祇園祭の物語

祇園祭の物語

  • 小谷野裕子(著)/2022年6月
  • 2000円(本体)/四六判並製300頁
  • 装丁:苑田菊見

20年以上にわたって祇園祭の取材を重ねてきた著者が、その魅力と歴史を語る。
伝統文化を守り支える人たちの姿を活写!
(ISBN 9784861108167)

目次|contents

第一章 はじめの三年
第二章 鉾、出張す
第三章 神輿、輝く
第四章 くじを取る
第五章 異国趣味
第六章 歴史をさらう
第七章 世界遺産登録
第八章 震災のあと
余話三つ

著者|author

小谷野裕子(こやの・ゆうこ)
1946年中国大連生まれ。
1967年京都女子大学短期大学部英文科卒業。
夫の留学と駐在に伴い、1974年から1975年、1985年から1990年にかけて家族でアメリカに住む。
著書に、From a town on the Hudson: A Japanese Woman’s Life in America(1996, Tuttle)、『金色の瞑想―もうひとつの日本・こころの旅』(2008年、春風社)、『素描・杉原千畝』(2017年、春風社)などがある。

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わたしの学術書―博士論文書籍化をめぐって

わたしの学術書

博士論文書籍化をめぐって

  • 春風社編集部(編)/2022年4月
  • 2000円(本体)/A5判並製502頁
  • 装丁:中本那由子
  • 装画:市川詩織

「研究」と「出版」。どちらも(大変だけど)おもしろい!

「研究」を職業にするってどういうこと?
職業にしなくても研究ってできるの?
学術書を出版するってどういうこと?
研究者を志したけど悩んでます……。

生きていくなかで「深く学ぶこと」を軸に据え、学術出版社・春風社で博士論文を出版した研究者総勢58名による、博論書籍化体験記エッセイ。
研究テーマと出会ったときの胸のときめき、調査での悲喜こもごも、博士論文執筆時の苦労、博論を書籍化する際の醍醐味、刊行後の世界の広がり方――。
「研究」とのいろいろな付き合い方、「出版」までのいろいろな道程が見えてくる!

(ISBN 9784861107610)

