American Measure: William Carlos Williams’s Vision of Free Verse

American Measure

William Carlos Williams’s Vision of Free Verse

  • 吉田亞矢(著)/2021年3月
  • 5000円(本体)/A5判上製156頁
  • 装丁:矢萩多聞

これぞアメリカ詩のリズム!
アメリカ独自のリズムを生涯かけて追求した現代詩人ウィリアム・カーロス・ウィリアムズの苦吟の軌跡を辿る。本文英語。

(ISBN 9784861107320)

目次|contents

Acknowledgments
List of Abbreviations
List of Illustrations
Introduction
Chapter 1 The Embodiment of Freedom
Chapter 2 So Much Depends Upon a Variable Foot
Chapter 3 Ut pictura poesis
Chapter 4 A Recognizable American Idiom
Chapter 5 Asphodels
Coda
Notes
Bibliography
Index

著者|author

吉田亞矢(よしだ・あや)
京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(人間・環境学)。現在、京都大学国際高等教育院特定講師。専門は、アメリカ文学(特にアメリカ現代詩)。主な論文に、William Carlos Williams Review 37 (2020) 所収の“Surrealistically ‘glazed with’ the American Idiom: Williams’s Translations from French Verse and Prose” がある。

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ジェイン・オースティンのグロテスクな笑い―困った人たち

ジェイン・オースティンのグロテスクな笑い

困った人たち

  • 岡本由恵(著)/2021年3月
  • 3600円(本体)/四六判上製304頁
  • 装丁:長田年伸

人間の愚かさや醜さを典雅なユーモアで包み込み、怒りを笑いに昇華させるオースティン。
初期の作品群、中期の『高慢と偏見』、後期の『エマ』を取りあげ、それぞれの作品における笑いの性質とその変化を明らかにする。

(ISBN 9784861107313)

目次|contents

序章
第Ⅰ部
第1章 暴力と犯罪にまみれた世界
第Ⅱ部
第2章 娘の結婚に躍起となるミセス・ベネット
第3章 愛とは無縁のミスター・コリンズ
第Ⅲ部
第4章 自分を中心に世界が回る─ミスター・ウッドハウス
第5章 劣等意識に囚われるエルトン夫妻
第6章 オースティンの人間哲学を読む—ミス・ベイツ
第Ⅳ部 
第7章 優劣に囚われるエマ
第8章 エマと不機嫌な人々
第9章 『エマ』における「施し」と見返り

著者|author

岡本由恵(おかもと・よしえ)
安田女子大学文学部英語英米文学科助教。専門は18-19世紀イギリス文学。

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ロバート・フロスト詩集 ニューハンプシャー

ロバート・フロスト詩集 ニューハンプシャー

  • 藤本雅樹(訳)/2020年12月
  • 4000円(本体)/四六判上製352頁
  • 装丁:桂川潤

20世紀アメリカ詩を代表する詩人の第4詩集『ニューハンプシャー』の翻訳。これによって、フロストは、ピュリッツァー賞を射止めた。

(ISBN 9784861107153)

目次|contents

ニューハンプシャー

〈注釈詩群〉
石舟の中の隕石
国勢調査員
望遠鏡

斧の柄
丸砥石
ポールの女房
野ブドウ
三人目の居場所
二人の魔女
 一 クース郡の魔女
 二 グラフトン郡の乞食魔女
むなしい脅威
泉、瓶、ロバの耳と何冊かの本
あなたに午前一時を歌いましょう

〈装飾詩群〉
青の断片
火と氷
使われなくなった墓地で
雪の粉
E・Tに
金色のままでいられるものは何もない
逃げた子馬
目的は歌だった
冬の夕べ森辺に佇んで
一度だけ、そのとき、何かが
青い蝶の日
冬の訪れ
大地のほうへ
さようなら、そして冷たくしておいて
二匹が二人を見つめている
大切にとっておくためにではなく
町の小川
台所の煙突
冬、日暮鳥を探しもとめて
無限の瞬間
砂糖果樹園の夕べ
落ち葉拾い
谷間が歌う日
不安
山腹の雪解け
農夫たち
道をふさぐ倒木に寄せて
僕たちの歌の力
鍵のないドア
田舎の風物をよく知ることの必要

