月印釈譜

月印釈譜

  • 河瀬幸夫(訳)/2024年5月
  • 6000円(本体)/A5判1162頁 ※本書は固定レイアウト型の電子書籍です。

15世紀に創製された当時のハングルで書かれた、釈迦の生涯と教えを伝える『釈譜詳節』・『月印千江之曲』・『月印釈譜』三書の日本語訳。『月印千江之曲』は中世韓国語の原文を掲載。
(ISBN 9784861109645)

目次|contents

月印釈譜 上
口絵
凡例
はじめに
月印釈譜第一
月印釈譜第二
釈譜詳節第三
月印釈譜第四
月印千江之曲第五
釈譜詳節第六
月印釈譜第七
月印釈譜第八
釈譜詳節第九
月印釈譜第九
月印釈譜第十
釈譜詳節第十一
月印釈譜 中
釈譜詳節第十三
釈譜詳節第十九
釈譜詳節第二十
釈譜詳節第二十一
月印釈譜
月印釈譜第十一
月印釈譜第十二
月印釈譜第十三
月印釈譜第十四
月印釈譜第十五
月印釈譜第十七
月印釈譜第十八
月印釈譜第十九
月印釈譜 下
月印釈譜第二十
月印釈譜第二十一
月印釈譜第二十二
月印釈譜第二十三
釈譜詳節第二十三
釈譜詳節第二十四
月印釈譜第二十五
付録

訳者|translator

河瀬幸夫(かわせゆきお) 
1945年、東京都大田区に生まれる。1973年、早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻修士課程を修了し、私立横須賀学院高校の国語教員となる。1979年、韓国を旅行したことが契機となり、韓国語の学習を始める。2003年、横須賀学院を退職して、ソウルの東国大学校大学院仏教学科(仏教史学専攻)に入学。在学中、高麗大蔵経について学ぶ中で、15世紀に創制された当時のハングルを使い韓国語に翻訳された多数の仏典があることを知る。2007年に大学院の課程を終えた後、横浜の自宅で韓国語仏典の日本語訳に専念する。訳書に『釈譜詳節』(上・中・下、2010~2013年、春風社)、『法華経諺解』(上・下、金星周との共訳、2017~2018年、春風社)がある。

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産後の〈風〉―病いの語りからみる韓国社会とジェンダー

産後の〈風〉

病いの語りからみる韓国社会とジェンダー

  • 諸 昭喜(著)/2024年5月
  • 3600円(本体)/A5判並製272頁
  • 装丁:苑田菊見

文化的表象としての「苦しみのイディオム」
韓国の民俗病「産後風(サヌプン)」をめぐる人びとの語りから、その病いが1980年以前、女性たちが置かれた劣等な地位、経済的貧困と過度な労動による心理的、肉体的苦痛という社会・文化的背景から構築され、いまなお〈風〉は、弱者として生きてきた韓国女性全体に「苦しみのイディオム」として共有され続けていることを、人類学的に論究する。

(ISBN 9784861109577)

目次|contents

はじめに――「声なき声」をすくい上げる

序 章 病いからみる社会
1. 民俗病の研究と歴史
2. 産後の病い
3. 本書の構成

第1章 韓国の医療環境と出産
1. 韓国の医療体系
2. 韓方医学の社会的位置づけ
3. 出産の慣習と文化――産室から病院の分娩室へ
4. 出産の医療化と背景

第2章 「産後風」という病い
1. 産後をめぐる観念
2. 産後風の歴史的由来と定義
3. 産後風の症状
4. 治療と健康管理行為

第3章 患う女性――病いの語りとジェンダー
1. 「女性のオーラル・ヒストリー」と「病いの語り」の間

2. 産後風の語りにみられる韓国女性の生活
3. 「ないはずがない身体」の意味づけ

第4章 治療する側――韓方医学における疾病の社会的構築
1. 韓方医学における産後風の持続、変化、拡大
2. 韓方医による病理化
3. メディアによる知識の流通

第5章 ケアする人――産後調理院と産後調理士の登場と発達
1. ケアされなかったお母さんたち
2. 産後ヘルパーから健康管理士へ
3. 「産後調理院」のケアと儀礼の変容
4. 強化されていく産後ケア

終 章 消えゆく病名――「産後風」とはなにか
1. 文化的表象としての「苦しみのイディオム」
2. 産後風からみる女性の望み
3. 西洋医学のパラダイムにおける民俗的な病い
4. 産後風の治療に関わる課題

おわりに
初出一覧
参考文献

著者|author

諸 昭喜(チェ・ソヒ)