目次|contents

はじめに

1. 時を経ても 田中典子(清泉女子大学教授)/言語学
2. 批判的思考への入口 石川文也(立教大学教授)/言語学
3. 研究者人生の「背骨」 水野剛也(明治大学教授)/歴史学
4. より多くの読者に届けるため 渡部森哉(南山大学教授)/中南米考古学
5. 遠い遠いプーシキンへの道 小林実(十文字学園女子大学教授)/日本近代文化史
6. ゾラと荷風とオペラとわたし 林 信蔵(福岡大学准教授)/日仏比較文学
7. 出版から広がる人の輪 岡本亮輔(北海道大学准教授)/宗教学
8. 自論を見直し磨く訓練 金香淑(日本大学文理学部講師)/神話研究
9. 様々な機会への扉 石黒武人(立教大学准教授)/異文化コミュニケーション学
10. 偶然の翼に乗って 花本知子(京都外国語大学准教授)/イタリア現代文学
11. 失われるもの、ひらかれるもの 平畑奈美(東洋大学教授)/日本語教育
12. 教わる、教えるの連鎖のなかで 山口未花子(北海道大学准教授)/文化人類学
13. 新たな研究に踏み出すため 吉田早悠里(名古屋大学准教授)/文化人類学
14. 学問を実践につなげる手段として 岩崎大(東洋大学、東京理科大学、富士リハビリテーション大学校非常勤講師)/哲学
15. わたしはなぜ「出かける」のか 土井清美(中央学院大学准教授)/文化人類学
16. ありのままの姿を描く 金縄初美(西南学院大学教授)/文化人類学
17. たびたびの奇縁 四方田雅史(静岡文化芸術大学教授)/近代日本・アジア経済史
18. 研究の節目として 内村琢也(創価大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程修了)/日本宗教学
19. 新しい学問領域を開拓する魅力 牧野冬生(早稲田大学芸術学校准教授)/文化人類学
20. 書くことで現在地を知る 奥田若菜(神田外語大学准教授)/文化人類学
21. 学術書が築いてくれる縁 石垣千秋(山梨県立大学准教授)/比較政治
22. 時間をかけて向き合う 田中英資(福岡女学院大学教授)/社会人類学
23. 「ご縁」に導かれて 那須理香(国際基督教大学大学院アーツ・サイエンス研究科比較文化専攻博士後期課程修了)/比較文化
24. 「見る」を考える本は手触りを大事にした 宗 洋(高知大学准教授)/英文学・映像メディア)
25. 軛であり翼であり 村上晶(駒澤大学講師)/宗教社会学
26. 弟との対峙 杉田浩崇(広島大学准教授)/教育学
27. 敗者を記録する 住江淳司(名桜大学大学院〈博士後期課程〉特任教授)/歴史学
28. それは一つの質問から 栗田奈美(恵泉女学園大学准教授)/認知言語学
29. 「遅い」は理由にならない 福井崇史(國學院大學教授)/一九世紀末アメリカ文学
30. 「プラットフォーム」から次へ 早川公(大阪国際大学准教授)/文化人類学
31. それは倫理だった 橋本憲幸(山梨県立大学准教授)/国際教育開発論・教育哲学
32. 「日本」を相対化する 芳賀理彦(敬愛大学准教授)/比較文学
33. つながりを書く、つながらないことを書く 椿原敦子(龍谷大学准教授)/文化人類学
34. 教育の公共性と正義を求めて 生澤繁樹(名古屋大学准教授)/教育哲学
35. 「憧れと錯覚」が生み出すもの 関根裕子(早稲田大学等非常勤講師、合唱指揮者)/ウィーン世紀転換期文学
36. それは番付の整理から始まった 寺田詩麻(龍谷大学准教授)/演劇学
37. 国際的な発信を目指して 阪本公美子(宇都宮大学教授)/開発学
38. フィールドでの約束 茶谷智之(兵庫教育大学講師)/文化人類学
39. 付箋への応答 坂本薫(國學院大學兼任講師、國學院大學大学院PD研究員)/日本語学
40. わずかな、始まりの一歩 石田智恵(早稲田大学准教授)/文化人類学
41. 学問領域の境界を超える 外山健二(山口大学教授)/アメリカ文学・英語文学
42. 書くことによる人間形成 山田直之(関西大学准教授)/教育哲学
43. 女性の尊厳を考える 甲斐田きよみ(文京学院大学准教授)/ジェンダーと開発
44. 教える立場の語りを伝える 瀬尾悠希子(東京大学講師)/日本語教育学
45. 子どもと一緒に本を生む 問芝志保(東北大学准教授)/宗教学
46. そこから何かが始まる 佐藤憲一(東京理科大学教授)/アメリカ文学
47. 結び、そして繋ぐ 埋忠美沙(お茶の水女子大学准教授)/演劇学
48. ともに成長する 横田祥子(滋賀県立大学准教授)/社会人類学
49. 行雲流水の研究歴 吉田亞矢(京都大学国際高等教育院特定講師)/アメリカ文学
50. 書籍化への原動力の源は 石原美奈子(南山大学教授)/文化人類学
51. 民衆の視点から捉える民族対立 眞城百華(上智大学准教授)/エチオピア史
52. 女子教育の行く末を探る 山内由賀(立命館大学、神戸女子大学非常勤講師)/フランス女子教育史
53. 書籍というモノになること 中村美帆(青山学院大学准教授)/文化政策研究
54. タイトルという指標 長岡慶(日本学術振興会特別研究員)/医療人類学
55. 学際的な研究への架け橋 坂口真康(兵庫教育大学講師)/教育社会学・比較教育学
56. 分岐点に戻る 小川史(横浜創英大学教授)/社会教育史
57. そのスケールの大きさ 佐藤陽祐(中央大学兼任講師)/現代哲学
58. スリルを味わう 島克也(安田女子大学講師)/現代アメリカ文学

