見る・見せる―中国四川・福建の表演にみる「演じる」こと・人・空間

見る・見せる

中国四川・福建の表演にみる「演じる」こと・人・空間

  • 細井尚子(著)/2020年2月
  • 4500円(本体)/A5判上製390頁
  • 装丁:中島衣美

常に変わり続ける中国社会において、宗教的・民俗的儀礼や民間の演劇はどのように行われ、またどのように享受されてきたのか?
四川と福建の二つの土地の、跳神(ちょうしん)や端公戯(たんこうぎ)、川劇(せんげき)や提線木偶戯(ていせんもくぐうぎ)、打城戯(だじょうぎ)といった各儀式・芸能の考察から、それらを見る・見せている人々の生活、思考、感覚を探る。
(ISBN 9784861106712)

目次|contents

序─中国表演の世界へ

Ⅰ 四川の表演
第一章 宗教と娯楽の狭間─跳神・端公戯・灯戯
第二章 表演の包装紙─端公の「壇」と「灯」
第三章 シンボルと技─川劇の覇児臉と変臉
第四章 変容する色男─脚色から読み解く「戯曲」の多様性

Ⅱ 福建省泉州の表演
第五章 人と神をつなぐ─泉州提線木偶戯の戯神相公爺の霊性
第六章 地獄巡りの見せ方─『李世民遊地府』の演技・演出
附 実見録『李世民遊地府』
第七章 生業としての儀式─東嶽廟・城隍廟
第八章 踊る道士─「打城戯」の選択

附説 表演における空間表現と処理
附 実見録「請神(大・小)」「辞神」

結語─記憶の記録
あとがき
初出一覧
参考文献

著者|author

細井尚子(ほそい・なおこ)
博士(文学)。立教大学・異文化コミュニケーション学部・文学研究科超域文化学専攻教授。専門は演劇学。東アジア比較演劇研究。近年は文化研究における西洋・非西洋に対する関心から、東アジア文化圏の娯楽市場における諸相について取り組んでいる。
主な共著に、『歌・踊り・祈りのアジア』(勉誠出版)、 『歌舞伎と宝塚歌劇―相反する、密なる百年 』(開成出版)、『楊家将演義 読本』(勉誠出版)、『ステージ・ショウの時代(近代日本演劇の記憶と文化 3)』(森話社)、『越劇の世界―中国の女性演劇』(水山産業株式会社)、編著に『「近代日本」空間下の東アジア大衆演劇 論文集』(立教大学アジア地域研究所)などがある。

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平成/令和の佐竹本三十六歌仙

平成/令和の佐竹本三十六歌仙

  • 有馬賴底、堀江恭子(著)/2019年10月
  • 2000円(本体)/B5判並製120頁
  • 装丁:長田年伸

相国寺管長と茶道遠州流幽水会会長が揮毫した書と、京友禅の研究者が忠実に復元した歌仙絵からなる現代版佐竹本三十六歌仙絵。
(ISBN 9784861106620)

目次|contents

序の言葉 有馬賴底 
前文 堀江恭子

平成/令和の佐竹本三十六歌仙
柿本人麻呂
凡河内躬恒
大伴家持
在原業平
素性法師
猿丸大夫
藤原兼輔
藤原敦忠
源公忠
徽子女王
源宗于
藤原敏行
藤原清正
藤原興風
坂上是則
小大君
大中臣能宣
平兼盛
住吉大明神
紀貫之
伊勢
山部赤人
僧正遍照
紀友則
小野小町
藤原朝忠
藤原高光
壬生忠岑
大中臣頼基
源重之
源信明
源順
清原元輔
藤原元真
藤原仲文
壬生忠視
中務

解説
「佐竹本三十六歌仙絵巻」について 堀江恭子
敦煌写経について 波勢の収束と典型の確立 富田淳

著者|authors

有馬賴底(ありま・らいてい)
一九三三年、東京生まれ。四一年、大分県日田市臨済宗岳林寺にて得度。五五年、京都臨済宗相国寺僧堂に掛搭(入門)、大律櫪堂老師に師事。七一年、相国寺派教学部長、九五年、臨済宗相国寺派七代管長(相国寺一三二世)に就任。同時に鹿苑寺金閣、慈照寺銀閣の住職も兼任。京都仏教会理事長。主な著書に『禅と茶』(学研)、『茶人よ自由になれ』『決定版 よくわかる茶席の禅語』(以上、主婦の友社)、『禅僧の生涯』『禅茶巡礼』『禅と茶の湯』(以上、春秋社)、『無の道を生きる 禅の辻説法』(集英社)、『自在力』『力を抜いて生きる』(以上、講談社)、『禅、「持たない」生き方』(三笠書房)、『やさしい茶席の禅語』(共著)『茶の湯便利帳② やさしくわかる茶席の禅語』(以上、世界文化社)、『禅 壁を破る智慧』(朝日新聞出版)ほか多数。

