愛の叙事詩―パルダイヤン物語

愛の叙事詩

パルダイヤン物語

  • ミシェル・ゼヴァコ(著)/鈴木悌男(訳)/2010年4月
  • 2800円(本体)/四六判・並製・670頁

サルトルが熱狂した興奮の冒険活劇小説舞台は16世紀のパリ。史実をおりまぜ、迫真の筆致で「聖バーテルミーの大虐殺」の真相に迫る。あのサルトルが愛してやまなかった興奮の新聞連載小説。読み出したら止まらない!
(ISBN 9784861102233)
日本図書館協会選定図書

訳者│translator

鈴木悌男(すずき・やすお)
1959年東北大学文学研究科修士課程修了。
現代フランス文学専攻。
神戸松蔭女子学院大学名誉教授。
訳書に,ジャン・オニミュス『カミュ』などがある。

 

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法隆寺

法隆寺

  • 青江舜二郎/2010年4月
  • 2800円(本体)/A5判・上製・430頁
  • 装丁:矢萩多聞

聖徳太子を毒殺したのは誰か!? 現在と過去を往還しつつ、圧倒的スケールで描く人間群像劇。めくるめく時間の中で修羅として生きた太子の人間像を浮き彫りにする岸田演劇賞受賞の傑作戯曲、初の単行本化。「河口」を併録。
(ISBN 9784861102257)
日本図書館協会選定図書

著者│author

青江舜二郎(あおえ・しゅんじろう)
1904年、秋田県秋田市生まれ。
本名・大嶋長三郎。
東京帝国大学文学部印度哲学科卒業。
大学在学中、第九次『新思潮』に発表した戯曲「火」が小山内薫に認められ、師事する。
1938年、日中戦争のため召集され、終戦の翌年までを中国大陸で過ごす。
戦後は鎌倉アカデミア、日本大学芸術学部などで教鞭をとり後進の育成に尽力。
また草創期のテレビドラマの脚本も数多く執筆した。
1958年、「法隆寺」で岸田演劇賞を受賞。
本書収載以外の戯曲作品に「水のほとり」「一葉舟」「西太后」「実験室」「干拓」などがある。
また『演劇の本質と人間の形成』『日本芸能の源流』『竜の星座 内藤湖南のアジア的生涯』『竹久夢二』『石原莞爾』『宮沢賢治 修羅に生きる』『狩野亨吉の生涯』など著書多数。
1983年、死去。

 

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永井荷風 ゾライズムの射程―初期作品をめぐって

永井荷風 ゾライズムの射程

初期作品をめぐって

  • 林信蔵/2010年4月
  • 3619円(本体)/A5判・上製・286頁

生物学的リアリズムや自由間接文体などのゾラの技法を,荷風はいかに摂取し,実践したか。テキストの精緻な読解と多角的な検証によって,荷風の初期作品にあらたな光をあてる比較文学的論考。
(ISBN 9784861102226)

目次│indexs

序章
第1章 初期作品の生成過程―執筆時期の推定を中心として
第2章 永井荷風と《自然主義》―その理解と実践という視点から
第3章 ゾラからの文体論的影響―自由間接文体の摂取を中心にして
終章

著者│author

林信蔵(はやし・しんぞう)
1979年、京都市生まれ。
2002年、名古屋大学文学部卒業。
2004年、京都大学人間・環境学研究科修士課程修了、同研究科博士課程に進学。
2009年、同研究科にて人間・環境学博士号(課程博士)取得。
現在、京都大学非常勤講師、フランス国立極東学院(EFEO)京都支部非常勤職員。
専門は、日仏比較文学・比較文化史、永井荷風、文体論等。
主な論文に
「永井荷風の初期作品にみるエミール・ゾラの文体論的影響―自由間接話法の摂取を中心にして」(『人間・環境学』2007年)
「日本の西欧化、カフェの日本化―永井荷風の文学表象を中心にして」(『比較文化研究』2009年)
「ゾラ受容の一側面―荷風の初期作品における「遺伝」をめぐって」(『比較文学』2010年)
など。

 

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桃源郷とユートピア―陶淵明の文学

桃源郷とユートピア

陶淵明の文学

  • 伊藤直哉/2010年3月
  • 2667円(本体)/四六判・並製・182頁
  • 装丁:矢萩多聞

人間の魂の奥底にある桃源郷とは? 実生活で多くの挫折を味わい、人間の歴史の愚かさを知りぬいた大人の文学をのこした陶淵明。田園詩人、隠逸詩人の汲めども尽きぬ味わいを堪能するための傑作論考。
(ISBN 9784861102189)

目次│indexs

序章  文学とは何か?
第一章 田園美の発見過程
第二章 友への歌の拡大
第三章 神話世界への入り方
第四章 現実政治への発言
第五章 身体観・動画性・変身する言語
第六章 桃源郷とユートピア

著者│author

伊藤直哉(いとう・なおや)
1954年生まれ、福島県出身。
二松学舎大学卒業、同大学院修了。
現在、桜美林大学教授(中国文学)。
著書 『「笑い」としての陶淵明』(五月書房、2001年)など。