掲載書籍・書誌データ

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対談集 春風問学

対談集 春風問学

  • 春風社編集部(編)/2021年10月
  • 1800円(本体)/四六判並製320頁
  • 装丁:南伸坊

セキュラーなもろもろを離れ学のよろこびを
2012年より春風社で行ってきた対談を集成し、における学の意義と出版のあり方を問う。

対談者一覧
池内 紀(ドイツ文学者、エッセイスト)、長田 弘(詩人)、平尾 隆弘(文藝春秋元社長)、中条 省平(フランス文学者、学習院大学文学部教授)、橋本 照嵩(写真家)、佐々木 幹郎(詩人)、桂川 潤(装丁家)、横須賀 薫(教育学者、宮城教育大学・十文字学園女子大学名誉教授)、鈴木 哲也(京都大学学術出版会専務理事長)、馬渡 元喜(図書新聞元役員)、大嶋 拓(映画作家)、上野 勇治(港の人代表取締役)、石渡 博明(「安藤昌益の会」事務局長)、朝岡 和俊(朝岡鍼灸院院長)、畑野 文夫(講談社インターナショナル元代表、正知会代表)、吉原 直樹(社会学者、東北大学名誉教授)、末松 裕基(教育学者、東京学芸大学准教授)、生澤 繁樹(教育学者、名古屋大学准教授)、橋本 憲幸(教育学者、山梨県立大学准教授)、三浦 衛(春風社代表取締役社長)

(ISBN 9784861107689)

目次|contents

対話はよろこび、学を問いつづけて(はじめに)
池内紀の読書会 人生は引き算、本は足し算(池内紀×三浦衛)
長田弘の読書会 もっと本を読もう(長田弘×三浦衛)
「本を読む、書く、出版する」よもやま対談(平尾隆弘×三浦衛×中条省平)
北上川という宇宙 3・11以前の「日常」をめぐって(橋本照嵩×佐々木幹郎×桂川潤×三浦衛)
文は人(池内紀×横須賀薫×三浦衛)
「本は物である」考(桂川潤×三浦衛)
学術書の未来 学術書の出版はどこへ向かうのか(鈴木哲也×三浦衛×馬渡元喜)
教育・学問の原点 鎌倉アカデミアに学ぶ(大嶋拓×三浦衛)
本づくりの根 赤羽―鎌倉―桜木町(上野勇治×三浦衛)
「学ぶ」について 昌益の学び、昌益に学ぶ(石渡博明×三浦衛)
知識と経験と勘 鍼灸の世界(朝岡和俊×三浦衛)
叡智の人 森田正馬にきく 森田療法の誕生(畑野文夫×三浦衛)
「ソコカラ ナニ ガ ミエル?」 都市をめぐって(吉原直樹×三浦衛)
「悪の凡庸さ」とリーダーシップ 『教育のリーダーシップとハンナ・アーレント』をめぐって(末松裕基×生澤繁樹×橋本憲幸×三浦衛)

書評・紹介

『対談集 春風問学』が『秋田魁新報』で紹介されました。

 

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文の風景 ときどきマンガ、音楽、映画

文の風景 ときどきマンガ、音楽、映画

  • 三浦衛(著)/2021年8月
  • 3500円(本体)/四六判上製コデックス装608頁
  • 装丁:矢萩多聞

学術出版社の代表が、古今東西の本を読み、笑い、嘆じ、学ぶ書評エッセイ。ブログ「よもやま日記」2010年1月~2021年5月より抜粋。

(ISBN 9784861107498)