堀江恭子(宗篷)(ほりえ・きょうこ(そうほう))
文学博士。一九四三年生まれ。二松学舎大学大学院(中国学専攻)博士課程修了。一九七八年に故・堀江知彦氏と結婚。墨香会主宰(書道・号は蓬壺)、幽水会会長(茶道遠州流、号は宗篷)。知彦氏の遺志を継ぎ、幽趣庵を一切こだわりのない、自由な文化的サロンにするのが夢。知彦氏との共著に『名筆鑑賞入門 中国風の書』(知道出版)、『名筆鑑賞入門 和風の書』(知道出版)、単著に『我が乳房を亡夫に』(毎日新聞社)、『墨艶 会津八一・堀江知彦追想』(芸術新聞社)、『異郷に永眠る悲劇の美人王昭君』(白帝社)、『砂艶』(新潮社)、『茶艶』(春風社)。
二〇一四年六月、紺綬褒章受章。二〇一四年八月、外務大臣表彰。

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明治・大正 東京の歌舞伎興行―その「継続」の軌跡

明治・大正 東京の歌舞伎興行

その「継続」の軌跡

  • 寺田詩麻(著)/2019年6月
  • 8000円(本体)/A5判上製514頁
  • 装丁:桂川潤

江戸期より莫大な負債を抱えつつも続けられてきた歌舞伎興行は、近代化によってどのように変容したのか。稀代の興行師・十二代目守田勘弥と田村成義、株式会社松竹の動向や、当時の上演作品を考察し、明治・大正期の東京における大劇場経営の諸相を、豊富な資料をもとに究明する。
(ISBN 9784861106316)

目次|contents

はじめに―近世の残滓と近代の変容
凡例
第一章 守田座から新富座へ 十二代目守田勘弥―株式会社方式の試行まで
第一節 安政から文久年間の守田(森田)座
第二節 新富町移転までの守田座
第三節 明治十年前後の新富座
第四節 新富座の株式会社化
小結
第二章 興行師田村成義―その明治十年代から二十年代
第一節 田村成義と横浜
第二節 田村成義と千歳座
第三節 歌舞伎座株式会社の設立
小結
第三章 大正期東京の歌舞伎興行―松竹の進出
第一節 明治三十年代京都の松竹
第二節 大正期東京の松竹
第三節 大正期の市村座
第四節 帝国劇場で演じられた劇
小結
第四章 作品の上演―興行に関わる問題を中心に
第一節 『曽我の対面』と夜討」―黙阿弥以降
第二節 田村成義と『四千両小判梅葉』
第三節 「平山晋吉」印のある『桐一葉』台本
第四節 長谷川時雨『さくら吹雪』について
小結
おわりに―「継続」のための実体化
付章 歌舞伎の興行と資料 明治東京の歌舞伎の番付―早稲田大学演劇博物館所蔵資料を中心に
初出一覧
主要参考文献一覧
索引

著者| author

寺田詩麻(てらだ・しま)
龍谷大学文学部専任講師。1972年東京都生まれ。2003年早稲田大学大学院文学研究科芸術学(演劇)専攻博士後期課程を単位取得満期退学。早稲田大学演劇博物館助手、同招聘研究員などを経て、2017年より現職。博士(文学)。
主な共著に『興行とパトロン―近代日本演劇の記憶と文化7』(森話社)、『歌舞伎登場人物事典』(白水社)などがある。

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本の縁側

本の縁側

  • 矢萩多聞(著)/2019年6月
  • 2800円(本体)/A6判並製416頁
  • 装丁・レイアウト:矢萩多聞

本のまわりにはいつもにぎわいがあり、ちょこんと腰をおろせる場所がある。
2002年~2019年にデザインした全装丁約500点の書影をカラーで収載。
(ISBN 9784861106538)