注解

【解説にかえて】
「ニューハンプシャー」の世界
「望遠鏡」のレトリック

あとがき

訳者|translator

藤本雅樹(ふじもと・まさき)
1953年生まれ。龍谷大学文学部教授。
主な業績
〈著書〉『黒船の行方――アメリカ文学と「日本」』(共著、英宝社、2009年)、『フロストの「西に流れる川」の世界――新たな抒情を求めて』(国文社、2003年)、『オレゴン・トレイル物語――開拓者の夢と現実』(共著、英宝社、1997年)
〈翻訳〉『ロバート・フロストの牧歌の技法』(ジョン・F・リネン著、晃洋書房、2019年)、『エリノア・フロスト――ある詩人の妻』(サンドラ・L・キャッツ著、晃洋書房、2017年)、『ロバート・フロスト――哲学者詩人』(ピーター・J・スタンリス著、共訳、晃洋書房、2012年)、『ロバート・フロスト詩集――少年の心』(国文社、1985年)、『ロバート・フロスト詩集――ボストンの北』(国文社、1984年)他。

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モダニズムの胃袋―ヴァージニア・ウルフと同時代の小説における食の表象

モダニズムの胃袋

ヴァージニア・ウルフと同時代の小説における食の表象

  • 大西祥惠(著)/2020年12月
  • 2700円(本体)/四六判上製236頁
  • 装丁:矢萩多聞

ウルフを中心としたイギリスのモダニズム小説を通して、当時のイギリスの食文化を検証。ジェンダー、身体、アダプテーションなどの視点から、食の描写の重要性を示す。『灯台へ』に登場するブフ・アン・ドーブのレシピなど、5編のコラムも収録。
(ISBN 9784861106903)

目次|contents

序章
Ⅰ ウルフの「食べ物に対するコンプレックス」
第1章 『ダロウェイ夫人』における食事療法
Ⅱ ウルフの食の政治学
第2章 『灯台へ』の食卓の美学
コラム(1) ブルームズベリー・グループとフランス料理―『灯台へ』の肉料理ブフ・アン・ドーブ
第3章 『オーランド』と『自分だけの部屋』にみる食とジェンダー
コラム(2) 衣装と身体
Ⅲ モダニズムの台所
第4章 ウルフと「使用人の肖像」
第5章 ウルフの台所
コラム(3) ウルフの色彩感覚―ウルフの手作りジャム
第6章 モダニズムの料理をする男たち―フォースター、ロレンス、ジョイスのテクストをめぐって
コラム(4) モダニズムと料理男子
Ⅳ 感覚の世界
第7章 ジョイスにおける食とテクスト―『ユリシーズ』の「カリュプソ」をめぐって
第8章 『フラッシュ』における味覚、そして嗅覚の世界
コラム(5) 野菜畑でご瞑想?

著者|author

大西祥惠(おおにし・よしえ)
同志社大学、立命館大学、龍谷大学 非常勤講師。
共著に『アダプテーションとは何か―文学/映画批評の理論と実践』(世織書房、2017)、論文に「Mrs Dallowayの食の政治学」(『テクスト研究』第7号、2011)、「Flushにおける「匂いの世界」」(京都女子大学大学院紀要『英語英米文学論輯』第18号、2019)など。

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中世英語英文学研究の多様性とその展望―吉野利弘先生 山内一芳先生 喜寿記念論文集

中世英語英文学研究の多様性とその展望

吉野利弘先生 山内一芳先生 喜寿記念論文集

  • 菊池清明、岡本広毅(編)/2020年12月
  • 8000円(本体)/A5判上製508頁
  • 装丁:穂積晴明

「古英語」「中英語」「中世受容」「通時研究」の4部構成で、31編の論考を収録。中世英語英文学研究における方法論の多様性と、その限りない可能性を探る。

(ISBN 9784861107146)

