アンリ・ワロンの精神発生学と人間発達研究―その思想と理論の現代的意義を探って

アンリ・ワロンの精神発生学と人間発達研究

その思想と理論の現代的意義を探って

  • 亀谷和史(著)/2024年3月
  • 4200円(本体)/四六判上製304頁
  • 装丁:長田年伸

20世紀初頭から半ばにかけて心理学研究に携わったアンリ・ワロンの人間発達思想を、〈精神発生学〉の構想という観点からひもとく。現代の発達心理学の領域に収まらないその哲学的・ 発達思想的な理論の到達点や展望、意義を検討し、〈精神〉の発生・発達過程の本質と、これまで見逃されてきた心身の相互関係を探る。
(ISBN 9784861109331)

目次|Contents

凡例
はじめに
序章 アンリ・ワロンが生きた時代と今日のワロン研究の到達点
第1章 アンリ・ワロンの〈精神発生学〉の構想と人間発達研究
第2章 アンリ・ワロンの発達研究の先駆性と〈意識〉の発生的研究
第3章 アンリ・ワロンの発達理論における〈姿勢機能(システム)〉概念と模倣発達論
第4章 アンリ・ワロンの発達理論と乳児保育――〈こころ〉と〈からだ〉の発達の統一的理解をめざして
第5章 アンリ・ワロンの発達理論における〈機能〉把握と機能連関
第6章 アンリ・ワロンの精神病理学研究と『病理心理学』――その認識論的立場をめぐって
第7章 アンリ・ワロンの人格発達研究における〈指向性〉の機能
補章 アンリ・ワロン著『行為から思考へ――比較心理学試論』序論
あとがき
主な参考文献

著者|Author

亀谷和史(かめたに・かずふみ)
日本福祉大学教育・心理学部教授。専門は、発達思想、教育哲学、保育学。主要著書に『ピアジェ×ワロン論争――発達するとはどういうことか』(編訳著、ミネルヴァ書房、一九九六年)、『現代保育と子育て支援――保育学入門』(編著、八千代出版、二〇〇六年)、『「知的な育ち」を形成する保育実践Ⅰ・Ⅱ』(編著、新読書社、二〇一三年、二〇一六年)ほか。

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発達支援、その先へ―自閉スペクトラム症児の早期社会コミュニケーション行動に着目して

発達支援、その先へ

自閉スペクトラム症児の早期社会コミュニケーション行動に着目して

  • 永井祐也(著)/2024年4月
  • 3900円(本体)/A5判上製276頁
  • 装丁:中本那由子

発達障害のある子どもたちをいかに支援するか?
近年、発達障害のある児童生徒にとって、より早い段階における適切な支援が、社会適応や二次障害予防に有効であることが分かってきた。本書ではその一例として、自閉スペクトラム症(ASD)児の「共同注意」をはじめとする早期社会コミュニケーション行動の発達に着目。PECS等の支援法の有用性、母親のストレスとの相関性、インクルーシブ教育システム、さらにその先の共生社会への接続性などの観点から検証し、児の将来の自立と社会参加に向けて、「いま」できる発達支援を考える。
(ISBN 9784861109508)

目次|contents

はじめに
第0章 序論
第1章 日本の特別支援教育・インクルーシブ教育システムの動向
第2章 自閉スペクトラム症(ASD)の理解と発達支援
第3章 アイトラッカーによるASD児の共同注意の測定とその臨床的有用性
第4章 ASD児の早期社会コミュニケーション行動が不適応行動に及ぼす影響
第5章 PECSがASD児の早期社会コミュニケーション行動に及ぼす効果
第6章 母親の育児ストレス軽減に果たすASD児の共同注意の役割
第7章 個別発達支援におけるASD児の母親の育児ストレス軽減効果
第8章 総合考察
あとがき
図表一覧
初出一覧
文献一覧
索引

著者|author

永井祐也(ながい・ゆうや)
岐阜聖徳学園大学教育学部 専任講師
1988年 大阪府生まれ
大阪大学大学院人間科学研究科 修了 (博士(人間科学))
日本学術振興会特別研究員 (DC2)、くらしき作陽大学子ども教育学部専任講師、大阪大学大学院人間科学研究科助教を経て、2022年4月より現職。

