イギリス湖水地方―ピーターラビットのガーデンフラワー日記

イギリス湖水地方

ピーターラビットのガーデンフラワー日記

  • 臼井雅美(著)/2024年6月
  • 2200円(本体)/四六判並製162頁
  • 装丁・レイアウト:矢萩多聞

イギリス湖水地方で出会った、個性豊かな花々の共演――
季節の移ろいにそってトレッキングした際に出会った、カントリー・ハウスやコテージなどのガーデンとそこに植えられた草木をカラー写真とともに紹介するエッセイ。『イギリス湖水地方―ピーターラビットの野の花めぐり』(2023年)の続編。
(ISBN 9784861109485)

目次|contents

プロローグ
Ⅰ 春の囁きに誘われて
春雨のしずくの精たち クロッカス(Crocus)
パレットから飛び出した黄色いブーケ スイセン(Narcissus)
小さな星たちの願い ヒヤシンス(Common Hyacinth)
陽光に向けて、満面の笑顔 パンジー(Pansy)
大切な宝物を守っているよ チューリップ(Tulip)
秘境からやってきた客人 ブルーポピー(Blue Poppy)
にっこり赤ちゃんのほっぺ ナデシコ(Pink)
みんなで集まって大合奏 ベルフラワー(Bell Flower)
黄色のショールがふんわりと レンギョウ(Golden Bells)
ハンカチを振ってごあいさつ モクレン(Mulan Magnolia)
両手からこぼれそうな幸せの束 シャクナゲ(Rhododendron)
秘密の誓いの証 バラ(Rose)
Ⅱ 初夏から夏へ、光との共演
小さな森から顔を出した子供たち ベゴニア(Begonia)
溢れ出る思いを込めて ペチュニア(Petunia)
窓辺のささやき声 ゼラニウム(Garden Geranium)
耳元で揺れるイヤリング フクシヤ(Fuchsia)
小さな蝶たちのピクニック ロベリア(Edging Lobelia)
葉っぱのお皿に添えられて ナスタチウム(Nasturtium)
香りのメッセンジャー ラヴェンダー(Lavender)
虹色のキャンドルが放つ光 アイリス(Iris)
手のひらいっぱいの喜び クレマチス(Clematis)
色と水の魔術師 アジサイ(Japanese Hydrangea)
黄緑のクッションにもたれて ギボウシ(Plaintain Lily)
庭で踊るボールたち アリウム(Allium)
雨上がりに灯った小さな炎 アザレア(Azalea)
天から降り注いだ金の鎖 ラバーナム(Laburnum)
紫のドレスに包まれて フジ(Japanese Wisteria)
揺れる赤いビーズの房 セイヨウスグリ(Gooseberry)
Ⅲ 秋のそよ風に揺れて

星たちの静かな願い アスター(Aster)
宇宙からの使者 コスモス(Common Cosmos)
秋風に向かって、Shall we dance? シュウメイギク(Japanese Anemone)
黄色いコスチュームでイナバウワー イエローコーンフラワー(Yellow Coneflower)
庭を跳ね回る子供たち エキノプス(Echinops)
荒れ地から噴き出した恵み エリカ(Erica)
背伸びをして何を見ているの? ユリ(Lily)
秋を守るガードマン パンパスグラス(Pampas Grass)
恥ずかしがり屋さんのシルエット シクラメン(Cyclamen)
魔女が吹きかけた息の跡 ウィッチヘーゼル(Witch Hazel)
Ⅳ 冬から春に向けて
雪の精からの贈り物 クリスマスローズ(Christmas Rose)
暖かなケープをまとって ツバキ(Camellia Japonica)
寒風からしっかりと身を守って ボケ(Flowering Quince)
お祝いの時がやってきたよ セイヨウヒイラギ(European Holly)
春へのプレリュード セイヨウサンシュユ(Cornelian Cheery Dogwood)
赤と緑のネックレス コトネアスター(Cotoneaster)
ほのかな灯りのシンフォニー ロウバイ(Chimonanthus)
エピローグ
参考文献

著者|author

臼井雅美(うすい・まさみ)
1959年神戸市生まれ。同志社大学文学部・文学研究科教授。神戸女学院大学卒業後、同大学院修士課程修了(文学修士)、1987年ミシガン州立大学修士課程修了(M.A.)、1989年博士課程修了(Ph.D.)。ミシガン州立大学客員研究員を経て、1990年広島大学総合科学部に専任講師として赴任。同大学助教授、同志社大学文学部助教授を経て、2002年より現職。著書に、『記憶と共生するボーダレス文学―9・11プレリュードから3・11プロローグへ』(2018年)、『カズオ・イシグロに恋して』(2019年)、『赤バラの街ランカスター便り』(2019年)、『ビアトリクス・ポターの謎を解く』(2019年)、『不思議の国のロンドン』(2020年)、『ボーダーを超えることばたち―21世紀イギリス詩人の群像』(2020年)、『記憶と対峙する世界文学』(2021年)、『ふだん着のオックスフォード』(2021年)、『イギリス湖水地方アンブルサイドの女神たち』(2021年)、『イギリス湖水地方モアカム湾の光と影』(2022年)、『ブラック・ブリティッシュ・カルチャー―英国に挑んだ黒人表現者たちの声』(2022年)、『イギリス湖水地方におけるアーツ・アンド・クラフツ運動』(2023年)、『イギリス湖水地方―ピーターラビットの野の花めぐり』(2023年)などがある。