奈良女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了。
国立民族学博物館グローバル現象研究部助教。
韓国、台湾、バングラデシュでの妊娠中と出産時の女性の疾病と治療について研究を行っている。
主な著作に、共著『痛みからみえてくること』(韓国語、Humanitas, 2021年)や『尊厳と生存』(法政大学出版局、2022年)、論文「韓国女性のソーシャル・サファリングの身体化―「産後風」の語りを中心に」(『日本ジェンダー研究』、2018年)、「東洋医学における疾患の社会的構築―韓国の産後風を事例として」(『人体科学』、2018年)ほか。

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アンリ・ワロンの精神発生学と人間発達研究―その思想と理論の現代的意義を探って

アンリ・ワロンの精神発生学と人間発達研究

その思想と理論の現代的意義を探って

  • 亀谷和史(著)/2024年3月
  • 4200円(本体)/四六判上製304頁
  • 装丁:長田年伸

20世紀初頭から半ばにかけて心理学研究に携わったアンリ・ワロンの人間発達思想を、〈精神発生学〉の構想という観点からひもとく。現代の発達心理学の領域に収まらないその哲学的・ 発達思想的な理論の到達点や展望、意義を検討し、〈精神〉の発生・発達過程の本質と、これまで見逃されてきた心身の相互関係を探る。
(ISBN 9784861109331)

目次|Contents

凡例
はじめに
序章 アンリ・ワロンが生きた時代と今日のワロン研究の到達点
第1章 アンリ・ワロンの〈精神発生学〉の構想と人間発達研究
第2章 アンリ・ワロンの発達研究の先駆性と〈意識〉の発生的研究
第3章 アンリ・ワロンの発達理論における〈姿勢機能(システム)〉概念と模倣発達論
第4章 アンリ・ワロンの発達理論と乳児保育――〈こころ〉と〈からだ〉の発達の統一的理解をめざして
第5章 アンリ・ワロンの発達理論における〈機能〉把握と機能連関
第6章 アンリ・ワロンの精神病理学研究と『病理心理学』――その認識論的立場をめぐって
第7章 アンリ・ワロンの人格発達研究における〈指向性〉の機能
補章 アンリ・ワロン著『行為から思考へ――比較心理学試論』序論
あとがき
主な参考文献

著者|Author

亀谷和史(かめたに・かずふみ)
日本福祉大学教育・心理学部教授。専門は、発達思想、教育哲学、保育学。主要著書に『ピアジェ×ワロン論争――発達するとはどういうことか』(編訳著、ミネルヴァ書房、一九九六年)、『現代保育と子育て支援――保育学入門』(編著、八千代出版、二〇〇六年)、『「知的な育ち」を形成する保育実践Ⅰ・Ⅱ』(編著、新読書社、二〇一三年、二〇一六年)ほか。

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発達支援、その先へ―自閉スペクトラム症児の早期社会コミュニケーション行動に着目して

発達支援、その先へ

自閉スペクトラム症児の早期社会コミュニケーション行動に着目して

  • 永井祐也(著)/2024年4月
  • 3900円(本体)/A5判上製276頁
  • 装丁:中本那由子

発達障害のある子どもたちをいかに支援するか?
近年、発達障害のある児童生徒にとって、より早い段階における適切な支援が、社会適応や二次障害予防に有効であることが分かってきた。本書ではその一例として、自閉スペクトラム症(ASD)児の「共同注意」をはじめとする早期社会コミュニケーション行動の発達に着目。PECS等の支援法の有用性、母親のストレスとの相関性、インクルーシブ教育システム、さらにその先の共生社会への接続性などの観点から検証し、児の将来の自立と社会参加に向けて、「いま」できる発達支援を考える。
(ISBN 9784861109508)

目次|contents

はじめに
第0章 序論
第1章 日本の特別支援教育・インクルーシブ教育システムの動向
第2章 自閉スペクトラム症(ASD)の理解と発達支援
第3章 アイトラッカーによるASD児の共同注意の測定とその臨床的有用性
第4章 ASD児の早期社会コミュニケーション行動が不適応行動に及ぼす影響
第5章 PECSがASD児の早期社会コミュニケーション行動に及ぼす効果
第6章 母親の育児ストレス軽減に果たすASD児の共同注意の役割
第7章 個別発達支援におけるASD児の母親の育児ストレス軽減効果
第8章 総合考察
あとがき
図表一覧
初出一覧
文献一覧
索引