主要論文
・標準「病弱児の教育」テキスト【改訂版】(ジアース教育新社, 分担執筆, 2022)
・母親の育児ストレス軽減に果たす自閉スペクトラム症児の共同注意の役割(発達心理学研究, 34(1), 11-18, 2023)
・Effects of the Picture Exchange Communication System on early social-communication behaviors in children with autism spectrum disorders.(Journal of Special Education Research, 10(2), 69-81, 2022)
・小児がん啓発人形劇が小学校教員に復学支援を想像させる効果(小児保健研究, 80(6), 782-787, 2021)
・ムコ多糖症のある幼児児童生徒への教育的支援に関する保護者の認識(特殊教育学研究, 53(3), 175-183, 2015)

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相互行為(インタラクション)としての英語学習 ―教室談話への現象学的アプローチの試み

相互行為インタラクションとしての英語学習

教室談話への現象学的アプローチの試み

  • 泉谷律子(著)/2024年3月
  • 5000円(本体)/A5判上製236頁
  • 装丁:才村昌子

いま公教育の英語教育では、文法指導と内容重視のコミュニケーションの両方の実践が求められ、外国語習得に本来必要なものを教師が追究することが困難な状況にある。そこで本書は、公立中学校の実際の英語授業における教室内での談話分析をもとに、英語主導のインタラクションをとおして学習者がどのように〈行為としてのことば〉を経験しているのかを、身体性、時間性、空間性、関係性という現象学の視点から論究し、あらためて言語教育の本質を問う。

(ISBN 9784861109348)

目次|contents

まえがき

序章 本書の概要
0.1 問題の所在とその背景
0.2 研究目的
0.3 本書の意義と構成

第1章 先行研究
1.1 コミュニケーションとは
1.2 インタラクションとは
1.3 教室談話研究
1.4 言語観と言語習得観
1.5 リサーチクエスチョン
1.6 本書の位置づけ

第2章 理論的枠組みと研究方法
2.1 現象学
2.2 本書のアプローチ
2.3 英語授業研究への従来のアプローチ
2.4 理論的枠組みのまとめ
2.5 研究方法

第3章 英語授業における挨拶の比較
3.1 挨拶場面比較検討の観点
3.2 IRF/IREパターンと談話の拡張
3.3 分析対象
3.4 分析 挨拶の場面
3.5 考察
3.6 まとめ

第4章 教科書に基づいた質問=回答における相互行為
4.1 評価のない学習機会構築
4.2 先行研究の検討
4.3 分析
4.4 考察
4.5 まとめ

第5章 英語授業で自作の詩を読むという経験
5.1 詩と文学教材の言語教育的価値
5.2 読み、書く教材としての詩
5.3 分析
5.4 考察
5.5 まとめ

第6章 「他人の心を知る」偶発的相互行為
6.1 教室談話における偶発性
6.2 他人の心についての現象学的説明
6.3 分析
6.4 考察
6.5 まとめ

第7章 総合考察 英語授業を生きる経験
7.1 本書で明らかになったこと
7.2 本書の意義の確認

第8章 本書のまとめと今後の課題

参考文献
初出情報
あとがき
付録
索引

著者|author

泉谷律子(いずたに・りつこ)
大阪大学大学院言語文化研究科(現人文学研究科)言語文化専攻博士後期課程修了。博士(言語文化学)。大阪大学人間科学部を卒業後、民間企業への勤務を経て、京都教育大学大学院教育学研究科教科教育専攻修士課程修了。修士(教育学)。現在、武庫川女子大学など複数の大学の非常勤教員。専門は、英語教育学、授業談話研究、ナラティヴ分析。論文に、「EFL教授学習における談話分析:活動理論の視点から」(ヴィゴツキー学、別巻第3号、pp. 21-28.)、「中学校英語授業における教室談話の偶発的アイデンティティ」(大阪大学大学院言語文化研究科 言語文化共同研究プロジェクト2015:相互行為研究②-社会と文化、アイデンティティ-, pp. 33-41.)などがある。

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正統的周辺参加としての社会科教育の展開―アンラーニングによる社会参加をもとに

正統的周辺参加としての社会科教育の展開

アンラーニングによる社会参加をもとに

  • 田本正一(著)/2024年3月
  • 4000円(本体)/A5判上製272頁
  • 装丁:後藤葉子(森デザイン室)

工場立地、新幹線建設、まちづくり、脱原発、安保法制、地球温暖化……
多様なテーマから、市民社会に参加し得る社会科教育の原理と事例をひもとく
正統的周辺参加の理論やアンラーニングの概念という視座をもとに、公教育における授業・カリキュラム・学習評価において、学校、地域、国家、地球といった社会的な共同体における状況や関係を再考し、学びを活かすための方法を提言する。
(ISBN 9784861109461)

