イタリア・宝塚・2・5次元―多彩な演劇世界をめぐって

イタリア・宝塚・2・5次元

多彩な演劇世界をめぐって

  • 鈴木国男(著)/2021年3月
  • 2900円(本体)/四六判並製316頁
  • 装丁:中島衣美

コンメディア・デッラルテ、エリザベート、テニミュ……
演劇文化を織りなすさまざまなジャンルを読み解き、そのつながりを探る。
演劇の豊かさを再発見する旅への招待。

(ISBN 9784861107375)

目次|contents

第1部 イタリア演劇――仮面からリアリズムへ
第1章 顔と仮面
第2章 イタリアの世紀末
第3章 廃墟の幕切れ─―『女の一生』と『ナポリ女百万長者』
第4章 ルキーノ・ヴィスコンティの演劇活動
コラム 間奏曲Ⅰ

第2部 宝塚歌劇――変容と拡大
第1章 宝塚大劇場誕生
第2章 トゥーランドット変容
第3章 エリザベート変容
第4章 現代演劇における「世界」の構築――宝塚歌劇団とスタジオ・ライフ
第5章 宝塚歌劇における2・5次元
コラム 間奏曲Ⅱ

第3部 2・5次元ミュージカル――2次元と3次元のあわいに
第1章 2・5次元ミュージカル概観
第2章 2・5次元ミュージカルの発展
第3章 『テニミュ』世界の構築

あとがき
参考文献
図版一覧
初出一覧

著者|author

鈴木国男(すずき・くにお)

東京大学イタリア文学科卒業
共立女子大学文芸学部教授

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American Measure: William Carlos Williams’s Vision of Free Verse

American Measure

William Carlos Williams’s Vision of Free Verse

  • 吉田亞矢(著)/2021年3月
  • 5000円(本体)/A5判上製144頁
  • 装丁:矢萩多聞

これぞアメリカ詩のリズム!
アメリカ独自のリズムを生涯かけて追求した現代詩人ウィリアム・カーロス・ウィリアムズの苦吟の軌跡を辿る。本文英語。

(ISBN 9784861107320)

目次|contents

Acknowledgments
List of Abbreviations
List of Illustrations
Introduction
Chapter 1 The Embodiment of Freedom
Chapter 2 So Much Depends Upon a Variable Foot
Chapter 3 Ut pictura poesis
Chapter 4 A Recognizable American Idiom
Chapter 5 Asphodels
Coda
Notes
Bibliography
Index

著者|author

吉田亞矢(よしだ・あや)
京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(人間・環境学)。現在、京都大学国際高等教育院特定講師。専門は、アメリカ文学(特にアメリカ現代詩)。主な論文に、William Carlos Williams Review 37 (2020) 所収の“Surrealistically ‘glazed with’ the American Idiom: Williams’s Translations from French Verse and Prose” がある。

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現代民俗学考―郷土研究から世界常民学へ

現代民俗学考

郷土研究から世界常民学へ

  • 佐野賢治(編著)/2021年3月
  • 13000円(本体)/A5判上製1068頁
  • 装丁:桂川潤

「現代社会における民俗研究の意義」「仏教民俗研究の新視角」「“モノ”語り―民具・地域博物館・文化創生」「民俗比較と国際常民文化研究」の4分野、42編の論稿から成る、佐野賢治古稀・神奈川大学退職記念論集。
(ISBN 9784861107085)

目次|contents

まえがき―新時代の民俗学  佐野賢治

Ⅰ 現代社会における民俗研究の意義
フレデリック・ルシーニュ   住民・地域社会による民俗学知識の自主的利用―「主体化」の理論と総合的現代民俗学の可能性
渡部鮎美   過疎・高齢化地域に住み続ける生活像の形成―新潟県十日町市松代・松之山地域の出稼ぎ者を事例に
高倉健一   ヘリテージツーリズムと聖地巡礼―観光スタイルの日中比較
鈴木英恵   次世代につながる獅子舞―復活と中断を繰り返す芸能の特徴
白井正子   地域をつなぐ成島八幡神社の継承と民俗―棟札の語る文化
會澤健裕   姉崎正治の“民間信仰”研究―「信夫山」と高山樗牛、鷹野弥三郎をめぐって
大友真希   民具と民藝をつなぐもの
藤川美代子   「よい石花菜」とは何か―台湾東北角におけるGelidiaceaeの採集・加工・売買をめぐる民族誌的研究
小泉優莉菜   ポスト・キリシタン試論
サイモン・ジョン   日本における端午の節句―浜松まつりの事例からみる内外の対立