本書に出てくる書籍、ほか

『人間の探求』『法隆寺』『釈譜詳節』『新井奥邃著作集』『僕の解放前後 1940-1949』『物権法概説』『坂の上の雲』『黄昏』『幻滅』『ゴリオ爺さん』『火山の下』『読書百遍』『活火山の下』『従妹ベット』『浮かれ女盛衰記』『従兄ポンス』『小説世界のロビンソン』『旅に溺れる』『牡牛と信号 〈物語〉としてのネパール』『バルザック』『モンテ・クリスト伯』『文学全集を立ちあげる』『嵐が丘』『失われた時を求めて』『菅江真澄遊覧記』『インド・まるごと多聞典』『公共する人間5 新井奥邃』『南総里見八犬伝』『源氏物語』『バルザック全集』『ウジェニー・グランデ』『斎藤喜博全集』『島小研究報告』『斎藤喜博研究の現在』『光る源氏の物語』『ローマ帝国衰亡史』『蘆花徳冨健次郎』『父 中野好夫のこと』『司馬江漢考』『鏡花全集』『サミュエル・ジョンソン伝』『蘆花日記』『論語』『字統』『プルーストの浜辺――『失われた時を求めて』再読』『私の好きな孤独』『アメリカ原風景』『詩は友人を数える方法』『窯変 源氏物語』『明日』『中原中也全集』『資本論』『聖書』『ファーブル昆虫記』『「いき」の構造』『新万葉集』『中島のてっちゃ』『力いっぱい地方出版』『田んぼの隣で本づくり』『ことばが劈かれるとき』『大菩薩峠』『心身医学入門』『待つしかない、か。』『写真集 気仙川』『新版 待つしかない、か。』『偶然の装丁家』『われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか』『字通』『詩的思考のめざめ――心と言葉にほんとうは起きていること』『通勤電車でよむ詩集』『春と修羅』『日本の七十二候を楽しむ 旧暦のある暮らし』『講談社少年少女世界文学全集』『古事記』『本は物である 装丁という仕事』『細野晴臣 とまっていた時計がまたうごきはじめた』『細野晴臣 分福茶釜』『タモリ学』『女人源氏物語』『講談社古語辞典』『存在と時間』『こゝろ』『山椒大夫』『ジャポニカ』『広辞苑』『平凡社世界大百科事典』『大辞林』『図書新聞』『週刊読書人』『女たちの光源氏』『シェイクスピア・アンド・カンパニー書店』『ユリシーズ』『今朝の一句 366日の俳句ごよみ』『俳句日暦 一人一句366』『合本俳句歳時記』『ジェイムズ・ジョイス伝』『ユング自伝』『イソップ童話』『田村隆一全集』『若い芸術家の肖像』『ヘルダーリン』『月下の一群』『精神現象学』『ヘルダーリン全集』『日本文藝史』『杜甫詩注』『メアリー・ポピンズ』『俳句の世界』『名刀中条スパパパパン!!!』『ただしいジャズ入門』『マンガの論点』『熱海殺人事件』『老いのイニシエーション』『奥邃先生の面影と談話及遺訓』『奥邃廣録』『読書の学』『評釈 芭蕉七部集』『連句茶話』『正法眼蔵』『広説佛教語大辞典』『荘子』『ブッダのことば スッタニパーダ』『人生二度なし』『週刊朝日』『石巻片影』『大学』『中庸』『法華経』『岸辺なき流れ』『十三の不気味な物語』『即興詩人』『神の国』『告白録』『よくわかる俳句歳時記』『秋田のことば』『ゴヤのファースト・ネームは』『谷間の百合』『イヴの娘』『バルザック王国の裏庭から――『リュジェリーの秘密』と他の作品集』『正法眼蔵随聞記』『沢田流聞書 鍼灸眞髄』『日本の色図鑑』『ゲド戦記』『噓の効用』『三四郎』『森田療法の誕生 森田正馬の生涯と業績』『福音主義神学入門』『世界の名著』『ベストオブ VOW』『宝島』『無門関』『キリスト教綱要』『家庭医学大事典』『読書からはじまる』『芭蕉全句』『狩野亨吉の生涯』『自然真営道』『随感録』『新編 