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イギリス湖水地方―ピーターラビットの野の花めぐり

イギリス湖水地方

ピーターラビットの野の花めぐり

  • 臼井雅美(著)/2023年9月
  • 2200円(本体)/四六判並製158頁
  • 装丁・レイアウト:矢萩多聞

早春、春から初夏、光の夏、実りの秋、そして貯えの冬――
季節の移ろいに応じてさまざまな表情を見せるイングランド湖水地方の野の花をピーターラビットとともにめぐる。カラー写真満載。
(ISBN 9784861108785)

目次|contents

プロローグ
Ⅰ 春の訪れとともに
雪の結晶から生まれた妖精 スノードロップ(Snowdrop)
春一番の微笑み プリムローズ(Primrose)
可憐な少女 スミレ(Violet)
光の訪問者 ラッパスイセン(Daffodil)
地面に散った星の群れ ヤブイチゲ(Wood Anemone)
Ⅱ 初夏への扉
うなだれた黒服の貴婦人 フリティラリア(Fritillary)
寄り添ってうなだれているの キバナノクリンザクラ(Cowslip)
早く私を探して アルム(Arum)
たくさん集まって、何のおはなし? キンポウゲ(Buttercup)
待っていますからね ノハラワスレナグサ(Wood Forget-Me-Not)
わたしたちの世界へようこそ ブルーベル(Bluebell)
そんなに急いで通り過ぎないで ラムソンズ(Ramsons)
海を越えた侵入者 ガーリック・マスタード(Garlic mustard)
紫の手袋に包まれて アーリー・パープル・オーキッド(Early Purple Orchid)
涙のビーズが並びます スズラン(Lily-of-the-Valley)
甘い香りで誘ってくる スイカズラ(Honeysuckle)
一緒に静かな時を過ごして オダマキ(Columbine)
水辺で輝く光 リョウキンカ(Marsh Marigold)
生垣からあなたのことを見ています ヨーロッパノイバラ(Wild Rose)
どこからか現れる貴人 ツルニチニチソウ(Periwinkle)
小さな贈り物 野いちご(Wild Strawberry)
Ⅲ 夏の光のもとで
ハンドベルから飛び出した調べ ソロモン王の印章(Common Solomon’s Seal)
あなたの足を包んであげます レイディース・スリッパー・オーキッド(Lady’s Slipper Orchid)
たくさんのお花で守ってあげるね マルタゴンリリー(Martagon Lily)
揺れる思いが開きました ウェリッシュ・ポピー(Welsh Poppy)
水鳥たちの友達が来たよ キショウブ(Yellow Iris)
海がつくった波の花 アルメリア(Thrist)
藪からのぞいたお顔 セイヨウヒルガオ(Hedge Bindweed)
背高のっぽのダンサーたち ジギタリス(Foxglove)
Ⅳ 秋の憂いの囁き
秋風を呼んでいます セイヨウイラクサ(Nettle)
秋風にゆれて優しく咲く スカルキャップ(Skullcap)
荒れ地に揺れる風の子たち ヘザー(heather, Ling)
君のほっぺをいっぱいにするよ ブラックベリー(Blackberry)
揺れるレースの帽子たち ノラニンジン(Wild Carrot)
ひっそりと咲く姿への賛歌 イトシャジン(Harebell)
たくましさの勲章 アザミ(Welted Thistle)
嵐の中でもめげません ハリエニシダ(Common Gorse)
恥ずかしくて真っ赤になってしまったの セイヨウナナカマド(Rowan)
Ⅴ 冬に守られる命
春の新たな命への道のり ヨーロッパイチイ(Yew)
エピローグ
参考文献

著者|author

臼井雅美(うすい・まさみ)
1959年神戸市生まれ。同志社大学文学部・文学研究科教授。神戸女学院大学卒業後、同大学院修士課程修了(文学修士)、1987年ミシガン州立大学修士課程修了(M.A.)、1989年博士課程修了(Ph.D.)。ミシガン州立大学客員研究員を経て、1990年広島大学総合科学部に専任講師として赴任。同大学助教授、同志社大学文学部助教授を経て、2002年より現職。著書に、『記憶と共生するボーダレス文学―9・11プレリュードから3・11プロローグへ』(2018年)、『カズオ・イシグロに恋して』(2019年)、『赤バラの街ランカスター便り』(2019年)、『ビアトリクス・ポターの謎を解く』(2019年)、『不思議の国のロンドン』(2020年)、『ボーダーを超えることばたち―21世紀イギリス詩人の群像』(2020年)、『記憶と対峙する世界文学』(2021年)、『ふだん着のオックスフォード』(2021年)、『イギリス湖水地方アンブルサイドの女神たち』(2021年)、『イギリス湖水地方モアカム湾の光と影』(2022年)、『ブラック・ブリティッシュ・カルチャー―英国に挑んだ黒人表現者たちの声』(2022年)、『イギリス湖水地方におけるアーツ・アンド・クラフツ運動』(2023年)などがある。

