Shakespeare Performances in Japan: Intercultural-Multilingual-Translingual

Shakespeare Performances in Japan

Intercultural-Multilingual-Translingual

  • 浜名恵美(著)/2019年9月
  • 5500円(本体)/A5判並製188頁
  • 装丁:長田年伸

日本における多彩なシェイクスピア上演を、異文化コミュニケーション・相互理解・超言語実践の研究と結び付け、その特色を解明する。
(ISBN 9784861106576)

目次|contents

Acknowledgements
Introduction
Part I Intercultural and Multilingual Performance
Chapter 1 This Is, and Is Not, Shakespeare: A Japanese–Korean Transformation of Othello
1. The Critical Impact of Local Shakespeare on Global Shakespeare: Othello in the Japanese Mugen Noh Style with Elements of Korean Shamanism: A Creative Subversion
2. The Critical Impact of the Japanese–Korean Adaptation of Othello on Global Shakespeare
Chapter 2 Performing Shakespeare after the 11 March 2011 Disaster: Yamanote Jijosha’s The Tempest
1. The Tempest as Prospero’s Apocalyptic Delusion
2. Caliban’s Binding and Torture on Stage
3. An Additional Japanese Ending
Chapter 3 The Last Shakespeare Plays Directed by Yukio Ninagawa: Possessed by the Power of Theatre
1. Richard II with Wheelchairs and the Tango
2. NINAGAWA (or Samurai) Macbeth: The Legendary Production Revived
3. The Two Gentlemen of Verona with an All-Male Cast
Chapter 4 Multilingual Performances of Shakespeare Worldwide: Multilingual King Lear, Directed by Tadashi Suzuki
1. Tadashi Suzuki and Multilingual Performance
2. A Short Performance History of King Lear (1984–2006), Directed by Tadashi Suzuki
3. The Four-Language Performance of King Lear (2009)
Part II Translingual Performance
Chapter 5 Translingual Performances of Shakespeare Worldwide with a Focus on Henry V
1. Fundamental Concepts and Facts
2. An Analysis of Henry V, Act 5, Scene 2
Chapter 6 Lear Dreaming, Directed by Ong Keng Sen
1. Basic Ideas of Lear Dreaming
2. An Analysis of Several Scenes in Lear Dreaming from a Translingual Perspective
Chapter 7 Safaring the Night: A Midsummer Night’s Dream Updated
1. Basic Information about Safaring the Night
2. An Analysis of Several Elements of Safaring the Night from a Translingual Perspective
Conclusion
Appendix: Performance Review: Sandaime Richard, written by Hideki Noda and directed by Ong Keng Sen. Performed in Japanese, English and Indonesian, with Japanese and English Subtitles.
Notes
Works Cited
List of Original Publications
Author Profile
Index

著者|author

浜名恵美(はまな・えみ)
東京女子大学教授、博士(文学)、筑波大学名誉教授。
専門はシェイクスピア研究、カルチュラル・スタディーズ、英語教育であり、世界各地で行われているシェイクスピアの多文化、多言語、超言語による上演および現代演劇の異文化コラボレーションに特に注目してきた。現在の研究課題はシェイクスピア上演への認知的アプローチとディジタル・アプローチである。著書は、『ジェンダーの驚き:シェイクスピアとジェンダー』(日本図書センター、2004年)、『文化と文化をつなぐ:シェイクスピアから現代アジア演劇まで』(筑波大学出版会、2012年)他。The Cambridge Guide to the Worlds of Shakespeare, vol. 2 (Cambridge UP, 2016) , Shakespeare; His Infinite Variety (Lodz UP, 2017), および多数の学術誌で論文を発表している。ホームページはhttps://emihamana.net.

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救いと寛容の文学―ゲーテからフォークナーまで

救いと寛容の文学

ゲーテからフォークナーまで

  • 今村武・内田均・川村幸夫・佐藤憲一(著)/2019年9月
  • 3500円(本体)/四六判上製234頁
  • 装丁:桂川潤

危難の時における「救い」「寛容」という視点から、アメリカ、イギリス、ドイツの文学作品を読み直し、文学に秘められた精神的挑発性を解き放つ。
読者へのガイドとなる作者紹介と作品概略を各章末に併録。
(ISBN 9784861106545)