Ⅱ 仏教民俗研究の新視角
佐野賢治   “福田”考序説―日本的仏教受容の一側面
小村純江   現在の鎌倉地域における妙見―民俗学的視点から
西田英明   相模大山縁起成立の歴史的背景
大橋克已   佐久に遺る一遍の踊念仏―念仏儀礼の継承と変容
近石哲   禅宗篤信地域における民俗宗教序説―奥州市にみる御内法(隠し念仏)信仰の特徴と軌跡
大田黒司   天草における民俗信仰の諸相とその背景
小野寺佑紀   熊野灘沿岸における石経の習俗―尾鷲市須賀利の石経を事例として
古谷野洋子   沖縄県宮古地方のミロク信仰―ミロク御嶽の信仰と「沖縄ミロク会」の活動から
八田悠吏那   弥勒から「ミルク」―家神信仰の聖空間と韓国式仏教文化との関係について
根敦阿斯尓   チベット仏教におけるラマ僧の役割―フフホト市域の出家と継承の事例を中心に
英萄   内モンゴル牧畜地域におけるチベット仏教寺院について―通遼市ジャロード・ホショーを中心に
張曉林   チベット仏教美術タンカの現状―青海省同仁県を中心に

Ⅲ “モノ”語り―民具・地域博物館・文化創生
内山大介   会津鋸の生産と流通―鋸鍛冶と金物卸商の近現代
小椋裕樹   東北地方の木地製作用手引ろくろ―ユニークな構造の背景を探る
坂井美香   かちかち山考―昔話を民俗学的に読む、試論
市東真一   呪具としての団扇―唐招提寺うちわ撒きを事例に
對馬陽一郎   福島県只見地方の武術文書
萩谷良太   鹿島信仰と常総の地域社会―色川家の日記を通して
岡本夏実   地域博物館における民具収集―近年の事例より
磯本宏紀   地域の総合博物館における民俗展示と民俗学―博物館での隣接領域との接点と基盤
大西万知子   地域博物館と文化創生 戦争の記憶を語り継ぐ―記憶の場所としての広島平和記念資料館
阿部宇洋   農村文化研究所と佐野賢治―置賜に残したもの

Ⅳ 民俗比較と国際常民文化研究
蒋明超   薩摩の石敢當の中国伝来の可能性―倭寇や唐人町を中心に
余志清   「宗族再興」からみる中国少数民族の移住伝説と族譜―貴州省プイ族の事例を中心に
程亮   狐仙祭祀の普遍性と地域性―湖北省と東北・華北地方との比較を中心に
王海翠   豚頭供物に見る中国農村の民俗信仰―中国河北省邯鄲市唐荘村を中心に
白莉莉   文化の翻訳から文化の外訳へ―モンゴル族の祭祀文化の外訳を事例に
那仁畢力格   蒙古と漢族の合同祭儀
張高娃   モンゴル人と星の民間信仰―内モンゴルを中心として
ホビト   モンゴルの旧月名について―漢文資料・モンゴル占星術の古文書及び従来研究を中心に
鍋田尚子    ベトナム・フエ地域における陰暦一月九日の新年儀礼
李德雨   在外韓国人の食文化の実在と比較民俗学的試論

あとがきにかえて―佐野ゼミ風景から  編集委員会

佐野賢治教授年譜・業績

執筆者紹介

編者|editor

佐野賢治(さの・けんじ)
一九五〇年静岡県生まれ、つくば市在住。東京教育大学文学部、筑波大学歴史人類学研究科修了後、愛知大学・筑波大学教員を経て現在、神奈川大学歴史民俗資料学研究科教授、(公財)農村文化研究所長、日本民具学会長、野外文化教育学会副会長を務め、比較民俗研究会を主宰。日本学術会議連携会員、文化庁文化財専門委員、神奈川大学日本常民文化研究所長、日本ユネスコ協会連盟未来遺産委員会委員などを歴任。編著書に、『虚空蔵菩薩信仰の研究』(吉川弘文館、一九九六)、『星の信仰』(渓水社、一九九四)、『現代民俗学入門』(吉川弘文館、一九九六)、『西南中国納西族・彝族の民俗文化』(勉誠出版、一九九九)、『ヒトから人へ』(春風社、二〇一一)、『宝は田から』(春風社、二〇一六)など。文学博士。

