エネルギーと地方財政の社会学―旧産炭地と原子力関連自治体の分析

エネルギーと地方財政の社会学

旧産炭地と原子力関連自治体の分析

  • 湯浅陽一(著)/2018年3月
  • 3700円(本体)/四六判上製320頁
  • 装丁:桂川潤

石炭から石油、原子力、再生可能エネルギーへの移り変わりの中で、地方財政はいかなる問題を抱えてきたのか。
その分析を通じて、財政面での自治体の持続可能性と地方財政制度全体の課題を明らかにする。
(ISBN 9784861105869)

目次|contents

はじめに
第Ⅰ部 財政社会学の理論
第1章 問題の所在
第2章 分析の枠組み
第3章 財政社会学の研究史
第Ⅱ部 旧産炭地自治体財政の社会学分析
第4章 日本の地方財政制度の諸特徴
第5章 財政の破綻と再建の諸事例
第6章 石炭産業と産炭地対策の歴史
第7章 田川郡の財政再建団体の取り組み
第8章 夕張市における破綻と再生への取り組み
第Ⅲ部 原子力関連施設立地自治体財政の社会学的分析
第9章 原子力エネルギーをめぐる現状
第10章 原子力関連施設立地の経済・財政効果と特徴
第11章 原子力関連施設立地自治体の財政動向
第12章 電源三法交付金の社会学的分析
最終章 まとめにかえて
あとがき
参考文献一覧
索引

著者|author

湯浅陽一(ゆあさ・よういち)
関東学院大学社会学部教授
1972年生まれ。埼玉大学卒業。法政大学大学院修了。博士(社会学)。青森大学社会学部を経て、2006年度より関東学院大学。著書に『政府の失敗の社会学』(舩橋晴俊らとの共著、2001年、ハーベスト社)、『政策公共圏と負担の社会学』(2005年、新評論)など。

 

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スイスの謎―経済の空間的秩序

スイスの謎

経済の空間的秩序

  • 加藤幸治(著)/2018年2月
  • 2700円(本体)/A5判並製202頁
  • 装丁:江森恵子(クリエイティブ・コンセプト)

ステレオタイプのスイス理解を超えるために―
言語・宗教・文化・制度面での「多様性」が拡がりつつあるにもかかわらず、スイスが国民国家として一体化しているのはなぜか? その謎を経済地理学的観点から解明する。
(ISBN 9784861105852)

目次|contents

第1章 スイスの空間的秩序を捉える意義とその方法
第2章 スイスの人口と産業の概要
第3章 農業の地帯性
第4章 スイスの製造業における「棲み分け」
第5章 第三次産業の遍在性と偏在性
第6章 地域間経済格差と人口移動
第7章 スイスとチューリッヒにおけるサービス経済化
第8章 スイス経済の空間的秩序

著者|author

加藤幸治(かとう・こうじ)
国士舘大学文学部教授。専門:経済地理学。
1969年生まれ。横浜市出身。横浜市立大学文理学部文科卒業。明治大学大学院文学研究科地理学専攻博士前期課程修了、博士後期課程退学。
広島大学文学部助手をへて、2001年より国士舘大学文学部。2005年、博士(地理学);明治大学。
2015年度国士舘大学学外派遣研究員制度にて、チューリッヒ大学地理学教室(Universität Zürich Geographisches Institut)にAkademischer Gast(Visiting Professor)として滞在。

 

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異色の経済学者 フリードリッヒ・リスト

異色の経済学者 フリードリッヒ・リスト

  • 諸田實(著)/2018年1月
  • 2700円(本体)/四六判並製262頁
  • 装丁:桂川潤

主著の出版から170年余、リストは、経済のグローバル化への対抗軸としていまも世界中で読まれている。
「異色の経済学者」の実像を描き、晩年の謎に迫る。
(ISBN 9784861105760)