著者|author

永井祐也(ながい・ゆうや)
岐阜聖徳学園大学教育学部 専任講師
1988年 大阪府生まれ
大阪大学大学院人間科学研究科 修了 (博士(人間科学))
日本学術振興会特別研究員 (DC2)、くらしき作陽大学子ども教育学部専任講師、大阪大学大学院人間科学研究科助教を経て、2022年4月より現職。

主要論文
・標準「病弱児の教育」テキスト【改訂版】(ジアース教育新社, 分担執筆, 2022)
・母親の育児ストレス軽減に果たす自閉スペクトラム症児の共同注意の役割(発達心理学研究, 34(1), 11-18, 2023)
・Effects of the Picture Exchange Communication System on early social-communication behaviors in children with autism spectrum disorders.(Journal of Special Education Research, 10(2), 69-81, 2022)
・小児がん啓発人形劇が小学校教員に復学支援を想像させる効果(小児保健研究, 80(6), 782-787, 2021)
・ムコ多糖症のある幼児児童生徒への教育的支援に関する保護者の認識(特殊教育学研究, 53(3), 175-183, 2015)

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バーナード・ショー戯曲集 下―民族主義と帝国主義の相克

バーナード・ショー戯曲集 下

民族主義と帝国主義の相克

  • 日本バーナード・ショー協会(編訳)/2024年4月
  • 4500円(本体)/A5判並製568頁
  • 装丁:矢萩多聞

21世紀によみがえる、イギリス近代劇の巨人バーナード・ショー
真剣な提言を常にウィットと笑いにくるんで提供し、社会改善と人類の向上に生涯を捧げた、イギリス近代劇の巨人バーナード・ショー。下巻には、本邦初訳となる「ジョン・ブルの別島」「本当すぎて良いわけがない」「善き王チャールズの黄金時代に」を含む6作を収録。
(ISBN 9784861109393)

目次|contents

ブラスバウンド船長の改宗(大塚辰夫・森岡稔 訳)
ジョン・ブルの別島(小木曽雅文 訳)
アンドロクレスとライオン(新熊清 訳)
聖女ジャンヌ(磯部祐実子 訳)
本当すぎて良いわけがない(的場淳子・飯田敏博 訳)
善き王チャールズの黄金時代に(河野賢司 訳)
バーナード・ショー 生涯と作品/あとがき(森川寿)
バーナード・ショー年譜(大浦龍一)
本邦上演年表(大浦龍一)
邦訳文献目録(大浦龍一)
下巻 訳者・執筆者一覧

編訳者|Editor and Translator

日本バーナード・ショー協会

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バーナード・ショー戯曲集 上―フェミニズムの地平

バーナード・ショー戯曲集 上

フェミニズムの地平

  • 日本バーナード・ショー協会(編訳)/2024年4月
  • 4500円(本体)/A5判並製508頁
  • 装丁:矢萩多聞

21世紀によみがえる、イギリス近代劇の巨人バーナード・ショー
真剣な提言を常にウィットと笑いにくるんで提供し、社会改善と人類の向上に生涯を捧げた、イギリス近代劇の巨人バーナード・ショー。上巻には、本邦初訳となる「ファニーの初めての戯曲」「ミリオネアレス」やミュージカル『マイ・フェア・レディ』原作の「ピグマリオン」を含む6作を収録。
(ISBN 9784861109386)

目次|contents

ウォレン夫人のお仕事(森川寿 訳)
分からぬもんですよ(山本博子 訳)
結婚しかけて(松本承子 訳)
ファニーの初めての戯曲(大浦龍一 訳)
ピグマリオン(大江麻里子 訳)
ミリオネアレス(山口美知代 訳)
上巻 訳者・執筆者一覧

編訳者|Editor and Translator

日本バーナード・ショー協会

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世紀転換期文学の思想空間―明治文壇のニーチェ熱と宗教の季節

世紀転換期文学の思想空間

明治文壇のニーチェ熱と宗教の季節

  • 清松大(著)/2024年3月
  • 4000円(本体)/四六判上製314頁
  • 装丁:矢萩多聞

急速な近代化がもたらす矛盾やひずみが表面化し、近代日本宗教学の確立期でもあった明治30年代(1900年前後)。過渡期の思想的混迷に焦点を当て、「惑乱」に揺れる文学空間の実相を多様な角度から照射する。外来思想の移入と受容、宗教という視点から世紀転換期の文学空間を見渡す。
(ISBN 9784861109560)

