記憶のなかの「碧南方言」―語彙・語法・音韻の特徴

記憶のなかの「碧南方言ことば

語彙・語法・音韻の特徴

  • 石川文也(著)/2022年4月
  • 1800円(本体)/A5判並製226頁
  • 装画:石川怜奈

愛知県西三河に位置する碧南市のことばを、地元での聞き取り調査によって克明に記録。生きた用例からその言語的特徴を明らかにする。

(ISBN 9784861108075)

目次|contents

はじめに
第1節 「人々の移動の歴史」の表象としての「方言」
第2節 「碧南方言」が話される碧南
第3節 考察の目的と方法

第1章 ことばに関わる研究
第1節 「方言」の定義
第2節 「方言」vs「標準語」と「共通語」
第3節 「地域方言」と「社会方言」
第4節 「方言」・「〇〇弁」・「〇〇ことば」
第5節 「〇〇方言」という言い方
第6節 ことばを話す人・ことば・場所

第2章 「碧南方言」の特徴
第1節 ひとつの「三河方言」
第2節 先行する収集・調査
第3節 データの収集
第4節 語彙・語法
 1.語彙
 2.語法
  2.1.動詞
  2.2.形容詞
  2.3.助動詞
  2.4.そのほかの語法・表現
第5節 音に関わる特徴
 1.音韻的特徴
  1.1.連母音の融合
  1.2.母音の置換
  1.3.子音の置換・付加
  1.4.音の欠落
 2.アクセント

おわりに
第1節 「碧南方言」の特徴のまとめ
第2節 今後の課題

参考文献表
参照したウェブサイトの一覧

著者|author

石川文也 (いしかわ・ふみや)
愛知県碧南市出身。言語学者。作家。日本鳥学会会員。
東京大学教養学部教養学科第2「フランスの文化と社会」卒業。同大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程単位取得満期退学。パリ第三=新ソルボンヌ大学外国語としてのフランス語教育論専攻博士課程修了。博士(言語・文化教育論)。
現在、立教大学異文化コミュニケーション学部教授。

主な著書
Ishikawa, F. (2002). L’interaction exolingue : analyse de phénomènes métalinguistiques. Continuité et discontinuité entre situation d’enseignement/apprentissage et situation « naturelle ». Yokohama : Shumpûsha.
石川文也(2009)『コバタンの繁殖―絶滅危惧種保存への挑戦』春風社.
Ishikawa, F. (2012). La transmission des savoirs : une analyse dynamique du discours. Yokohama : Shumpûsha.
Ishikawa, F. (2018). Enseignement du français au Japon : enjeux et perspectives en contexte. Paris : L’Harmattan.
石川文也(2019)『記憶の囁聲』風媒社.
Ishikawa, F. (2021). Le FLE ou français langue extraordinaire ! – un peu de linguistique pour en connaître davantage –. Paris : L’Harmattan.

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言語景観から考える日本の言語環境―方言・多言語・日本語教育

言語景観から考える日本の言語環境

方言・多言語・日本語教育

  • ダニエル・ロング、斎藤敬太(著)/2022年3月
  • 4500円(本体)/A5判上製402頁
  • 装丁:矢萩多聞

身近な文字から多文化・日本がみえてくる
看板、幟、店のメニュー……。各地でのフィールドワークを通して「言語景観」を撮影・収集し、そこにみられる敬語、方言、複言語等の様相から、多文化共生が進む日本の言語環境を鳥瞰する。

(ISBN 9784861107931)

目次|contents

はじめに

第Ⅰ部 無敬語地帯・敬語地帯における言語景観
第1章 震災後の方言景観にみる福島県会津方言の変容
第2章 福島市の依頼・命令表現にみられる待遇表現
第3章 福島県中通り・浜通りの勧誘・推量表現にみられる待遇表現
第4章 近畿圏の待遇表現における方言敬語と方言丁寧語
第5章 外国人集住地域の多言語表示にみられる待遇表現
Column 1  気づかない方言(疑似標準語)

第Ⅱ部 複言語使用地域における言語景観
第6章 ブラジル人集住地域の言語景観に採用される言語に関する定量的研究
第7章 豊田市でくらす在日南米人の複言語環境
第8章 外国人集住地域の言語環境に表れる観光戦略
第9章 異国情緒を演出する言語景観
第10章 非母語話者からみた看板の語用論的むずかしさ
第11章 世界の少数言語とアイデンティティ
Column 2  文法事項の疑似標準語

