一九四〇年代素人演劇史論―表現活動の教育的意義

一九四〇年代素人演劇史論

表現活動の教育的意義

  • 小川史(著)/2021年3月
  • 5000円(本体)/A5判上製336頁
  • 装丁:長田年伸

演劇を通して表現することをめぐる、自発的・主体的なあり方とは?
明治末期に民衆芸術として生まれ、昭和期の戦時体制で用いられた素人演劇の変遷を、その特性や社会状況から克明に考究。演劇と表現活動に含まれる教育的な意味を検討し、生活に根ざした表現による自他理解の様相を描き出す。

(ISBN 9784861107177)

目次|contents

はじめに
序論
第1節 研究の課題と意義
第2節 先行研究および資料
第3節 本書の構成
第1章 素人演劇の前史
第1節 地域への新劇の波
第2節 坪内逍遥の公共劇
第3節 素人演劇の戯曲分析
第2章 戦時下における素人演劇運動――自発性をめぐる総動員体制のジレンマ
第1節 素人演劇運動の誕生
第2節 演劇行政の展開
第3節 素人演劇運動の展開
まとめ
第3章 素人演劇運動の理論
第1節 理論の全般的傾向
第2節 生活協同化の推進
第3節 生活感情の表現
第4節 「生活訓練」の場としての舞台
まとめ
第4章 戦時下素人演劇運動の実際
第1節 地域における素人演劇運動の実態
第2節 素人演劇の戯曲に見る「新体制」の提示
第3節 素人演劇の指導と練習過程
第4節 上演における統合の様態――「観衆の導き方」から「国民の導き方」へ
まとめ
第5章 敗戦直後の素人演劇と表現の獲得
第1節 敗戦をめぐる経験の差異
第2節 敗戦直後の風景
第3節 民衆の精神的危機と演芸
第4節 農村における演劇活動――表現の獲得
まとめ
第6章 戦後労働者の素人演劇――自立演劇の展開過程
第1節 自立演劇をめぐる教育的な問題状況
第2節 自立演劇の成長と転換
第3節 自立演劇をめぐる諸問題
まとめ
第7章 演劇を通した表現と関係性への問いかけ――自立演劇の実践
第1節 労働者にとっての経験と表現
第2節 自立演劇の指導をめぐる問題
第3節 労働者の演劇実践
第4節 日常と関係性の捉え直し
まとめ
結論
あとがき

著者|author

小川史(おがわ・ちかし)
横浜創英大学こども教育学部教授。専門分野は社会教育史・演劇教育。早稲田大学大学院教育学研究科博士課程修了、博士(教育学)。主な著書・論文に『野の語り部――桑の里にひびきあう今むかし』(筑波書房)、「戦時下における素人演劇運動の研究――自発性をめぐる総動員体制のジレンマ」(「早稲田教育評論」18(1))、「平澤計七の戯曲にみる労働者の主体と暴力」(「社会教育学研究」51(2))。

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イタリア・宝塚・2・5次元―多彩な演劇世界をめぐって

イタリア・宝塚・2・5次元

多彩な演劇世界をめぐって

  • 鈴木国男(著)/2021年3月
  • 2900円(本体)/四六判並製316頁
  • 装丁:中島衣美

コンメディア・デッラルテ、エリザベート、テニミュ……
演劇文化を織りなすさまざまなジャンルを読み解き、そのつながりを探る。
演劇の豊かさを再発見する旅への招待。

(ISBN 9784861107375)

目次|contents

第1部 イタリア演劇――仮面からリアリズムへ
第1章 顔と仮面
第2章 イタリアの世紀末
第3章 廃墟の幕切れ─―『女の一生』と『ナポリ女百万長者』
第4章 ルキーノ・ヴィスコンティの演劇活動
コラム 間奏曲Ⅰ

第2部 宝塚歌劇――変容と拡大
第1章 宝塚大劇場誕生
第2章 トゥーランドット変容
第3章 エリザベート変容
第4章 現代演劇における「世界」の構築――宝塚歌劇団とスタジオ・ライフ
第5章 宝塚歌劇における2・5次元
コラム 間奏曲Ⅱ

第3部 2・5次元ミュージカル――2次元と3次元のあわいに
第1章 2・5次元ミュージカル概観
第2章 2・5次元ミュージカルの発展
第3章 『テニミュ』世界の構築

あとがき
参考文献
図版一覧
初出一覧

著者|author

鈴木国男(すずき・くにお)

東京大学イタリア文学科卒業
共立女子大学文芸学部教授

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ナチスと闘った劇場―精神的国土防衛とチューリヒ劇場の「伝説」

