モアイに恋して

モアイに恋して

  • つきようこ(文・絵)/2006年7月
  • 1600円(本体)/B6横判上製・140頁

傷ついた女性を待っていたのは、遠くを見つめる大きな目。なぜ彼女は心に受けた深い傷から解放され、大いなる癒しを得られたのか?モアイが持つ不思議な力とは?イースター島の知られざる魅力をユニークな絵と言葉で綴る。
(ISBN 4861100798)

目次|indexs

Ⅰ 霊的オーラに包まれて
モアイのおふくろ
世界のへそ
イースター島に魅せられた女性
なぜモアイが生まれたのか
夜明けのモアイ
Ⅱ 私のモアイ
モアイの語源は?
南の島の巨大地蔵
島民の守り神
海は巨大な水平定規
モアイの耳
モアイの手はなぜ細い?
モアイはフンドシ一丁!
モアイのお○○○ン
癒しの像
レディースモアイに興味津々
Ⅲ ラパヌイはポリネシアン
太平洋芸術祭
西洋人顔のモアイ
なぜアングロサクソン系?
西洋人顔のルーツは?
モンゴルのはるかな旅路
Ⅳ 愛しのイースター島
えこひいきされる島
終の住処に
分かちあいの心
同棲なんて当たり前
島民の住所はみな同じ
どこから来たの? スズメさん
ディスコでカルメン
子宮回帰を感じるところ
マタキテランギ
天と地をつなぐ巨大竜巻

著者|author

つき ようこ
画家・エッセイスト。1944年東京生まれ。
1995年より、モアイとイースター島をテーマに油絵制作。

 

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山桜花

山桜花

  • 廣利千惠子著/2006年7月
  • 1429円(本体)/四六判並製・168頁

「再びの会いは叶わず病窓に広ごる畝傍の山桜花」重症心身障害児の養護教育に携わってきた著者が病に侵されながら教育への情熱と生命への畏敬を詠いつづけた遺作歌集。
(ISBN 4861100771)

著者|author

廣利千惠子(ひろとし・ちえこ)
昭和24岐阜県生まれ。大阪府立金剛コロニー重度棟の指導員として重度障害児の指導に当たる。その後、大阪府立八尾養護学校や藤井寺養護学校で重度障害児の教育に約30年間携わる。そのかたわら大阪教育大学大学院で研究活動をおこない、平成12年度より大阪教育大学と大阪樟蔭女子大学で教鞭を執る。平成13年、健診で癌を発見、手術後1年で再発。入退院を繰り返し、さまざまな療法を試みるも平成17年4月19日、安らかに永眠。

 

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冒険する身体―現象学的舞踊論の試み

冒険する身体

現象学的舞踊論の試み

  • 石渕聡/2006年7月
  • 3800円(本体)/A5判上製・250頁

舞踊(ダンス)とはなにか― 現象学的地平から「踊ること」を読み解き、ダンサーの道具とされてきた身体を解放する。ダンスカンパニー「コンドルズ」のダンサーである著者が展開する冒険的舞踊論!
(ISBN 4861100828)

目次|indexs

序章
第一節 舞踊とは何か
第二節 ランガーとシーツを超えて
第三節 議論の流れ
第一部 舞踊論の基盤―現象学的時間・空間・身体の概念
第一章 舞踊の現象学的考察からの出発
第一節 現象学という視点
第二節 舞踊研究の方法としての現象学
第二章 スザンヌ・ランガーとマクシーン・シーツの舞踊理論
第一節 ランガーの芸術論全般の主要概念
第二節 ランガー舞踊論の方法と帰結
第三節 ランガーとの比較によるシーツの舞踊論の構造分析
第三章 現象学の諸概念の舞踊理論への応用
第一節 時間性の一つのモデル
第二節 ダンサーの創造する空間
第三節 多層的な身体
第四節 舞踊・ダンサー・身体の関係性
第二部 「舞踊の身体」の構築へ向けて
第四章 舞踊における身体のあり方の構造
第一節 「身体が実現する舞踊」から「舞踊が実現する身体」へ
第二節 舞踊と身体との内的な関わり
第五章 表象としての舞踊の形成と機能
第一節 「舞踊なるもの」という表象の形成
第二節 舞踊表象を分別するものとしての「動き」
第六章 媒体論の拡張
第一節 媒体と内容の構造による諸要因の関係性
第二節 ダンサーによってもたらされる身体と動き
第三部 言語との関係における舞踊の認知
第七章 舞踊と言語的意味の基本的な関係
第一節 身振りを介した言語的契機
第二節 舞踊を分節して捉えること
第八章 舞踊の身体の分節契機の構造
第一節 身体の意味生成の二つの次元
第二節 身体の二つの次元における意味の分節契機
第九章 舞踊の身体認知の構造
第一節 舞踊の身体を立ち上げる契機としての「言語」と「動き」
第二節 舞踊の身体の受容
結章
第一節 舞踊の身体の諸相
第二節 舞踊の意味を生成するものとしての身体