展覧会「本の縁側 矢萩多聞と本づくり」特設サイトはこちら

著者| author

矢萩多聞(やはぎ・たもん)
画家・装丁家。Ambooks代表。1980年横浜生まれ。9歳のとき、はじめてネパールを訪れてから、毎年インド・ネパールを旅する。中学1年生で学校を辞め、ペンによる細密画を描きはじめる。1995年から、南インドと日本を半年ごとに往復し暮らし、銀座、横浜などで個展を開催する。2002年、対談本『インド・まるごと多聞典』(春風社)を刊行。この頃から本をデザインする仕事をはじめ、これまでに500冊を超える本をてがける。2012年、事務所兼自宅を京都に移転。2016年、デザイン事務所の屋号をAm CreationからAmbooksに変更し、リトルプレスの出版を開始。現在、インド、横浜、京都を行き来し、本とその周辺を愉快にするために日々手を動かしている。著書に『インド・まるごと多聞典』(春風社/品切重版未定)、『偶然の装丁家』(晶文社)、『たもんのインドだもん』(ミシマ社)、共著に『タラブックス インドのちいさな出版社、まっすぐに本をつくる』(玄光社)、『本を贈る』(三輪舎)がある。

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躍動―横浜の若き表現者たち

躍動

横浜の若き表現者たち

  • 細見葉介(著)/2019年3月
  • 1800円(本体)/四六判並製250頁
  • 装丁・レイアウト:矢萩多聞

文化発信が東京一極集中になりがちな現代、その中央から少し離れた土地・横浜を拠点に、新しい「なにか」を創作する若者たちが語る言葉とは。
今まさに芽吹きの時にある、映画監督、演奏家、画家など、10~30代の若手表現者14名の思いが綴られたインタビュー集。
(ISBN 9784861106408)

目次|contents

まえがき
1. 映画監督 隈元博樹
2. ジャズフルーティスト 小川恵理紗
3. ペインター 三浦康太郎
4. ヒップホップ歌手 MC内郷丸
5. 映画監督 稲葉雄介
6. 歌い手 有希乃路央
7. 木版画家 旦保煕利人
8. 小説家 如月新一
9. 映画監督 深田隆之
10. 役者・演出 佐藤駿
11. 歌手 伊吹留香
12. 建築家 伊藤孝仁
13. 画家 安藤ニキ
14. ジャズクラリネット奏者 佐々木諒太
コラム
あとがき
横浜・「表現者」たち ゆかりの土地めぐりMAP

著者| author

細見葉介(ほそみ・ようすけ)
1983年生まれ。横浜市立大学卒業。日本農業新聞を経て、現在市内の会社に勤務。インディーズでの映画製作に携わりつつ、ウェブマガジン「neoneo」にドキュメンタリー批評などを執筆。共著に『希望』(旬報社)がある。

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黙って踊れ、エレクトラーホフマンスタールの言語危機と日本

黙って踊れ、エレクトラ

ホフマンスタールの言語危機と日本

  • 関根裕子(著)/2019年3月
  • 4200円(本体)/A5判上製396頁
  • 装丁:間村俊一

「西洋」から「東洋」へ、「言葉」から「身体」へ
ウィーン世紀転換期文学を代表する作家フーゴー・フォン・ホフマンスタール。代表戯曲の一つ『エレクトラ』や、その日本初演をめぐる演出家・松居松葉、森鷗外らとの書簡から、ホフマンスタールが希求した「オリエント」「日本」の姿、20世紀初頭の異文化交流の在り様を探る。
(ISBN 9784861106378)

目次|contents

序論 二通の書簡―「西洋」と「東洋」の交差
第Ⅰ章 ホフマンスタールの「オリエント」像
第1節  言語危機と「オリエント」
第2節 ドイツ語圏のオリエンタリズムとホフマンスタール
第Ⅱ章 ギリシア関連作品に表われたオリエント性
第1節 『エレクトラ』
第2節 『恐れ/対話』
第3節 『ギリシア』
第Ⅲ章 ホフマンスタールの日本像とその変遷
第1節 ジャポニスム以前の日本に関する関心
第2節 「若きウィーン派」とジャポニスム
第3節 ホフマンスタールとハーン
第4節 『心』のホフマンスタール作品への影響
第5節 人間存在の超個人性
第6節 『エレクトラ』のなかの「プレエクシステンツ」と「エクシステンツ」
第Ⅳ章 非西欧的身体表現
第1節 「未知なる言語」を求めて
第2節 貞奴の印象
第3節 モダン・バレエの先駆者たちからの影響
第4節 『エレクトラ』の踊り
第Ⅴ章 松居松葉による『エレクトラ』日本初演
第1節 明治・大正期のホフマンスタール受容
第2節 松居の『エレクトラ』公演
第3節 『エレクトラ』の反響
結論 憧れと錯覚の文化交流―新たな自己創造のために
あとがき
参考文献
索引