目次|contents

第1章 異色の経済学者―フリードリッヒ・リスト
第2章 未完の「遺作」の謎―「ドイツ人の政治的・経済的国民統一」の「続き」
第3章 「国民経済学」の体系―リストのプラン
第4章 『国民的体系』のリストと『ライン新聞』のマルクス―ブリュッゲマンを中心に
第5章 リストのメーザー受容について
第6章 本の目次
第7章 リストとモール―『経済学の国民的体系』の書評をめぐって
第8章 二人のリスト
第9章 妻への手紙
第10章 心の傷
補論 リスト『経済学の国民的体系』のドイツ語版と外国語版

著者|author

諸田實(もろた・みのる)
神奈川大学名誉教授
1928年静岡市に生まれる
1952年 東京大学経済学部卒業
【主な著書】
『ドイツ初期資本主義研究』有斐閣、1967年/『クルップ』東洋経済新報社、1970年/『ドイツ関税同盟の成立』有斐閣、1974年/『フッガー家の遺産』有斐閣、1989年/『フッガー家の時代』有斐閣、1998年/『フリードリッヒ・リストと彼の時代』有斐閣、2003年/『晩年のフリードリッヒ・リスト』有斐閣、2007年/『〈新版〉西洋経済史』共著、有斐閣、1985年/『ドイツ経済の歴史的空間』共著、昭和堂、1994年/『近代西欧の宗教と経済』共著、同文館出版、1996年/『リストの関税同盟新聞』私家版、2012年/『「新聞」で読む黒船前夜の世界』日本経済評論社、2015年
【訳書】
クーリッシェル『ヨーロッパ中世経済史』共訳、東洋経済新報社、1974年/クーリッシェル『ヨーロッパ近世経済史』Ⅰ、Ⅱ 共訳、東洋経済新報社、1982、83年

 

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中国興業銀行の崩壊と再建―第一次大戦後フランスの政治・経済・金融的対抗

中国興業銀行の崩壊と再建

第一次大戦後フランスの政治・経済・金融的対抗

  • 篠永宣孝(著)/2017年12月
  • 8000円(本体)/A5判上製800頁
  • 装丁:長田年伸

中国政府の支援とフランス外務省の庇護によって1913年に設立された中仏合弁銀行は、いかに発展し、破綻したか。
厖大な一次史料や民間銀行史料を駆使して全貌を究明した世界初の本格的実証研究。
(ISBN 9784861105654)

目次|contents

はしがき
I 中国興業銀行の発展(一九一三~一九二〇年)
第一章  中国興業銀行の発展(一九一三~一九一四年)
第二章 第一次大戦期の中国興業銀行
第三章 戦後の中国興業銀行の発展(一九一九~一九二〇年)
II 中国興業銀行の破綻とパリバ銀行団の金融支援
第四章 戦後恐慌と中国興業銀行の危機
第五章 中国興業銀行の破綻とパリバ銀行団の金融支援
第六章 中国興業銀行危機に対する銀行・金融界、政府・政界の対応
第七章 H・フィナリ=Ph・ベルトロ=L・ルシュールの奔走と中国興業銀行の窓口閉鎖
第一節 H・フィナリ=Ph・ベルトロと大蔵省国庫局長J・パルマンチエの対抗
第二節 解放区相ルイ・ルシュールの最後の奔走(一九二一年六月)
III 中国興業銀行の再建―中国興業銀行管理会社の設立
第八章 中国興業銀行再建をめぐる論戦と再建計画
第九章 中国興業銀行再建への新展開―義和団賠償金充当案
第十章 中国興業銀行管理会社〔SFGBIC〕の設立
IV 中国興業銀行管理会社と中仏商工銀行の発展
第十一章 中国興業銀行管理会社から中仏商工銀行へ
第十二章 中仏商工銀行〔BFCCI〕の発展と一九三〇年代の危機
総括
あとがき
史料・参考文献一覧
索引