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新先蹤録―秋田高校を飛び立った俊英たち

新先蹤録

秋田高校を飛び立った俊英たち

  • 秋田高校同窓会新先蹤録委員会(編)/2023年9月
  • 2000円(本体)/A5判変形並製360頁
  • 装丁:矢萩多聞 /装画:ミロコマチコ《鳥との対話》

「わが生わが世の天職いかに」秋田県立秋田高等学校創立150周年記念。各方面で活躍し大きな足跡を残した38名それぞれのライフヒストリーをまとめる。
(ISBN 9784861108723)

目次|contents

先蹤追ひつつ未来の望み―新先蹤録発刊に寄せて 【銭谷眞美】

青江舜二郎 戯曲と評伝、二つのジャンルで人間を探究 劇作家・評論家
明石 康  努力と忍耐でカンボジアに和平をもたらす 元国連事務次長
秋山正子  「どんなときでも、命は輝く」を実践 訪問看護師
阿部信泰  世界の外交要所に特命全権大使として足跡を残す 元外交官
荒井 献  聖書を古典として読み解き、イエスの時代を描く 聖書学者
伊藤 隆  探索した史料と聞き書きで日本近現代史を再構築 歴史学者
伊東 博  日本における「カウンセリング」の先駆者 教育学者
井上隆明  文人の香りを放つ秋田の文化の生き字引 文芸評論家
井上房子  草創期の美術館運営を担ったアートの探求者 学芸員
岩崎俊一  磁気記録の独創的な発明でビッグデータ時代の扉を開く 工学者
小畑勇二郎 生涯教育を県政の柱にすえた政治家 元秋田県知事
加藤日出男 社会を下支えする若者たちを全力で励ます 社会運動家
菊池栄一  中学でゲーテに開眼、生涯をその研究に捧げる ドイツ文学者
北林照助  鋭い先見性で県政をただし、政策提案した 元秋田県議会議員
木村興治  頂点を極め、競技力向上と国際親善に尽力 卓球世界王者
小玉健吉  無心で顕微鏡をのぞきつづけ、白神こだま酵母を発見 酵母菌研究者
小玉得太郎 文化と経済を往還して人間学を唱え、実践した 実業家
齋藤昭一郎 伝統の山廃で秋田清酒の評価を高めた酒造家 飛良泉二五代蔵元
佐々木毅  利と理をつなぎ、現実政治の改良に力を尽くす 政治学者
佐々木常夫 私にとっての仕事・会社・家族 「生活と働き方改革」実践提言者
佐々木義武 資源小国日本の舵取り役 通産大臣
佐藤菊夫  「秋田県民歌」復活の立役者、普及にも尽くす 指揮者
佐藤嘉尚  作家に愛され、オモシロいことをマジメに追究した 編集者
椎名其二  反権力の心情を貫き通した自由人 フランス文化研究者
鈴木重晴  秋高OB唯一のオリンピアン 陸上競技五輪選手
中村和雄  日本人が世界に勝つバスケ追究 バスケットボール指導者
西木正明  現代史の大波の裏に隠された人間ドラマを描く 作家
野口達二  「滅びの美学」に魅せられ、歌舞伎で表現した 劇作家
橋本五郎  歴史を参照しながら「いま」という時代を記録 ジャーナリスト
林左絵子  次世代大型望遠鏡の製作を究め宇宙の謎解きに挑む 天文学者・天文工学者
平野政吉  フジタにほれ込み名作の数々を秋田に残す 美術品収集家
分銅惇作  独自の文学研究を極めた教育者 近代日本文学研究者
前田 庸  病と闘い不屈の人生を切り拓く 商法学者
町田與太郎 戦時下の秋中で修身の授業の合間に哲学を説いた教師 教育者
町田 睿  ふるさと秋田の力を信じて人々を鼓舞し続けた 銀行家
山梨絵美子 美術作品の力を伝える人を目指して 美術史家
吉村 昇  人生の四半世紀を大学改革に挑む 元秋田大学学長
吉本高志  脳神経外科学を極め、大学改革に邁進した 元東北大学総長

母校に栄光あれ―あとがきに代えて 【畠山 茂】

編者|editors

秋田高校同窓会新先蹤録委員会(あきたこうこうどうそうかいしんせんしょうろくいいんかい)

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つまみ食いエッセイ集 栄養のない野菜

つまみ食いエッセイ集 栄養のない野菜

  • 山田英美(著)/2023年6月
  • 1800円(本体)/四六版並製コデックス装208頁
  • 装丁:苑田菊見

子どものころから好奇心旺盛、いまも興味は植物、絵画、料理、旅…と、とどまることを知らない著者が綴る、道草的ライフのすすめ。

(ISBN 9784861108815)