著者|author

関根裕子(せきね・ゆうこ)
国立音楽大学卒業後、高校の音楽教員を経て、埼玉大学で独文学を専攻、筑波大学大学院博士課程満期単位取得退学。ウィーン大学留学。博士(文学)。専門は、ホフマンスタールを中心としたウィーン世紀転換期文学と文化、音楽文化史。
現在、早稲田大学、明治大学、学習院大学、日本女子大学、武蔵大学、上智大学等で非常勤講師を務める傍ら、合唱指揮者としても活躍。
主な著書に、『世界のミュージカル・日本のミュージカル』(共著・横浜市大新叢書、春風社)、『ようこそ、ウィーンへ!』(白水社)、訳書に、『僕は奇跡なんかじゃなかった―ヘルベルト・フォン・カラヤン - その伝説と実像』(音楽之友社)、共訳書に『ブラームス回想録集』(全3巻 音楽之友社)などがある。

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ホベルト・ブーレ・マルクスの庭にて

ホベルト・ブーレ・マルクスの庭にて

  • ジャック・レナール(監修)、荒井芳廣(訳)/2018年12月
  • 3200円(本体)/A5判上製200頁
  • 装丁・レイアウト:長田年伸

庭園とは、要するに、通常は用いられない素材を用いて絵画作品を組織し構成するひとつの方法でした。(「風景、植物学そしてエコロジー」より)

造園・造景芸術の巨匠ブーレ・マルクスの思想と偉業をめぐる、社会学者、建築家らによる論考とインタビューの集成。
(ISBN 9784861105944)

目次|contents

第二版への序文(ジャック・レナール)
(資料)フィレンツェ歴史的庭園憲章 1982年12月イコモスにおいて採択
序文(ジャック・レナール)
可能的な庭(ロジェ・カイヨワ)
庭園 技巧の遊び(ジャック・レナール)
風景、植物学そしてエコロジー ジャック・レナールとの対話
ブーレ・マルクスと風景の美学(ジャック・スガール)
ブーレ・マルクスと庭園についての現代的概念 ジーユ・クレマンとの対話
現代的風景の歴史におけるブーレ・マルクス アルノー・モーリエールとの対話
庭園の近代的ブランク(ジャン=ピエール・ル・ダンテック)
ホベルト・ブーレ・マルクス 失われた鎖の輪(ミシェル・ラシーヌ)

ホベルト・ブーレ・マルクスによって発見された植物
主要文献
著作者についての注
写真クレジット
訳者解説(荒井芳廣)

監修者|supervisor

ジャック・レナール(Jacque Leenhardt)
1942年、スイスのジュネーヴ生まれ。哲学者、社会学者。社会科学高等研究実習院(Ecole pratique des hautes etudes)教授。国際美術批評家協会(AICA)名誉会長、クレスト美術センターを創設し、センター長を務める(1987-2003)。Villette-Amazone. Manifeste pour l’environnement au XXIe siecle, (Grande Halle de la Villette, 1996)、Jardins verticaux dans le monde entier, (2007)、Wifredo Lam, (2009)ほか広いジャンルにわたる著作がある。

訳者|translator

荒井芳廣(あらい・よしひろ)
1947年、神奈川県横浜市生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。同大学社会学研究科博士課程修了。社会学博士。神奈川工科大学(1979-2000)、大妻女子大学人間関係学部(2000-2018)に勤務。大妻女子大学名誉教授。大学院在学中より現在まで文化人類学者としてカリブ海地域の黒人共和国ハイチとブラジル北東部、ペルー、ヴェネズエラなどラテンアメリカ地域の民衆文化を調査。著書に『ハイチ文化論考』(小林出版、2000年)、訳書に『ブラジル民衆本の世界』(ジョセフ・M・ルイテン著、御茶の水書房、1990年)、『ゴーストダンス』(紀伊國屋書店、1989)ほか多数。