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ジェイン・オースティンのグロテスクな笑い―困った人たち

ジェイン・オースティンのグロテスクな笑い

困った人たち

  • 岡本由恵(著)/2021年3月
  • 3600円(本体)/四六判上製304頁
  • 装丁:長田年伸

人間の愚かさや醜さを典雅なユーモアで包み込み、怒りを笑いに昇華させるオースティン。
初期の作品群、中期の『高慢と偏見』、後期の『エマ』を取りあげ、それぞれの作品における笑いの性質とその変化を明らかにする。

(ISBN 9784861107313)

目次|contents

序章
第Ⅰ部
第1章 暴力と犯罪にまみれた世界
第Ⅱ部
第2章 娘の結婚に躍起となるミセス・ベネット
第3章 愛とは無縁のミスター・コリンズ
第Ⅲ部
第4章 自分を中心に世界が回る─ミスター・ウッドハウス
第5章 劣等意識に囚われるエルトン夫妻
第6章 オースティンの人間哲学を読む—ミス・ベイツ
第Ⅳ部 
第7章 優劣に囚われるエマ
第8章 エマと不機嫌な人々
第9章 『エマ』における「施し」と見返り

著者|author

岡本由恵(おかもと・よしえ)
安田女子大学文学部英語英米文学科助教。専門は18-19世紀イギリス文学。

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英米人名語源小辞典

英米人名語源小辞典

  • エリック・パートリッジ(著)吉見昭德(編訳)/2021年3月
  • 3000円(本体)/四六判並製170頁
  • 装丁:矢萩多聞

Aliceが「真理」で、Williamは「決意の兜」?
英語圏で使われる約1800の人名を収録。ギリシア語、ラテン語、ヘブライ語、ケルト語、ゲルマン語などをたどり、その語源を明らかにする。

(ISBN 9784861106736)

目次|contents

序文
パートリッジによる参考文献の略語一覧
編訳者による凡例
A~Z
編訳者あとがき
編訳者参考文献

著者|author

エリック・パートリッジ(Eric Partridge)
1894年、ニュージランド生まれ。1907年、Brisbane(オーストラリア)へ移住。1914年、Queensland 大学(古典語、後にフランス語と英語を専攻)。1915-18年、第一次世界大戦に出征。1919年復学し、英仏文学専攻。1921-23年、Oxford大学、英・仏ロマン派文学(BLitt, MA)。1925-27年、Manchester 及びLondon両大学の英文学講師。1927-31年、The Scholartis Pressを創設。1932年以降は著述に専念する。
著書
Songs and Slang of the British Soldiers(1930)
Words, Words, Words(1932)
Slang To-Day and Yesterday(1933)
Name This Child: A Dictionary of Christian Names(1936)
A Dictionary of English Slang and Unconventional English, from the 15th Century to the Present Day(1939、改訂版1984)
The World of Words(1938)
A Dictionary of Clichés(1940、1978)
A New Testament Word-Book(1940)
Shakespeare’s Bawdy(1947)
A History of British and American English Since 1900(J. W. Clark と共著、1950)
You Have a Point There(1953、 句読点解説書)
A First Book of Quotations(1958)
The Gentle Art of Lexicography(1963)
A Dictionary of Catch Phrases(1977)
その他、多数の著書がある。