飯田蛇笏全句集』『山蘆集』『「論語」の話』『無意識の発見』『フロイトの生涯』『同窓会だより』『万葉集』『名医が伝える漢方の知恵』『プラテーロとわたし』『ルター著作選集』『統道真伝』『安藤昌益からみえる日本近世』『草の葉』『カール・バルト――神の愉快なパルチザン』『ローマ書講解』『モーツァルト』『ラブレー 笑いと叡智のルネサンス』『ガルガンチュワ物語』『パンタグリュエル物語』『長くつ下のピッピ』『ドリトル先生アフリカゆき』『大どろぼうホッツェンプロッツ』『わたしが子どもだったころ』『中国文学雑談 吉川幸次郎対談集』『中国の知恵』『論語講義』『易経』『本の虫の本』『海』『マリ・クレール』『ハラに染みるぜ! 天才ジャズ本』『乱読すれど乱心せず ヤスケンがえらぶ名作50選』『ドリトル先生のサーカス』『モモ』『ヘンリ・ライクロフトの私記』『読みなおす一冊』『エセー』『モンテーニュ随想録』『シャーロック・ホームズ全集』『シャーロック・ホームズの冒険』『本の縁側』『プルーストと過ごす夏』『夜と霧』『ロビンソン・クルーソー』『児童文学論』『ナルニア国ものがたり』『水滸伝』『三国志演義』『完訳三国志』『正史三国志』『三国志平話』『萬葉集釋注』『形而上学』『アリストテレス全集』『アリストテレス』『ミメーシス ヨーロッパ文学における現実描写』『和漢三才図絵』『アラン『定義集』講義』『文学折りにふれて』『芸術について』『人間論』『海潮音』『新版 20週俳句入門』『私の岩波物語』『ボンヘッファー獄中書簡集』『愛と自由のことば 一日一章』『重力と恩寵』『定義集』『デカルト『方法序説』を読む』『記憶の箱舟 または読書の変容』『デカルト著作集』『知覚の現象学』『省察』『詩経』『文選』『万葉集私注』『ディルタイ全集 シュライアーマッハーの生涯』『真理と方法』『小椋佳 生前葬コンサート』『わが歩みし道 南原繫――ふるさとを語る』『幸福論』『神曲』『ケーベル博士随筆集』『岩波茂雄伝』『ディルタイ全集 詩学・美学論集』『記憶のつくり方』『ゲーテとの対話』『新漢語林』『ファウスト』『1913 20世紀の夏の季節』『ニコマコス倫理学』『文鏡秘府論』『文筆眼心抄』『誠は天の道』『大漢和辞典』『史記』『漢書』『神曲』『三体詩』『政治学』『老子』『五・七・五交遊録』『カストリ新聞――昭和二十年代の世相と社会』『根拠の本質について』『説文解字』『白川静 回思九十年』『カラクテール』『自然学小論集』『呪の思想 神と人との間』『アラン 人間論』『若く美しくなったソクラテス』『日本思想大系 荻生徂徠』『静かなドン』『シンボル形式の哲学』『私の日本語雑記』『説教黙想集成 旧約聖書』『友川カズキ独白録』『近代政治思想の基礎――ルネッサンス、宗教改革の時代』『吾輩は猫である』『易經講話』『結合の神秘』『矢沢永吉激論集 成り上がり』『放蕩息子の帰還――父の家に立ち返る物語』『レンブラントの目』『学術書を読む』『字訓』『漢字の体系』『田中正造の生涯』『キリスト教信仰』『アテネの学堂』『聊斎志異』『ジェイン・ジェイコブズ都市論集 都市の計画・経済論とその思想』『野ざらし紀行』『〈未来像〉の未来――未来の予測と創造の社会学』『モビリティーズ 移動の社会学』『日本資本主義分析』『全体主義の起原』『罪と罰』『教育のリーダーシップとハンナ・アーレント』『言葉と物 人文科学の考古学』『グリム童話』『バベルの図書館』『カール・バルトの生涯』『キリスト教 本質と歴史』『戦争と平和』『性の歴史』『三山の俤 文の呼吸』『根源悪の系譜 カントからアーレントまで』『世俗の時代』『1970年代のプログレ 5大バンドの素晴らしき世界』『大瀧詠一 Writing&Talking』