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グロテスク・美のイメージ―ドムス・アウレア、ピラネージからフロベールまで

グロテスク・美のイメージ

ドムス・アウレア、ピラネージからフロベールまで

  • 武末祐子(著)/2018年2月
  • 3200円(本体)/四六判上製288頁
  • 装丁:中島衣美

建築から美術、文学へと横断し、洞窟(グロッタ)に始まるグロテスクの美をたどる
ルネサンス期に発掘されたネロ帝の黄金宮から
ピラネージの廃墟画を経て、19世紀フランス主義文学へ。
(ISBN 9784861105883)

目次|contents

はじめに
第1章 グロテスク装飾のインパクト
1 ネロ皇帝の黄金宮(Domus Aurea)
2 周縁性と境界性
3 同化力―隣接するものを巻き込む
4 表面性―シミと想像力
5 反転力―葉群を古代風に回す術
第2章 ピラネージの廃墟とグロテスクⅠ―Grotteschi
1 『グロッテスキ(Grotteschi)』
2 舞台装飾―『建築と透視図法、第一部』
3 エフェ(effet)という概念―美的効果
4 暖炉装飾
第3章 ピラネージの廃墟とグロテスクⅡ―Vedute di Roma
1 廃墟と植物
2 廃墟のハイブリッド性
3 化石アートとしてのグロテスク模様
第4章 一九世紀文学のグロテスク美学
1 ピラネージ作品の受容
2 ユゴーと『ノートル=ダム・ド・パリ』
3 ゴーティエと『グロテスクたち』
4 フロベールと『ボヴァリー夫人』
おわりに―合体と螺旋の時代に向けて

著者|author

武末祐子(たけまつ・ゆうこ)
西南学院大学文学部教授。西南学院大学文学部卒業。グルノーブル第三大学フランス文学博士課程修了。パリ第四大学フランス文学DEA取得。専門は19世紀フランス文学、研究テーマは文学・芸術におけるグロテスク美学。

 

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世界のミュージカル・日本のミュージカル【横浜市立大学新叢書9】

世界のミュージカル・日本のミュージカル

  • 岩崎徹・渡辺諒(編著)/2017年11月
  • 2500円(本体)/四六判並製298頁
  • 装丁・レイアウト:矢萩多聞

「元祖ミュージカル」のサヴォイ・オペラ、世界を席巻するフレンチ・ミュージカル、墺日で人気を博す『エリーザベト』、これら英・仏・独語圏のミュージカルと、
宝塚歌劇から2.5次元作品までの日本のミュージカル――海外と日本、双方の歴史を紐解く。
そのうえで、各国の作品の魅力、発展と変容の在り方を辿り、ミュージカルという芸能の今後の可能性と課題を考察する。全ミュージカルファン必携の一冊!
(ISBN 9784861105708)

◆横浜市立大学新叢書「発刊の辞

目次|contents

はじめに 渡辺 諒
第Ⅰ部 世界のミュージカル
第1章 英語圏のミュージカル ミュージカル誕生―サヴォイ・オペラ 岩崎 徹
ミニ歴史:英米のミュージカル
【コラム】パクろう、シェイクスピア(またはオムレットの味)/ブロードウェイでタイム・トラベル
第2章 仏語圏のミュージカル スペクタクル・ミュージカルの隆盛と変容 渡辺 諒
ミニ歴史:フランス・ミュージカル
【コラム】日本の独仏ミュージカル
第3章 独語圏のミュージカル ウィーン版『エリーザベト』の「死の舞踏」―ライトモチーフと演出の重層性 関根裕子
【コラム】ウィーンのミュージカル劇場事情
第Ⅱ部 日本のミュージカル
第4章 小林一三「国民劇」構想を読む 安冨 順
【コラム】今はなき胸像―久松一聲
第5章 宝塚「歌劇」の変遷と男役の変遷―歌劇、レビュー、そしてミュージカルへ 中本千晶
【コラム】タカラヅカ・娘役の変遷
第6章 日本のミュージカル受容―海外ミュージカル/オリジナル作品/2.5次元ミュージカル 渡辺 諒/下川晶子
【コラム】カブキ最新事情(渡辺)
おわりに 岩崎 徹
ミュージカル作品年表
参考文献
執筆者紹介

著者|authors

岩崎 徹(いわさき・とおる)
横浜市立大学准教授。主要論文に、「イギリス喜歌劇の幕開け:『培審裁判』」(『横浜市立大学論叢人文科学系列   61(3)』、2010)、「100年続いた歌劇団」(『竹村民郎著作集記念文集』三元社、2015)など。