第Ⅲ部 方言主流社会における言語景観
第12章 東北地方の言語環境としての方言景観
第13章 北海道の文化的観光資源としての言語景観
第14章 奄美方言の言語景観
第15章 南大東島ことばにみられる言語接触の分析要因
Column 3  注意を引く「時代劇ことば」

第Ⅳ部 教室における言語景観
第16章 教員が興味を持たせたい言語景観
第17章 語学授業に興味を持ってもらうツールとしての言語景観
第18章 言語学的課題の分類と言語景観
第19章 アクティブラーニングと教材化
Column 4  東京都にもみられる「観光資源」としての方言使用
Column 5  各地にみられる方言による歓迎ことば

あとがき
初出/参考文献一覧
索引

著者|author

ダニエル・ロング(Daniel Long)
東京都立大学人文科学研究科教授。
1963年米国・テネシー州生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。
主な業績に、『アジア・太平洋における日本語の過去と現在』 (共編著、ひつじ書房、2021)、『パラオにおける日本語の諸相』(共著、ひつじ書房、2019)、『小笠原諸島の混合言語の歴史と構造―日本元来の多文化共生社会で起きた言語接触』(ひつじ書房、2018)、『マリアナ諸島に残存する日本語―その中間言語的特徴』(共著、明治書院、2012)、『日本語からたどる文化』(共著、放送大学教育振興会、2011)、English on the Bonin (Ogasawara)Islands (Duke University Press, 2007)など。

斎藤敬太(さいとう・けいた)
津田塾大学学芸学部非常勤講師。
1990年生まれの会津系埼玉人2世。首都大学東京(現・東京都立大学)大学院人文科学研究科人間科学専攻日本語教育学教室博士後期課程修了。博士(日本語教育学)。
主な業績に、『都市空間を編む言語景観』(共著、中文出版社(韓国)、2019)、「ブラジル人集住時域のリンガフランカ―群馬県大泉町と三重県伊賀市の比較」(『日本語研究』35、首都大学東京・東京都立大学日本語・日本語教育研究会、2015)、「東北地方の外国人住民を対象とした方言理解支援ツールにおける翻訳上の問題点―東北諸方言とポルトガル語の対照研究」(Estudos Japoneses. n.39, Centro de Estudos Japoneses da Universidade de São Paulo, 2018)など。

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ともに生きるために―ウェルフェア・リングイスティクスと生態学の視点からみることばの教育

ともに生きるために

ウェルフェア・リングイスティクスと生態学の視点からみることばの教育

  • 尾辻恵美・熊谷由理・佐藤慎司(編)/2021年11月
  • 3900円(本体)/A5判並製304頁
  • 装丁:矢萩多聞

人はことばを変え、ことばも人を変え、そして人もことばも社会・環境を変えていくことができる
グローバリゼーションにより言語・言語教育イデオロギーの転回とコミュニケーションの意義が大きく変わる今、ことばの教育は何をめざすのか? 人、ことば、社会・環境を相互に連関する資源と捉える「言語生態学」の視座から、個人と社会をより豊かに(welfare)する営みとしての、ことばの教育を考える。

(ISBN 9784861107740)

目次|contents

はじめに

Ⅰ 理論
1 章 ウェルフェア・リングイスティクスとは(ハインリッヒ,パトリック)
2 章 生態学が語ることばの教育 ―ウェルフェアを実現するために―(宇都宮 裕章)
3 章 公正な社会づくりをめざしたトランスランゲージング理論とその実践(熊谷 由理・佐藤 慎司)

Ⅱ イデオロギー
4 章 第二の言語イデオロギーの転回におけるメトロリンガルの強み(尾辻 恵美)
5 章 第二言語の使用・学習・教育とイデオロギー ―モノリンガルバイアス,母語話者主義,新自由主義―(義永 美央子)
6 章 日本語教育に関する言説とイデオロギーの考察 ―日本語教師養成における「言語教育観」教育に向けて―(嶋津 百代)

