小学校英語に児童文学を―絵本・ナーサリーライム・ストーリーテリングの世界に遊ぶ

小学校英語に児童文学を

絵本・ナーサリーライム・ストーリーテリングの世界に遊ぶ

  • 吉田真理子・佐藤佳子・執行智子(著)/2021年4月
  • 2000円(本体)/B5変形判並製146頁
  • 装丁:長田年伸

子どもの外国語(英語)学習に、なぜ「児童文学」が適しているのか。本物の文学作品がもつ、ことば、リズム、物語の構造などから検討する。Twinkle, twinkle, little star、『不思議の国のアリス』、エリック・カール絵本など、教材として使われる英米児童文学作品の背景知識、授業例も紹介。
(ISBN 9784861107337)

目次|contents

第1章[鼎談]なぜいま小学校英語に児童文学なのか

第2章 絵本 ~絵とことばが紡ぎ出す物語〜
子どもの成長と絵本/エリック・カール (Eric Carle)/英語の絵本と英語学習/読み聞かせの実践/実践紹介

コラム1 絵本の散歩道

第3章 大人も子どもも楽しめるナーサリーライム
ナーサリーライムについて/マザーグースの唄の集成/イギリス文学とナーサリーライム/英語教育とナーサリーライム

第4章 ストーリーテリングから生まれた文学作品 ~『アリス』を事例として~
子どものこころに働きかける 『アリス』/『アリス』3つの版/『子ども部屋のアリス』 (The Nursery “Alice” )/実践紹介

コラム2 ストーリーテリングの歴史

著者|authors

吉田真理子(ヨシダマリコ)
津田塾大学学芸学部英語英文学科教授。第二言語習得研究,ドラマ教育研究,初等英語教育研究。共著に『第二言語学習と個別性』(春風社,2006),『ドラマ教育入門』(図書文化,2010),『生きる力を育む初等英語教育―津田塾大学からの提言̶』(朝日出版,2015),『異文化理解ワークショップ〈トム・ソーヤ〉を遊ぶ―楽しく創造的な学びをめざして』(晩成書房,2019)など。

佐藤佳子(サトウケイコ)
敬愛大学教育学部こども教育学科准教授。初等英語教育研究,イギリス文学研究,イギリス児童文学研究。共著に『小学校外国語「二大テーマ」に答えます~「小学校外国語不安」と「小中連携」の各地域の取り組み~』(啓林館,2019)など。

執行智子(シギョウトモコ)
東京未来大学こども心理学准教授。第二言語習得研究,初等中等英語教育,小学校英語教員養成。共著に「音のでる絵本を取り入れた中学年のための小学校外国語活動―高学年の外国語活動をスムーズに始めるための準備段階に行なわれるべきこと」(Step Bulletin, Vol. 24,2012),『生きる力を育む初等英語教育―津田塾大学からの提言―』(朝日出版, 2015),“Early Language Learning and Teacher Education: International Research and Practice (Ch.11 担当)”(Multilingual Matters,2019)など。

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「共生社会」と教育―南アフリカ共和国の学校における取り組みが示す可能性

「共生社会」と教育

南アフリカ共和国の学校における取り組みが示す可能性

  • 坂口真康(著)/2021年3月
  • 5400円(本体)/A5判上製554頁
  • 装丁:長田年伸

自己と他者を隔てる「差別」は克服しうるのか――
西ケープ州の公立学校でなされる教育を、ナショナル・カリキュラムの1つであるLife Orientationの実践を具体的に検討することにより考察。アパルトヘイトから引きずられた人種差別の克服に向けた教育改革の特徴や過程、「共生」という言葉の意味と実態をひもとき、多文化社会における「共生教育」の方途を探る。

(ISBN 9784861107269)

目次|contents

序章 問題の所在と研究の目的
第1章 「共生社会」論の理論的検討と「共生教育」の定義
第2章 南アフリカ共和国における「共生社会」のための取り組みの歴史的変遷
第3章 南アフリカ共和国におけるポスト・アパルトヘイト時代の教育改革――高等学校段階の必修教科Life Orientationに着目して
第4章 高等学校段階のLife Orientationの教授/学習内容の具体例――任意の教科書を手がかりとして
第5章 西ケープ州の公立学校の高等学校段階における「共生教育」の定性的分析
第6章 西ケープ州の公立学校の高等学校段階における「共生教育」の定量的分析
第7章 西ケープ州の公立学校の高等学校段階における「共生教育」の総合的考察
第8章 「共生社会」論と「共生教育」論の理論的補強――西ケープ州の公立学校の高等学校段階における取り組みをもとに
終章 研究のまとめと限界および今後の課題
参考文献・参考資料
あとがき