目次|Contents

序章 研究の目的と方法
第1部 アンラーニングによる社会参加としての社会科教育の原理
第1章 アンラーニングによる社会参加としての社会科学力
第2章 アンラーニングによる社会参加を原理とした社会科授業と学習評価
第3章 アンラーニングによる社会参加を原理とした社会科カリキュラムの編成
第2部 アンラーニングによる社会参加としての社会科授業の開発
第4章 学校共同体への参加をアンラーニングする社会科授業の開発
第5章 地域社会共同体への参加としての社会科授業の開発
第6章 地域社会共同体への参加をアンラーニングする社会科授業の開発
第7章 国家社会共同体への参加としての社会科授業の開発
第8章 国家社会共同体への参加をアンラーニングする社会科授業の開発
第9章 地球社会共同体への参加としての社会科授業の開発
第3部 アンラーニングによる社会参加としての社会科学習評価の開発
第10章 アンラーニングによる社会参加としての社会科学習評価の開発
第11章 社会参加としての社会科学習評価の開発
終章 研究の成果と課題・展望
引用・参考文献
あとがき
事項索引
人名索引

著者|Author

田本正一(たもと・しょういち)
山口大学教育学部准教授。佐賀大学教育学研究科修了。博士(学校教育学)。専門は社会科教育学、ディベート教育。主な著書・論文に、『学びの脱中心化―知的冒険としての学校教育研究』(編著、大学図書出版、2021年)、「市民的変容の実存論的考察―公的領域への現れとしての活動」(日本社会科教育学会『社会科教育研究』第143号、2021年)、「ノットワーキングを意図した社会科授業の実践―外部連携による相互的な学習を目指して」(教育目標・評価学会『教育目標・評価学会紀要』第30号、2020年)、「市民社会への参加に注目した社会科学習評価の検討―小学校第3学年における学習者のナラティヴを事例として」(全国社会科教育学会『社会科研究』第86号、2017年)、「ナラティヴ・アプローチによる『学習』の検討―アンラーニングする学習を目指して」(山口大学教育学部附属教育実践センター『研究紀要』第44号、2017年)、「人口減少社会に対応した小学校社会科授業の開発―アンラーニングによる正統的周辺参加からの考察」(日本社会科教育学会『社会科教育研究』第125号、2015年)など。

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教育による包摂/排除に抗する児童福祉の理念―児童自立支援施設の就学義務化から

教育による包摂/排除に抗する児童福祉の理念

児童自立支援施設の就学義務化から

  • 高田俊輔(著)/2024年2月
  • 4000円(本体)/四六判上製320頁
  • 装丁:長田年伸

教育と福祉による子どもへの統一的な保障はいかにしてなしうるか
自給自足の学びを目指して――
非行少年を対象とする入所型の児童福祉施設であり、少年院と児童養護施設の折衷的な役割を担ってきた、児童自立支援施設。その変遷や、就学が義務化された現状を考察する。入所児童に向きあう施設職員や学校教員たち実践者の言説や試みを解き明かし、児童福祉と学校教育のそれぞれの論理や実践が浮き彫りにする問題に、どのように理解し関わろうとしてきたかを探る。
(ISBN 9784861109034)

目次|Contents

序章 教育と福祉の「せめぎあい」の記述に向けて
第Ⅰ部 歴史研究編
第1章 歴史研究概要――施設機関誌の言説分析
第2章 感化院・少年教護院における教育・司法との差異化戦略
第3章 教護院の近代化と学校教育
第4章 「準ずる教育」の終焉、学校教育との調和
第Ⅱ部 フィールド調査編
第5章 フィールド調査概要――X支援施設に着目して
第6章 「準ずる教育」の消失と学校教員の「無力化」
第7章 「社会の風」としての学校教育
終章 「せめぎあい」の調整から生まれる連携・協働の可能性
あとがき
参考文献
初出一覧
索引

著者|Author

高田俊輔(たかだ・しゅんすけ)
上越教育大学学校教育研究科・講師。1987年奈良県生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学。2022年、博士(人間科学)学位取得。東洋大学ライフデザイン学部・助教を経て現職。主要業績に “The relationship between education and child welfare in Japanese children’s self-reliance support facilities” (Contemporary Japan, 30, 2018)、「感化・少年教護実践と『教育的であること』」(『人間教育と福祉』9, 2020)、「教育と福祉のせめぎあい――就学義務化に抵抗する福祉の論理に着目して」(『ソシオロジ』66, 2021)、「教育への抵抗――児童自立支援施設における就学義務化に着目して」(『人間教育と福祉』11, 2022)。