編訳者|translator

吉見昭德(よしみ・あきのり)
1939年、北海道美唄市生まれ。
1970年3月、明治学院大学大学院文学研究科博士課程(単位取得)満期退学。
1985年9月-1987年1月、オックスフォード大学客員研究員(ペンブルック・コレジに所属)。
明治学院大学文学部名誉教授。中世(前期・後期)英語・英文学専攻。
著訳書
『古英語叙事詩『ベーオウルフ』―クレーバー第4版対訳』(単訳、2018、春風社)
ケネス・キャメロン著『イングランドの地名―起源と歴史を訪ねて』(単訳、2012、春風社)
『『ベーオウルフ』とその周辺―忍足欣四郎先生追悼論文集』(共著、2009、春風社)
R. W. V. エリオット著『ルーン文字の探究』(単訳、2009、春風社)
『古英語詩を読む―ルーン詩からベーオウルフへ』(単著、2008、春風社)
『シェイクスピアの四季―三神勲先生喜寿記念論集』(共著、1984、篠崎書林)
S. ムアー著、A. H. マークヮート改訂『英語変遷の歴史―音と屈折の変化の軌跡を求めて』(共訳、1982、環翠堂)
British Variety―Selected Readings from Modern British Authors(共編註、1975、南雲堂)
その他、論文、翻訳など多数。

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ともどもに生きようよ 協働愛ですごそうよ―よこはま児童文化研究所物語

ともどもに生きようよ 協働愛ですごそうよ

よこはま児童文化研究所物語

  • 立川勲(著)/2021年3月
  • 3000円(本体)/四六判並製428頁
  • 装丁:江森恵子(クリエイティブ・コンセプト)
  • 装画:平田季緒理・平田佳野璃

44年にわたり行っている、「障がいを受けた子ども」の発達援助活動。日々の実践から生まれた思想を語り、活動の実際を紹介する。

(ISBN 9784861107276)

目次|contents

まえがき
Ⅰ 協の道
Ⅱ 働の道
Ⅲ 愛の道
あとがき

著者|author

立川勲(たちかわ・いさお)
1944年山形県生まれ。横浜国立大学卒業後、お茶の水女子大学田口研究室にて「言語障害治療学」を修める。横浜市の公立学校に17年間勤務ののち、横浜国立大学附属養護学校の「言語指導教室」に勤務。44年前より、よこはま児童文化研究所の障害児発達援助の顧問を務める。
著書に『着実に育てる方法―お子さんの成長に不安のあるお母さんへ』(至文堂 1993)、『知的障害児のためのラーニング・ボックス学習法』(春風社 2004)、『母の愛が奇跡を生む―発達の遅れに挑むラーニング・ボックス学習法』(編著、春風社 2007)など。

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カランヂル駅―ブラジル最大の刑務所における囚人たちの生態

カランヂル駅

ブラジル最大の刑務所における囚人たちの生態

  • ドラウジオ・ヴァレーラ(著)伊藤秋仁(訳)/2021年3月
  • 3600円(本体)/四六判並製362頁
  • 装丁:桂川潤

1992年10月2日、サンパウロのカランヂル刑務所にて、囚人111名が軍警察によって虐殺された。
この刑務所に勤務していた医師ドラウジオ・ヴァレーラによって描かれる、日々の出来事のスケッチである本書は、ブラジル国内でベストセラーとなり、映画化されカンヌ国際映画祭パルム・ドールにもノミネート。
暴力、麻薬、同性愛、エイズ、密造酒にとりまかれる、囚人たちのユーモラスな生の断片集。

(ISBN 9784861106958)

目次|contents

訳者まえがき

序章/カランヂル駅/大きな家/棟/房/太陽と月/週末/個別訪問/コカイン注射/講演会/ヒッタ・カヂラッキ/人質/初日/影響力/ビオトーニコ・フォントウラ/レプトスピラ症/天使か悪魔か/職員たち/羊の群れ/黄色/スプーンの上/悪党の敗北/悪だくみ/無為/万死/身代わり/折り紙付き/トラヴェスチ/冤罪/間男/パズル/サンタォン/気まぐれな運命/マリア=ロウカ/ミゲウ/一丁上がり/デウズデッチとマネ/母の愛/エデウソ/ルーラ/マルゴ・スエリ/シッコさん/総合調理場/再会/カザ・ヴェルヂのゼー/ネギーニョ/マンガ/ジェレミーアスさん/ヴェロニッキ/ネーゴ・プレット/目には目を/激情/セン=シャンシ/ヴァウドミーロさん/放蕩息子/火種/暴動/攻撃/残り火

訳者あとがき

著者|author

ドラウジオ・ヴァレーラ(Drauzio Varella)
一九四三年、サンパウロ市生まれ。腫瘍医。AIDS予防キャンペーンでメディアに登場、その後、医療ジャーナリストとしてニュース番組などに出演。コメンテーター、作家としても評価が高い。