目次|contents

序章
第一部 外来思想の移入と文学空間―ニーチェ受容を視座として
第一章 戯画化されるニーチェ―「滑稽」と「諷刺」の模倣
第二章 「衒学」をめぐる帝大閥と早稲田派の応酬
第三章 〈劇薬〉としての外来思想と宗教―ニーチェイズムとモルモン教の奇妙な結合
第二部 〈宗教〉の季節と文学―せめぎあう信仰と懐疑
第四章 明治期ハンセン病文学と「信心」のゆくえ
第五章 宗教の「理想」と勧善懲悪―中村春雨のキリスト教小説を中心に
第六章 「無信仰の文壇」からの(再)出発―中江兆民『続一年有半』と「宗教」のロマン化
第三部 明治・大正の時代精神と永井荷風
第七章 「地獄の花」の同時代受容とニーチェ熱
第八章 錯綜する神秘主義と自然主義―洋行期荷風の音楽論生成をめぐって
第九章 仮構される日露戦後空間―「父の恩」と〈民衆〉の問題系
終章
初出一覧
あとがき

著者|Author

清松大 (きよまつ・ひろし)
1988年福岡県生まれ。
慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程所定単位取得退学。博士(文学)。
学習院高等科・慶應義塾大学文学部非常勤講師を経て、2021年4月より宮崎産業経営大学法学部講師。
共著に、『『文藝首都』——公器としての同人誌』(小平麻衣子編、翰林書房、2020年)、『大沼枕山と永井荷風『下谷叢話』——新視点・新資料から考える幕末明治期の漢詩と近代』(合山林太郎編、汲古書院、2023年)など。
論文に、「〈従軍記〉の拡散と変容——戦時下メディアにおける池田さぶろの漫画作品」(『跨境 日本語文学研究』第6号、2018年8月)、「〈癩文学〉の大衆化と科学——北條民雄神話の形成から小川正子『小島の春』へ」(『社会文学』第55号、2022年3月)など。

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アーレントと赦しの可能性―反時代的試論

アーレントと赦しの可能性

反時代的試論

  • 森一郎(著)/2024年3月
  • 4300円(本体)/四六判上製462頁
  • 装丁:長尾優

愛によるのでない、尊敬による赦しの可能性
イエスに学びつつ、宗教的ならざる、この世的な赦しの条件を追求するアーレントの思考
人間愛の美名の下に無世界性がはびこる時代に、赦される者と赦す者をともにあらたに始めさせる奇蹟はどこから来るのか。奴隷制に代わるロボット工学はどこへ向かおうとしているのか。革命思想はテロリズムといつから結びついたのか。生まれ出ずる者たちがともに事を為すとき何が起こるか。アーレントの二大主著『活動的生』と『革命論』の訳者が、時代に抗しつつ、来たるべき時代のための思考をひらく。
(ISBN 9784861109447)

目次|Contents

序―赦し・労働・テロリズム・出生
第一部 赦し
第一章 アーレントのイエス論―赦しの可能性
第二章 リクールとアーレント―「赦し」を中心に
第二部 労働
第三章 奴隷制問題の消息―テクノロジーの系譜学
第四章 ロボットの倫理―労働と人間のゆくえ
第五章 情報・知識・思考―『活動的生』第二三節より
第三部 テロリズム
第六章 革命精神とその影―テロリズムの系譜学
第七章 ミルトンと救いの可能性―『闘士サムソン』と9・11
第四部 出生
第八章 出生の危険について―デモクリトスとクローンの問題
第九章 始まりの経験―『活動的生』第二四節への一注解
第十章 誕生、行為、創設―『革命論』と「始まり」の問題
あとがき―反時代的ということ
初出一覧
索引

著者|Author

森一郎(もり・いちろう)
一九六二年埼玉県生まれ。東京大学文学部卒業。同大学大学院人文科学研究科博士課程中退。東京女子大学文理学部教授等を経て、現在、東北大学大学院情報科学研究科教授。博士(文学)。専攻は哲学。著書に、『死と誕生』、『死を超えるもの』(以上、東京大学出版会)、『世代問題の再燃』(明石書店)、『現代の危機と哲学』(放送大学教育振興会)、『ハイデガーと哲学の可能性』(法政大学出版局)、『核時代のテクノロジー論』(現代書館)、『ポリスへの愛』(風行社)、『アーレントと革命の哲学』(みすず書房)ほか。訳書に、アーレント『活動的生』、『革命論』(以上、みすず書房)、ニーチェ『愉しい学問』、『ツァラトゥストラはこう言った』、ハイデガー『技術とは何だろうか』(以上、講談社学術文庫)ほか。