著者|author

三浦衛(みうら・まもる)
春風社代表取締役社長。1957年秋田県生まれ。東北大学経済学部卒業後、神奈川県内の私立高校で社会科教諭を7年間務める。その後、東京都内の出版社に勤務。1999年、春風社を創業。著書に、『出版は風まかせ おとぼけ社長奮闘記』(春風社、2009年)、『公共する人間5 新井奥邃 公快共楽の栄郷を志向した越境者』(分担執筆、東京大学出版会、2010年)、『父のふるさと 秋田往来』(春風社、2010年)、『マハーヴァギナまたは巫山の夢』(春風社、2012年)、『おうすいポケット 新井奥邃語録抄』(共編、春風社、2015年)、『カメレオン』(春風社、2016年)、『石巻片影』(共著、春風社、2017年)、『鰰 hadahada』(春風社、2019年)がある。

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学のゆりかご―母と娘のディスタンス

学のゆりかご

母と娘のディスタンス

  • 春風社編集部(編)/2021年5月
  • 1800円(本体)/四六判並製170頁
  • 装丁・装画・挿画:南伸坊

学問や出版を生業とする女性9名が、自身の原点である「母」のこと、そして、母と娘特有の心的距離について、さまざまに綴ったエッセイ集。「学び」の根について考える。装丁・挿画は南伸坊氏。

(ISBN 9784861107436)

目次|contents

はじめに
不確かな記憶、確かなもの (田中典子)
娘として人類学者として (森谷裕美子)
母の夢 (堀真理子)
母への旅 (福田須美子)
棺の私と飛行場の母 (栗原詩子)
母と娘の歌〜中国モソ人の母系社会と我が家〜 (金縄初美)
明暗を生きる若葉のころ (山田英美)
喝采 (橋出たより)
母の身仕舞い (石橋幸子)
あとがき
執筆者略歴

著者|authors

田中典子
言語学博士/語用論/清泉女子大学教授/著書に『プラグマティクス・ワークショップ―身のまわりの言葉を語用論的に見る』(春風社、2006)ほか
森谷裕美子
政治学博士/文化人類学/跡見学園女子大学教授/著書に『ジェンダーの民族誌―フィリピン・ボントックにおける女性と社会』(九州大学出版会、2004)ほか
堀真理子
英米文学・演劇研究/青山学院大学教授/著書に『反逆者たちのアメリカ文化史―未来への思考』(春風社、2019)ほか
福田須美子
教育学・女子教育研究/相模女子大学名誉教授/著書に『つながりあう知―クララと明治の女性たち』(春風社、2009)ほか
栗原詩子
芸術工学博士/音楽学/西南学院大学教授/著書に『物語らないアニメーション―ノーマン・マクラレンの不思議な世界』(春風社、2016)ほか
金縄初美
文学博士/文化人類学/西南学院大学教授/著書に『つながりの民族誌―中国摩梭(モソ)人の母系社会における「共生」への模索』(春風社、2016)ほか
山田英美
臨床発達心理学/山梨大学名誉教授・身延山大学名誉教授/著書に『幼児キャンプ―森の体験・雪の体験』(春風社、2001・2004)ほか
橋出たより
文筆家・詩人・エッセイスト/著書に『こども歳時記―母と子で読む日本の四季』(第三文明社、2014)
石橋幸子
春風社 営業部長/著書に『人生の請求書』(春風社、2014)

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ゴマムシ狂騒曲―旅する「小枝通信」より

ゴマムシ狂騒曲

旅する「小枝通信」より

  • 堤小枝子(著)/2020年10月
  • 1500円(本体)/四六判並製270頁
  • 装丁:矢萩多聞

旅するように生きれば、毎日こんなに面白い!
14年にわたるヨーロッパ転々生活と帰国後の田舎暮らしのなかで遭遇した日々の小さな事件や愛すべき人びとを、ドキリ、クスリ、ホロリと描く56のエッセイ集。

(ISBN 9784861106972)