訳者|translator

伊藤秋仁(いとう・あきひと) 
京都外国語大学ブラジルポルトガル語学科教授。専門はブラジル移民史。主な訳書にドラウジオ・ヴァレーラ(伊藤秋仁、フェリッペ・モッタ監訳)『移民の町サンパウロの子どもたち』(行路社、二〇一八年)、エドワード・E・テルズ(伊藤秋仁、富野幹雄訳)『ブラジルの人種的不平等』(明石書店、二〇一一年)。主な共著に、伊藤秋仁、住田育法、富野幹雄『ブラジル国家の形成』(晃洋書房、二〇一五年)。

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教室における政治的中立性―論争問題を扱うために

教室における政治的中立性

論争問題を扱うために

  • ダイアナ・E・ヘス(著)、渡部竜也・岩崎圭祐・井上昌善(監訳)/2021年3月
  • 4500円(本体)/A5判上製346頁
  • 装丁:長田年伸

私たちはどのように意見を交わしているか?
論争のある問題を扱うことは、政治的に中立だと言えるか?
様々な立場が含まれざるをえない主張を扱い議論するための方法や構想を、学校教育の実証研究を挙げて具体的に分析。私たちの多様な見解から生じる価値対立の捉え方、および公教育と民主社会の関係を再考する。★3刷出来
(ISBN 9784861107184)

目次|contents

シリーズの編者による序文
謝辞
序文
第1部 論争的な政治的問題のケース
第1章 なぜ民主主義社会は論争を必要とするのか
第2章 学校で論争問題を議論することの理論的根拠
第3章 論争的な政治的問題についての定義
第2部 教室の内側
第4章 論争問題の議論についての巧みな教え方
第5章 私たちの中に潜んでいる多様性――教室におけるイデオロギー的多様性とその論争問題の議論への影響
第6章 見解の表明・非表明――教師の論争的選択
第3部 カリキュラム内部の論争
第7章 性質転換しつつあることを教える――何が正規の論争なのか、ということについての論争
第8章 9・11:子どもたちが教えをよく聞く究極の時間――補助教材や教科書は教室での論争をどのように扱うのか
第9章 教室でもっと論争問題を扱ってもらうために
参考文献
訳者解説
索引
著者・監訳者紹介

著者|author

ダイアナ・E・ヘス(Diana E. Hess)
イリノイ大学卒業後、高校の現場でしばらく社会科教師をした後、シカゴ憲法上の諸権利財団(CRFC)でカリキュラム教材開発に携わる。1990年代に公民教育研究で著名なワシントン大学のウォルター・パーカー氏の下に進学し、論争問題を学ぶ子どもたちや論争問題を教える教師たちに注目した調査研究の分野を切り開く。1998年にワシントン大学から博士号を授けられた後、1999年にウィスコンシン大学マディソン校教育学部に准教授として迎えられる。2009年に教授に昇任。現在はウィスコンシン大学マディソン校の第9代学部長に就任(2015年8月より)。合衆国の公民教育・民主主義教育の研究分野ではウェストハイマーらと並んで現在最も多くその研究が引用される。主な著書に『政治的な教室(The Political Classroom: Evidence and Ethics in Democratic Education)』(2015年)がある。2017年にグロマイヤー教育賞を受賞。2019年から全米教育アカデミー会員。

監訳者|translators

渡部竜也(わたなべ・たつや)
1976年生。東京学芸大学教育学部准教授。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了。博士(教育学)。専門は社会科教育学、カリキュラム論、授業設計論、教師教育、社会改造主義教育論研究。主な著訳書に『主権者教育論――学校カリキュラム・学力・教師』(春風社、2019年)、『アメリカ社会科における価値学習の展開と構造――民主主義社会形成のための教育改革の可能性』(風間書房、2015年)、『真正の学び/学力――質の高い知をめぐる学校再建』(フレッド・M・ニューマン著、共訳、春風社、2017年)。

岩崎圭祐(いわさき・けいすけ)
1993年生。佐川町立佐川中学校教諭。岡山大学大学院教育学研究科修士課程修了。修士(教育学)。専門は社会科教育学、論争問題学習。主な論文に「教師が個人的な見解を表明することの教育的効果――政治的中立性に関する議論への一提言」(『社会科教育研究』第139号、2020年)、「論争問題学習における教師の役割と立場――近年の米国社会科教育研究の動向をふまえて」(『社会科教育研究』第129号、2016年)。