目次|contents

I 芽
コケちゃん
奥能登 珍食旅の記
ベルギーワッフル
蟻のオクション
エレファント・マン
城崎にて
ある少女の生と死(一)
いちじく
わたしの断捨離

II 蕾
のっぺらぼう効果
「口ぐせ」をチェック
おたあ・ジュリアというひと ―神津島にて―
もうひとつの戦災 ―波照間島にて―
青蔵鉄道 寝台列車にて
マンガ論議
栄養のない野菜―キュウリ(胡瓜)礼賛
ジャガイモ泥棒
青蛙
わたしの隣人とは

III 彩
ヒヨッコ ひよっこ
「Rの椿」と犬
春鶯囀
わたしがササユリだったころ
路地裏のササユリ
「しろ」
ある少女の生と死(二)
敬老の日

IV 実
とり―君の名は
『土喰うて 虫喰うて 渋ーい』
知るより感じる―非認知能力
植物から学ぶ
年齢をきく
福良のサンセット

「イグアナの娘」にみる母と娘
あとがき―つまみ食い

著者|author

山田英美(やまだ・ひでみ)
山梨大学名誉教授・身延山大学名誉教授。
スクールカウンセラー歴任。専門は臨床発達心理学。
著書に『幼児キャンプ―森の体験』(春風社、2001年)、『幼児キャンプ―雪の体験』(春風社、2004年)、『ネパール家庭料理入門』(農文協、1995年)他。

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祇園祭の物語

祇園祭の物語

  • 小谷野裕子(著)/2022年6月
  • 2000円(本体)/四六判並製300頁
  • 装丁:苑田菊見

20年以上にわたって祇園祭の取材を重ねてきた著者が、その魅力と歴史を語る。
伝統文化を守り支える人たちの姿を活写!
(ISBN 9784861108167)

目次|contents

第一章 はじめの三年
第二章 鉾、出張す
第三章 神輿、輝く
第四章 くじを取る
第五章 異国趣味
第六章 歴史をさらう
第七章 世界遺産登録
第八章 震災のあと
余話三つ

著者|author

小谷野裕子(こやの・ゆうこ)
1946年中国大連生まれ。
1967年京都女子大学短期大学部英文科卒業。
夫の留学と駐在に伴い、1974年から1975年、1985年から1990年にかけて家族でアメリカに住む。
著書に、From a town on the Hudson: A Japanese Woman’s Life in America(1996, Tuttle)、『金色の瞑想―もうひとつの日本・こころの旅』(2008年、春風社)、『素描・杉原千畝』(2017年、春風社)などがある。

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わたしの学術書―博士論文書籍化をめぐって

わたしの学術書

博士論文書籍化をめぐって

  • 春風社編集部(編)/2022年4月
  • 2000円(本体)/A5判並製502頁
  • 装丁:中本那由子
  • 装画:市川詩織

「研究」と「出版」。どちらも(大変だけど)おもしろい!

「研究」を職業にするってどういうこと?
職業にしなくても研究ってできるの?
学術書を出版するってどういうこと?
研究者を志したけど悩んでます……。

生きていくなかで「深く学ぶこと」を軸に据え、学術出版社・春風社で博士論文を出版した研究者総勢58名による、博論書籍化体験記エッセイ。
研究テーマと出会ったときの胸のときめき、調査での悲喜こもごも、博士論文執筆時の苦労、博論を書籍化する際の醍醐味、刊行後の世界の広がり方――。
「研究」とのいろいろな付き合い方、「出版」までのいろいろな道程が見えてくる!

(ISBN 9784861107610)