目次|contents


Editor’s Preface
本記念論集の出版に寄せて
中世英語英文学研究における多様な視点と研究方法

I.古英語 Old English
——言語 Language
・石黒太郎 Some Derivatives of ehtan in the Old English Orosius
・畝部典子 Old English scir and sciene
・鈴木敬了 Metrical Influence on ‘auxiliary + main verb’ constructions in an Old English poem, Exodus
・小河 舜 Wulfstanによる古ノルド語からの借用語laguの使用と意味変化——その通時的変化と作品との連関性
・市川 誠  アルフリッチの『文法』Harley 107写本の言語
・井出 光  旧約聖書詩編引用におけるfactum esse とwesan geworden(2)
——文学・文化 Literature and Culture
・唐澤一友 アングロ・サクソン時代における「世界」観
・藤井香子 The War between God and the Devil in Wulfstan’s Homilies
・三木泰弘 BeowulfAndreasに関する一考察
・吉見昭德 On Consideration of the Old English Epic Beowulf’s Story and Hengest “þēodnes ðegne” (Beowulf, l. 1085) including the Fragment Finnsburg Episode, and Hengest Thereafter
・福田一貴 The Rime of King Williamの作者に関する一考察——1086年の散文個所との関連から
・和田 忍  アングロ・サクソン・イングランドにおけるゲルマン人的異教文化について
・小池剛史 ‘Welsh ale’に見るアングル人とブリトン人の融合社会——『ピーターバラ修道院長チェオルレッドとウルフレッドの同意書』における用例の検証

Ⅱ.中英語 Middle English
——言語 Language
・江島孝人 Sir Gawain and the Green Knightにおけるhendeの用法
——文学・文化 Literature and Culture
・池上惠子 聖人伝を読む——聖人伝に見る世相
・今井光規 Sir Orfeo: Plot and Audience
・玉川明日美 『カンタベリー物語』における粉屋と “cherl” という〈個〉
・小倉美加 ジェフリー・チョーサーの夢物語詩における「鳥の囀り」の役割とその解放について
・菊池清明 中世英文学における自然描写の変容——『カンタベリー物語』と『ガウェイン卿と緑の騎士』
・長谷川千春 ガウェインと聖杯——マロリー『アーサー王の死』における信仰と反抗
・松井倫子 Gawain-詩人の詳細描写の手法とその不足について——Sir Gawain and the Green KnightにおけるGawain卿のHautdesert城入城の場面
・野地 薫 プルーデンスは賢妻か?

Ⅲ.中世受容 Reception of the Middle Ages
・多ヶ谷有子 鳥獣戯画とThe Canterbury Tales, GP最初の18行
・林 邦彦 トリスタン物語を扱ったフェロー語バラッド『トゥイストラムのバラッド』試論
・岡本広毅 J.R.R.トールキンの「ガウェイン論」再考——“the air of ‘faerie’” の効用を巡って
・末松良道 チューダー・インタールードに見る青少年問題

Ⅳ.通時研究 Diachronic Studies
・新川清治  単体通時言語資料としてのPeterborough Chronicleの有用性――人名を含む同格表現における一検証
・片見彰夫  中英語散文における意思伝達の技法——メタファーと行為指示型発話行為動詞を中心に
・小笠原清香 英語におけるスケールと強意に関するメタファー―fastrobustの通時的意味の変化・発達を通して
・柴﨑礼士郎 (It/there is) no nayの歴史的推移と文法化の漸次性について
・小倉美知子 Hunger (v.) or be hungry (be + adj.) — a diachronic choice?

吉野利弘教授 略歴・業績
山内一芳教授 略歴・業績
執筆者一覧

編者|editors

菊池清明(きくち・きよあき)
関西外国語大学教授
岡本広毅(おかもと・ひろき)
立命館大学准教授

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プルーフロックの世界―T.S.エリオットの限りなく悩めるもの

プルーフロックの世界

T.S.エリオットの限りなく悩めるもの

  • 遠藤光(著)/2020年11月
  • 4500円(本体)/A5判上製380頁
  • 装丁:長田年伸

エリオットの第一詩集『プルーフロックとその他の観察』の全12篇と、同時期に書かれた3篇、計15篇の短詩を綿密かつ多角的に読解。疎外され孤絶した人間への愛と共感を掬い取る。

(ISBN 9784861106729)

目次|contents

凡例
まえがき
第1章 “The Love Song of J. Alfred Prufrock” ―愛の不能と孤絶感―
第2章 “Prufrock’s Pervigilium” ―Infinitely suffering thing―
第3章 “The Love Song of J. Alfred Prufrock” ―第1章の続き(Resumed)―
第4章 “Portrait of a Lady” ―自意識過剰青年の悲劇―
第5章 “Preludes” ―Sordid Imagesへの懐しみ ―
第6章 “Interlude in London” ―不毛の春を歌う―
第7章 “Rhapsody on a Windy Night” ―曲がったもののイメージを通して―
第8章 “Morning at the Window” ―象徴としてのRATと海流のイメージ―
第9章 “The ‘Boston Evening Transcript’” ―ボストン市民の虚飾の仮面を剝ぐ―
第10章 “Aunt Helen” ―不毛の生と死―
第11章 “Cousin Nancy” ―奔放なSatan―
第12章 “Mr. Apollinax” ―BostonのHigh Society を揺さぶるPriapic Energy―
第13章 散文詩 “Hysteria” ―断片から個へのあがき―
第14章 “Conversation Galante” ―Romanticismへの決別―
第15章 “La Figlia Che Piange” ―神聖なるものの存在―
書誌
初出一覧
あとがき
索引