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一般科学教授学綱要―教員養成・授業・研究のための基礎と方向づけ

一般科学教授学綱要

教員養成・授業・研究のための基礎と方向づけ

  • ディートリッヒ・ベンナー(著)、牛田伸一(訳)/2023年7月
  • 5000円(本体)/A5判上製384頁
  • 装丁:長田年伸

学ぶ者の経験や意味は、科学によって一般化できるか――
教えることの開かれた働きは何をもたらすか? 教育/教授することと陶冶/学習することによる知の提示と構築のありようを、教授学の理論・方法・実践として検討し、哲学と科学とが互いに媒介する学問の体系をひもとく。対象や事象の一般化と、この特殊化という両価的な作用とをふまえ、主客を媒介する教授可能性を、知識の数多性と関係づけから方法的に再構成することで捉え直す。また確かさと不確かさを行き来する科学的/日常的な経験とその学との関係を問い、1つのパラダイムや知識形式に位置づけられない、「科学を通した陶冶」の連関を教育の視角から導く。
(ISBN 9784861108204)

目次|Inhaltsverzeichnis

凡例
まえがき
第1章 大学者に関する講義――ヨーロッパとアメリカにおける教授学的な論拠づけと反省の問題史
第2章 一般教育学的かつ一般教授学における基底的な区別
第3章 パラダイムと知識形式――経験、知識、科学、ならびに教授、学習、そして授業の関係
第4章 20世紀のドイツ教育学における科学教授学のアプローチとその発展
第5章 一般科学教授学の構成要素
第6章 具体例
第7章 展望――大学教授学
訳者あとがき
文献一覧
邦訳文献一覧
事項索引
人名索引
著訳者紹介

著訳者|Autor und Übersetzer

【著者】ディートリッヒ・ベンナー(Dietrich Benner)
1941年3月1日ノイヴィートに生まれる。ウィーン大学の哲学者ハインテル(Erich Heintel)の指導を受けて、1965年に博士号を取得。その後ボン大学のデルボラフ(Josef Derbolav)の下で研究助手として研究を継続する。1970年に教授資格論文を提出し、教授資格を取得(ボン大学)。1973年にはミュンスター大学に、東西ドイツの統一後の1991年には、ベルリン・フンボルト大学に招聘される。2009年にフンボルト大学を退職後も、同大学名誉教授として、精力的に研究活動を継続している。ドイツ教育学会(Deutsche Gesellschaft für Erziehungswissenschaft)会長(1990-1994年)、『教育学雑誌(Zeitschrift für Pädagogik)』編集委員長(1996-2001年)、フンボルト大学第四哲学部長(1994-1996年/2002-2006年)などを務める。経歴の詳細はベンナー著/牛田伸一訳『一般教育学――教育的思考と行為の基礎構造に関する体系的・問題史的な研究』協同出版、2014年を参照。

【訳者】牛田伸一(うしだ・しんいち)
1974年2月23日東京都生まれ。創価大学教育学部教授。私費留学(1999年10月-2000年9月ブレーメン大学、2000年10月-2002年3月オルデンブルク大学)ののち、フンボルト大学客員研究員(2013年9月-2014年3月、2021年11月-2022年3月)を務める。主な著訳書に、『トビアスへの26通の手紙(上)』(共訳)第三文明社、2006年、『トビアスへの26通の手紙(下)』(共訳)第三文明社、2006年、『「教育的教授」論における学校批判と学校構想に関する研究――「教授学的学校論研究」の「序説」に代えて』協同出版、2011年、『システムとしての教育を探る』(分担)勁草書房、2011年、『一般教育学――教育的思考と行為の基礎構造に関する体系的・問題史的な研究』協同出版、2014年ほか。

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東日本大震災と子どものミライ

東日本大震災と子どものミライ

  • 橋本惠司(著)/2023年5月
  • 2500円(本体)/四六判並製394頁
  • 装丁:中本那由子

3.11直後、石巻市内の小学校長に着任した著者の、震災前、以後にわたる教育実践記録。止めることのできない教育の営みを考える。
(ISBN 9784861108754)