目次|contents

はじめに

1. 時を経ても 田中典子(清泉女子大学教授)/言語学
2. 批判的思考への入口 石川文也(立教大学教授)/言語学
3. 研究者人生の「背骨」 水野剛也(明治大学教授)/歴史学
4. より多くの読者に届けるため 渡部森哉(南山大学教授)/中南米考古学
5. 遠い遠いプーシキンへの道 小林実(十文字学園女子大学教授)/日本近代文化史
6. ゾラと荷風とオペラとわたし 林 信蔵(福岡大学准教授)/日仏比較文学
7. 出版から広がる人の輪 岡本亮輔(北海道大学准教授)/宗教学
8. 自論を見直し磨く訓練 金香淑(日本大学文理学部講師)/神話研究
9. 様々な機会への扉 石黒武人(立教大学准教授)/異文化コミュニケーション学
10. 偶然の翼に乗って 花本知子(京都外国語大学准教授)/イタリア現代文学
11. 失われるもの、ひらかれるもの 平畑奈美(東洋大学教授)/日本語教育
12. 教わる、教えるの連鎖のなかで 山口未花子(北海道大学准教授)/文化人類学
13. 新たな研究に踏み出すため 吉田早悠里(名古屋大学准教授)/文化人類学
14. 学問を実践につなげる手段として 岩崎大(東洋大学、東京理科大学、富士リハビリテーション大学校非常勤講師)/哲学
15. わたしはなぜ「出かける」のか 土井清美(中央学院大学准教授)/文化人類学
16. ありのままの姿を描く 金縄初美(西南学院大学教授)/文化人類学
17. たびたびの奇縁 四方田雅史(静岡文化芸術大学教授)/近代日本・アジア経済史
18. 研究の節目として 内村琢也(創価大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程修了)/日本宗教学
19. 新しい学問領域を開拓する魅力 牧野冬生(早稲田大学芸術学校准教授)/文化人類学
20. 書くことで現在地を知る 奥田若菜(神田外語大学准教授)/文化人類学
21. 学術書が築いてくれる縁 石垣千秋(山梨県立大学准教授)/比較政治
22. 時間をかけて向き合う 田中英資(福岡女学院大学教授)/社会人類学
23. 「ご縁」に導かれて 那須理香(国際基督教大学大学院アーツ・サイエンス研究科比較文化専攻博士後期課程修了)/比較文化
24. 「見る」を考える本は手触りを大事にした 宗 洋(高知大学准教授)/英文学・映像メディア)
25. 軛であり翼であり 村上晶(駒澤大学講師)/宗教社会学
26. 弟との対峙 杉田浩崇(広島大学准教授)/教育学
27. 敗者を記録する 住江淳司(名桜大学大学院〈博士後期課程〉特任教授)/歴史学
28. それは一つの質問から 栗田奈美(恵泉女学園大学准教授)/認知言語学
29. 「遅い」は理由にならない 福井崇史(國學院大學教授)/一九世紀末アメリカ文学
30. 「プラットフォーム」から次へ 早川公(大阪国際大学准教授)/文化人類学
31. それは倫理だった 橋本憲幸(山梨県立大学准教授)/国際教育開発論・教育哲学
32. 「日本」を相対化する 芳賀理彦(敬愛大学准教授)/比較文学
33. つながりを書く、つながらないことを書く 椿原敦子(龍谷大学准教授)/文化人類学
34. 教育の公共性と正義を求めて 生澤繁樹(名古屋大学准教授)/教育哲学
35. 「憧れと錯覚」が生み出すもの 関根裕子(早稲田大学等非常勤講師、合唱指揮者)/ウィーン世紀転換期文学
36. それは番付の整理から始まった 寺田詩麻(龍谷大学准教授)/演劇学
37. 国際的な発信を目指して 阪本公美子(宇都宮大学教授)/開発学
38. フィールドでの約束 茶谷智之(兵庫教育大学講師)/文化人類学
39. 付箋への応答 坂本薫(國學院大學兼任講師、國學院大學大学院PD研究員)/日本語学
40. わずかな、始まりの一歩 石田智恵(早稲田大学准教授)/文化人類学
41. 学問領域の境界を超える 外山健二(山口大学教授)/アメリカ文学・英語文学
42. 書くことによる人間形成 山田直之(関西大学准教授)/教育哲学
43. 女性の尊厳を考える 甲斐田きよみ(文京学院大学准教授)/ジェンダーと開発
44. 教える立場の語りを伝える 瀬尾悠希子(東京大学講師)/日本語教育学
45. 子どもと一緒に本を生む 問芝志保(東北大学准教授)/宗教学
46. そこから何かが始まる 佐藤憲一(東京理科大学教授)/アメリカ文学
47. 結び、そして繋ぐ 埋忠美沙(お茶の水女子大学准教授)/演劇学
48. ともに成長する 横田祥子(滋賀県立大学准教授)/社会人類学
49. 行雲流水の研究歴 吉田亞矢(京都大学国際高等教育院特定講師)/アメリカ文学
50. 書籍化への原動力の源は 石原美奈子(南山大学教授)/文化人類学
51. 民衆の視点から捉える民族対立 眞城百華(上智大学准教授)/エチオピア史
52. 女子教育の行く末を探る 山内由賀(立命館大学、神戸女子大学非常勤講師)/フランス女子教育史
53. 書籍というモノになること 中村美帆(青山学院大学准教授)/文化政策研究
54. タイトルという指標 長岡慶(日本学術振興会特別研究員)/医療人類学
55. 学際的な研究への架け橋 坂口真康(兵庫教育大学講師)/教育社会学・比較教育学
56. 分岐点に戻る 小川史(横浜創英大学教授)/社会教育史
57. そのスケールの大きさ 佐藤陽祐(中央大学兼任講師)/現代哲学
58. スリルを味わう 島克也(安田女子大学講師)/現代アメリカ文学

掲載書籍・書誌データ

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対談集 春風問学

対談集 春風問学

  • 春風社編集部(編)/2021年10月
  • 1800円(本体)/四六判並製320頁
  • 装丁:南伸坊

セキュラーなもろもろを離れ学のよろこびを
2012年より春風社で行ってきた対談を集成し、における学の意義と出版のあり方を問う。

対談者一覧
池内 紀(ドイツ文学者、エッセイスト)、長田 弘(詩人)、平尾 隆弘(文藝春秋元社長)、中条 省平(フランス文学者、学習院大学文学部教授)、橋本 照嵩(写真家)、佐々木 幹郎(詩人)、桂川 潤(装丁家)、横須賀 薫(教育学者、宮城教育大学・十文字学園女子大学名誉教授)、鈴木 哲也(京都大学学術出版会専務理事長)、馬渡 元喜(図書新聞元役員)、大嶋 拓(映画作家)、上野 勇治(港の人代表取締役)、石渡 博明(「安藤昌益の会」事務局長)、朝岡 和俊(朝岡鍼灸院院長)、畑野 文夫(講談社インターナショナル元代表、正知会代表)、吉原 直樹(社会学者、東北大学名誉教授)、末松 裕基(教育学者、東京学芸大学准教授)、生澤 繁樹(教育学者、名古屋大学准教授)、橋本 憲幸(教育学者、山梨県立大学准教授)、三浦 衛(春風社代表取締役社長)