著者|author

遠藤 光(えんどう・ひかる)
1943年、新潟県南魚沼郡生まれ。1972年、法政大学大学院人文科学研究科英文学専攻博士課程単位取得満期退学。1981年、英国ケンブリッジ大学客員研究員(1年間)。1993年、英国ケント大学客員研究員(1年間)。現在、実践女子短期大学名誉教授。
〔共著〕『桂田利吉博士傘寿記念論集―コウルリッジとその周辺』共編著(法政大学出版局、1982)。『オスカー・ワイルド事典―イギリス世紀末大百科』共著(北星堂書店、1997)。『伊藤廣里教授傘寿記念論集』共著(同論集刊行会編、2007)。
〔翻訳書〕S. T. コウルリッジ『文学評伝』共訳(法政大学出版局、1976)。ノースロップ・フライ『T. S. エリオット』(清水弘文堂、1981)。J. P. マハフィー『古代ギリシア人の生活文化』共訳(八潮出版社、1991)。J. P. マハフィー『古代ギリシアの教育』共訳(八潮出版社、1996)。
〔受賞〕2011年、R. H. ブライズ記念第5回山茶花クラブ賞受賞(受賞対象:学術文芸年刊誌『アレーテイア』〔1985年11月創刊〕の企画編集・著述・校訂・発行の長年にわたる功績に対して)。
〔学会〕日本英文学会会員。日本T. S. エリオット協会会員(元委員:元事務局長1996–1999)。日本ギリシャ協会会員。国際融合文化学会(名誉会員)。元アレーテイア文学研究会(主幹1985–2017)。元社団法人東京都私立短期大学協会・英語教育研究委員会(委員1995–1999)。

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異形のピューリタン―ジョン・ウィンスロップ・ジュニアとトランスアトランティック・トランザクション

異形のピューリタン

ジョン・ウィンスロップ・ジュニアとトランスアトランティック・トランザクション

  • 佐藤憲一(著)/2020年11月
  • 3900円(本体)/四六判上製272頁
  • 装丁:長田年伸

化学、医学、物理学、天文学、自然誌、地理、航海術、農業……
イギリスとアメリカを股にかけ自らの知的好奇心のままに生きた知識人(ヴァーチュオーゾ)、ジョン・ウィンスロップ・ジュニアの活動を再評価。これまで見逃されてきた植民地期アメリカ文学の知的枠組の形成を跡付ける。

(ISBN 9784861107122)

目次|contents

序 大西洋を越えて
第1章 「息子のウィンスロップ氏」の部屋―〈汎知〉と〈反-知〉の鬩ぎあい
第2章 荒野から庭園へ―ロンドン王立協会におけるニューイングランド自然誌の生成論(1)
第3章 トランスアトランティック・トランザクション―ロンドン王立協会におけるニューイングランド自然誌の生成論(2)
第4章 望遠鏡の使い方―二人のウィンスロップとコットン・マザー
第5章 我らのインディアン・コーン―アメリカのトウモロコシ/トウモロコシのアメリカ
結章 ウィンスロップ・ジュニア、トランスアトランティック・トランザクション、アメリカ文学前史

著者|author

佐藤憲一(さとう・けんいち)
東京理科大学理工学部准教授。
著作に、『救いと寛容の文学―ゲーテからフォークナーまで』(共著、春風社、2019年)、『異文化理解とパフォーマンス―Border Crossers』(共著、松田幸子・笹山敬輔・姚紅編、春風社、2016年)、『人間関係から読み解く文学―危難の時の人間関係』(共著、日本人間関係学会・文学と人間関係部会編、開文社出版、2014年)、『知の版図―知識の枠組みと英米文学』(共著、鷲津浩子・宮本陽一郎編、悠書館、2007年)がある。

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鎌倉山奇譚 水琴窟の館

鎌倉山奇譚 水琴窟の館

  • ソーントン不破直子(著)/2020年9月
  • 1500円(本体)/A5判上製128頁
  • 装丁・装画・挿画:桂川潤

栄華ののち荒廃した山荘をめぐって人と野の生き物たちが物語を展開する。
「カローーン」――記憶の淵をどよもす怪しい音の正体は…。

(ISBN 9784861106965)