著者|author

石渕聡(いしぶち・さとし)
1965年、群馬県生まれ。2000年、早稲田大学満期退学後フランスへ留学。現在、大東文化大学文学部専任講師・ダンスカンパニー「コンドルズ」所属。
「コンドルズ」オフィシャルサイト Condors Official Camp

 

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魔術師のたいこ

魔術師のたいこ

  • レーナ・ラウラヤイネン著/荒牧和子訳/2006年6月
  • 1500円(本体)/四六判上製・120頁

魔術師ツォラオアイビは、人間の世界を去る前に、たくさんの物語をこめた、たいこを残していってくれました…。フィンランド民話を題材にした静謐なファンタジー。好評『カレワラ物語』姉妹篇!
(ISBN 4861100755)
日本図書館協会選定図書

訳者|translator

荒牧和子(あらまき・かずこ)
1938年東京生まれ。現在、龍谷大学教授。訳書に『カレワラ物語―フィンランドの国民叙事詩』(春風社・原作『Suomen Lasten KALEVALA』Kirsti Mäkinen著)、『七回の東方旅行』(中央公論社・原作『Seitsemän Retkea Itään』G. J. Ramstedt著)ほか。

 

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自遊をもとめて

自遊をもとめて

  • 小野宗芳/2006年5月
  • 1500円(本体)/四六判上製・256頁
  • 装丁:長田年伸

進行性の疾患を患いながらも、サラリーマン時代に培った多趣味を生かし、早期退職後、旅行、骨董、歴史研究、絵画等に時間を費やし第二の人生を満喫。ついに自分の家、ギャラリーまで作ってしまった!
(ISBN 4861100720)

目次|indexs

出会いについて
自己について
美と歴史について
旅について
社会について

著者|author

小野宗芳(おの むねよし)
1947年、愛知県岡崎市生まれ。1971年、大学卒業とともに医薬品会社に就職。2005年健康問題で早期退職。在職中より多くの外国を訪れ、各種の文化活動に邁進。現在、妻とギャラリー〝一会〟を運営、各種講師などで活躍中。
<著作>
『わたくし美術館』(尾崎正教著、第三巻、文化書房博文社)ほか、『助産婦雑誌』、『浮世絵春秋』、『チルチンびと』などに収載

 

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古代文字史料の中心性と周縁性

古代文字史料の中心性と周縁性

  • 立教大学東アジア地域環境問題研究所 浦野聡・深津行徳編/2006年4月
  • 3500円(本体)/A5判上製・380頁

<地方>の木簡や石碑などの遺存記録史料が<中央>の文献史料では得られない歴史を解明。英国、韓国、日本という異文化圏の学者12人による世界に例を見ない研究報告集。
(ISBN 4861100674)

目次|indexs

総論
古代東アジア史料の世界
古代日本史料の世界
ローマ帝国における官僚制と文書
慣習と伝統
古代日本からみた東アジアの漢字文化とメンタリティの多様な成り立ち
東方ギリシア碑文における石の上での「公」「私」の対話
古代世界におけるギリシア人と名前―伝統と革新―
主題と内容
近年出土した中国古代の法律
東アジア辺境軍事施設の経営と統治体制―新羅城山山城木簡を中心に―
古代日本における地方社会と文字
後期ローマ帝国における台帳碑文―その社会的・財政的含意についての若干の考察―
時間的・空間的分布と偏在
木簡はどういう所から出土するか?
西方辺境からの言葉―ウェールズとカーライル出土の書板―

著者|author

李 基東(東国大学)
石上 英一(東京大学)
アラン・K・ボウマン(オックスフォード大学
新川 登亀男(早稲田大学)
チャールズ・V・クロウザー(オックスフォード大学)
エレイヌ・マシューズ(オックスフォード大学)
冨谷 至(京都大学)
李 成市(早稲田大学)
平川 南(国立歴民俗博物館)
浦野 聡(立教大学)
寺崎 保広(奈良大学)
ロジャー・トムリン(オックスフォード大学)

 

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「日英同盟」協約交渉とイギリス外交政策

「日英同盟」協約交渉とイギリス外交政策

  • 藤井信行/2006年4月
  • 2190円(本体)/四六判上製・196頁

ソールズベリは「名誉ある孤立」を破ったのか? 19世紀末におけるイギリスの伝統的外交政策とは何だったのか。日英両国の外交文書を並列・精査し、政局が動く瞬間を緻密に描く欧州国際関係史。
(ISBN 4861100712)