ナチスと闘った劇場

精神的国土防衛とチューリヒ劇場の「伝説」

  • 葉柳和則(編)/2021年3月
  • 4200円(本体)/四六判上製476頁
  • 装丁:中本那由子

劇場をとおして浮かびあがる中立国・スイスの姿
ナチス時代のドイツ語圏で、亡命演劇人を起用しつつ焚書にされた作品の上演を続けたスイスのチューリヒ劇場。民主主義の象徴として伝説化されたチューリヒ劇場における作品上演のプロセスを社会・文化的視点で分析し、その実態に迫る。

(ISBN 9784861107191)

目次|contents

序論 チューリヒ劇場と社会・文化的文脈(葉柳和則)

第1部 リーザー時代(戦間期)
概 観 国民統合を推進するスイスの文化政策と亡命者たち(葉柳和則)
第1章 焚書に抗して―亡命演劇人と時事劇『人種』、『マムロック教授』(市川明)
第2章 チューリヒ劇場の実態―リーザーの登場と退陣(市川明)

第2部 ヴェルターリン時代 Ⅰ(戦争前夜から終戦まで)
概 観 「別様のドイツ」における古典と現代劇の寓意的上演(葉柳和則)
第3章 「アルカディア」というプロジェクション―『テル』の変奏(中村靖子)
第4章 方法としての寓意劇―『肝っ玉おっ母とその子どもたち』と『ガリレイの生涯』の世界初演(市川明)
第5章 レジスタンス演劇のポリティクス―『月は沈みぬ』チューリヒ初演(葉柳和則)

第3部 ヴェルターリン時代 Ⅱ(終戦からドイツ分断まで)
概 観 「ナチズムとスイス」というまなざしとその演劇的表象(葉柳和則)
第6章 メーリケを愛する殺戮者―『ほら、また歌っている』における批判の理路(中村靖子)
第7章 亡命演劇から戦後演劇へ―『アンティゴネ・モデル 1948』(ヴェルナー・ヴュートリヒ、翻訳:井上美里)
第8章 「偶像」の行く末―『聖書に曰く』の生成と受容(増本浩子)

展望 チューリヒ劇場の伝統と発展(市川明)

文献一覧
上演記録
索引

編者|editor

葉柳和則(はやなぎ・かずのり)
一九六三年徳島県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。長崎大学多文化社会学部教授。博士(文学)。著書に『経験はいかにして表現へともとらされるのか―M・フリッシュの順列の美学』(鳥影社、二〇〇八年)、編著書に『長崎―記憶の風景とその表象』(晃洋書房、二〇一七年)などがある。

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江戸の黙阿弥―善人を描く

江戸の黙阿弥

善人を描く

  • 埋忠美沙(著)/2020年12月
  • 4500円(本体)/A5判上製440頁
  • 装丁:中本那由子

「悪の華」の陰に隠れた市井の善人の姿――
「江戸演劇の大問屋」と称された河竹黙阿弥の作劇法とは? 名優・四代目市川小団次独自の役作りとは? 絵画資料を用いた画期的な研究手法により、これまで知られてこなかった江戸期の黙阿弥の作意や、黙阿弥作品の最良の演者であった小団次の工夫を解き明かす。
新たな時代の黙阿弥研究!
(ISBN 9784861107061)

◆日本演劇学会 2021年度日本演劇学会河竹賞奨励賞 受賞

目次|contents

凡例
はじめに
第一章 「悪の華」「白浪狂言」「江戸演劇の大問屋」―近現代の黙阿弥評価
第一節 思想なき前近代性への批判―明治の黙阿弥評価
第二節 「情緒」と「美」の強調―大正の黙阿弥評価

第二章 修業時代の作劇法―嘉永の河原崎座
第一節 作風の萌芽―『都鳥廓白浪』
第二節 後継への挑戦―『吾孺下五十三駅』

第三章 小団次との提携―安政の市村座
第一節 隣人としての鼠小僧―『鼠小紋東君新形』
第二節 裁判劇ではなく農民劇として―『敵討噂古市』の典拠考
第三節 愚かな善人―正直清兵衛の造形
第四節 二つの和尚吉三像―『三人吉三廓初買』