目次|contents

前言
第Ⅰ部 二十世紀英米文学における人間関係の描写【川村幸夫】

第1章 アンダーソン『ワインズバーグ、オハイオ』―社会的弱者と疎外者へのアプローチ
第2章 ウィリアム・フォークナー『響きと怒り』―弱者に寄り添うやさしいまなざし
第3章 ノラ・ロフツ「これからはぼくが―」―高齢者の孤独を救う逆説的状況
第Ⅱ部 初期アメリカ文学【佐藤憲一】
第4章 初期アメリカ文学史をめぐる諸問題とその展望
第5章 ピューリタンと「オランダ人」―アメリカ合衆国の多様性の起源
第Ⅲ部 近代ドイツ文学における危難と救い【今村 武】
第6章 『グリム童話』「ヘンゼルとグレーテル」―危難を乗り越えた兄妹の寛容
第7章 ゲーテ『ファウスト』第一部―グレートヒェンとファウストの二重の悲劇のゆくえ
第8章 森鷗外『舞姫』―明治のエリートとベルリンの踊り子の危難の時
第Ⅳ部 古典的SF小説の危難と現実感【内田 均】
第9章 H・G・ウェルズ『宇宙戦争』における危難と寛容―危機情報の伝播とパニックの現実感
第10章 オルダス・ハクスリー『すばらしい新世界』における危難と寛容―ディストピアと孤独の現実感
人名索引
著者紹介

著者| authors

今村 武(いまむら・たけし)
東京理科大学理工学部教授
『人間関係から読み解く文学―危難の時の人間関係』(共著)日本人間関係学会・文学と人間関係部会(編)開文社出版、2014年
『近代ドイツ文学の萌芽と展開』南窓社、2012年
『不道徳な女性の出現―独仏英米の比較文化』南窓社、2011年

内田 均(うちだ・ひとし)
横浜美術大学美術学部教授
『環境人文学の地平』(共著)白百合女子大学言語・文学研究センター(編)岩政伸治(責任編集)弘学社、2017年
『J-Pop Culture on the Net―ポップカルチャーで日本を表現』(共編著)三修社、2015年
『学際的視点からの異文化理解の諸相』(共著)金星堂、2012年

川村幸夫(かわむら・ゆきお)
東京理科大学名誉教授
The Expanding World of the Gothic: from England to America(共著)朝日出版社、2020年刊行予定
『人間関係から読み解く文学―危難の時の人間関係』(共著)日本人間関係学会・文学と人間関係部会(編)開文社出版、2014年
『アメリカ文学案内』(共著)朝日出版社、2008年

佐藤憲一(さとう・けんいち)
東京理科大学理工学部准教授
『異文化理解とパフォーマンス―Border Crossers』(共著)松田幸子・笹山敬輔・姚紅(編)春風社、2016年
『人間関係から読み解く文学―危難の時の人間関係』(共著)日本人間関係学会・文学と人間関係部会(編)開文社出版、2014年
『知の版図―知識の枠組みと英米文学』(共著)鷲津浩子・宮本陽一郎(編)悠書館、2007年

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めぐりあうテクストたち―ブロンテ文学の遺産と影響

めぐりあうテクストたち

ブロンテ文学の遺産と影響

  • 惣谷美智子・岩上はる子(編)/2019年7月
  • 3500円(本体)/A5判上製432頁
  • 装丁:長田年伸

シャーロットとエミリの影響を直接・間接に受けた、あるいは何らかの接点を見出しうる同時代および後世の作家・作品を論じ、新たな読みを提示する。
「源泉」としてのブロンテ文学の大きさを明らかにする、多彩な論考20篇。
(ISBN 9784861106293)