目次|contents

はじめに

第一章 東日本大震災を乗りこえて
 石巻市北上町の子どもたちとの四年間

第二章 教育実践の記録 その一
 一 子どもたちとの関わりと本のことなど―小学五年生の実践
 二 米と車を追った一年間―小学五年生・社会科の実践
 三 「春のうた」の授業―小学三年生の実践
 四 「かさこじぞう」の授業―小学二年生の実践
 五 思いっきり楽しむ子どもを育てる―稲井幼稚園の子どもたち

第三章 田中正造を追って
 一 田中正造との出会い―日向康先生との時間
 二 渡良瀬の流れ
 補 『林竹二・天の仕事』から考えたこと

第四章 教育実践の記録 その二
 一 版画「田中正造」
 二 「田中正造」の授業

おわりに
初出について
巻末に添えて 著者橋本惠司さんとの四〇年 (横須賀薫)

著者|author

橋本惠司(はしもと・けいじ)
1957年、宮城県牡鹿郡女川町生まれ。宮城教育大学卒。宮城教育大学在学中、横須賀薫、日向康に師事。斎藤喜博、林竹二、田中正造について学ぶ。
1981年 宮城県牡鹿郡雄勝町立雄勝小学校を初任地として主に沿岸部の学校を中心に勤務する。
2011年3月11日 東日本大震災発生。
2011年4月1日 屋上まで被災した石巻市立相川小学校に校長として赴任し、学校の再開と再建に当たる。
2013年 町内で被災した3校が閉校・統合してできた新設校、石巻市立北上小学校の校長として新しい学校づくりに努める。
2015年 4年間の被災地の学校勤務の後、石巻市立稲井小学校に勤務し、退職。
2018~2022年 石巻市立稲井幼稚園に園長として勤務し、41年間の教員生活を終えた。

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ドイツの幼児教育におけるビルドゥング―子どもにとっての学びを問い直す

ドイツの幼児教育におけるビルドゥング

子どもにとっての学びを問い直す

  • 中西さやか(著)/2023年3月
  • 4000円(本体)/四六判上製242頁
  • 装丁:松田晴夫(クリエイティブ・コンセプト)

自らの経験を理解し意味づけていく、幼児期に特有な学びのプロセスを描く
ドイツの幼児教育をめぐる政策動向に顕著に見られるようになった教育観や教育課題を、そこにおけるビルドゥングという言葉の意味を再考することで見直す。子ども自身が主観的な学びをまず培うことの必要性を示し、子どもに見えていることを起点とする学びに向けた幼児教育を提案する。
(ISBN 9784861108686)

目次|contents

序章 なぜ幼児期のビルドゥングに着目するのか
第1章 幼児教育とビルドゥングをめぐる視点の整理
第2章 教育政策における幼児期のビルドゥングの強調
第3章 幼児教育学におけるビルドゥングをめぐる議論
第4章 ビルドゥング・アプローチの理論的枠組み
第5章 ビルドゥング・アプローチによる教育構想の意義と課題
終章 幼児教育におけるビルドゥングが照らすもの
あとがき
引用参考文献

著者|author

中西さやか(なかにし・さやか)
佛教大学社会福祉学部准教授。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了、博士(教育学)。名寄市立大学短期大学部専任講師、名寄市立大学保健福祉学部専任講師を経て現職。専門は保育学・教育学。主な著書に『保育政策の国際比較――子どもの貧困・不平等に世界の保育はどう向き合っているか』(共監訳、明石書店、2018年)、「保育の質をめぐる世界の動向 ドイツ」『世界の保育の質評価――制度に学び、対話をひらく』(共著、明石書店、2022年)。

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コトのデザイン―発想力を取り戻す

コトのデザイン

発想力を取り戻す

  • 谷内眞之助・山川修(著)/2023年3月
  • 2500円(本体)/A5判並製152頁
  • 装丁:矢萩多聞

「真似(まね)び」と「学(まな)び」は、どうつながっていて、どう異なるのか?
学習者自身が複層的に自由に発想できるよう、ことがらの仕組みや関係性をひもとき、新たに構想するための方法と工夫を紹介。アイデアを生み出し表現するプロセスを培うことで、それを体験する楽しさや多様な意義をあらわす。

尾登誠一(東京芸術大学名誉教授)氏推薦!
――自己の視点に立って課題の本質を発見するデザイン思考は、①観察・共感、②定義、③着想、④試作、⑤テストの5段階思考プロセスを踏襲し、創造的問題解決力を獲得させる。本書は、普段の生活から発想するコトのデザインの啓蒙書といえる。

(ISBN 9784861108556)