渡辺 諒(わたなべ・りょう)
1952(昭和27)年生まれ。早稲田大学教授。主要著書に、『「エリザベート」読本―ウィーンから日本へ』(青弓社、2010)、『フランス・ミュージカルへの招待』(春風社、2012)など。

関根裕子(せきね・ゆうこ)
1960(昭和35)年生まれ。早稲田大学、明治大学等で非常勤講師。主要著書に、『ようこそヴィーンへ!』(白水社、2010)、翻訳書に『ヘルベルト・フォン・カラヤン 僕は奇跡なんかじゃなかった:その伝説と実像』(音楽之友社、2017)など。

安冨 順(やすとみ・じゅん)
1959(昭和34)年生まれ。白百合女子大学非常勤講師。主要論文に、「随想・革命家と国民作家―寒村・英治とハンケチ芝居(一)・(二)」(『歌舞伎 研究と批評46』雄山閣、2011、2012)、「都の治助―『けいせい鎌倉山』をめぐって」(『朱(53)』伏見稲荷大社、2010)など。

中本千晶(なかもと・ちあき)
1967(昭和42)年生まれ。フリージャーナリスト。主要著書に、『宝塚歌劇に誘う7つの扉』(東京堂出版、2016)、『鉄道会社がつくった「タカラヅカ」という奇跡』(ポプラ社、2107)など。

下川晶子(しもかわ・しょうこ)
1992(平成4)年生まれ。早稲田大学教育学部「舞台芸術入門」において「2.5次元ミュージカル」の授業を担当。

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茶艶―我が師 有馬賴底猊下 小堀宗慶御家元

茶艶

我が師 有馬賴底猊下 小堀宗慶御家元

  • 堀江恭子(著)/2017年10月
  • 3500円(本体)/B5判上製312頁
  • 装丁・レイアウト:長田年伸

遠州流茶道を修めた著者が一年を通じて催した茶事の記録。
四季の花と料理におもてなしの精神が映る。茶事にまつわるエッセイも収録。
(ISBN 9784861105678)

目次|contents

まえがき
序  有馬賴底
第一章
故堀江知彦 大徳寺孤篷庵永眠の記
沙羅双樹
挿花の記
書は人なり 茶も人なり
茶を学ぶということ
四方斎宗偏居士をお偲びしての茶会
「恭子について」
堀江知彦顕彰茶会のこと
茶事について、戸田宗安宗匠ご夫妻をお招きしての茶事
小堀宗慶お家元ご夫妻をお招きしての茶事
三笠宮同妃両殿下をお迎えしての茶事
賴底猊下の茶の湯
有馬賴底猊下をお招きしての茶事 於 陽明文庫
伊勢物語茶会 於 南蔵院
雛の茶会 於 孤篷庵
雛の茶会から松江 不昧公二百年祭に月照寺で掛け釜
第二章
一月 初釜
二月 観梅の茶事
三月 雛の茶事
四月 観桜の茶事
五月 初風炉 不如帰の茶事
五月 端午の節句の茶事
六月 蛍の茶事
七月 七夕の茶事
八月 納涼の茶事
九月 重陽の節句の茶事
十月 名残の茶事
十一月 口切の茶事
十二月 歳暮の茶事
あとがき

著者|author

堀江恭子(宗篷)(ほりえ・きょうこ(そうほう))
文学博士。1943年生まれ。二松学舎大学大学院(中国学専攻)博士課程修了。1978年に故・堀江知彦氏と結婚。墨香会主宰(書道・号は蓬壺)、幽水会会長(茶道遠州流、号は宗篷)。知彦氏の遺志を継ぎ、幽趣庵を一切こだわりのない、自由な文化的サロンにするのが夢。知彦氏との共著に『名筆鑑賞入門 中国風の書』(知道出版、1991年)、『名筆鑑賞入門 和風の書』(知道出版)、単著に『我が乳房を亡夫に』(毎日新聞社、1992年)、『墨艶 会津八一・堀江知彦追想』(芸術新聞社、1997年)、『異郷に永眠る悲劇の美人王昭君』(白帝社、2003年)、『砂艶』(新潮社、2015年)。
2014年6月、紺綬褒章受章。
2014年8月、外務大臣表彰。

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