著者|author

ソーントン不破直子(ソーントン フワ・ナオコ)
1943年生まれ。日本女子大学文学部英文学科卒。米国インディアナ大学にて比較文学の修士号と博士号を取得。日本女子大学文学部英文学科教授を経て、現在同大学名誉教授。
近年の主要著書にThe Strange Felicity: Eudora Welty’s Subtexts on Fiction and Society (Praeger Press, 2003)、『ギリシアの神々とコピーライト―「作者」の変遷、プラトンからⅠT革命まで』(学藝書林、2007)、『戸籍の謎と丸谷才一』(春風社、2011)、『鎌倉三猫物語』(春風社、2015)、『鎌倉三猫 いまふたたび』(春風社、2016)、『孤独な殿様』(春風社、2018)。主要訳書に『茶の本』(岡倉天心著)(復刻版、春風社、2009)。

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最強の男―三国志を知るために

最強の男

三国志を知るために

  • 竹内真彦(著)/2020年9月
  • 2000円(本体)/四六判並製280頁
  • 装丁・レイアウト:桂川潤

正史から『平話』、雑劇、『演義』へと変化する中で、『三国志』が物語世界へと収斂していく様を、武将・呂布の描写を中心に考察する。

(ISBN 9784861107023)

目次|contents

序(附:凡例)

第一章 呂布
呂布の略歴/何故、呂布なのか?/史書における呂布の武勇の評価/何に拠って呂布の物語を辿るのか?/十八路諸侯/孫堅/関雲長斬華雄/三戦呂布/「最強」呂布の誕生

【コラム】 1姓名字 2暦 3行政区分

第二章 貂蟬
董卓の侍女/董卓の最期/司徒王允/涼州対幷州/王允の最期/物語における「因」と「果」/貂蟬の「機能」/第十五則「司徒王允説貂蟬」/第十六則「鳳儀亭呂布戯貂蟬」/第十七則「王允定計誅董卓」/第十八則「李傕郭汜寇長安」/貂蟬の最期/『演義』以前の貂蟬/高橋繁樹「『連環計』の虚構」について/「錦雲堂美女連環記」雜劇/「連環記」と「連環計」/息機子本と『元曲選』/「才子」呂布/貂蟬の物語の変遷/貂蟬の年齢

第三章 赤兎馬
人中の呂布、馬忠の赤兎/関羽と赤兎馬/『平話』の赤兎馬/『花関索伝』の赤兎馬/胭脂馬/関元帥/呂布と赤兎馬/呂布の最期/劉備と的盧/英雄と馬/「不義」なる「最強」/「剣神」の死/「史実」と「伝説」と

【コラム】 4干支 5五行説

第四章 李粛
方天戟/薛仁貴/李粛と葛蘇文/史書の李粛/史書の葛蘇文/李粛と薛仁貴/葛蘇文と呂布/呂方と郭盛/英雄の「祖型」/転生する英雄/残る疑問

第五章 再び呂布
呂布の装束/呂布以外の例/呂布の図像/三叉束髪紫金冠/束髪冠と紫金冠/賈宝玉/父殺しの貴公子/殷元帥/旅の終着点

【コラム】 6八健将

附章一 陳寿と裴松之
現代日本における正史/正史の体裁=紀伝体/遡る時系列/再読する読者/本文の撰者 陳寿/陳寿への非難/陳寿の諸葛亮評/陳寿の非難される理由/陳寿の記録できなかったこと/曹操の体格/正閏論/「紀」と「伝」/「崩」/「薨」/「殂」/「帝」と「主」/孫堅の出自/曹操の出自/劉備の出自/裴松之註の成立/裴松之註の形式/裴松之の警鐘/史家の覚悟/一次史料の問題

【コラム】 7廟号と諡号 8『資治通鑑』と『資治通鑑綱目』 9『三国志平話』 10雜劇 11『花関索伝』

附章二 羅貫中と毛宗崗
「演義」の意味/作者の不在/羅貫中の伝記/『演義』の成立年代/『演義』の系統/関羽の呼称/羅貫中にサヨナラを/毛宗崗/百二十回本/李卓吾/回目の改変/曹操の初登場/四大奇書/毛本が通行本となった理由