著者|author

篠永宣孝(しのなが・のぶたか)
1949年生まれ。1988年、パリ第八大学第三課程博士号取得(歴史学)。現在、大東文化大学経済学部教授。
著書に、『日本の戦後賠償』(〔共著〕勁草書房1999年)、『クローデルと日本』(〔共著〕七月堂2006年)、『フランス帝国主義と中国―第一次世界大戦前の中国におけるフランスの外交・金融・商工業』(春風社2008年)、訳書に、A・ベルトラン、P・グリゼ著『フランス戦間期経済史』(〔共訳〕早稲田大学出版部1997年)、W・ウッドラフ『概説 現代世界の歴史』(〔共訳〕ミネルヴァ書房2003年)、主要論文に、「駐日大使クローデルとフランスの極東政策」『早稲田政治経済学雑誌』第368号2007年、などがある。

 

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国際コミュニケーションの政治学

国際コミュニケーションの政治学

  • 本多周爾(著)/2017年6月
  • 3000円(本体)/四六判上製324頁
  • 装丁:桂川潤

いくつかの物語を織り交ぜながら、一本の映画をプロデュースするようにプロパガンダを仕立てる。受け手は、壮大なパノラマに感動させられ、あるいは悲しい話に共感させられ、それらを受け入れる。戦争を支持することを自らの意思により決定したと信ずる。
情報化の波が複合的に交錯し、激しく変動する国際コミュニケーションを、政治とマス・コミュニケーションの視点から分析、検討する。
(ISBN 9784861105524)

目次|indexes

序 章
第一章 国民国家の想像と創造
第二章 ナショナル・アイデンティティの現在
第三章 ナショナリズムの諸相
第四章 開発コミュニケーションのパラダイム
第五章 文化帝国主義の言説
第六章 情報コミュニケーション秩序をめぐる国際政治
第七章 グローバル化という現象
第八章 国際情報環境の変容
第九章 戦争をめぐる報道とプロパガンダ

著者|author

本多周爾(ほんだ・しゅうじ)
1949 年東京都出身。早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程満期退学。博士(法学/慶應義塾大学)。現在、武蔵野学院大学大学院国際コミュニケーション研究科教授(兼国際コミュニケーション学部教授)。
主な著作に『台湾 メディア・政治・アイデンティティ』(春風社)、『発展と開発のコミュニケーション政策』(武蔵野大学出版会)などがある。

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医療制度改革の比較政治―一九九〇〜二〇〇〇年代の日・米・英における診療ガイドライン政策

医療制度改革の比較政治

一九九〇〜二〇〇〇年代の日・米・英における診療ガイドライン政策

  • 石垣千秋(著)/2017年2月
  • 5400円(本体)/A5判上製400頁
  • 装丁・レイアウト:長田年伸

誰が医療をめぐる政治を左右するのか?

医療の質を保ちつつ、医療費を抑制する―先進諸国で行われた医療制度改革は、Evidence-based medicine という新しいパラダイムを医学界にもたらした。
技術的な専門性が高く、不確実性が高い分野の政治はどう展開するのか。
三か国での改革の経緯を丹念に追い、現代の専門職政治の様相を明らかにする。
(ISBN 9784861105340)

目次|indexs

はじめに 一九九〇年代以降の医療制度改革
第1 章 医療をめぐる政治
第2 章 分析の基礎概念と本書の仮説
第3 章 米国編
第4 章 英国編
第5 章 日本編
第6 章 日本の医療専門職の「プロフェッショナル・フリーダム」
第7 章 医療制度改革下の専門職政治―結論にかえて

著者|author

石垣千秋(いしがき・ちあき)
三和総合研究所勤務、バース大学大学院(英国)等を経て、東京大学大学院総合文化研究科、2014年博士(学術)。現在、東京大学大学院総合文化研究科学術研究員。共著に『事例でみる福祉政治』(ミネルヴァ書房、2013年)、『政治学入門』(弘文堂、2016年)。