(ISBN 9784861107689)

目次|contents

対話はよろこび、学を問いつづけて(はじめに)
池内紀の読書会 人生は引き算、本は足し算(池内紀×三浦衛)
長田弘の読書会 もっと本を読もう(長田弘×三浦衛)
「本を読む、書く、出版する」よもやま対談(平尾隆弘×三浦衛×中条省平)
北上川という宇宙 3・11以前の「日常」をめぐって(橋本照嵩×佐々木幹郎×桂川潤×三浦衛)
文は人(池内紀×横須賀薫×三浦衛)
「本は物である」考(桂川潤×三浦衛)
学術書の未来 学術書の出版はどこへ向かうのか(鈴木哲也×三浦衛×馬渡元喜)
教育・学問の原点 鎌倉アカデミアに学ぶ(大嶋拓×三浦衛)
本づくりの根 赤羽―鎌倉―桜木町(上野勇治×三浦衛)
「学ぶ」について 昌益の学び、昌益に学ぶ(石渡博明×三浦衛)
知識と経験と勘 鍼灸の世界(朝岡和俊×三浦衛)
叡智の人 森田正馬にきく 森田療法の誕生(畑野文夫×三浦衛)
「ソコカラ ナニ ガ ミエル?」 都市をめぐって(吉原直樹×三浦衛)
「悪の凡庸さ」とリーダーシップ 『教育のリーダーシップとハンナ・アーレント』をめぐって(末松裕基×生澤繁樹×橋本憲幸×三浦衛)

書評・紹介

『対談集 春風問学』が『秋田魁新報』で紹介されました。

 

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文の風景 ときどきマンガ、音楽、映画

文の風景 ときどきマンガ、音楽、映画

  • 三浦衛(著)/2021年8月
  • 3500円(本体)/四六判上製コデックス装608頁
  • 装丁:矢萩多聞

学術出版社の代表が、古今東西の本を読み、笑い、嘆じ、学ぶ書評エッセイ。ブログ「よもやま日記」2010年1月~2021年5月より抜粋。

(ISBN 9784861107498)