Ⅲ 実践
7 章 ウェルフェア・リングイスティクスを志向する「多言語おしゃべり会International Café for You」の実践 ―言語生態学の視座から― (古市 由美子)
8 章 地域の祭りで踊る教育実践 ―地域への越境を通した留学生のアイデンティティの変化に着目して―(島崎 薫)
9 章 ことばの生態的アプローチと教育実践 ―大阪・エール学園における留学生による地域活動の分析―(松田 真希子・木村 多恵子)

あとがき

編者|editors

尾辻 恵美 おつじ・えみ
シドニー工科大学 准教授。専門は社会言語学,多言語主義,批判的応用言語学,市民性とことばの教育。街における日常多言語活動(メトロリンガリズム)の研究を進めている。最近は,社会言語学と応用言語学の壁を超えた研究に挑み,言語イデオロギーと言語教育イデオロギーをつなげた視点からのことばの教育の必要性を説いている。主な著書に,Metrolingualism: Language in the city(共著,Routledge,2015年),論文に‘Metrolingualism in transitional Japan’(2019年),「多文化共生と多言語共生の時代」(2021 年)などがある。

熊谷 由理 くまがい・ゆり
スミス大学 上級講師。専門は言語教育,クリティカルリテラシー,批判的ディスコース分析。学習者の批判的視点を育むためのプロジェクトの開発に力をいれている。主な著書に『ジャンル別日本語――日本をクリティカルに読む』(共著, Routledge,2016 年),Multiliteracies in World Language Education(共編著,Routledge,2016 年),論文に‘“Ekkyō-bungaku” as crossing the border of language: Implications for learners of Japanese’( 2020年)などがある。

佐藤 慎司 さとう・しんじ
プリンストン大学 日本語プログラムディレクター・主任講師。専門は教育人類学,日本語教育。従来のことばの教育を批判的に見つめ直し,新たな実践を生み出していくことをライフワークとしている。主な著書に『かかわることば』(共編著,東京大学出版会,2017 年),『コミュニケーションとは何か』(共編著,くろしお出版,2019 年),Rethinking Language and Culture in Japanese Education: Beyond the Standard(共編著,Multilingual Matters,2014年)などがある。

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心理臨床 セラピストの身体と共感―ダンス/ムーブメントとフェルトセンスの活用

心理臨床 セラピストの身体と共感

ダンス/ムーブメントとフェルトセンスの活用

  • 山田美穂(著)/2021年10月
  • 4500円(本体)/A5判上製416頁
  • 装丁:中本那由子

人と人とのあわいの対話が静かな感動を

さらにリエさんは親子フラ教室を「私が楽しいから行く」時間だと表明し、それに「付き合ってくれる?」と打診をして、ケンくんがそれを了承するという、活動参加の意味づけの再設定をした。すると間もなく、ケンくんが自らステージ出演を宣言して堂々とやりきり、その柔軟さにリエさんがしみじみ驚くことになった。母子の間にはそれまでとは異なる関係性が出現していた。(本文より)

(ISBN 9784861107702)

目次|contents

第I部 序論
第1章 はじめに:心理療法の身体的次元に光を当てるには?
第2章 臨床心理学における身体的アプローチと身体観
第3章 心理療法における「共感」と「身体」
第4章 本書の目的
第Ⅱ部 方法論
第5章 本書の研究方法
第6章 実践の方法①:ダンスセラピー技法と型のあるダンスの活用
第7章 実践の方法②:自己探索を深めるためのフォーカシングの活用
第Ⅲ部 本論 親子フラ教室の実践:二人称/三人称の事例研究
第8章 伝統的な臨床事例研究:乳幼児の母親へのグループ支援における身体を通した共感
第9章 クライエント・インタビュー:パフォーマンス場面における身体的な相互交流の諸側面
第Ⅳ部 本論 実践と研究の方法の拡大:一人称/二人称の事例研究
第10章 研究者のフェルトセンスを活用した自己研究:身体を通した共感のための自己探索のトレーニング
第11章 身体を通した分析の試み:個別事例の複眼的検討による共感的理解の深まり
第12章 身体を通した分析の発展:認知症高齢者グループのダンスセラピー実践における身体を通した共感
第Ⅴ部 結論
第13章 総合考察
第14章 おわりに:身体を通した共感を,本書の中に示すことができたか?