著者|author

坂口真康(さかぐち・まさやす)
1985年生まれ。筑波大学大学院人間総合科学研究科3年制博士課程ヒューマン・ケア科学専攻修了。博士(教育学)。兵庫教育大学講師。専門は、教育社会学、比較教育学。主な著書・論文に、『MINERVAはじめて学ぶ教職6 教育社会学』(ミネルヴァ書房、2018年、共著)、『共生の社会学――ナショナリズム、ケア、世代、社会意識』(太郎次郎社エディタス、2016年、共著)、「「ナショナルな基準」と多様な実践の間で揺れる社会的な「共生」を志向する教育――南アフリカ共和国西ケープ州の高等学校段階の教員の認識を事例として」(『教育社会学研究』第106集、2020年)、「南アフリカ共和国における「共生」のための教育に関する一考察――西ケープ州の高等学校を舞台とした認識のせめぎ合いに着目して」(『比較教育学研究』第50号、2015年)などがある。

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19世紀フランスにおける女子修道院寄宿学校

19世紀フランスにおける女子修道院寄宿学校

  • 山内由賀(著)/2021年3月
  • 3600円(本体)/四六判上製256頁
  • 装丁:桂川潤

いかにして修道院寄宿学校は女子教育を担い続けてきたのか――
19世紀のフランス女子教育の中心であった修道院寄宿学校の史的変遷や教育活動の実態を、当時の社会体制をふまえ綿密に検証。女子教育の機運が高まるなかでの、教育と宗教的・国家的・社会的な権力との関係を解き明かし、性別や宗教といった多様な要因が教育に及ぼす影響を考察する。
(ISBN 9784861107351)

目次|contents

はしがき
序章 女子修道院寄宿学校を問うということ
第1節 問題の所在
第2節 研究の手法と構成
第1章 修道院寄宿学校の始まりから隆盛まで
第1節 修道院寄宿学校の始まり
第2節 フランス革命による修道院寄宿学校の閉鎖
第3節 世俗寄宿学校の登場と女子教育論
第4節 修道院寄宿学校に対する社会的認識
第2章 修道院寄宿学校の教育
第1節 寄宿生活
第2節 修道院寄宿学校における授業
第3節 「競争」と「褒賞」の活用
第4節 「針仕事」の二つの側面
第3章 女性と宗教教育
第1節 修道院寄宿学校における宗教教育
第2節 修道院寄宿学校で学んだ娘たち
第3節 女子教育における宗教教育の役割
第4節 カトリック教会にとっての女子教育
第4章 非宗教の女子教育をめざして
第1節 皇后ウジェニーと教育への関心
第2節 公教育大臣による修道院寄宿学校調査
第3節 女子中等教育講座の開講
第4節 女子医学校設立計画
第5章 修道院寄宿学校と女子リセ・コレージュ
第1節 第三共和政の成立と反教権主義政策
第2節 女子中等教育法の成立
第3節 女子リセ・コレージュの設立
第4節 対抗する修道院寄宿学校
終章 女子修道院寄宿学校とは何であったのか
第1節 一九世紀フランスにおける修道院寄宿学校の盛衰
第2節 宗教的な女子教育から非宗教的な女子教育へ
第3節 二〇世紀以降の修道院寄宿学校と男女教育の同格化
あとがき
引用文献および主要参考文献
索引

著者|author

山内由賀(やまうち・ゆか)
1986年兵庫県生まれ。聖心女子大学卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程研究指導認定退学、博士(人間・環境学)。日本学術振興会特別研究員(DC2)を経て、現在は立命館大学、神戸女子大学非常勤講師。専門はフランス女子教育史、ジェンダーと教育。主な業績に「フランス第二帝政期における修道院寄宿学校の復興」『比較文化研究』No.110(2012年)、「19世紀フランスの女子教育における「針仕事」の変遷」『比較文化のまなざし』(2014年)、「フランス第二帝政期の修道院寄宿学校における「競争」と「褒賞」そして「罰則」――男子教育との比較を通して」『女性学年報』第38号(2017年)など。