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エッセンシャル・シアター 西洋演劇史入門

エッセンシャル・シアター 西洋演劇史入門

  • オスカー・G・ブロケット、ロバート・J・ボール、ジョン・フレミング、アンドルー・カールソン(著)、香西史子(訳)/2024年3月
  • 2800円(本体)/四六判並製410頁
  • 装丁:苑田菊見

人はなぜ演劇を生み出すのか? 何が観客を惹きつけるのか? 演劇を理解しようとするならば、演劇の広大な領域を認識し、その可能性は様々な方法で発展しうるのだということに気づかなければならない。――本文より
西洋演劇の基本要素を確認するとともに、古代ギリシャ・ローマ時代から、中世の宗教劇、シェイクスピア、現代演劇、ミュージカルまでを概観する入門書。それぞれの時代の代表的な作品を通して、「生の芸術」である演劇の現在につながる多様性を知る。
(ISBN 9784861109591)

目次|Contents

第一部 基礎編
第一章 演劇の本質
第二部 様々な演劇体験編
第二章 祝祭の演劇―ギリシャ、ローマ、中世の演劇体験
第三章 職業演劇を作る―エリザベス朝イングランド、イタリアのコメディア・デラルテ、一七世紀フランス
第四章 一八〇〇年代の演劇
第五章 二〇世紀のモダニズム―一九〇〇-一九六〇
第六章 ミュージカル・シアター
訳者あとがき
参考文献
用語集
索引

著訳者|Author and Translator

【著者】
オスカー・G・ブロケット(Oscar G. Brockett)
(1923-2010)テキサス大学オースティン校。
ロバート・J・ボール(Robert J. Ball)
インカーネイト・ワード大学。
ジョン・フレミング(John Fleming)
テキサス州立大学。
アンドルー・カールソン(Andrew Carlson)
テキサス大学オースティン校。

【訳者】
香西史子(こうさい・ふみこ)
昭和音楽大学教授。英文学。
主な著作に『恋におちたシェイクスピア』(英語教育教材、松柏社、2000年)、『エリザベス―女王への道』(翻訳、デイヴィッド・スターキー著、原書房、2006年)など。

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ハンナ・アーレントの政治哲学の射程―開発という活動の再考に向けて

ハンナ・アーレントの政治哲学の射程

開発という活動の再考に向けて

  • 奥井剛(著)/2024年3月
  • 4000円(本体)/四六判上製296頁
  • 装丁:長田年伸

地球の限界を超えて膨張しようとする開発という活動の意味を、その語源に含意される「開示」を足がかりとして、ハイデガーによる技術論や、アーレントによる行為の概念、カント政治哲学の解釈に照らして再検討する。開示をめぐる問題の最深部で火花を散らす哲学と政治の緊張関係を解く鍵を、始まりを本質とする者たちが思考することで解き放たれる、前例のない出来事を判断する能力に見出し、それが顕にする共通感覚に示された伝達可能性・公共性を求め、その実践的意義を探る。
(ISBN 9784861108693)

目次|Contents

序論 総合学術への寄与
第一章 開発の意味の再検討
第一節 開発と開示
第二節 開示と技術―ハイデガーに即して
第三節 アーレントの行為と開示――哲学と政治のあいだで
第四節 哲学と政治の緊張関係
おわりに
第二章 政治と哲学の関係における共通感覚の含意
第一節 観察者の立場
第二節 アーレントの判断論の研究動向
第三節 判断と共通感覚
おわりに
第三章 アーレントの政治哲学の実践的意義―開発の範例
第一節 根源的契約と約束―図式と範例
第二節 根源的契約の範例―UNESCOと世界人文学会議
第三節 開発の範例―バングラデシュの農村開発における評議会制度
おわりに
参考文献

著者|Author

奥井剛(おくい・ごう)
2007年ニューヨーク州立大学オールバニー校卒業(Double Major in Economics & Sociology)。民間企業勤務後、2014年に京都大学大学院総合生存学館入学(総合学術・哲学専攻)。2019年同大学院研究指導認定退学。同大学院非常勤研究員を経て、2020年4月より高等研究院ヒト生物学高等研究拠点(ASHBi)特定研究員、iPS細胞研究所上廣倫理部門受入研究員。2021年3月に博士(総合学術)取得。主な論文は、Okui Go, Takeda Shutaro. “Revisiting the measure of development: A critique of sustainametrics.” Frontiers in Sustainability. 2022(3)、奥井剛「ハンナ・アーレントにおける政治と哲学の緊張関係と共通感覚の含意」『実践哲学研究』2018(41)21-52、など。

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