文献
索引

著者|author

山田美穂(やまだ・みほ)
お茶の水女子大学基幹研究院 准教授
東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学
博士(臨床心理学)(学習院大学)
臨床心理士・公認心理師
北海道生まれ。葛飾赤十字産院、就実大学を経て、2021年より現職。
【主著】
『こころで関わりこころをつかう――心理臨床への手びき その実践』(分担執筆)、日本評論社
『知的障害のある人への精神分析的アプローチ――人間であるということ』(監訳)、ミネルヴァ書房(2021年12月刊行予定)

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英米人名語源小辞典

英米人名語源小辞典

  • エリック・パートリッジ(著)吉見昭德(編訳)/2021年3月
  • 3000円(本体)/四六判並製170頁
  • 装丁:矢萩多聞

Aliceが「真理」で、Williamは「決意の兜」?
英語圏で使われる約1800の人名を収録。ギリシア語、ラテン語、ヘブライ語、ケルト語、ゲルマン語などをたどり、その語源を明らかにする。

(ISBN 9784861106736)

目次|contents

序文
パートリッジによる参考文献の略語一覧
編訳者による凡例
A~Z
編訳者あとがき
編訳者参考文献

著者|author

エリック・パートリッジ(Eric Partridge)
1894年、ニュージランド生まれ。1907年、Brisbane(オーストラリア)へ移住。1914年、Queensland 大学(古典語、後にフランス語と英語を専攻)。1915-18年、第一次世界大戦に出征。1919年復学し、英仏文学専攻。1921-23年、Oxford大学、英・仏ロマン派文学(BLitt, MA)。1925-27年、Manchester 及びLondon両大学の英文学講師。1927-31年、The Scholartis Pressを創設。1932年以降は著述に専念する。
著書
Songs and Slang of the British Soldiers(1930)
Words, Words, Words(1932)
Slang To-Day and Yesterday(1933)
Name This Child: A Dictionary of Christian Names(1936)
A Dictionary of English Slang and Unconventional English, from the 15th Century to the Present Day(1939、改訂版1984)
The World of Words(1938)
A Dictionary of Clichés(1940、1978)
A New Testament Word-Book(1940)
Shakespeare’s Bawdy(1947)
A History of British and American English Since 1900(J. W. Clark と共著、1950)
You Have a Point There(1953、 句読点解説書)
A First Book of Quotations(1958)
The Gentle Art of Lexicography(1963)
A Dictionary of Catch Phrases(1977)
その他、多数の著書がある。

編訳者|translator

吉見昭德(よしみ・あきのり)
1939年、北海道美唄市生まれ。
1970年3月、明治学院大学大学院文学研究科博士課程(単位取得)満期退学。
1985年9月-1987年1月、オックスフォード大学客員研究員(ペンブルック・コレジに所属)。
明治学院大学文学部名誉教授。中世(前期・後期)英語・英文学専攻。
著訳書
『古英語叙事詩『ベーオウルフ』―クレーバー第4版対訳』(単訳、2018、春風社)
ケネス・キャメロン著『イングランドの地名―起源と歴史を訪ねて』(単訳、2012、春風社)
『『ベーオウルフ』とその周辺―忍足欣四郎先生追悼論文集』(共著、2009、春風社)
R. W. V. エリオット著『ルーン文字の探究』(単訳、2009、春風社)
『古英語詩を読む―ルーン詩からベーオウルフへ』(単著、2008、春風社)
『シェイクスピアの四季―三神勲先生喜寿記念論集』(共著、1984、篠崎書林)
S. ムアー著、A. H. マークヮート改訂『英語変遷の歴史―音と屈折の変化の軌跡を求めて』(共訳、1982、環翠堂)
British Variety―Selected Readings from Modern British Authors(共編註、1975、南雲堂)
その他、論文、翻訳など多数。

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日本語学習者の読解ストラテジー―要点関係図の効果を探る

日本語学習者の読解ストラテジー

要点関係図の効果を探る

  • 田川麻央(著)/2021年2月
  • 4400円(本体)/四六判並製214頁
  • 装丁:矢萩多聞

非日本語ネイティブの日本語学習者が「語の意味は分かるが文章の意味は分からない」という状況に対して有効に機能する読解ストラテジー(方略)を解明。認知心理学的な視点からデータにもとづき実証的に分析し、読解誘導のための実効的な方途を提示する。

