『グロテスク・美のイメージ』の書評が『週刊読書人』に掲載されました

『週刊読書人』(5月11日)に『グロテスク・美のイメージ―ドムス・アウレア、ピラネージからフロベールまで』(武末祐子 著)の書評が掲載されました。評者は小澤京子先生(和洋女子大学)です。

「まさにグロテスク模様が異なる空間どうしを連結させるように、著者は美術と建築と文学とを越境しながら軽やかに思考を展開してゆく。そこで浮かび上がるのは、「グロテスク」と呼ばれる表現の変遷史であると同時に、「グロテスク」という概念や語義の変容史でもある」

グロテスク・美のイメージ ドムス・アウレア、ピラネージからフロベールまで 書評|武末 祐子(春風社)(週刊読書人ウェブ)

『巫者のいる日常』の書評が『河北新報』に掲載されました

『河北新報』(5月13日)に『巫者のいる日常―津軽のカミサマから都心のスピリチュアルセラピストまで』(村上晶 著)の書評が掲載されました。

「ある集落では、死亡した男性の霊魂が取りついた。妻だった女性に向かってお供えの準備について礼を言った後、「もう少し化粧して」と語り、周囲は大笑いする。おどろおどろしいイメージとは懸け離れた光景だ。」
<東北の本棚>津軽の精神世界に迫る(河北新報 ONLINE NEWS)

『留学生の見た漢字の世界』の書評が『日本語学』に掲載されました

『日本語学』2018年4月号に『留学生の見た漢字の世界―漢字学習への創造的アプローチ』の書評が掲載されました。評者は金田智子先生(学習院大学教授)です。
「本書は、教え方、学び方の充実を一方で担保しつつ、漢字を核にして、いかに人が自己表現を行えるか、そしてその作品によって第三者とどうつながることができるのかという、単なる学習・習得とは異なる次元の可能性を教えてくれる」

 

『英国聖公会宣教協会の日本伝道と函館アイヌ学校』が『北海道新聞』で紹介されました

『北海道新聞』(5月8日)で『英国聖公会宣教協会の日本伝道と函館アイヌ学校―英国人女性エディス・ベアリング=グールドが見た明治日本』(田辺陽子 編著、西口忠 著、フィリップ・ビリングズリー 監修)が紹介されました。「アイヌ学校 新資料語る」と題して、函館アイヌ学校の意義やカリキュラム、「アイヌ神謡集」との関わりなどについて詳しく触れられています。

『英国聖公会宣教協会の日本伝道と函館アイヌ学校』が『キリスト新聞』で紹介されました

『キリスト新聞』(4月21日)で『英国聖公会宣教協会の日本伝道と函館アイヌ学校―英国人女性エディス・ベアリング=グールドが見た明治日本(田辺陽子 編著、西口忠 著、フィリップ・ビリングズリー 監修)が紹介されました。

「約50日に及ぶ日本滞在の間に、エディスは徳島でハンセン病患者を受け入れていたと推測される永生教会や、1895年に開院したばかりの同じくハンセン病の熊本回春病院、また国立療養所菊池恵楓園などを訪れている。熊本回春病院では同病院開設者で今もその名が残るハンナ・リデルに案内されて見学したという事実も興味深い」

【書評】『英国聖公会宣教協会の日本伝道と函館アイヌ学校』 田辺陽子 編/西口忠 著/フィリップ・ビングスリー 監修(キリスト新聞)

『キャサリン・マンスフィールド』の書評が『図書新聞』に掲載されました

『図書新聞』(2018年4月7日)に『キャサリン・マンスフィールド―荒地を吹き渡る風のように自由に』(手塚裕子・著)の書評が掲載されました。評者は柴田優子先生(中央学院大学)です。「人生と作品を丹念に編み込むように語っていく―”これ一冊あればよい”という優れた評伝がついに出た」