第四章 江戸の終わりに―文久の市村・守田座
第一節 変容の軌跡―『青砥稿花紅彩画』
第二節 小団次一代―『勧善懲悪覗機関』

おわりに
参考文献
あとがき
索引

著者|author

埋忠美沙(うめただ・みさ)
1979年東京都生まれ。お茶の水女子大学文教育学部准教授。早稲田大学大学院文学研究科芸術学(演劇映像)専攻博士後期課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員(PD)、早稲田大学文学部講師(任期付)、早稲田大学演劇博物館講師(任期付)などを経て、2020年より現職。博士(文学)。主要論文に、「歌舞伎の西郷隆盛」『歌舞伎 研究と批評』64(2020)、国立劇場調査養成部編『木下曽我恵■(「石」+「聚」)路』未翻刻戯曲集25、日本芸術文化振興会(2019)などがある。

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転生する物語―アダプテーションの愉しみ

転生する物語

アダプテーションの愉しみ

  • 渡辺諒(著)/2020年4月
  • 2500円(本体)/四六並製296頁
  • 装丁:大國貴子

次のアダプテーション=転生先は戯曲? オペラ? バレエ? 映画? ミュージカル? それとも……?
原作の魅力をうまく引き出し、時に原作を超えたおもしろさが発見できる翻案作品。古典~現代の著名な七作品が、フランス・ミュージカル、宝塚、ハリウッド映画、劇団☆新感線など、ジャンルによっていかに姿を変えるのか!?
(ISBN 9784861106859)

目次|contents

まえがき

第一章 ロミオとジュリエット―夜と昼、死と生の神話
第二章 マクベス―対西洋から超西洋へ
コラム1:レ・ミゼラブル

第三章 ドン・ジュアン―究極的自己愛の結末
第四章 カルメン―自由とはなにか
コラム2:2.5次元ミュージカルと翻案ミュージカル

第五章 レント―「今日」を借りる
第六章 オペラ座の怪人―仮面か、素顔か
コラム3:スター・アイドル VS パフォーマー

第七章 星の王子さま―見ること・聞くことのレッスン

あとがき

著者|author

渡辺諒(わたなべ・りょう)
1952年生まれ。早稲田大学教授。
主要著書に、『「エリザベート」読本―ウィーンから日本へ』(青弓社、2010年)、『フランス・ミュージカルへの招待』(春風社、2012年)など、編著に『横浜市立大学新叢書9 世界のミュージカル・日本のミュージカル』(春風社、2017年)がある。

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見る・見せる―中国四川・福建の表演にみる「演じる」こと・人・空間

見る・見せる

中国四川・福建の表演にみる「演じる」こと・人・空間

  • 細井尚子(著)/2020年2月
  • 4500円(本体)/A5判上製396頁
  • 装丁:中島衣美

常に変わり続ける中国社会において、宗教的・民俗的儀礼や民間の演劇はどのように行われ、またどのように享受されてきたのか?
四川と福建の二つの土地の、跳神(ちょうしん)や端公戯(たんこうぎ)、川劇(せんげき)や提線木偶戯(ていせんもくぐうぎ)、打城戯(だじょうぎ)といった各儀式・芸能の考察から、それらを見る・見せている人々の生活、思考、感覚を探る。
(ISBN 9784861106712)

目次|contents

序─中国表演の世界へ

Ⅰ 四川の表演
第一章 宗教と娯楽の狭間─跳神・端公戯・灯戯
第二章 表演の包装紙─端公の「壇」と「灯」
第三章 シンボルと技─川劇の覇児臉と変臉
第四章 変容する色男─脚色から読み解く「戯曲」の多様性

Ⅱ 福建省泉州の表演
第五章 人と神をつなぐ─泉州提線木偶戯の戯神相公爺の霊性
第六章 地獄巡りの見せ方─『李世民遊地府』の演技・演出
附 実見録『李世民遊地府』
第七章 生業としての儀式─東嶽廟・城隍廟
第八章 踊る道士─「打城戯」の選択

附説 表演における空間表現と処理
附 実見録「請神(大・小)」「辞神」

結語─記憶の記録
あとがき
初出一覧
参考文献

著者|author

細井尚子(ほそい・なおこ)
博士(文学)。立教大学・異文化コミュニケーション学部・文学研究科超域文化学専攻教授。専門は演劇学。東アジア比較演劇研究。近年は文化研究における西洋・非西洋に対する関心から、東アジア文化圏の娯楽市場における諸相について取り組んでいる。
主な共著に、『歌・踊り・祈りのアジア』(勉誠出版)、 『歌舞伎と宝塚歌劇―相反する、密なる百年 』(開成出版)、『楊家将演義 読本』(勉誠出版)、『ステージ・ショウの時代(近代日本演劇の記憶と文化 3)』(森話社)、『越劇の世界―中国の女性演劇』(水山産業株式会社)、編著に『「近代日本」空間下の東アジア大衆演劇 論文集』(立教大学アジア地域研究所)などがある。