 

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日中比較産業史―取引慣行と制度に見る戦前期日中経済の特質

日中比較産業史

取引慣行と制度に見る戦前期日中経済の特質

  • 四方田雅史(著)/2016年2月
  • 3700円(本体)・A5判並製・336頁
  • 装丁:長田年伸

統計的アプローチが浮かび上がらせる、近代東アジア経済の実相
戦前期における日本と中国の在来産業を、取引慣行や中間組織などの制度的観点から比較し、両国経済の歴史的特質を抽出。
東アジアを基盤とした労働集約的産業の「制度間競争」「産業システム間競争」の諸相を解明する試み
(ISBN 9784861104862)

目次|indexes

第Ⅰ部 戦前日本・中国の「産業システム」比較
第1章 磁器産地、景徳鎮・有田の「産業システム」比較
第2章 花莚産地の「産業システム」比較
第3章 メリヤス製造業の「産業システム」比較
第4章 ゴム製品製造業の「産業システム」比較
第Ⅱ部 共通の経済制度をめぐる戦前日本・中国の「分岐」
第5章 日本と中国で生糸検査所の成果がなぜ異なったのか?
第6章  取引所制度の受容からみた戦前日本・中国の経済社会
第7章  日本と中国における企業文化の「基層」をめぐって
第Ⅲ部 戦前日本・中国間の経済交流・摩擦・調整
第8章 「 声価」の政治経済学
第9章  戦前日本・台湾における模造パナマ帽の「産業システム」比較
終章 結論と展望

 

著者|author

四方田雅史(よもだ・まさふみ)
1972年生まれ。早稲田大学経済学研究科博士後期課程満期退学。博士(経済学)。現在静岡文化芸術大学文化政策学部准教授。専門は近代の日本・アジア経済史。
著書に『地域と越境―「共生」の社会経済史』『農の6次産業化と地域振興』(いずれも共著、春風社刊)がある。

 

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EU統合を読む―現代ヨーロッパを理解するための基礎【東洋英和女学院大学社会科学研究叢書3】

EU統合を読む

現代ヨーロッパを理解するための基礎

  • 小久保康之(編著)/2016年3月
  • 2500円(本体)・四六判並製・282頁
  • 装丁:矢萩多聞

EUはどのように危機を乗り越え、発展してきたのか?
歴史、経済、法律から各国の最新事情まで、各分野の第一人者が分かりやすく解説。難民・テロ問題を考えるうえでも必読の一冊!
【東洋英和女学院大学社会科学研究叢書3】
(ISBN 9784861104831)

『週刊エコノミスト』(2016年4月5日)「話題の本」に紹介されました。

目次|indexes

第1章:EU統合の概要―歴史・制度・政策(小久保康之)
第2章:ヨーロッパ統合と市民―EU市民の政治参加と世論(田中俊郎)
第3章:EUの制度と政策のイノベーション―新しい政体・欧州ガバナンスの仕組みとデモクラシー(福田耕治)
第4章:EUの経済統合:市場統合と単一通貨ユーロの発展―なぜユーロは崩壊しないのか(田中素香)
第5章:EU法という新しい法体系―EU法を知らずにEU、そして世界を理解できるのか(須網隆夫)
第6章:EUの対外関係―「普通の国」ではないEU諸国と世界(植田隆子)
第7章:人道援助・市民保護と共通外交安全保障政策―EU圏内と圏外の安定化を目指して(植田隆子)
第8章:フランスと欧州統合―理念と各政権の政策(渡邊啓貴)
第9章:EU統合と現代ドイツ―ドイツはヨーロッパの一員として振舞い続けるのか(森井裕一)
第10章:EU統合と現代イギリス―イギリスはなぜEU統合から距離を置こうとするのか(田中俊郎)

 