井上昌善(いのうえ・まさよし)
1984年生。愛媛大学教育学部講師。兵庫教育大学連合学校養育学研究科博士課程修了。博士(学校教育学)。専門は社会科教育学、民主的な議論に基づく社会科授業構成論、主権者教育論に関する研究。主な著書・論文に『テキストブック公民教育』(分担執筆、第一学習者、2019年)、「熟議に基づく社会科授業構成の効果に関する研究――議論をとり入れた中学校社会科歴史的分野の単元開発を事例として」(『社会認識教育学研究』第34号、2019年)、「「同意の調達」を目指す議論に基づく社会科授業構成――中学校社会科地理的分野小単元「伊川防災プロジェクト」を事例として」(『社会系教科教育学研究』第30号、2018年)。

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インド・剥き出しの世界

インド・剥き出しの世界

  • 田中雅一、石井美保、山本達也 (編)/2021年3月
  • 4800円(本体)/A5判並製456頁
  • 装丁:矢萩多聞

身体、暴力、国家――南アジア世界の〈闇〉とつながりへの希求
文化人類学者たちが〈剥き出しの生〉を現場から描いた、15章+6つのコラム。
人びとが日常的に、またさまざまな事件や事故を通じて文化的・社会的属性を剥奪されて生きざるをえない状況に注目しながらも、グローバルな観点を失うことなく、そこから南アジア世界の強靭な生活世界とその多様性について論じる。
「愛がなければ、無に等しい」(コリントの使徒への手紙13章)
(ISBN 9784861106651)

書評が『図書新聞』に掲載されました
書評が『文化人類学』に掲載されました
書評が『南アジア研究』に掲載されました
書評が『アジア・アフリカ地域研究』に掲載されました

 

目次|contents

序章 インド・剥き出しの世界にむけて(田中雅一)

第一部 人生とジェンダー
第1章 日常世界における被傷性―リプロダクションの管理としての人工妊娠中絶(松尾瑞穂)
第2章 子どもの生は誰が守るのか―バングラデシュの共同体の狭間で生きる子どもたち(南出和余)
第3章 〈剥き出しの生〉が媒介する共同性―スリランカの老人居住施設における老いと看取りの現場から考える(中村沙絵)
コラム 病死か自死か他殺か ―ネパール農村社会における死の受容と語りの揺らぎ(安念真衣子)
第4章 殺人という特権 ―パキスタンの名誉殺人(サイード・フォージア)(訳/和崎聖日)
コラム 守られる名誉、消費される名誉(須永恵美子)
第5章 女性への暴力、売春、デーヴァダーシー(田中雅一)
コラム 君の名は ―ヒジュラの受難、国家の混乱(山崎浩平)

第二部 集合的暴力と差別
第6章 「まなざし」を超えて ―「不可触民」をめぐる暴力の位相(舟橋健太)
コラム 階層間関係の不安定化 ―インド北部・スピティ渓谷の階層制リグ(中屋敷千尋)
第7章 流動化する暴力とヒンドゥー・ナショナリズム(石井美保)
第8章 災害復興と宗教的マイノリティ―二〇〇一年インド西部地震の事例より(金谷美和)
第9章 剥き出しの屠りと匿名的な屠畜者たち―現代ブータンにみる屠畜規制と拡大する放生実践(宮本万里)
第10章 ネパール・チトワンにおける森林伐採事件―例外状態としての森林と先住民チェパン(橘健一)
コラム カースト・カテゴリーの境界を生きるということ(岩谷彩子)

第三部 国家と紛争
第11章 戦争犯罪者をめぐる今日の歴史問題―バングラデシュの独立戦争と国際戦争犯罪法廷の裁判記録から(外川昌彦)
第12章 暴力と忘却 ―ネパール内戦下の生活と死者、強制失踪者(藤倉達郎)
第13章 かけがえのない死を悼む―内戦後のスリランカ東沿岸部タミル村落の事例から(菊池真理)
第14章 性暴力に抗して―メイテイ女性による「裸の抗議」(木村真希子)
第15章 暴力を目の前にした難民の苦境を考える―インド在住チベット難民と焼身自殺(山本達也)
コラム 踊り子たちの「結婚」事情(飯田玲子)