(ISBN 9784861107078)

目次|contents

はじめに
第1章 問題の所在
第2章 読解ストラテジーに関わる研究
第3章 研究方法
第4章 中級学習者の要点関係図の作成における要点探索と関係探索の効果(研究1)
第5章 要点関係図の作成による効果と作成する図は日本語習熟度によって異なるか(研究2、研究3)
第6章 日本語習熟度の異なる学習者の作成した要点関係図の違いが表象構築に及ぼす影響(研究4)
第7章 総合考察
参考文献
付録資料
謝辞
索引

著者|author

田川麻央(たがわ・まお)

兵庫県神戸市出身。お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科博士後期課程修了。博士(人文科学)。日本女子大学非常勤講師を得て、2014年から明海大学専任講師。専門は、日本語教育学。著書に『日本語教育学研究8 日本語学習者の読解過程』(2020年、ココ出版、共著)、主要論文に「中級日本語学習者の読解における要点と構造の気づき:要点探索活動と構造探索活動の統合と順序の影響を考慮して」(2012年、日本語教育(151)34–47、日本語教育学会第8回林大記念論文賞受賞)がある。

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おしゃべりなポライトネス―会話の中の共話・話題交換・笑い・メタファー

おしゃべりなポライトネス

会話の中の共話・話題交換・笑い・メタファー

  • 笹川洋子(著)/2020年3月
  • 3500円(本体)/四六判上製386頁
  • 装丁:矢萩多聞

なぜ、おかしくない時でも会話に笑いを添えるのか?
性別や言語文化圏が異なる人物どうしの会話におけるポライトネス(丁寧な振る舞い)を豊富な具体例をもとに分析。対人関係を円滑にするための言語的配慮の諸相を探る。
(ISBN 9784861106422)

目次|contents

はじめに
第一章 会話の中のポライトネス
一 会話のルールとポライトネス
二 言語文化圏による会話のルールの違い
第二章 協調的発語媒介行為としての共話
一 協調的発語媒介行為としての共話
二 異文化コミュニケーションに見られる一文型の共話
三 異文化コミュニケーションに見られる添加型の共話
第三章 話題交換から探るポライトネスとジェンダー
一 会話構造を分析する視点
二 初対面の話者に対する日本人女性の名乗りの談話方略について
三 初対面の話者に対する日本人女性の談話構成の変化について―性差と異文化差の視点から
四 話題転換における意図の了解過程
第四章 発語媒介行為としての笑い
一 発語媒介行為の装置―儀礼行為としての笑い
二 異文化コミュニケーションに現れる笑いの発語媒介行為調整機能について
第五章 発語媒介行為としてのメタファー
一 会話におけるメタファーの機能
二 物語構造の中のメタファー ―『流星花園(花より男子)』台湾、日本、韓国版の物語構造の比較
引用文献
初出一覧
おわりに

著者|author

笹川洋子(ささがわ・ようこ)
神戸親和女子大学文学部総合文化学科教授。東京大学大学院人文社会研究科社会学専攻、社会学修士。専門はコミュニケーション論。
著作に『日本語のポライトネス再考―発話行為・発語媒介行為・相互行為』(春風社、2016年)、『樋口一葉―物語論・言語行為論・ジェンダー』(春風社、2013年)等がある。

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Japanese English: A Descriptive Grammar

Japanese English

A Descriptive Grammar

  • Kolawole Waziri Olagboyega(著)/2020年2月
  • 6900円(本体)/A5判並製324頁

日本人が用いる英語の文法的な特徴とは?
一致の相違や品詞の構造を分析し、日本における「標準英語(Standard English)」としての多様性と展望を示す。(本文英語)
(ISBN 9784861106804)