本書に出てくる書籍、ほか

『人間の探求』『法隆寺』『釈譜詳節』『新井奥邃著作集』『僕の解放前後 1940-1949』『物権法概説』『坂の上の雲』『黄昏』『幻滅』『ゴリオ爺さん』『火山の下』『読書百遍』『活火山の下』『従妹ベット』『浮かれ女盛衰記』『従兄ポンス』『小説世界のロビンソン』『旅に溺れる』『牡牛と信号 〈物語〉としてのネパール』『バルザック』『モンテ・クリスト伯』『文学全集を立ちあげる』『嵐が丘』『失われた時を求めて』『菅江真澄遊覧記』『インド・まるごと多聞典』『公共する人間5 新井奥邃』『南総里見八犬伝』『源氏物語』『バルザック全集』『ウジェニー・グランデ』『斎藤喜博全集』『島小研究報告』『斎藤喜博研究の現在』『光る源氏の物語』『ローマ帝国衰亡史』『蘆花徳冨健次郎』『父 中野好夫のこと』『司馬江漢考』『鏡花全集』『サミュエル・ジョンソン伝』『蘆花日記』『論語』『字統』『プルーストの浜辺――『失われた時を求めて』再読』『私の好きな孤独』『アメリカ原風景』『詩は友人を数える方法』『窯変 源氏物語』『明日』『中原中也全集』『資本論』『聖書』『ファーブル昆虫記』『「いき」の構造』『新万葉集』『中島のてっちゃ』『力いっぱい地方出版』『田んぼの隣で本づくり』『ことばが劈かれるとき』『大菩薩峠』『心身医学入門』『待つしかない、か。』『写真集 気仙川』『新版 待つしかない、か。』『偶然の装丁家』『われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか』『字通』『詩的思考のめざめ――心と言葉にほんとうは起きていること』『通勤電車でよむ詩集』『春と修羅』『日本の七十二候を楽しむ 旧暦のある暮らし』『講談社少年少女世界文学全集』『古事記』『本は物である 装丁という仕事』『細野晴臣 とまっていた時計がまたうごきはじめた』『細野晴臣 分福茶釜』『タモリ学』『女人源氏物語』『講談社古語辞典』『存在と時間』『こゝろ』『山椒大夫』『ジャポニカ』『広辞苑』『平凡社世界大百科事典』『大辞林』『図書新聞』『週刊読書人』『女たちの光源氏』『シェイクスピア・アンド・カンパニー書店』『ユリシーズ』『今朝の一句 366日の俳句ごよみ』『俳句日暦 一人一句366』『合本俳句歳時記』『ジェイムズ・ジョイス伝』『ユング自伝』『イソップ童話』『田村隆一全集』『若い芸術家の肖像』『ヘルダーリン』『月下の一群』『精神現象学』『ヘルダーリン全集』『日本文藝史』『杜甫詩注』『メアリー・ポピンズ』『俳句の世界』『名刀中条スパパパパン!!!』『ただしいジャズ入門』『マンガの論点』『熱海殺人事件』『老いのイニシエーション』『奥邃先生の面影と談話及遺訓』『奥邃廣録』『読書の学』『評釈 芭蕉七部集』『連句茶話』『正法眼蔵』『広説佛教語大辞典』『荘子』『ブッダのことば スッタニパーダ』『人生二度なし』『週刊朝日』『石巻片影』『大学』『中庸』『法華経』『岸辺なき流れ』『十三の不気味な物語』『即興詩人』『神の国』『告白録』『よくわかる俳句歳時記』『秋田のことば』『ゴヤのファースト・ネームは』『谷間の百合』『イヴの娘』『バルザック王国の裏庭から――『リュジェリーの秘密』と他の作品集』『正法眼蔵随聞記』『沢田流聞書 鍼灸眞髄』『日本の色図鑑』『ゲド戦記』『噓の効用』『三四郎』『森田療法の誕生 森田正馬の生涯と業績』『福音主義神学入門』『世界の名著』『ベストオブ VOW』『宝島』『無門関』『キリスト教綱要』『家庭医学大事典』『読書からはじまる』『芭蕉全句』『狩野亨吉の生涯』『自然真営道』『随感録』『新編 飯田蛇笏全句集』『山蘆集』『「論語」の話』『無意識の発見』『フロイトの生涯』『同窓会だより』『万葉集』『名医が伝える漢方の知恵』『プラテーロとわたし』『ルター著作選集』『統道真伝』『安藤昌益からみえる日本近世』『草の葉』『カール・バルト――神の愉快なパルチザン』『ローマ書講解』『モーツァルト』『ラブレー 笑いと叡智のルネサンス』『ガルガンチュワ物語』『パンタグリュエル物語』『長くつ下のピッピ』『ドリトル先生アフリカゆき』『大どろぼうホッツェンプロッツ』『わたしが子どもだったころ』『中国文学雑談 吉川幸次郎対談集』『中国の知恵』『論語講義』『易経』『本の虫の本』『海』『マリ・クレール』『ハラに染みるぜ! 天才ジャズ本』『乱読すれど乱心せず ヤスケンがえらぶ名作50選』『ドリトル先生のサーカス』『モモ』『ヘンリ・ライクロフトの私記』『読みなおす一冊』『エセー』『モンテーニュ随想録』『シャーロック・ホームズ全集』『シャーロック・ホームズの冒険』『本の縁側』『プルーストと過ごす夏』『夜と霧』『ロビンソン・クルーソー』『児童文学論』『ナルニア国ものがたり』『水滸伝』『三国志演義』『完訳三国志』『正史三国志』『三国志平話』『萬葉集釋注』『形而上学』『アリストテレス全集』『アリストテレス』『ミメーシス ヨーロッパ文学における現実描写』『和漢三才図絵』『アラン『定義集』講義』『文学折りにふれて』『芸術について』『人間論』『海潮音』『新版 20週俳句入門』『私の岩波物語』『ボンヘッファー獄中書簡集』『愛と自由のことば 一日一章』『重力と恩寵』『定義集』『デカルト『方法序説』を読む』『記憶の箱舟 または読書の変容』『デカルト著作集』『知覚の現象学』『省察』『詩経』『文選』『万葉集私注』『ディルタイ全集 シュライアーマッハーの生涯』『真理と方法』『小椋佳 生前葬コンサート』『わが歩みし道 南原繫――ふるさとを語る』『幸福論』『神曲』『ケーベル博士随筆集』『岩波茂雄伝』『ディルタイ全集 詩学・美学論集』『記憶のつくり方』『ゲーテとの対話』『新漢語林』『ファウスト』『1913 20世紀の夏の季節』『ニコマコス倫理学』『文鏡秘府論』『文筆眼心抄』『誠は天の道』『大漢和辞典』『史記』『漢書』『神曲』『三体詩』『政治学』『老子』『五・七・五交遊録』『カストリ新聞――昭和二十年代の世相と社会』『根拠の本質について』『説文解字』『白川静 回思九十年』『カラクテール』『自然学小論集』『呪の思想 神と人との間』『アラン 人間論』『若く美しくなったソクラテス』『日本思想大系 荻生徂徠』『静かなドン』『シンボル形式の哲学』『私の日本語雑記』『説教黙想集成 旧約聖書』『友川カズキ独白録』『近代政治思想の基礎――ルネッサンス、宗教改革の時代』『吾輩は猫である』『易經講話』『結合の神秘』『矢沢永吉激論集 成り上がり』『放蕩息子の帰還――父の家に立ち返る物語』『レンブラントの目』『学術書を読む』『字訓』『漢字の体系』『田中正造の生涯』『キリスト教信仰』『アテネの学堂』『聊斎志異』『ジェイン・ジェイコブズ都市論集 都市の計画・経済論とその思想』『野ざらし紀行』『〈未来像〉の未来――未来の予測と創造の社会学』『モビリティーズ 移動の社会学』『日本資本主義分析』『全体主義の起原』『罪と罰』『教育のリーダーシップとハンナ・アーレント』『言葉と物 人文科学の考古学』『グリム童話』『バベルの図書館』『カール・バルトの生涯』『キリスト教 本質と歴史』『戦争と平和』『性の歴史』『三山の俤 文の呼吸』『根源悪の系譜 カントからアーレントまで』『世俗の時代』『1970年代のプログレ 5大バンドの素晴らしき世界』『大瀧詠一 Writing&Talking』