目次|contents

はしがき【岩上はる子】
第Ⅰ部 呼応する
第1章 チャールズ・ディケンズ 『ジェイン・エア』と『デイヴィッド・コパフィールド』―創作のプロセスを語る自己形成の物語【新野緑】
第2章 ジューズベリー姉妹 『シャーリー』と『異母姉妹』― 『コリンナ』へのオマージュ【皆本智美】
第3章 メアリ・テイラー 『シャーリー』と『ミス・マイルズ』―女のエンパワーメントとフェミニズムの言葉【大田美和】
第4章 ジョージ・エリオット 『ダニエル・デロンダ』における恐怖と苦悩の劇的展開― 『ヴィレット』を発展させた物語【天野みゆき】
第5章 ルイザ・メイ・オルコット 憧れの作家シャーロット・ブロンテ― 『ジェイン・エア』の影響と変容【木村晶子】
第Ⅱ部 語り直す
第6章 ヘンリー・ジェイムズ 『ジェイン・エア』『ヴィレット』と『ねじの回転』―シャーロットの「ラッキー・ボックス」とジェイムズの創造的模倣【惣谷美智子】
第7章 ジーン・リース 『ジェイン・エア』と『サルガッソーの広い海』―太陽の国の迷い子たち【市川薫】
第8章 ダフネ・デュ・モーリア 『ジェイン・エア』と『レベッカ』―陰画の奥に秘匿されるもの【岩上はる子】
第9章 アニータ・ブルックナー 『秋のホテル』にみる現代女性の苦悩―ロチェスター不在の『ジェイン・エア』を読む【小田夕香理】
第10章 エマ・テナント テクストの戯れが問う女性の幸福―アデールの成長物語を軸として【木梨由利】
第Ⅲ部 響き合う
第11章 D・H・ロレンス 『カンガルー』に見られる『嵐が丘』の要素―個と社会の葛藤を描く【山内理惠】
第12章 イーヴリン・ウォー 『一握の塵』と『ジェイン・エア』 ―英国紳士の受難と贖罪の物語【江﨑麻里】
第13章 アイリス・マードック 『ジェイン・エア』と『ユニコーン』 ―自由と監禁をめぐって【田村真奈美】
第14章 カズオ・イシグロ 『ジェイン・エア』『ヴィレット』と『遠い山なみの光』他初期作品―語りの空白にみるシャーロット・ブロンテの名残り【長柄裕美】
第Ⅳ部 変奏する
第15章 エセル・カーニー・ホールズワース 『嵐が丘』、『フォー・ゲイツのヘレン』、シネマ―増幅される愛と憎しみの物語【市川千恵子】
第16章 ラフカディオ・ハーン(小泉八雲) アイルランドなるもの ―想像力、語り、そして妖精【真鍋晶子】
第17章 樋口一葉 『ジェイン・エア』と『大つごもり』の子どもたち ―近代の家族探し【金丸千雪】
第18章 河野多惠子 『戯曲 嵐が丘』における食、髪、糸―髪を食べさせる【川崎明子】
第19章 水村美苗 日本近代小説としての『嵐が丘』 ― 『本格小説』の語りの問題【奥村真紀】
特別寄稿 『ヴィレット』とメランコリー ―ルーシーとポールの性格造形【仙葉豊】
作品あらすじ
あとがき【惣谷美智子】
索引
執筆者紹介

編者| editor

惣谷美智子(そうや・みちこ)
神戸海星女子学院大学教授
関西学院大学大学院文学研究科英米文学専攻博士後期課程単位取得満期退学
共編著に『ブロンテ姉妹と15人の男たちの肖像―作家をめぐる人間ドラマ』(ミネルヴァ書房、2015年)、単著に『虚構を織る―イギリス女性文学 ラドクリフ、オースティン、C・ブロンテ』(英宝社、2002年)などがある。
岩上はる子(いわかみ・はるこ)
滋賀大学教授
明治学院大学大学院文学研究科英米文学専攻博士後期課程単位取得満期退学
共編著に『ブロンテ姉妹と15人の男たちの肖像―作家を巡る人間ドラマ』(共編著、ミネルヴァ書房、2015年)、単著に『ブロンテ初期作品の世界』(開文社出版、1998年)などがある。

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荒地

荒地

  • T・S・エリオット(著)、滝沢博(訳)/2019年7月
  • 2900円(本体)/四六判並製312頁
  • 装丁:桂川潤

モダニズム詩の金字塔『荒地』の最新訳
《孤独》という時代の病理を描く同作を清新な日本語訳でよみ直す。
作品中に現れるモチーフや制作過程の問題等に着眼した解説も充実。
――『荒地』はつぎはぎのコラージュのような、あるいは映画の予告編のような作品である。一見とりとめのない断片の羅列に見えるかもしれない。しかし実際は一定のモチーフが表現を変えながら繰り返し現れ、作品としてのまとまりを作っている。ここでは主なモチーフを《心が通わない男女》《大戦と帝国》《死と再生》の三つのグループに分けて解説する。(本文より)
(ISBN 9784861106491)

目次|contents

荒地
一 死者の埋葬
二 チェスの虜
三 火の説教
四 水による死
五 雷が言ったこと
解説
Ⅰ 作者T・S・エリオットについて
一 伝記
二 詩論
Ⅱ 『荒地』について
一 モチーフ
二 構造
三 制作過程の問題
訳注
テクストの問題
参考文献