目次|contents

Chapter 1  Introduction: English in Japan
1.1  English in Japan or “Japanese English”?
1.2  The English language policy in Japan
1.3  The EFL teachers and culture materials in Japan
1.4  The business of ELT in Japan
1.5  Educated speakers of English in Japan
1.6  Educated spoken English in Japan
1.7  The notions of “standard practice” and “divergence”
1.8  The purpose of the work
1.9  Scope, data and methodology
Chapter 2  The Structure of the Noun Phrase
2.0  Introduction
2.1  Grammatical categories associated with the constituents of the NP
2.2  Standard realization of the NP
2.3  Divergent realization of the NP
Chapter 3  Concord
3.0  Introduction
3.1  The principles that underlie the notion of concord
3.2  Realization of grammatical concord
3.3  Divergence relating to grammatical concord
3.4  Proximity vs. other principles of concord
Chapter 4  Order of Premodifiers
4.0  Introduction
4.1  The premodification structure in standard practice
4.2  Relative sequence of premodifiers
Chapter 5  The Structure of the Verb Phrase
5.0  Introduction
5.1  Verb classification in English
5.2  Standard realization of VPs
5.3  Divergent realization of VPs
Chapter 6  Prepositional Phrases
6.0  Introduction
6.1  The class of prepositions
6.2  Standard realization of PPs
6.3  Divergent realization of PPs
Chapter 7  Multi-word Verbs
7.0  Introduction
7.1  Multi-word verbs in standard practice
7.2  Standard realization of multi-word verbs
7.3  Divergence relating to multi-word verbs
Chapter 8  Educated written English in Japan
8.1  Divergence relating to articles
8.2  Divergence relating to noncount nouns
8.3  Divergence relating to concord (“grammatical discord”)
8.4  Divergence relating to the order of premodifiers
8.5  Prepositions
8.6  Multi-word verbs
8.7  Verbs
8.8  Stability and frequency of divergent forms
8.9  Distinctiveness
Endnote and Glossary of Terms
Bibliography
Index

著者|author

Kolawole Waziri Olagboyega(コラウオレ・ワジリ・オラグボイエガ)
都留文科大学文学部英文学科教授。専門は英語学、応用言語学。
ナイジェリア出身。1994年にケンブリッジ大学にて修士課程修了、2000年にシェフィールド大学にて博士課程修了(Ph.D. in English and Applied Linguistics)。ナイジェリア、イギリス、北キプロス等の大学で教鞭をとり、国際教養大学や山梨学院大学で教育指導に携わった後、現職。主な著書にEnglish Language: Structure, Varieties, Social Contexts and Learning(Yamanashi Gakuin University, 2017)やCommunicative Grammar for High School and University Students(Akita International University, 2013)がある。

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神奈川県の方言アクセント―小田原から横須賀まで

神奈川県の方言アクセント

小田原から横須賀まで

  • 坂本薫(著)/2020年2月
  • 3700円(本体)/四六判上製248頁
  • 装丁:長田年伸

吹く、北、かぼちゃ、二十歳、居るじゃん……これらはどのように発音されるか?
県内各地のアクセントの実態を、豊富な語例をもとに分類し検討。共通語化が進み首都圏方言として包括されるなか、各地域に特有の様相および変遷を捉え直す。
(ISBN 9784861106705)

目次|contents

第1部 枠組み編
第1章 問題点の所在
第2章 本書における用語と考え方
第3章 調査について
第4章 神奈川県方言の研究史
第5章 神奈川県の概要
第2部 神奈川県各地方言のアクセントの実態
第1章 小田原市方言のアクセント(足柄方言)
第2章 中郡二宮町方言のアクセント(愛甲南部=中郡方言)
第3章 高座郡寒川町方言のアクセント(高座=戸塚方言)
第4章 三浦市方言のアクセント(三浦半島方言・相模湾沿岸方言)
第5章 横須賀市東部方言のアクセント(東京=横浜方言)
第6章 足柄上郡中井町方言の音韻 (愛甲南部=中郡方言)
第3部 神奈川県方言のアクセントの特徴
第1章 名詞アクセントの特徴
第2章 動詞アクセントの特徴
第3章 形容詞アクセントの特徴
第4章 神奈川県方言のアクセント全体の特徴
謝辞
資料1 話者一覧
資料2 調査語例一覧
参考文献一覧
図表一覧
索引

著者|author

坂本薫(さかもと・かおる)
1984(昭和59)年、神奈川県小田原市生まれ。専攻は方言学、音声学、日本語学。横浜市立大学国際文化学部人間科学科卒業。日本語教師(飛鳥学院:横浜)ののち、國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了。同後期課程修了(博士・文学)。現在、國學院大學兼任講師、國學院大學大学院PD研究員、大谷学園横浜隼人高校国語科非常勤講師。