著者|author

三浦衛(みうら・まもる)
春風社代表取締役社長。1957年秋田県生まれ。東北大学経済学部卒業後、神奈川県内の私立高校で社会科教諭を7年間務める。その後、東京都内の出版社に勤務。1999年、春風社を創業。著書に、『出版は風まかせ おとぼけ社長奮闘記』(春風社、2009年)、『公共する人間5 新井奥邃 公快共楽の栄郷を志向した越境者』(分担執筆、東京大学出版会、2010年)、『父のふるさと 秋田往来』(春風社、2010年)、『マハーヴァギナまたは巫山の夢』(春風社、2012年)、『おうすいポケット 新井奥邃語録抄』(共編、春風社、2015年)、『カメレオン』(春風社、2016年)、『石巻片影』(共著、春風社、2017年)、『鰰 hadahada』(春風社、2019年)がある。

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学のゆりかご―母と娘のディスタンス

学のゆりかご

母と娘のディスタンス

  • 春風社編集部(編)/2021年5月
  • 1800円(本体)/四六判並製170頁
  • 装丁・装画・挿画:南伸坊

学問や出版を生業とする女性9名が、自身の原点である「母」のこと、そして、母と娘特有の心的距離について、さまざまに綴ったエッセイ集。「学び」の根について考える。装丁・挿画は南伸坊氏。

(ISBN 9784861107436)

目次|contents

はじめに
不確かな記憶、確かなもの (田中典子)
娘として人類学者として (森谷裕美子)
母の夢 (堀真理子)
母への旅 (福田須美子)
棺の私と飛行場の母 (栗原詩子)
母と娘の歌〜中国モソ人の母系社会と我が家〜 (金縄初美)
明暗を生きる若葉のころ (山田英美)
喝采 (橋出たより)
母の身仕舞い (石橋幸子)
あとがき
執筆者略歴

著者|authors

田中典子
言語学博士/語用論/清泉女子大学教授/著書に『プラグマティクス・ワークショップ―身のまわりの言葉を語用論的に見る』(春風社、2006)ほか
森谷裕美子
政治学博士/文化人類学/跡見学園女子大学教授/著書に『ジェンダーの民族誌―フィリピン・ボントックにおける女性と社会』(九州大学出版会、2004)ほか
堀真理子
英米文学・演劇研究/青山学院大学教授/著書に『反逆者たちのアメリカ文化史―未来への思考』(春風社、2019)ほか
福田須美子
教育学・女子教育研究/相模女子大学名誉教授/著書に『つながりあう知―クララと明治の女性たち』(春風社、2009)ほか
栗原詩子
芸術工学博士/音楽学/西南学院大学教授/著書に『物語らないアニメーション―ノーマン・マクラレンの不思議な世界』(春風社、2016)ほか
金縄初美
文学博士/文化人類学/西南学院大学教授/著書に『つながりの民族誌―中国摩梭(モソ)人の母系社会における「共生」への模索』(春風社、2016)ほか
山田英美
臨床発達心理学/山梨大学名誉教授・身延山大学名誉教授/著書に『幼児キャンプ―森の体験・雪の体験』(春風社、2001・2004)ほか
橋出たより
文筆家・詩人・エッセイスト/著書に『こども歳時記―母と子で読む日本の四季』(第三文明社、2014)
石橋幸子
春風社 営業部長/著書に『人生の請求書』(春風社、2014)

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ゴマムシ狂騒曲―旅する「小枝通信」より

ゴマムシ狂騒曲

旅する「小枝通信」より

  • 堤小枝子(著)/2020年10月
  • 1500円(本体)/四六判並製270頁
  • 装丁:矢萩多聞

旅するように生きれば、毎日こんなに面白い!
14年にわたるヨーロッパ転々生活と帰国後の田舎暮らしのなかで遭遇した日々の小さな事件や愛すべき人びとを、ドキリ、クスリ、ホロリと描く56のエッセイ集。

(ISBN 9784861106972)

著者|author

堤小枝子(つつみ・さえこ)

ドイツ人の夫と結婚後、夫の仕事に伴ってドイツ、ルクセンブルク、ベルギーなどを遍歴。帰国後、約14年間のヨーロッパ生活と、その後の日々を綴った「小枝通信」を、国内外の読者に向けて配信している。元日本語教師。長野県在住。

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