訳者| translator

滝沢博(たきざわ・ひろし)
1961年生まれ。千葉県出身。中央大学文学部卒。2017年まで高岡法科大学教授。日本T・S・エリオット協会会員。エリオットに関する論文多数。
著書に『T・S・エリオットの詩を解読する』(春風社、2015年)。

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村上春樹 精神の病と癒し

村上春樹 精神の病と癒し

  • 南富鎭(著)/2019年6月
  • 2700円(本体)/四六判上製360頁
  • 装丁:桂川潤

精神の病は不可逆である。一九七〇年と一九七三年にいったい何があったのだろう。(本文より)
病理は文化現象であるとの認識に基づき、村上春樹の文学を精神の病と癒しの側面から読み解く。
(ISBN 9784861106521)

目次|contents

はしがき
第1章 夢現象、青年期の危機、欠損―『納屋を焼く』『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』
第2章 発病、精神科医、風景構成法―『中国行きのスロウ・ボート』『めくらやなぎと眠る女』
第3章 自閉、二つの世界、三つの主体―『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』
第4章 自己消失、アイデンティティ、旅路説―『象』『ピクニック』『象の消滅』『鏡』
第5章 徴候、予感、発作、病の不可逆―『パン屋襲撃』『パン屋再襲撃』
第6章 分裂症、森田療法、反精神医学、旅路の始まり―『ノルウェイの森』
第7章 幻覚、有徴、無徴、ブラックホール―『羊をめぐる冒険』『ダンス・ダンス・ダンス』
第8章 象の帰還、宗教妄想、恩寵、不在の暴力性、対象喪失―『ねじまき鳥クロニクル』
第9章 旅路の終焉、物語の産屋、治癒の陥穽―『アンダーグラウンド』『underground 2』
あとがき
人名索引

著者| author

南富鎭(Nam Bujin)
1961年韓国醴泉生まれ。慶北大学校国語国文学科卒業。国語(韓国語)教諭。1990年日本文部省国費留学生として来日。筑波大学大学院文芸・言語研究科博士課程修了。博士(学術)。日本学術振興会外国人特別研究員。現在、静岡大学人文社会科学部教授。
主要著書『近代日本と朝鮮人像の形成』(勉誠出版、2002年)、『文学の植民地主義―近代朝鮮の風景と記憶』(世界思想社、2006年)、『松本清張の葉脈』(春風社、2017年)など。

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『パターソン』を読む―ウィリアムズの長篇詩

『パターソン』を読む

 ウィリアムズの長篇詩

  • 江田孝臣(著)/2019年5月
  • 3500円(本体)/四六判上製350頁
  • 装丁:桂川潤

アメリカのモダニズム詩人、ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ(1883~1963)の代表作『パターソン』(Paterson)。ジム・ジャームッシュ監督の同名映画にヒントを与えたこの長篇詩が追い求める「アメリカ的なるもの」とは?
文学的交流から地誌、産業史、政治、人種表象……と、さまざまな角度から読み深めた論考11篇と、ニュージャージ州パターソンの街についてのエッセイ2篇他を収録。
(ISBN 9784861106453)

目次|contents

『パターソン』の梗概
序 章 『パターソン』―映画と詩と街
第一章 ある産業都市の肖像―ニュージャージ州パターソン
第二章 ウィリアムズとアレン・ギンズバーグ
第三章 エズラ・パウンドとウィリアムズ―贈与交換と職業倫理
第四章 『パターソン』における「誤った(滝の)言葉」とは何か
第五章 『パターソン』の政治性
閑 話 バロネス・エルサ―アメリカ・モダニズムとダダの出会い
第六章 ウィリアムズの牧歌
第七章 ウィリアムズにおける人種表象
第八章 産業主義と批判する女たち―ウィリアムズの『春など』
第九章 ウィリアムズとハート・クレインの『橋』
第十章 イーストリバーを眺める三つの詩―『パターソン』第四巻第一セクション論
第十一章 アメリカ詩とメルヴィル―ウィリアムズとオルソンの場合