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ともどもに生きようよ 協働愛ですごそうよ―よこはま児童文化研究所物語

ともどもに生きようよ 協働愛ですごそうよ

よこはま児童文化研究所物語

  • 立川勲(著)/2021年3月
  • 3000円(本体)/四六判並製428頁
  • 装丁:江森恵子(クリエイティブ・コンセプト)
  • 装画:平田季緒理・平田佳野璃

44年にわたり行っている、「障がいを受けた子ども」の発達援助活動。日々の実践から生まれた思想を語り、活動の実際を紹介する。

(ISBN 9784861107276)

目次|contents

まえがき
Ⅰ 協の道
Ⅱ 働の道
Ⅲ 愛の道
あとがき

著者|author

立川勲(たちかわ・いさお)
1944年山形県生まれ。横浜国立大学卒業後、お茶の水女子大学田口研究室にて「言語障害治療学」を修める。横浜市の公立学校に17年間勤務ののち、横浜国立大学附属養護学校の「言語指導教室」に勤務。44年前より、よこはま児童文化研究所の障害児発達援助の顧問を務める。
著書に『着実に育てる方法―お子さんの成長に不安のあるお母さんへ』(至文堂 1993)、『知的障害児のためのラーニング・ボックス学習法』(春風社 2004)、『母の愛が奇跡を生む―発達の遅れに挑むラーニング・ボックス学習法』(編著、春風社 2007)など。

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教室における政治的中立性―論争問題を扱うために

教室における政治的中立性

論争問題を扱うために

  • ダイアナ・E・ヘス(著)渡部竜也、岩崎圭祐、井上昌善(監訳)/2021年3月
  • 4500円(本体)/A5判上製346頁
  • 装丁:長田年伸

私たちはどのように意見を交わしているか?
論争のある問題を扱うことは、政治的に中立だと言えるか?
様々な立場が含まれざるをえない主張を扱い議論するための方法や構想を、学校教育の実証研究を挙げて具体的に分析。私たちの多様な見解から生じる価値対立の捉え方、および公教育と民主社会の関係を再考する。

(ISBN 9784861107184)

目次|contents

シリーズの編者による序文
謝辞
序文
第1部 論争的な政治的問題のケース
第1章 なぜ民主主義社会は論争を必要とするのか
第2章 学校で論争問題を議論することの理論的根拠
第3章 論争的な政治的問題についての定義
第2部 教室の内側
第4章 論争問題の議論についての巧みな教え方
第5章 私たちの中に潜んでいる多様性――教室におけるイデオロギー的多様性とその論争問題の議論への影響
第6章 見解の表明・非表明――教師の論争的選択
第3部 カリキュラム内部の論争
第7章 性質転換しつつあることを教える――何が正規の論争なのか、ということについての論争
第8章 9・11:子どもたちが教えをよく聞く究極の時間――補助教材や教科書は教室での論争をどのように扱うのか
第9章 教室でもっと論争問題を扱ってもらうために
参考文献
訳者解説
索引
著者・監訳者紹介

著者|author

ダイアナ・E・ヘス(Diana E. Hess)
イリノイ大学卒業後、高校の現場でしばらく社会科教師をした後、シカゴ憲法上の諸権利財団(CRFC)でカリキュラム教材開発に携わる。1990年代に公民教育研究で著名なワシントン大学のウォルター・パーカー氏の下に進学し、論争問題を学ぶ子どもたちや論争問題を教える教師たちに注目した調査研究の分野を切り開く。1998年にワシントン大学から博士号を授けられた後、1999年にウィスコンシン大学マディソン校教育学部に准教授として迎えられる。2009年に教授に昇任。現在はウィスコンシン大学マディソン校の第9代学部長に就任(2015年8月より)。合衆国の公民教育・民主主義教育の研究分野ではウェストハイマーらと並んで現在最も多くその研究が引用される。主な著書に『政治的な教室(The Political Classroom: Evidence and Ethics in Democratic Education)』(2015年)がある。2017年にグロマイヤー教育賞を受賞。2019年から全米教育アカデミー会員。

