸、閒村俊一、ミーヨン、南映子、森村泰昌、J.M.G.ルクレジオ、早稲田短歌会

 

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風景は光に揺れて

風景は光に揺れて

  • 土屋千鶴/2011年11月
  • 1429円(本体)/四六判・並製・176頁
  • 装丁:長田年伸

時を超えた風景の軌跡を大胆かつ繊細に紡ぐ。
土屋作品では、人間と風景とは正面から互角に対峙している。風景が人間と同じような、生き物の一つとして対象化されているといってもいい。[解説(岡部史)より]
(ISBN 9784861102936)

目次より│indexs


物語の始まり
風景
道行

曲線
丘の家族
蜜柑の香

学校坂
父母
明滅
解説(岡部史)
あとがき

著者│author

土屋千鶴(つちや・ちづる)
1953年11月14日、三重県生まれ。
1972年、京都女子大学文学部国文学科入学。
在学中、「京女大短歌会」に入会し作歌を始める。
1979年、「塔」短歌会入会。
現在、横浜高等教育専門学校講師「国語学」担当。

 

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詩集 貘のマラソン

詩集 貘のマラソン

  • いとうのぼる/2011年4月
  • 1300円(本体)/四六判並製・120頁
  • 装丁:矢萩多聞/装画:宇田川民生

生のときが澄み、したたる言葉が詩となる。ゆたかなときへ誘う詩群。
(ISBN 9784861102707)

「秋田さきがけ」(2011年4月24日)に書評記事が掲載されました。

目次|indexs


見えないもの


貘の遠吠え
君の残したもの
いじめにあう君へ
親と居ない安全
流派…自己流
土と僕と不揃い野菜
……他多数

著者|author

いとう・のぼる
日本詩人連盟会員。1945年生まれ。秋田県出身。
民間企業に勤務のかたわら、サトウハチロー「木曜手帖」で詩を学ぶ。
作詩を田口徹・嶋ただし他に提供。田口徹・本間ゆかり他が歌う。
詩集『貘のマラソン』は『貘の昼寝』『貘の散歩』に続き貘シリーズ三作目。

 

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ベイビーリズム

ベイビーリズム

  • せきあき子(著)/2010年9月
  • 1200円(本体)/四六判・並製・88頁
  • 装丁:後藤葉子

「踊る粒である私は/同時に/光であり、海であり/小石であり、コップであり/そこのあなたであり、/森である。/そんな自由を手にしています」。世界と私を見つめることから生まれたかろやかな詩画集。
(ISBN 9784861102387)

目次|indexes

LOVE
midnight sun
街路樹に聞け
ベイビーリズム
白いあさって
ぬくもり
月のいかり

立ったまま埋めてくれ
みち
soil
問い
しあわせは
あおぐ

まる
職業
バックグラウンドミュージック

著者author

せきあき子(せき・あきこ)
1976 年埼玉生まれ、立教大学文学部心理学科卒。
治癒や教育のほんとうを知りたくて絵や詩を書き始める。
現在、イラストレーター、切り絵作家としても活動中。
川崎市麻生区にて、レインボーヒルズKiRiEクラブを主宰。
ブログ「つねならむーん

「踊る粒である私は/同時に/光であり、海であり/小石であり、コップであり/そこのあなたであり、/森である。/そんな自由を手にしています」。世界と私を見つめることから生まれたかろやかな詩画集。

 

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