引用文献一覧
初出一覧
邦訳作品一覧
パターソン史年表
あとがき

著者| author

江田孝臣(えだ・たかおみ)
1956年、鹿児島県に生まれる。
1979年、千葉大学人文学部卒業。1985年、東京都立大学大学院博士課程人文科学研究科英文学専攻退学。中央大学経済学部助教授を経て、早稲田大学教授。
著書に『エミリ・ディキンスンを理詰めで読む』(春風社、2018)、『はじめて学ぶアメリカ文学史』(共著、ミネルヴァ書房、1991)、『批評理論とアメリカ文学』(共著、中央大学出版部、1995)。
訳書に、ヘレン・ヴェンドラー『アメリカの抒情詩―多彩な声を読む』(共訳、彩流社、1993)、『アメリカ現代詩101人集』(共訳、思潮社、1999)、『エズラ・パウンド事典』(雄松堂、2008)など。

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ジョイスの拡がり―インターテクスト・絵画・歴史

ジョイスの拡がり

インターテクスト・絵画・歴史

  • 田村章(著)/2019年3月
  • 3500円(本体)/四六判上製316頁
  • 装丁:矢萩多聞

ジョイスの作品を「他のテクストとの関係」「視覚芸術との関連」「歴史記述の問題」という三つの観点から解釈し、新たな読みの可能性を提示する。
テクストの〈細部〉と〈外部〉を大胆に往還するユニークなジョイス論!
(ISBN 9784861106255)

目次|contents

序章
第一部 テクスト/インターテクスト
第一章 ジェイムズ・ジョイスの「衣装哲学」―『ユリシーズ』第十挿話について
第二章 パノプティコンのような語りの空間―『ユリシーズ』第十二挿話について
第三章 「牡牛」をめぐるテクスト―『ユリシーズ』第十四挿話について
第二部 絵画への拡がり
第四章 ジェイムズ・ジョイスと視覚芸術に関する研究序論―『ユリシーズ』を中心に
第五章 ジョージ・ムアからジェイムズ・ジョイスへ―視覚芸術との関わりを中心に
第三部 歴史への拡がり
第六章 バックレーとロシアの将軍―『フィネガンズ・ウェイク』第二部第三章における戦争と革命の文脈
第七章 「ママルージョ」と歴史―『フィネガンズ・ウェイク』第二部第四章における歴史記述
第八章 聖パトリックと「ママルージョ」―第三部第三章冒頭における歴史記述
あとがき
初出一覧
引用・参考文献一覧
索引

著者|author

田村章(たむら・あきら)
金城学院大学文学部英語英米文化学科教授。
著書に、『ジョイスの迷宮―『若き日の芸術家の肖像』に嵌る方法』(共著、言叢社、2016年)、『表象と生のはざまで―葛藤する米英文学』(共著、南雲堂、2004年)、『フィクションの諸相―松山信直先生古希記念論文集』(共著、英宝社、1999年)などがある。

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非在の場を拓く―文学が紡ぐ科学の歴史

非在の場を拓く

文学が紡ぐ科学の歴史

  • 中村靖子(編)/2019年2月
  • 4100円(本体)/四六判上製586頁
  • 装丁:長田年伸

近代科学がもたらした技術は、いかに人間の想像力や表現手段を変容させてきたのか?
文学、思想、哲学、神経科学、美術史などの諸分野を横断し、「非在の場」をめぐり思考する10の刺激的論考。
(ISBN 9784861106354)

目次|contents

はじまりの言葉―文学が紡ぐ科学の歴史【中村靖子】
第I部 啓蒙主義以降の科学とポエジー
第1章 科学的術語の詩的展開—「引力と斥力」「プロトプラズマ」を例として【中村靖子】
第2章 啓蒙の時代の処方箋 近代的疎外を緩和するポエジーホフマン『黄金の壺』を手掛かりに【H・M・シュラルプ】
第II部 20世紀の科学技術と文学の変容
第3章 「キュビスム文学」における科学者の視点と虚構の世界―マックス・ジャコブ『聖マトレル』とブレーズ・サンドラール『モラヴァジーヌ』【松井裕美】
第4章 ゲオルク・ハイムのベルリン風景―技術化される一元論と見せかけの世界【大林侑平】
第5章 「正しい日本」を描くということ―戦間期の「国際映画」製作とテクノロジー【中川拓哉】
第III部 「戦後」を表現する
第6章 ピーノ・パスカーリと虚構の彫刻―一九六〇年代イタリアの芸術における文化的葛藤と呪術的想像力【池野絢子】
第7章 地獄のコウモリダコからビットの世界へ―ヴィレム・フルッサーの円環的思考【越智和弘】
第8章 レベッカ・ホルンの『反時計回りのコンサート』―非在を喚起する場としてのツヴィンガー牢獄【越智和弘】
第IV部 21世紀の文学の射程
第9章 意識の非在―脳の予測的符号化による意識の創発と消失【大平英樹】
第10章 思考実験と虚構世界、仮想世界、可能世界【三浦俊彦】
あとがき―文学と科学の妙なる関係【中村靖子】
執筆者紹介