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パワハラ・トラウマに対する短期心理療法―ブリーフセラピー・臨床動作法・NLPの理論と実際

パワハラ・トラウマに対する短期心理療法

ブリーフセラピー・臨床動作法・NLPの理論と実際

  • 岡本浩一、長谷川明弘(編)/2019年3月
  • 2500円(本体)/四六判並製302頁
  • 装丁・レイアウト:矢萩多聞

パワハラによる心理的被害を軽減するための救急的な措置を、臨床心理学の知見に基づき模倣可能な形で提示。職場での支援活動に短期間で効力を発揮する。
【東洋英和女学院大学社会科学研究叢書7】
(ISBN 9784861106392)

目次|contents

第Ⅰ部 理論総論
第1章 トラウマの理論―人が傷つくとどうなるか【飯森洋史】
第2章 PTSDによるストレス反応の生理的測定【小林能成】
第Ⅱ部 理論各論
第3章 パワハラ・トラウマに対するブリーフセラピーの適用【長谷川明弘】
第4章 パワハラ・トラウマに対する臨床動作法の適用【長谷川明弘】
第5章 パワハラ・ストレスに対するNLPの適用【岡本浩一】
第Ⅲ部 治療実演
第6章 パワハラ・ストレスに対するブリーフセラピーの模擬治療・治療実演・測定【長谷川明弘、小林能成】
第7章 動作法の模擬治療・治療実演・質疑・測定【長谷川明弘、小林能成】
第8章 NLPの模擬治療・治療実演・コメント・測定【岡本浩一、小林能成、大谷彰】
第9章 NLPのラポール技法の実演と測定【岡本浩一、小林能成】
第10章 トラウマに対する「中島○×法」【岡本浩一、小林能成】
第11章 治療実演の生理的測定の総合考察【小林能成】
索引
執筆者紹介

編者|editors

岡本浩一(おかもと・こういち)
大阪府出身。東京大学文学部社会心理学専修課程卒業。同大大学院社会学研究科で社会学修士、社会学博士。同大文学部助手を経て、1989年より東洋英和女学院大学人文学部助教授。1997年より人間科学部教授。NLPをロバート・ディルツに師事し、NLPトレーナー。日本心理学会、日本社会心理学会、日本実験社会心理学会、日本行動計量学会、日本催眠医学心理学会、日本リスク研究学会などに所属。茶道を修め、裏千家淡交会巡回講師を兼任。リスク認知心理学を専門とし、原子力安全委員会専門委員、内閣府原子力委員会専門委員など歴任。国の科学技術研究領域の創始メンバーのひとり。著書に『会議を制する心理学』『組織の社会技術1 組織健全化のための社会心理学:違反・自己・不祥事を防ぐ社会技術』(共著)『グローバリゼーションとリスク社会〔東洋英和女学院大学社会科学研究叢書〕』(共編)『新時代のやさしいトラウマ治療―NLP、マインドフルネス・トレーニング、EFT、EMDR、動作法への招待〔東洋英和女学院大学社会科学研究叢書〕』(共編)など。

長谷川明弘(はせがわ・あきひろ)
愛知県出身。愛知学院大学文学部心理学科卒業、新潟大学大学院教育学研究科より修士(教育学)、東京都立大学大学院都市科学研究科博士課程より博士(都市科学)。医療・福祉・教育・産業領域での臨床実践と研究活動を平行し、金沢工業大学専任講師などを経て、2013年より東洋英和女学院大学人間科学部准教授。大学院人間科学研究科兼務。臨床心理士、臨床動作士、認定催眠士。公認心理師。日本心理学会、日本心理臨床学会、日本臨床動作学会などに所属、日本ブリーフサイコセラピー学会ならびに日本催眠医学心理学会の常任理事として編集委員、学術委員、研修委員、資格認定委員など歴任。主要な著書・論文は、『日常生活における「自然な」心理療法』『「からだ」と「こころ」をつなぐ心理療法のかたち』「臨床動作法と自己治癒力―主体性を活性化させる心理療法」「臨床心理学の歴史―催眠を基軸として」「ブリーフセラピーの学びをどのように臨床現場で活かしていくのか(共著)」など。

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