 

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書簡を読む 立教大学人文叢書5

書簡を読む

立教大学人文叢書5

  • 桑瀬章二郎(編)/2009年11月
  • 2200円(本体)/四六判・並製・288頁
  • 装丁:山本美智代

作家や思想家が作品を構築する合間に書き残した,断片的な言説としての書簡。その恣意的かつ不安定な言語の世界がもつ非体系性そのものを読む試み。
(ISBN 9784861101946)

目次|indexes

書簡の世界への招待―序にかえて(桑瀬章二郎)
作家としての〈立場〉をつくるということ―『川端康成/三島由紀夫 往復書簡』を読む(石川巧)
アメリカ文学と書簡体―クレヴクール『アメリカ農夫の手紙』(若林麻希子)
文通への抵抗,手紙のなかの隠喩―プルーストの書簡集における動物としての作家の自画像(坂本浩也)
涙ながらに読む書簡―ルソー『エミールとソフィ』をめぐって(坂倉裕治)
文学の舞台裏を覗く―トマス・ド・クインシーとワーズワス一家の往復書簡(藤巻明)
「編まれた書簡」を読む―「ニーチェ書簡集」を読む(久保田浩)
国人領主の憂いと浮かれ  煌めく都からのたより―波多親の手紙(蔵持重裕)
ネット時代の書簡(阿部嘉昭)

編者|editor

桑瀬章二郎(くわせ・しょうじろう)
1968年生。フランス文学専攻。
主な論文に,
Les confessions de Jean-Jacques Rousseau en France (1770-1794): les aménagements et les censures, les usages, les appropriations de l’ouvrage (『フランスにおける「告白」の批評(一七七〇-一七九四年)』)(オノレ・シャンピオン社、二〇〇三年)
「フィジオクラットとマンダランの神話」(『「一つの世界」の成立とその条件』、高等研報告書、二〇〇七年)
「ある婦人の肖像―ルソー-ド・ラ・トゥール夫人書簡における自己のフィギュール」(『立教大学フランス文学 』、三六号、二〇〇七年)
がある。

 

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深読み映画論―『暗い日曜日』の記憶

深読み映画論

『暗い日曜日』の記憶

  • 大野真(著)/2009年10月
  • 1905円(本体)/四六判・並製・286頁
  • 装丁:矢萩多聞

映画の魅力、それはディテールを味わい尽くすことにある。5つの作品をこれまでにない視角から読み解き、新たな感動をもたらす濃密な作品論集!
(ISBN 9784861101984)
日本図書館協会選定図書

目次│indexs

I
自転車を駆る女、あるいは聖なる娼婦―映画『暗い日曜日』を「読む」(一)
洪水の前に地上を去る者への哀歌―映画『暗い日曜日』を「読む」(二)
洪水の後に流れる曲は―映画『暗い日曜日』を「読む」(三)

II
掌の上に至福あり―宮崎駿『ハウルの動く城』解読
風景の詩学―新海誠『秒速5センチメートル』解読

III
出会いのエロス、邂逅の不可思議―『ベルリン・天使の詩』とホフマンスタール
距離の詩学―M・ナイト・シャマラン『シックス・センス』を巡って

著者│author

大野真(おおの・まこと)
1951年、埼玉県浦和市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。ドイツ文学専攻。主にH・v・ホフマンスタール作品の研究に従事。論文「異類の潜む場所―ホフマンスタール初期作品における三つの迷宮」(1986年)で、第27回ドイツ語学文学振興会奨励賞受賞。堀内美江氏との共著に『オペラ「薔薇の騎士」誕生の秘密―R・シュトラウス/ホフマンスタール往復書簡集』(河出書房新社、1999年)がある。現在大妻女子大学文学部教授として「映像論」「ドイツ文化」等の授業を受け持つ。

 

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『ベーオウルフ』とその周辺―忍足欣四郎先生追悼論文集

『ベーオウルフ』とその周辺

忍足欣四郎先生追悼論文集

  • 唐澤一友(編)/2009年9月
  • 8000円(本体)/A5判・上製・604頁
  • 装丁:矢萩多聞

日本における『ベーオウルフ』研究の泰斗,忍足欣四郎先生の学恩に感謝し,36名が寄稿。未発表のものを含む忍足先生の論文5編を巻頭に収める。『ベーオウルフ』の解釈をめぐる諸問題や研究史の他,ガウェイン詩人,チョーサー,マロリーにも論及し,中世英語英文学研究のひとつの到達点を示す。
(ISBN 9784861101908)
日本図書館協会選定図書

目次│indexs

第1部 Beowulf と向き合って半世紀 忍足欣四郎先生Beowulf
第2部 Beowulf の解釈
第3部 Beowulf の言語
第4部 Beowulf 研究史
第5部 Beowulf の周辺 中世英語英文学論

編者│editor

唐澤一友(からさわ・かずとも)
1973年生まれ。 駒澤大学文学部准教授。 著書に,『アングロ・サクソン文学史』(東信堂),『多民族の国イギリス―4つの切り口から英国史を知る』(春風社)など。