目次|contents

はじめに
第1章 なぜ教育にコトのデザインが必要か
第2章 コトのデザインとは
第3章 コトのデザインを授業のなかに組み込む
第4章 発想の基本
第5章 コトのデザイン演習
おわりに
参考文献
索引

著者|authors

谷内眞之助(たにうち・しんのすけ)
所属:safeology 研究所。専門:プロダクトデザイン、デザインコーディネート、発想論。経歴:東京芸術大学美術研究科大学院デザイン専攻修了。芸術学修士。東洋ガラスマーケティング部を経て、神戸芸術工科大学附置芸術工学研究所にてデザインの発想の研究を行う。神戸芸術工科大学大学院、神戸女学院大学、神戸松蔭女子大学、金沢美術工芸大学の非常勤講師。福井工業大学デザイン科教授を退任後、福井県立大学にて非常勤講師として「コトのデザインと発想」を担当。現在、safeology 研究所にて「デザインの発想」を担当、オンラインセミナーを実施している。ガラスびん、ガラス食器のデザイン及び企画、ことば想像力開発プログラムTAAT、発見立て発想法(CDROM含む)の研究出版、地域おこしの一環として間伐材アートのデザイン制作、アートビアガーデンの制作及びコーディネートに携わる。神戸ビエンナーレ実行委員会委員及びディレクターを務める。
山川修(やまかわ・おさむ)
所属:福井県立大学学術教養センター教授。専門:学習科学、教育工学。経歴:名古屋大学大学院理学研究科物理学専攻終了。理学博士。その後、高エネルギー物理学研究所、日本ビジネスオートメーション(現、東芝情報システム)、福井県立短期大学を経て2007年より現職。現在、自律的学習者をささえる内発的動機づけの大本にある「安心さ」に興味を持ち、社会情動的スキルを向上させる観点からの実践と理論化に取り組んでいる。

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ディープ・アクティブラーニングのはじめ方―つながりのなかに主体性を取り戻す

ディープ・アクティブラーニングのはじめ方

つながりのなかに主体性を取り戻す

  • 山川修・早川公(著)/2023年3月
  • 2200円(本体)/A5判並製136頁
  • 装丁:矢萩多聞

地域社会や身近にある様々な問題に向かい合うとき、
どのように自ら探索し解決策を構想するのか?

学習者自身が多角的に問題を解決できるよう、ディープ・アクティブラーニングという学習活動として「問いを立てる」ことと「信頼関係を創る」ことの2つの要素を採り入れ、新たな方法と考えの枠組みを提案する。

松下佳代(京都大学大学院教育学研究科教授)氏推薦!
――地域PBL×デザイン思考で、ディープ・アクティブラーニングという理念に確かなかたちを与えた1冊。学生が協働で地域課題に取り組みながら、自律的学習者に育っていくためのヒントとツールに溢れている。

(ISBN 9784861108549)

目次|contents

はじめに
第1章 ディープ・アクティブラーニングとは何か
第2章 つながりづくり(リーダーシップ)
第3章 問いの育み(デザイン思考)
第4章 授業設計と実践
第5章 評価方法
第6章 授業設計の基礎となる理論
第7章 地域PBLをオンラインで実施する
おわりに
参考文献
索引

著者|authors

山川修(やまかわ・おさむ)
所属:福井県立大学学術教養センター教授。専門:学習科学、教育工学。経歴:名古屋大学大学院理学研究科物理学専攻修了。理学博士。その後、高エネルギー物理学研究所、日本ビジネスオートメーション(現、東芝情報システム)、福井県立短期大学を経て2007年より現職。現在、自律的学習者をささえる内発的動機づけの大本にある「安心さ」に興味を持ち、社会情動的スキルを向上させる観点からの実践と理論化に取り組んでいる。
早川公(はやかわ・こう)
所属:大阪国際大学准教授、FD センター長。専門:文化人類学、まちづくり論、地域志向教育論。経歴:筑波大学大学院人文社会科学研究科修了。博士(国際政治経済学)。大学院在学時につくば市北条地区のまちづくり活動に関わりながら研究を実践。民間企業勤務後大学教員となり、宮崎、福井、大阪で地域志向教育(Commmunity Based Learning)に携わってきた。現在は、文化人類学の方法を社会に実装する方法について研究している。主著に『まちづくりのエスノグラフィ』(春風社、2018 年)、「地域志向教育における主体性の布置――中動態を手掛かりとして」(関係性の教育学、19 巻、2020 年)など。

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