監訳者|translators

渡部竜也(わたなべ・たつや)
1976年生。東京学芸大学教育学部准教授。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了。博士(教育学)。専門は社会科教育学、カリキュラム論、授業設計論、教師教育、社会改造主義教育論研究。主な著訳書に『主権者教育論――学校カリキュラム・学力・教師』(春風社、2019年)、『アメリカ社会科における価値学習の展開と構造――民主主義社会形成のための教育改革の可能性』(風間書房、2015年)、『真正の学び/学力――質の高い知をめぐる学校再建』(フレッド・M・ニューマン著、共訳、春風社、2017年)。

岩崎圭祐(いわさき・けいすけ)
1993年生。佐川町立佐川中学校教諭。岡山大学大学院教育学研究科修士課程修了。修士(教育学)。専門は社会科教育学、論争問題学習。主な論文に「教師が個人的な見解を表明することの教育的効果――政治的中立性に関する議論への一提言」(『社会科教育研究』第139号、2020年)、「論争問題学習における教師の役割と立場――近年の米国社会科教育研究の動向をふまえて」(『社会科教育研究』第129号、2016年)。

井上昌善(いのうえ・まさよし)
1984年生。愛媛大学教育学部講師。兵庫教育大学連合学校養育学研究科博士課程修了。博士(学校教育学)。専門は社会科教育学、民主的な議論に基づく社会科授業構成論、主権者教育論に関する研究。主な著書・論文に『テキストブック公民教育』(分担執筆、第一学習者、2019年)、「熟議に基づく社会科授業構成の効果に関する研究――議論をとり入れた中学校社会科歴史的分野の単元開発を事例として」(『社会認識教育学研究』第34号、2019年)、「「同意の調達」を目指す議論に基づく社会科授業構成――中学校社会科地理的分野小単元「伊川防災プロジェクト」を事例として」(『社会系教科教育学研究』第30号、2018年)。

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Y専の歴史―横浜市立大学の源流【横浜市立大学新叢書12】

Y専の歴史

横浜市立大学の源流

  • 齊藤毅憲(著)/2021年1月
  • 2500円(本体)/A5判並製168頁
  • 装丁:矢萩多聞

明治期に創立し、戦時の苦難を経て、現在の横浜市立大学と横浜の高等教育の礎を築いたY専=横浜市立横浜商業専門学校の変遷をひもとく。【横浜市立大学新叢書12】
◆横浜市立大学新叢書「発刊の辞
(ISBN 9784861107160)

目次|contents

はしがき
1.少ないY専史研究
2.Y専創立までの主な経過
3.高等教育化への動きとY専のポジション
4.創立期におけるY専
5.Y専の充実と専任校長・前田幸太郎
6.「アメリカ研究」で成果をあげたY専
7.戦時に向かうなかでのY専
8.「学問の自由」への圧力と一部教員の検挙
9.『横浜商業専門学校一覧』にみる当時のY専
10.存続の危機にあったY専
11.戦争前半期のY専
12.戦争後半期のY専
13.『望雲』にみる「思い出の教師たち」
14.一九四五年の第十七回卒業式
15.終戦直後のY専
16.Y校校長・山田瑛の見た教師たちの回想
17.『望雲』における当時の教師生活
18.『Y専の沿革と回顧』におけるY専の再生
19.Y専は輝いていた!
20.私が出会った「Y専パーソン」
あとがき
Y専(横浜市立横浜商業専門学校)の主要沿革年表
主要参考資料

著者|author

齊藤毅憲(さいとう・たけのり)
1942年生まれ。横浜市立大学名誉教授。商学博士。専門は経営学・経営教育論。横浜市立大学商学部長、同大学院経済学研究科・経営学研究科長、全国ビジネス系大学教育会議会長、神奈川県人事委員会委員長ほかを歴任。現在、全国ビジネス系大学教育会議理事。
主な著書に『現代日本の大学と経営学教育』(成文堂、1981年)、『上野陽一――人と業績』(産業能率大学、1983年、日本経営協会「経営科学文献賞」受賞)、『経営学を楽しく学ぶ』(編著、中央経済社、1990年、4刷2020年) ほか、経営学関係の著書多数。