 

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Decoding Paul Muldoon: Poetics and Politics

Decoding Paul Muldoon

Poetics and Politics

  • 奥田良二/2009年3月
  • 2500円(本体)/四六判・並製・165頁
  • 装丁:矢萩多聞

シェイマス・ヒーニーに続く北アイルランドの現代詩人,ポール・マルドゥーン。“hybridity”概念を鍵に,その横溢することばの深層に隠された政治性を読み解く。
(ISBN 9784861101762)

目次|indexs

Preface
Introduction
CHAPTER 1 Mixed Marriage: the Poetics of Hybridity
CHAPTER 2 Translating Poetry and Politics in Monologues
CHAPTER 3 Transcending the Limits of Language: Imagination and Politics
CHAPTER 4 Artistic Subtlety of Politics: Decoding the Messages in “Madoc-A Mystery”
CHAPTER 5 Emigration and Homesickness
Conclusion
Appendix: Poetry and Politics in Ireland
Selected Bibliography

Index

著者|author

奥田良二(おくだ・りょうじ)
1958年,広島市生まれ。
現在,東海大学教授。
ロンドン大学大学院にて,Master of Research in Englishを取得。
主要著書:『ポール・マルドゥーンとの出会い―北アイルランド詩の現在』(共編著,国文社,1994年),『彷徨の詩学―18世紀イギリス詩からヒーニーへ』(共著,金星堂,1997年),『言語表現と創造』(共著,鳳書房,2005年)
主要訳書:『マルドゥーン詩選集1968~1983』(共訳,国文社,1996年)

 

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鷗外・漱石―ラディカリズムの起源

鴎外・漱石

ラディカリズムの起源

  • 大石直記/2009年2月
  • 5600円(本体)/A5判・上製・600頁
  • 装丁:矢萩多聞

激動する時代状況下、世界的な課題を視野に入れつつ、日本語の表現を切り拓いていった文豪たちの歩みを、テキストに即したどる。「近代」とは何かを問い続けた思想家として鷗外・漱石を読むスリリングな試み!
(ISBN 9784861101755)

目次|indexs

越境するラディカリズム―初期鷗外における〈ジャンル〉の抗争
《隠微》を拓く言葉たち・〈近代小説〉史の古層―「舞姫」の〈問い〉Ⅰ
〈捉え難き内部〉、または、曇れる《胸中の鏡》―「舞姫」の〈問い〉Ⅱ
不可知なる自己―〈世紀転換期〉と〈鷗外〉的問題構制の始発
〈創作家への転生〉、あるいは、自己解体―再稼動する鷗外の精神
果たされなかった《技癢》の行方―「木精」の《寓意》のことなど
〔抜粋〕

著者|author

大石直記(おおいし・なおき)
1957年生まれ。
共立女子大学文芸学部教授。
慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程中途退学。
日本近代文学専攻。

 

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オーウェル文学の源流を求めて―その想像的創造力の源泉

オーウェル文学の源流を求めて

その想像的創造力の源泉

  • 高橋鍾/2009年2月
  • 2800円(本体)/四六判・並製・296頁
  • 装丁:矢萩多聞

『動物農場』『1984年』の作家の文学的営為を探り、「反共作家」等政治的レッテルを貼られがちなオーウェル作品に内在する多様な「読み」の可能性を読み解く。
(ISBN 9784861101700)

目次|indexs

第一章 『オーウェル研究』ノート
B・ハインズに与えた影響
「気の向くままに」!! それとも「私の好きなように」?!
「反共作家」という風聞の出所を辿ってみると……?!
オーウェルはペシミズムに囚われたか?!
作家たるもの一人称小説を書くべからず?!
20世紀は超えられたか?!
事実と虚構
好きな作品は?? と問われ……
成果主義と進歩主義の狭間に蠢く常識
文学研究における伝記の役割
『1984年』の世界を旅してみれば
短編小説?! それともルポルタージュ?!
第二章 オーウェル文学の想像的創造力
幼年体験と文学的想像力 オーウェルの『1984年』体験
動物革命の理想とその変質
スペイン市民戦争と『動物農場』
《鯨の腹の内側に》を読み解く
ペシミズムではなく、創作指針の表明として
補遺 政治的ペシミズム論のからくり
『空気を求めて』その作品分析の試み
(一)一人称形式に「内在する瑕疵」
作家としての矜恃と自己韜晦
(二)自己主張する小説技法 神話的枠組を基点として
(三)円環的再生物語のアイロニー エピグラフの曖昧性
『葉蘭を飾れ』における感情表現
結末と情感の有機的統一性を探る

著者|author

高橋鍾(たかはし・あつむ)
1943年、島根県に生まれる
九州大学大学院文学研究科修士課程修了
宮崎大学教育文化学部教授
著書『オーウェル 20世紀を超えて』(共著)
翻訳『気の向くままに 同時代批評1943~ 1947』(共訳),『ケス 鷹と少年』(彩流社 1998)

 

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