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平成/令和の佐竹本三十六歌仙

平成/令和の佐竹本三十六歌仙

  • 有馬賴底、堀江恭子(著)/2019年10月
  • 2000円(本体)/B5判並製120頁
  • 装丁:長田年伸

相国寺管長と茶道遠州流幽水会会長が揮毫した書と、京友禅の研究者が忠実に復元した歌仙絵からなる現代版佐竹本三十六歌仙絵。
(ISBN 9784861106620)

目次|contents

序の言葉 有馬賴底 
前文 堀江恭子

平成/令和の佐竹本三十六歌仙
柿本人麻呂
凡河内躬恒
大伴家持
在原業平
素性法師
猿丸大夫
藤原兼輔
藤原敦忠
源公忠
徽子女王
源宗于
藤原敏行
藤原清正
藤原興風
坂上是則
小大君
大中臣能宣
平兼盛
住吉大明神
紀貫之
伊勢
山部赤人
僧正遍照
紀友則
小野小町
藤原朝忠
藤原高光
壬生忠岑
大中臣頼基
源重之
源信明
源順
清原元輔
藤原元真
藤原仲文
壬生忠視
中務

解説
「佐竹本三十六歌仙絵巻」について 堀江恭子
敦煌写経について 波勢の収束と典型の確立 富田淳

著者|authors

有馬賴底(ありま・らいてい)
一九三三年、東京生まれ。四一年、大分県日田市臨済宗岳林寺にて得度。五五年、京都臨済宗相国寺僧堂に掛搭(入門)、大律櫪堂老師に師事。七一年、相国寺派教学部長、九五年、臨済宗相国寺派七代管長(相国寺一三二世)に就任。同時に鹿苑寺金閣、慈照寺銀閣の住職も兼任。京都仏教会理事長。主な著書に『禅と茶』(学研)、『茶人よ自由になれ』『決定版 よくわかる茶席の禅語』(以上、主婦の友社)、『禅僧の生涯』『禅茶巡礼』『禅と茶の湯』(以上、春秋社)、『無の道を生きる 禅の辻説法』(集英社)、『自在力』『力を抜いて生きる』(以上、講談社)、『禅、「持たない」生き方』(三笠書房)、『やさしい茶席の禅語』(共著)『茶の湯便利帳② やさしくわかる茶席の禅語』(以上、世界文化社)、『禅 壁を破る智慧』(朝日新聞出版)ほか多数。

堀江恭子(宗篷)(ほりえ・きょうこ(そうほう))
文学博士。一九四三年生まれ。二松学舎大学大学院(中国学専攻)博士課程修了。一九七八年に故・堀江知彦氏と結婚。墨香会主宰(書道・号は蓬壺)、幽水会会長(茶道遠州流、号は宗篷)。知彦氏の遺志を継ぎ、幽趣庵を一切こだわりのない、自由な文化的サロンにするのが夢。知彦氏との共著に『名筆鑑賞入門 中国風の書』(知道出版)、『名筆鑑賞入門 和風の書』(知道出版)、単著に『我が乳房を亡夫に』(毎日新聞社)、『墨艶 会津八一・堀江知彦追想』(芸術新聞社)、『異郷に永眠る悲劇の美人王昭君』(白帝社)、『砂艶』(新潮社)、『茶艶』(春風社)。
二〇一四年六月、紺綬褒章受章。二〇一四年八月、外務大臣表彰。

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明治・大正 東京の歌舞伎興行―その「継続」の軌跡

明治・大正 東京の歌舞伎興行

その「継続」の軌跡

  • 寺田詩麻(著)/2019年6月
  • 8000円(本体)/A5判上製514頁
  • 装丁:桂川潤

江戸期より莫大な負債を抱えつつも続けられてきた歌舞伎興行は、近代化によってどのように変容したのか。稀代の興行師・十二代目守田勘弥と田村成義、株式会社松竹の動向や、当時の上演作品を考察し、明治・大正期の東京における大劇場経営の諸相を、豊富な資料をもとに究明する。
(ISBN 9784861106316)

◆日本演劇学会 2020年度日本演劇学会河竹賞奨励賞 受賞

◆藝能史研究會 第15回林屋辰三郎藝能史研究奨励賞 受賞

 