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教育のリーダーシップとハンナ・アーレント

教育のリーダーシップとハンナ・アーレント

  • ヘレン・M・ガンター(著)末松裕基、生澤繁樹、橋本憲幸(訳)/2020年12月
  • 3000円(本体)/四六判上製368頁
  • 装丁:桂川潤

指導すること=他者と関わり何かを始めることは、いまでも何らかの意味を有しているか――
英国の公教育における政策・経営の現代化改革がもたらした、全体主義的な影響を検討。擬制のなかで無自覚に行なわれうる受動的・均質的な思考をしりぞけ、学校・組織・政治と私たちの間にある関係、教育をめぐる〈活動〉の過程と意味を探る。

(ISBN 9784861107047)

目次|contents

凡例
略語一覧
日本語版序文
シリーズ序文
謝辞

第1章 ハンナ・アーレントを取り入れる
はじめに/ハンナ・アーレント/ハンナ・アーレントを読み、ともに思考する/本書の意義

第2章 ハンナ・アーレントとELMAの研究および実践
はじめに/ELMAと社会科学/アーレントとともに思考する――ELMAにとっての意義/アーレントの歴史的・政治的思考――ELMAにとっての意義

第3章 アーレントを使ってELMAについて思考する――政治と全体主義
はじめに/教育、教育、教育/全体主義の政治/全面的なリーダーシップ

第4章 アーレントを使ってELMAについて思考する――〈活動的生〉
はじめに/〈労働〉/〈仕事〉/〈活動〉/〈活動的生〉

第5章 アーレントを使ってELMAについて思考する――〈観照的生〉(デイヴィッド・ホールとの共同執筆)
はじめに/悪の凡庸さ/リーダーシップの凡庸さ/分散型リーダーシップの凡庸さ

第6章 アーレントとともに/抗して思考する
はじめに/アーレントとともに思考する/ジェンダーという課題/社会的なるものとともに思考する/「ブーメラン論」とともに思考する/一時休止

文献案内
訳注
訳者あとがき
文献一覧
索引
著訳者紹介

著者|author

ヘレン・M・ガンター(Helen M. Gunter)
英国マンチェスター大学教授。専門は教育政策学、教育経営学。社会学、政治学、歴史学の視点から教育のリーダーシップや統治、教師の力量形成といった教育経営の現代的課題とともに教育経営の理論史について研究を行なっている。著書に『教育を再考する――ジュラシック・マネジメントの帰結』(1997年)、『教育におけるリーダーとリーダーシップ』(2001年)、『リーダーシップと教育改革』(2012年)、『スクールリーダーシップの実践・研究の思想史』(2016年)、『公教育の政治学――改革の理念と課題』(2018年)、編著に『ニュー・パブリック・マネジメントと教育改革』(2016年)、『ハンナ・アーレント 暗い時代における教育的思考と実践――危機にある世界のための教育』(2020年)など(いずれも未邦訳)。

訳者|translators

末松裕基(すえまつ・ひろき)
東京学芸大学教育学部准教授。専門は学校経営学。主な著書・論文に『現代の学校を読み解く――学校の現在地と教育の未来』(春風社、2016年、編著)、『教育経営論』(学文社、2017年、編著)、“Finding Alternatives and/or Following Global Trends for School Leaders? Reflection of Educational Management in Japan”(Journal of the International Society for Teacher Education, Vol. 22, No. 1, 2018, 共著)。

生澤繁樹(いざわ・しげき)
名古屋大学大学院教育発達科学研究科准教授。専門は教育哲学、教育思想史。主な著書に『共同体による自己形成――教育と政治のプラグマティズムへ』(春風社、2019年)、『民主主義と教育の再創造――デューイ研究の未来へ』(勁草書房、2020年、共著)、『政治において正しいとはどういうことか――ポスト基礎付け主義と規範の行方』(勁草書房、2019年、共著)。

橋本憲幸(はしもと・のりゆき)
山梨県立大学国際政策学部准教授。専門は国際教育開発論、教育哲学。主な著書・論文に『教育と他者――非対称性の倫理に向けて』(春風社、2018年、日本比較教育学会平塚賞、国際開発学会奨励賞受賞)、「国際教育開発論の思想課題と批判様式――文化帝国主義と新自由主義の理論的超克」(『教育学研究』第86巻第4号、日本教育学会、2019年)、「教育はグローバル・ガバナンスを統御できるか――国際教育開発の理論的外部」(『国際開発研究』第25巻第1・2号、国際開発学会、2016年)。

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多様化する子どもに向き合う教師たち―継承語教育・補習授業校におけるライフストーリー研究

多様化する子どもに向き合う教師たち

継承語教育・補習授業校におけるライフストーリー研究

  • 瀬尾悠希子(著)/2020年9月
  • 3300円(本体)/A5判並製300頁
  • 装丁:長田年伸

複数の言語や文化の中で育つ子どもに、教師はどのように教えているか?