編者|editors

田中雅一(たなか・まさかず)
国際ファッション専門職大学国際ファッション学部教授。文化人類学、ジェンダー・セクシュアリティ研究。『誘惑する文化人類学』(世界思想社、2018年)、『南アジア社会を学ぶ人のために』(共編著、世界思想社、2010年)、『供犠世界の変貌―南アジアの歴史人類学』(法藏館、2002年)など。

石井美保(いしい・みほ)
京都大学人文科学研究所准教授。文化人類学。『文化人類学の思考法』(共編著、世界思想社、2019年)、『めぐりながれるものの人類学』(青土社、2019年)、『環世界の人類学―南インドにおける野生・近代・神霊祭祀』(京都大学学術出版会、2017年)など。

山本達也(やまもと・たつや)
静岡大学人文社会科学部准教授。文化人類学。『ようこそ南アジア世界へ』(共著、昭和堂、2020年)、Law and Democracy in Contemporary India: Constitution, Contact Zone, and Performing Rights(共編著、Palgrave Macmillan、2019年)、『舞台の上の難民—チベット難民芸能集団の民族誌』(法蔵館、2013年)など。

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現代中東における宗教・メディア・ネットワーク―イスラームのゆくえ

現代中東における宗教・メディア・ネットワーク

イスラームのゆくえ

  • 千葉悠志、安田慎(編)/2021年2月
  • 2800円(本体)/四六判並製248頁
  • 装丁:桂川潤

宗教の柔靭性を問う。
書物、映画、ラジオ、テレビ、インターネット、SNS、そして慈善団体、国際機構、法学者集団。情報化や宗教復興の只中にある中東のイスラームを「メディア」と「制度的ネットワーク」の視点から論じる、9章+コラム4編。

(ISBN 9784861107283)

目次|contents

序章  現代中東における宗教とレジリエンス―メディア社会への抵抗と適応(千葉悠志)

第1部 宗教とメディア
第1章  アラブ世界における出版技術の発展とクルアーンの刊本化(竹田敏之)
第2章  現代イスラーム改革の思想戦略と『現代のムスリム』誌―20世紀後半のアラブ思想界の深層を読む(黒田彩加)
コラム(1) 教科書と宗教教育(内田直義)
第3章  白い異邦人から真正なる巡礼者へ―ヨハン・ルードヴィヒ・ブルクハルトのマッカ巡礼経験をめぐる再帰性と超越性(安田慎)
第4章  「モラル装置」化する映画―エジプト・コメディ映画に描かれる「偽物のイスラーム」(勝畑冬実)
コラム(2) ラジオと知識人(相島葉月)
第5章  放送メディアとイスラーム―宗教的言説空間の拡大と変容(千葉悠志)
第6章  神の言葉を伝えるメディア―クルアーングッズからSNSまで(二ツ山達朗)
コラム(3) インターネット時代における宗教指導者と信徒(近藤洋平)

第2部 宗教と制度的ネットワーク
第7章  難民を救うイスラーム的NGO―イスラームに根ざす支え合いの仕組み(佐藤麻理絵)
第8章  イスラーム協力機構―宗教で結びつく国際関係(池端蕗子)
コラム(4) アズハル(相島葉月)
第9章  イスラーム金融を作る―法学者たちの静かなる革命(長岡慎介)

おわりに

編者|editors

千葉悠志(ちば・ゆうし)
公立小松大学国際文化交流学部准教授。中東地域研究、メディア研究、国際関係論。Media in the Middle East: Activism, Politics, and Culture(共著、Palgrave Macmillan、2017年)、『世界のメディア―グローバル時代における多様性』(共著、春風社、2018年)、『現代アラブ・メディア―越境するラジオから衛星テレビへ』(ナカニシヤ出版、2014年)など。

安田慎(やすだ・しん)
高崎経済大学地域政策学部准教授。中東地域研究、イスラーム地域研究、中東観光史。Religious Tourism in Asia: Tradition and Change through Case Studies and Narratives (共編著、CABI、2018年)、『イスラミック・ツーリズムの勃興―宗教の観光資源化』(ナカニシヤ出版、2016年)など。

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