参考文献一覧
初出一覧

[巻末附録]三国志 略年表・正史『三国志』目録一覧・『三国志演義』回目

著者|author

竹内真彦(たけうち・まさひこ)
1971年、静岡県生まれ。神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。博士(学術)。2001年より龍谷大学経済学部講師、同助教授・准教授を経て、現在は教授。専門は『三国志演義』に関する文献研究。

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幻想と怪奇の英文学IV―変幻自在編

幻想と怪奇の英文学IV

変幻自在編

  • 東雅夫、下楠昌哉(責任編集)/2020年9月
  • 3000円(本体)/四六判上製468頁
  • 装丁:矢萩多聞
  • 装画:Richard Dadd

気鋭の英文学者らが論じた幻想文学の本格的な研究・批評の集成、第4弾!
〈ゴシック〉理論のベースともいえる、A・L・バーボールドの崇高恐怖論とその実作「サー・バートランド」の翻訳も収録。

(ISBN 9784861106996)

目次|contents

前口上【東雅夫】

第Ⅰ部:怪獣大進撃
「植物する」(plant doing)ということ―ジョン・ウィンダム『トリフィドの日』、その可能性の中心へ【遠藤徹】
洞窟のなかの幻想の怪物―初期恐竜・古生物文学の形式と諸特徴【南谷奉良】
マンティコア変奏曲―実在と幻想の狭間【大沼由布】

第Ⅱ部:英国ゴシックの矜持
アナ・リティティア・エイキン「恐怖の諸対象を起源とする快楽について。断片作品『サー・バートランド』を付して」訳【下楠昌哉】
怪奇小説『メルモス』における結婚のメタファーと〈生〉の修辞学(レトリック)【小川公代】
『マンク』における二つのプロットと世界史的背景【市川純】
モノ語るゴシック―『オトラント城』と『ドリアン・グレイの肖像』に見る物質性【日臺晴子】
「幽霊のキャサリン」と奪われた肖像―新しいゴシック小説としての『嵐が丘』【金谷益道】

第Ⅲ部:ヴィクトリアン・ゴースト・ストーリーを越えて
E・F・ベンスン、拡散と転覆のオブセッション―「塔の中の部屋」および「アムワース夫人」を中心に【岡和田晃】
「萎えた腕」に掴まれるとき 痣(マーク) ―しるしは別のことを問い告げる【石井有希子】
亡霊は二度窓を叩く―ジェイムズ・ジョイス「死者たち」における歓待と寛大【小林広直】
『窓ガラスの言葉』に書かれた読めないメッセージ【岩田美喜】
語り手はもう死んでいる―カズオ・イシグロ「ある家族の夕餉」の怪奇性【田多良俊樹】
ロバート・M・パーシグ『禅とオートバイ修理技術』における幽霊の隠喩と文学的想像力【深谷公宣】

第Ⅳ部:罪・妄執・狂気
アーサー王伝説における騎士と狂気【小宮真樹子】
幾重もの語りの内側にあるもの―罪食いの伝承とフィオナ・マクラウドの「罪食い人」をめぐって【有元志保】
緑深き原生林へ―マリー・コレリ『復讐――忘れられた男の物語』における自然回帰【桐山恵子】
「死への衝動(ドライブ)」―ミュリエル・スパークの終末観【高橋路子】
対談―またしても解説に代えて【東雅夫×下楠昌哉】

執筆者紹介(東雅夫によるメール・インタビュー)
あとがき【下楠昌哉】
人名索引

編者|editors

東雅夫(ひがし・まさお)
神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。元『幻想文学』編集長、現『幽』編集顧問。
著作に、『遠野物語と怪談の時代』(角川選書、第64回日本推理作家協会賞受賞)、『なぜ怪談は百年ごとに流行るのか』(学研新書)、『文学の極意は怪談である―文豪怪談の世界』(筑摩書房)、『日本幻想文学大全』『世界幻想文学大全』(編著、ともに全三冊、ちくま文庫)など。
下楠昌哉(しもくす・まさや)
東京都生まれ。同志社大学文学部教授、博士(文学)。
著作に、Vampiric: Tales of Blood and Roses from Japan(共著、Kurodahan Press)、『妖精のアイルランド―「取り替え子」の文学史』(平凡社新書)、『良心学入門』(共著、岩波書店)、訳書にマクドナルド『旋舞の千年都市』(東京創元社)、ゴードン『吸血鬼の英文法』(彩流社)、『クリス・ボルディック選 ゴシック短編小説集』(共訳、春風社)など。

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