在外教育施設である補習授業校で行われる日本語/継承語教育の実状を、3人の教師の授業実践についての語りを分析することにより考察。子どもが言葉を学びつつ自己を育むことのできるよう、教師の専門知・実践知の構築と変容の過程を探求する。

(ISBN 9784861106934)

目次|contents

まえがき
序章 私のストーリー
第1章 継承語学校と変化に直面する補習授業校
1.1 マルチリンガル、マルチカルチュラルな子どもたちと継承語学校
1.2 変化に直面する補習授業校
第2章 教師を理解するためのアプローチ
2.1 教師研究の流れ
2.2 言語教師のアイデンティティに関する研究
2.3 教師のアイデンティティとナラティヴ―ConnellyとClandininの研究
2.4 本研究の立場
第3章 方法論の検討
3.1 ストーリーによる人間理解
3.2 ライフヒストリー(LH)と2つのライフストーリー(LS)
3.3 社会構成主義的なライフストーリー研究を行う理由
3.4 社会構成主義的なライフストーリー研究における調査者
第4章 調査の概要
4.1 リサーチ・クエスチョン
4.2 調査協力者の確定と協力依頼
4.3 インタビュー
4.4 データ分析
4.5 引用箇所、固有名詞の表記
第5章 多様性の中でのアイデンティティの確立を支援する―Aさん
5.1 Aさんとの出会いとインタビュー
5.2 Aさんが働く補習校
5.3?Aさんのストーリー
5.4 Aさんのストーリーの考察
第6章 子どもたちの発想や思考を深める―大村さん
6.1 大村さんとの出会いとインタビュー
6.2 大村さんが働く補習校
6.3 大村さんのストーリー
6.4 大村さんのストーリーの考察
第7章 子ども自身がしたいことを―田中さん
7.1 田中さんとの出会いとインタビュー
7.2 田中さんが働く補習校
7.3 田中さんのストーリー
7.4 田中さんのストーリーの考察
第8章 3人のストーリーの考察
8.1 補習校で教えはじめたときの支えとするストーリー
8.2 目の前の子どもたちの実情に対応する支えとするストーリーの原点
8.3 目の前の子どもたちの実情に対応する支えとするストーリーを具体化したこと
8.4 目の前の子どもたちの実情に対応する支えとするストーリーの表現
8.5 目の前の子どもたちの実情に対応する支えとするストーリーを生きることの意味
8.6 リサーチ・クエスチョンへの答え
8.7 本研究から得られる示唆と課題
終章 私のストーリーの変化

資料A Aさんのストーリーの主な出来事
資料B 大村さんのストーリーの主な出来事
資料C 田中さんのストーリーの主な出来事
あとがき
参考文献
索引

著者|author

瀬尾悠希子(せお・ゆきこ)
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部講師。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は日本語教育学。
主な論文に「教師の支えとするストーリーと教育実践」青木直子・マシュー=バーデルスキー編『日本語教育の新しい地図』(近刊、ひつじ書房)、「教師のやりとりから生まれる教育観の見つめ直し」細川英雄・鄭京姫編『私はどのような教育実践をめざすのか』(2013年、春風社)などがある。

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芦田恵之助の教育思想―とらわれからの解放をめざして

芦田恵之助の教育思想

とらわれからの解放をめざして

  • 山田直之(著)/2020年8月
  • 4000円(本体)/四六判上製320頁
  • 装丁:長田年伸

「書く」ことによって「自己」はどのように変わるか?
明治から昭和にかけて国語・綴方教育の変革に寄与した芦田恵之助の思想と実践を、自身の生涯や当時の新教育運動との関連をふまえその方法論から検討。「綴らせて導く」ことによる主体形成に向けた、教育原理と実践の往還を捉える。

(ISBN 9784861106880)