編者|editor

中村靖子(なかむら・やすこ)
名古屋大学大学院文学研究科教授(ドイツ文学・思想史)
著書に
〔中村靖子/H・M・シュラルプ共編〕『「悪」の文学史―グリム、ホフマン、トラークル、イェリネクを道標として』(日本独文学会研究叢書071巻、日本独文学会、2010年)
〔単著〕『「妻殺し」の夢を見る夫たち—ドイツロマン派から辿る〈死の欲動〉の生態学』(松籟社、2013年)
〔編著〕『虚構の形而上学―「あること」と「ないこと」のあいだで』(春風社、2015年)
などがある。

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翻訳とアダプテーションの倫理―ジャンルとメディアを越えて

翻訳とアダプテーションの倫理

ジャンルとメディアを越えて

  • 今野喜和人(編)/2019年2月
  • 3500円(本体)/四六判上製428頁
  • 装丁:矢萩多聞

ジャンルやメディアの区分が消滅しつつある現代において、オリジナル/ソースに忠実であるという規範はどこまで有効なのか。
文学や諸芸術における翻訳・アダプテーションの持つ意味を横断的・重層的に考察することで、新たな倫理問題を提起する。
(ISBN 9784861106217)

目次|contents

はじめに
第一部 翻訳の倫理

第一章 馴化された翻訳と澁澤龍彦―法律、政治と文学【スティーブ・コルベイユ】
第二章 ポール・ヴァレリーの翻訳体験をめぐって―ウェルギリウス『牧歌』仏語韻文翻訳から『樹についての対話』執筆へ【安永愛】
第三章 ミラン・クンデラと自己翻訳―フランスを介した「一般化」から読み解く作者の意図【ローベル柊子】
第四章 削除と伏字―谷崎潤一郎と窪田空穂の『源氏物語』現代語訳【中村ともえ】
第五章 事態把握と翻訳―認知言語学から見た逐語訳とアダプテーションの間【大薗正彦】
第二部 アダプテーションの倫理
第六章 法の侵害か、モラルの侵犯か―映画『ノスフェラトゥ』と原作『ドラキュラ』をめぐる考察【花方寿行】
第七章 芥川龍之介と黒澤明の貸借対照表―映画『羅生門』におけるアダプテーション再考【今野喜和人】
第八章 二つの「伊豆の踊子」―翻案(アダプテーション)としての映画【田村充正】
第九章 ヌマンシアのアダプテーション―ローマ帝国からセルバンテスそしてナショナリズムへ【大原志麻】
第三部 アダプテーション研究の可能性
第一〇章 ジェスの「トランスレーションズ」―あるいは創造的な共謀へのいざないについて【山内功一郎】
第一一章 ル・ボン「民族心理学」の東アジアにおける受容―李光洙・夏目漱石・魯迅を中心に【南富鎭】
第一二章 古代庭園文化の受容と翻案―寝殿造庭園と「名所」の発生【袴田光康】
第一三章 もの言う農民作家―閻連科の小説に見る倫理【桑島道夫】
第一四章 動物と私のあいだ―中上健次『熊野集』「熊の背中に乗って」「鴉」【渡邊英理】
執筆者紹介
索引

編者|editor

今野喜和人(こんの・きわひと)
静岡大学人文社会科学部教授
著訳書に
〔翻訳〕フランソワ・ダゴニェ『面・表面・界面』(法政大学出版局、金森修との共訳、1990年)
〔論文〕「芥川龍之介と〈宿命の女〉―「薮の中」の真砂像をめぐって」(『比較文学』、1992年)
〔単著〕『啓蒙の世紀の神秘思想―サン=マルタンとその時代』(東京大学出版会、2006年)
などがある。

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D・H・ロレンスと雌牛スーザン―ロレンスの神秘主義をめぐって