編者|editor

小久保康之(こくぼ・やすゆき)
東洋英和女学院大学国際社会学部教授・現代史研究所長、日本EU学会理事(事務局長)。専攻は国際政治学、EU・ヨーロッパ政治論。主な著書に『現代の国際政治』ミネルヴァ書房(2014)、『EUの国際政治』慶應義塾大学出版会(2007)がある。

 

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地域と越境―「共生」の社会経済史

地域と越境

「共生」の社会経済史

  • 内田日出海・谷澤毅・松村岳志(編)/2014年5月
  • 3500円(本体)/四六判上製400頁
  • 装丁・レイアウト:コトモモ社

母国をはなれて生きた移民、商人、宣教者、命がけの亡命者など……
ヨーロッパ、ロシア、アジアの各地域で国家の枠組みを越えて生きた越境者の生活史・経済史をみる刺激的な論集。
(ISBN 9784861104077)
日本図書館協会選定図書

目次|indexs

まえがき
第1部 西ヨーロッパの越境世界
ハンザ衰退期におけるブレーメンの対ハンザ関係と商業【谷澤毅】
アルザスユダヤ人問題再考―セール・ベールの活動を中心に【川﨑亜紀子】
19世紀の「密輸資本主義」-上ライン地方を中心に【内田日出海】
19世紀におけるスイス-フランス国境地域のナショナル・アイデンティティと経済的実態【尾崎麻弥子】
第2部 ロシアからアジアへ
1810-1820年代のロシア国軍における体罰―ヴォロンツォフとジェルトゥーヒン【松村岳志】
スターリン体制を逃れるロシア・ドイツ人―アムール川、ウスリー川を越えてハルビンへ【鈴木健夫】
近世日露国境の構築と漁業―開発当初のエトロフ島漁業【髙橋周】
第3部 アジアの越境世界
明治初期のアメリカ・プロテスタントの活動と日本組合教会【辻智佐子】
近代開港場の形成と商人―近代朝鮮を中心に【李秀允】
日本と中国における企業文化の「基層」をめぐって―企業観と利益分配からの分析【四方田雅史】
ツバルの華人―台湾との関係を中心に【三田剛史】
あとがき
著者プロフィール

編者|editors

内田日出海(うちだ・ひでみ)
成蹊大学経済学部教授。著書に『物語 ストラスブールの歴史―国家の辺境、ヨーロッパの中核』(中公新書、2009年)など。
谷澤毅(たにざわ・たけし)
長崎県立大学経済学部教授。著書に『佐世保とキール 海軍の記憶-日独軍港都市小史』(塙書房、2013年)など。
松村岳志(まつむら・たけし)
大東文化大学経済学部教授。

 

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アメリカの対日通貨政策の形成―1971-2003年の日米通貨交渉を事例として

アメリカの対日通貨政策の形成

1971-2003年の日米通貨交渉を事例として

  • 増永真/2014年1月
  • 2700円(本体)/四六判上製170頁
  • 装丁:矢萩多聞

為替相場の調整をめぐる日米間交渉のプロセスがどのようなメカニズムによって規定されてきたのか、スミソニアン会議以降の8つの事例を国際政治学の手法をもちいて比較分析する。
(ISBN 9784861103599)

目次indexs

第1章 先行研究と分析枠組み
第2章 1971年のスミソニアン会議
第3章 1973年の第二次変動相場制移行にかかる交渉
第4章 1978年のドル防衛
第5章 1985年のプラザ会議
第6章 1987年のルーブル会議への過程
第7章 1995年のドル安・円高問題
第8章 1998年の円安問題
第9章 2003-2004年の円高問題

著者|author

増永真(ますなが・しん)
1963年生。文京学院大学非常勤講師。東京三菱銀行、中央青山監査法人勤務を経て、東京大学大学院総合文化研究科にて博士号取得。専門は政治学。論文に、「不況下の日本に対する米国の通貨政策― 一九九八年と二〇〇三年の日米通貨交渉を事例に」(『アメリカ太平洋研究』2013)がある。

 

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