目次|contents

序章 問題設定
第一章 随意選題をめぐる諸解釈
第二章 随意選題思想の形成
第三章 「人文一致主義」を基底とする随意選題
第四章 「自己」確立のための随意選題――書記行為による〈主体〉育成の機制
第五章 随意選題における「修養」
第六章 随意選題における「同志同行」
第七章 随意選題の射程――その意義と可能性
終章 作文・綴方教育の展望
謝辞――あとがきにかえて
資料「授業記録――初舞台 尋二の修身教授」
芦田恵之助簡易年表
参考・引用文献一覧
論文初出
索引

著者|author

山田直之(やまだ・なおゆき)
1989年島根県生まれ。2017年にドイツ・オスナブリュック大学留学、2018年に広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了、博士(教育学)。2018年より現在、神戸女子大学文学部教育学科助教。専門分野は教育哲学、教育思想史、国語科教育。
著書に『教員養成を担う』(分担執筆、渓水社、2019年)、主な論文に「初期綴方運動への評価に対する批判的考察――芦田恵之助の『自己』、『文話』、『想』に着目して」(『教育新世界』第64号、世界新教育学会、2016年)、「芦田恵之助の綴方教育を再考する――『人文一致主義』の流布とその射程から」(『教育新世界』第65号、世界新教育学会、2017年)、「国語科作文教育における訓育的教授の探求――芦田恵之助の綴方教育を手がかりに」(『国語科教育』第87集、全国大学国語教育学会、2020年)。

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人生の意味を問う教室―知性的な信仰あるいは不信仰のための教育

人生の意味を問う教室

知性的な信仰あるいは不信仰のための教育

  • ネル・ノディングズ(著)、井藤元、小木曽由佳(訳)/2020年6月
  • 3000円(本体)/四六判上製310頁
  • 装丁:長田年伸

私はどこから来たのか、生きるとはどういうことか
あらゆる教科に実存的問いを。現代アメリカを代表する教育哲学者による批判的思考のレッスン
(ISBN 9784861106682)

目次|contents

訳者まえがき

序章
第1章 教室における実存的・形而上学的な問い
第2章 神々の性質
第3章 所属すること
第4章 フェミニズムと宗教
第5章 魂の不滅・救済・悲観主義
第6章 ヒューマニズムと不信仰
第7章 宗教的倫理と非宗教的倫理
第8章 学校でそのような授業は可能か

訳注
訳者あとがき
引用文献
索引

著者|author

ネル・ノディングズ(Nel Noddings)
1929年生まれ。タトガース大学で数学の修士号を取得。小学校教師、ハイスクールの数学教師、教育行政官をつとめた後、スタンフォード大学において教育哲学で博士号取得。アメリカ教育哲学会会長、デューイ学会会長、全米科学アカデミー会長などを歴任。スタンフォード大学名誉教授。著書は『ケアリング─倫理と道徳の教育 女性の観点から』(晃洋書房)、『教育の哲学─ソクラテスから〈ケアリング〉まで』(世界思想社)、『学校におけるケアの挑戦─もう一つの教育を求めて』(ゆみる出版)、『幸せのための教育』(知泉書館)など多数。

訳者|translators

井藤元(いとう・げん)
1980年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。現在、東京理科大学教育支援機構教職教育センター准教授。沖縄シュタイナー教育実践研究会顧問。著書『シュタイナー「自由」への遍歴─ゲーテ・シラー・ニーチェとの邂逅』(京都大学学術出版会)、『マンガでやさしくわかるシュタイナー教育』(日本能率協会マネジメントセンター)、監修『笑育─「笑い」で育む21世紀型能力』(毎日新聞出版)、編著書『ワークで学ぶ教育学 増補改訂版』『ワークで学ぶ道徳教育 増補改訂版』『ワークで学ぶ教職概論』(ナカニシヤ出版)など。

小木曽由佳(おぎそ・ゆか)
1983年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。臨床心理士、公認心理師。現在、同志社大学ウェルビーイング研究センター研究員。著書『ユングとジェイムズ─個と普遍をめぐる探求』(創元社)、共著書Analytical Psychology in a Changing World: The Search for Self, Identity and Community(Routledge)、訳書『危機介入の箱庭療法』(創元社)、『分析心理学セミナー1925─ユング心理学のはじまり』(創元社)、『ユング伝記のフィクションと真相』(創元社)、『死にゆく人と共にあること─マインドフルネスによる終末期ケア』(春秋社)など。

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