著者|author

堤小枝子(つつみ・さえこ)

ドイツ人の夫と結婚後、夫の仕事に伴ってドイツ、ルクセンブルク、ベルギーなどを遍歴。帰国後、約14年間のヨーロッパ生活と、その後の日々を綴った「小枝通信」を、国内外の読者に向けて配信している。元日本語教師。長野県在住。

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永遠なるカミーノ―フランス人作家による〈もう一つの〉サンティアゴ巡礼記

永遠なるカミーノ

フランス人作家による〈もう一つの〉サンティアゴ巡礼記

  • ジャン=クリストフ・リュファン(著)、今野喜和人(訳)/2020年2月
  • 2500円(本体)/四六判並製242頁
  • 装丁:長田年伸

スペイン国境に接したフランスの町を発ち、メインルート〈フランス人の道〉ではなく、比較的マイナーな〈北の道〉と〈プリミティボの道〉を経て、聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラまで踏破する。ゴンクール賞受賞のベストセラー作家による、ユーモアと批評精神に満ちた稀有なサンティアゴ巡礼記。
(ISBN 9784861106743)

目次|contents

組織
出発点
なぜ?
カミーノ恋愛事情
旅立ち
街中の野蛮人
秘密の野宿一泊目
キャンパー巡礼者の幸運と不運
孤独
セナルーサでの晩課
マラソンもサンティアゴも同じ戦いだ!
ビルバオ
カンタブリアの渡し船で
パイプラインの神
汚された名所たち
導師の巣窟で
海岸との別れ
カンタブリア―つましさの学校
カミーノの蒸留器の中で
時代の底のアストゥリアス
バッカスと聖パウロ
キリスト教世界の見事な一断面
アルフォンソ二世とブッダの足跡を辿って
出会い
カミーノの頂点で
森の中の出現
ガリシア! ガリシア!
古代ローマの夜
道に迷う
フランス人の道
最後の試練
到着

著者・訳者|author and translator

【著者】ジャン=クリストフ・リュファン(Jean-Christophe Rufin)
1952年フランス生まれ。医師、作家。「国境なき医師団」主要メンバー。1997年『太陽王の使者』でゴンクール処女長篇小説賞、2001年『ブラジルの赤』でゴンクール賞を受賞。その後も様々な国と時代を舞台にしたドラマチックな小説をコンスタントに執筆し、その多くがベストセラーになっている。本作の後に出版した『赤い首輪』(2014年)はモーリス・ジュヌヴォワ賞を受賞し、映画化もされた(邦題『再会の夏』、2019年日本公開)。

【訳者】今野喜和人(こんの・きわひと)
静岡大学人文社会科学部教授。東京大学人文科学研究科博士課程満期退学。博士(文学)。専門はフランス文化および比較文学文化。著書に『啓蒙の世紀の神秘思想―サン=マルタンとその時代』(東京大学出版会、2006年)、編著に『翻訳とアダプテーションの倫理―ジャンルとメディアを越えて』(春風社、2019年)、翻訳にサン=マルタン『クロコディル―18世紀パリを襲った怪物』(国書刊行会、2013年)など。

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「出会い」という名の劇場―演劇に生きて

「出会い」という名の劇場

演劇に生きて

  • 岡田正子(著)/2017年5月
  • 2100円(本体)/四六判上製286頁
  • 装丁:矢萩多聞

劇場に集う、すべての人へ
五十年にわたってフランス戯曲の演出・翻訳を中心に活動を続けてきた著者。
演技メソッド「ベラ・レーヌ・システム」の秘訣や、ニコラ・バタイユ、観世寿夫、坂東玉三郎など、多彩な劇界の人々との交流を振り返るとともに、演劇人としての信念を綴る。
(ISBN 9784861105517)