目次|contents

はじめに―近世の残滓と近代の変容
凡例
第一章 守田座から新富座へ 十二代目守田勘弥―株式会社方式の試行まで
第一節 安政から文久年間の守田(森田)座
第二節 新富町移転までの守田座
第三節 明治十年前後の新富座
第四節 新富座の株式会社化
小結
第二章 興行師田村成義―その明治十年代から二十年代
第一節 田村成義と横浜
第二節 田村成義と千歳座
第三節 歌舞伎座株式会社の設立
小結
第三章 大正期東京の歌舞伎興行―松竹の進出
第一節 明治三十年代京都の松竹
第二節 大正期東京の松竹
第三節 大正期の市村座
第四節 帝国劇場で演じられた劇
小結
第四章 作品の上演―興行に関わる問題を中心に
第一節 『曽我の対面』と夜討」―黙阿弥以降
第二節 田村成義と『四千両小判梅葉』
第三節 「平山晋吉」印のある『桐一葉』台本
第四節 長谷川時雨『さくら吹雪』について
小結
おわりに―「継続」のための実体化
付章 歌舞伎の興行と資料 明治東京の歌舞伎の番付―早稲田大学演劇博物館所蔵資料を中心に
初出一覧
主要参考文献一覧
索引

著者| author

寺田詩麻(てらだ・しま)
龍谷大学文学部専任講師。1972年東京都生まれ。2003年早稲田大学大学院文学研究科芸術学(演劇)専攻博士後期課程を単位取得満期退学。早稲田大学演劇博物館助手、同招聘研究員などを経て、2017年より現職。博士(文学)。
主な共著に『興行とパトロン―近代日本演劇の記憶と文化7』(森話社)、『歌舞伎登場人物事典』(白水社)などがある。

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本の縁側

本の縁側

  • 矢萩多聞(著)/2019年6月
  • 2800円(本体)/A6判並製416頁
  • 装丁・レイアウト:矢萩多聞

本のまわりにはいつもにぎわいがあり、ちょこんと腰をおろせる場所がある。
2002年~2019年にデザインした全装丁約500点の書影をカラーで収載。
(ISBN 9784861106538)

展覧会「本の縁側 矢萩多聞と本づくり」特設サイトはこちら

著者| author

矢萩多聞(やはぎ・たもん)
画家・装丁家。Ambooks代表。1980年横浜生まれ。9歳のとき、はじめてネパールを訪れてから、毎年インド・ネパールを旅する。中学1年生で学校を辞め、ペンによる細密画を描きはじめる。1995年から、南インドと日本を半年ごとに往復し暮らし、銀座、横浜などで個展を開催する。2002年、対談本『インド・まるごと多聞典』(春風社)を刊行。この頃から本をデザインする仕事をはじめ、これまでに500冊を超える本をてがける。2012年、事務所兼自宅を京都に移転。2016年、デザイン事務所の屋号をAm CreationからAmbooksに変更し、リトルプレスの出版を開始。現在、インド、横浜、京都を行き来し、本とその周辺を愉快にするために日々手を動かしている。著書に『インド・まるごと多聞典』(春風社/品切重版未定)、『偶然の装丁家』(晶文社)、『たもんのインドだもん』(ミシマ社)、共著に『タラブックス インドのちいさな出版社、まっすぐに本をつくる』(玄光社)、『本を贈る』(三輪舎)がある。

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躍動―横浜の若き表現者たち

躍動

横浜の若き表現者たち

  • 細見葉介(著)/2019年3月
  • 1800円(本体)/四六判並製250頁
  • 装丁・レイアウト:矢萩多聞

文化発信が東京一極集中になりがちな現代、その中央から少し離れた土地・横浜を拠点に、新しい「なにか」を創作する若者たちが語る言葉とは。
今まさに芽吹きの時にある、映画監督、演奏家、画家など、10~30代の若手表現者14名の思いが綴られたインタビュー集。
(ISBN 9784861106408)

目次|contents

まえがき
1. 映画監督 隈元博樹
2. ジャズフルーティスト 小川恵理紗
3. ペインター 三浦康太郎
4. ヒップホップ歌手 MC内郷丸
5. 映画監督 稲葉雄介
6. 歌い手 有希乃路央
7. 木版画家 旦保煕利人
8. 小説家 如月新一
9. 映画監督 深田隆之
10. 役者・演出 佐藤駿
11. 歌手 伊吹留香
12. 建築家 伊藤孝仁
13. 画家 安藤ニキ
14. ジャズクラリネット奏者 佐々木諒太
コラム
あとがき
横浜・「表現者」たち ゆかりの土地めぐりMAP

著者| author

細見葉介(ほそみ・ようすけ)
1983年生まれ。横浜市立大学卒業。日本農業新聞を経て、現在市内の会社に勤務。インディーズでの映画製作に携わりつつ、ウェブマガジン「neoneo」にドキュメンタリー批評などを執筆。共著に『希望』(旬報社)がある。

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