D・H・ロレンスと雌牛スーザン

ロレンスの神秘主義をめぐって

  • ウィリアム・ヨーク・ティンダル(著)、木村公一、倉田雅美、小林みどり(訳)/2019年2月
  • 4000円(本体)/四六判上製328頁
  • 装丁:長田年伸

ロレンスが飼っていた雌牛との神秘的で象徴的な関わりを通じて、個人的宗教なるものの確立に至った過程を綿密に検証した思想的評伝。
(ISBN 9784861106279)

目次|contents

凡例
序論
第1章 日ごとの苦労
第2章 心配無用
第3章 動物・植物・鉱物の愛
第4章 石器時代の教訓
第5章 ヴェールを脱いだスーザン
第6章 ファシストたちの中のロレンス
第7章 人工岩
訳者あとがき
索引

著者・訳者|author and translators

【著者】ウィリアム・ヨーク・ティンダル(William York Tindall)
1903年生まれ。コロンビア大学教授。ロレンスの他、ジェイムズ・ジョイス、ディラン・トマス、W・B・イェーツ、サミュエル・ベケットらについての著作がある。1981年没。

【訳者】
木村公一(きむら・こういち)
1946年、大阪府に生まれる。1975年、早稲田大学大学院文学研究科英文学専攻博士課程修了。1994-6年、2006-7年、ロンドン大学・ノッティンガム大学交換研究員。早稲田大学名誉教授。国際日本学会(IAJS)名誉会長。
主な著書・訳書に、『文学とことば』(共著、荒竹出版社、1990)、『英米小説序説』(共著、松柏社、1992)、『ケンブリッジ版評伝―若き日のD・H・ロレンス』(編訳、彩流社、1998)、『D・H・ロレンス事典』(共編訳、鷹書房弓プレス、2002)、『オーストラリアのマイノリティ研究』(共著、オセアニア出版社、2004)、『言語表現と創造』(共著、鳳書房、2005)、『D・H・ロレンス短編全集(第五巻)』(共訳、大阪教育図書出版、2006)、『ヘンリー・ミラー全集(第九巻)―迷宮の作家たち』(編訳、水声社、2006)、『ヘンリー・ミラーを読む』(共著、水声社、2007)、『ロレンス 愛と苦悩の手紙―ケンブリッジ版D・H・ロレンス書簡集』(共編訳、鷹書房弓プレス、2011)、『ポストコロニアル事典』(編著、南雲堂、改訂版、2014)、クヌド・メリル『一人の詩人と二人の画家―D・H・ロレンスとニューメキシコ』(共訳、春風社、2016)など。

倉田雅美(くらた・まさみ)
1947年、東京都に生まれる。1970年、立教大学文学部英米文学科卒業。1972年、立教大学大学院文学研究科修了。1977年、ノッティンガム大学大学院修了。2008-2009年、ケンブリッジ大学、ノッティンガム大学客員研究員。東洋大学名誉教授。日本ロレンス協会評議委員。
主な著書・訳書に、ルイス・クローネンバーガー『壮大への渇仰』(共訳、法政大学出版局、1985)、『身体のイメージ―イギリス文学からの試み』(共著、ミネルヴァ書房、1991)、『話題源英語(下)』(共著、東京法令出版、1989)、ポール・ポプラウスキー『D・H・ロレンス事典』(共編訳、鷹書房弓プレス、2002)、D・H・ロレンス『D・H・ロレンス短篇全集第四巻』(共訳、大阪教育図書、2005)、『ロレンス―人と文学(世界の作家)』(単著、勉誠出版、2007)、『ロレンス 愛と苦悩の手紙―ケンブリッジ版D・H・ロレンス書簡集』(共編訳、鷹書房弓プレス、2011)、クヌド・メリル『一人の詩人と二人の画家―D・H・ロレンスとニューメキシコ』(共訳、春風社、2016)など。

小林みどり(こばやし・みどり)
1949年静岡県に生まれる。1972年立教大学文学部英米文学科卒業。1976年立教大学大学院文学研究科修士課程修了。2000年2月-3月、2006年10月-2007年3月、ノッティンガム大学客員研究員。元・東海大学准教授。元・日本ロレンス協会評議員。
主な著書・訳書に、『D・H・ロレンスと現代』(共著、日本ロレンス協会編論文集、国書刊行会、1995)、『21世紀のD・H・ロレンス』(共著、日本ロレンス協会編論文集、国書刊行会、2015)、テリー・イーグルトン『マルクス主義と文芸批評』(共訳、国書刊行会、1987)など。

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