目次|indexes

〈第一章〉ベラとともに
心のなかのせりふ
日本でのベラの歩み
ベラ・システムによる作品へのアプローチ
〈第二章〉さまざまな出会い
坂東玉三郎――舞台の魔術
深川定次――超一流の職人
ジャン・ルイ・バローと観世寿夫――遠大なビジョン
ニコラ・バタイユのプロフィール――ベラ・システムの立証
不条理劇に対する二コラ・バタイユの解決法――様式・技法・想像力
〈第三章〉『私は太田、広島の川――朝は、夜の闇に包まれた』を巡って
『私は太田、広島の川』を支えてくれた人たち
アレーグルの劇的構造
最後の役作り――追悼・西本裕行
土地の力を借りて――『私は太田、広島の川』広島公演
上演台本:『私は太田、広島の川――朝は、夜の闇に包まれた』

著者|author

岡田正子(おかだ・まさこ)
演出家・翻訳家。1929年、東京生まれ。文化学院(大学部文科)卒。52年に渡仏、ベラ・レーヌ・システム(演技の基礎訓練)を学び、宝塚歌劇団等での演劇講師や、本邦初演のフランス戯曲の翻訳・演出を手がける。96年、フランス政府より芸術文化勲章(シュヴァリエ)、2011年、フランス劇作家・劇作曲家協会よりボーマルシェ賞を授与。主な著書に『ベラ・レーヌ・システム』(フランス演劇クレアシオン)など。

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画文集 旅の貼り絵(コラージュ)

画文集 旅の貼り絵(コラージュ)

  • 安田彰(著)/2017年5月
  • 1750円(本体)/菊判上製234頁
  • 装丁:桂川潤

鎌倉、富士山、ニューヨーク、モスクワ……
旅や遊びに興じれば、新たな世界と自分に出会う。
日本や世界各地の名所や風習、彩りある人々のくらしを生きた文化として見つめ、詩情あふれる貼り絵を添えてつづる。
(ISBN 9784861105463)

目次|contents

まえがき
美しき日本
ヨーロッパの窓から
ニューヨークだより
読書の木陰
和の万華鏡
たかが趣味、されど趣味
あとがき

著者|author

安田彰(やすだ・あきら)
1946 年東京生まれ。1969 年東京外国語大学ロシア語科卒業後、株式会社日本交通公社(現JTB)入社。海外旅行・国内旅行業務に携わり、モスクワ、ニューヨークに駐在。アメリカ法人JTB Americas副社長、JTB人事部長・取締役、JNTO(日本政府観光局)理事等を経て、2009 年より亜細亜大学経営学部教授(トラベル&ツーリズム)。主要著書に『観光ホスピタリティ読本』(JTB総合研究所)ほか。

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母のアルバム

母のアルバム

  • 伊藤政子・田中典子(著)/2016年12月
  • 1800円(本体)/A5判上製152頁
  • 装丁:長田年伸

娘、妻、母――ある「女性」の物語

幼い頃の実家の呉服屋の賑わい、戦中の女学校時代の勤労動員、
実らなかった恋、結婚生活の苦労……。知的障害のある子供を
持った母の人生。
昭和・平成を生きたひとりの女性の軌跡を写真と文で綴る。
(ISBN 9784861105234)

目次|indexs

Ⅰ 子供から娘へ(0歳-20歳)
Ⅱ 結婚し母になる(21歳-28歳)
Ⅲ 京子と共に(29歳-33歳)
Ⅳ 娘たちの成長(34歳-58歳)
Ⅴ 夫と歩む(59歳-72歳)
Ⅵ 老いていく(73歳-83歳)

著者|authors

伊藤政子 (いとう・まさこ)
1930(昭和5)年、神奈川県生まれ。三崎小学校(尋常科)、横須賀高等女学校(現横須賀大津高等学校)、共立女子専門学校(被服科)卒業。23歳で伊藤巖と結婚、24歳で典子、29歳で京子を出産。2014年、83歳没。
田中典子 (たなか・のりこ)
1954(昭和29)年、東京生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了(英文学)。ランカスター大学博士課程修了(言語学、Ph.D.)。明海大学教授を経て、現在、清泉女子大学教授。著書に『父のアルバム』(2015年、春風社)など。

 

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