目次|indexs

まえがき
第Ⅰ部 第一次世界大戦の勃発とイギリス外交政策
第一章 ソールズベリと一九世紀からのイギリス外交政策の伝統
第一節 「孤立政策」から「協商」へ―イギリス外交政策の転換?
第二節 研究史的考察
第三節 ソールズベリの対ロシア政策
第二章 第一次世界大戦への道
第一節 大戦の諸原因(研究史的考察)
第二節 ボスニア危機(一九〇八~〇九年)
第三節 バルカン戦争(一九一二~一三年)とイギリス外交政策
第四節 サライェボ事件(一九一四年)
第五節 大戦の勃発とイギリス外交政策
第Ⅱ部 「日英同盟」協約交渉とイギリス外交政策
第三章 イギリスの東アジアにおける対ロシア政策と ドイツとの同盟の可能
第一節 東アジアにおける対ロシア政策―「日英同盟」協約の公式交渉以前〈一〉
第二節 ドイツとの同盟の可能性と一九〇一年の対ドイツ同盟交渉
第四章 「日英同盟」協約交渉とイギリスの対東アジア政策
第一節 日本との「反ロシアではない協定」の模索―公式交渉以前〈二〉
第二節 日本案の提出と対ロシア交渉の停止
第三節 イギリス草案の提出とランスダウン外相
第五章 まとめ―「日英同盟」協約交渉とイギリス外交政策
あとがき
付録 外務省外交史料館所蔵記録 第一回日英協約全文(和文・英文)
参考文献一覧
索引

著者|author

藤井 信行(ふじい・のぶゆき)
川村学園女子大学人間文化学部教授。専攻は19世紀ヨーロッパ国際関係史および観光歴史学。

担当編集者から

年表にまとめてみればたったの数行。本書は、歴史がこの数行に収斂していくまでを丁寧に描く。各国あらゆる人々の思惑が渦巻いた一部始終は、まるでドキュメンタリー映画を見るよう。表紙装丁には外務省外交史料館所蔵の第一回日英協約の写真を配し、巻末付録のテキストと照合してみる楽しみも![-井戸川-]

 

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ビジネス・コミュニケーションを学ぶ―これから社会で活躍する人のために

ビジネス・コミュニケーションを学ぶ

これから社会で活躍する人のために

  • 福原英子,平田有史郎,雲野加代子/2006年4月
  • 2095円(本体)/A5判並製・208頁

ビジネスマナーの基本と理論、ファイリングや情報の扱い方、若者が苦手とする敬語表現まで丁寧に解説。注意点をコンパクトにまとめ、文書例に英、中、ハングル訳を併記するなど非常に実践的。
(ISBN 4861100690)

目次|indexs

第1章 ビジネス・コミュニケーションとは
I ビジネス・コミュニケーションとは
II ビジネスと文化
III 文化とコミュニケーション・スタイル
第2章 話しことばによるコミュニケーション
I 話し方・聞き方
II 敬語表現
III 電話応対
IV 来客応対
V プレゼンテーション
第3章 書きことばによるコミュニケーション
I ビジネス文書とは
II ビジネス文書の表記法
III ビジネス文書の表現法
IV 社内文書の作成
V 社外文書の作成
VI 社交文書の作成
第4章 英語によるコミュニケーション
I 英語文章表現の基本
II 英語の敬意・丁重表現
III 英・中・日・韓(ハングル)―ビジネス文例集
IV 英文ビジネス文書
第5章 文書の整理・保管
I ファイリング・システム
II 文書の整理・保管
III 資料の整理・保管
第6章 情報活用
I 情報とは何か
II 情報化社会とは何か
III 情報化社会の問題
IV 情報機器の活用

著者|author

福原英子(ふくはら・ひでこ)
大阪観光大学教授。日本国際秘書学会会員。
平田有史郎(ひらた・ゆうしろう)
学校法人明浄学院教育支援センター教授。日本ビジネス実務学会会員。
雲野加代子(うんの・かよこ)
学校法人明浄学院教育支援センター助教授。日本ビジネス実務学会会員、日本女性学会会員。

 

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南海物語

南海物語

  • ジャック・ロンドン(著) 深沢広助(訳)/2006年4月
  • 2600円(本体)/四六判上製・300頁

「私たちはハリケーンの猛襲の中で出会い、鮫の猛攻の中で別れた」死を賭した友情を描く名篇「異教徒」他、南の海を舞台にくり広げられる冒険と残酷の物語。『野生の呼び声』で名高い作家の知られざる傑作!
日本図書館協会選定図書
(ISBN 4861100704)

目次|indexs

マプヒの家
鯨の歯
マウキ
ヤー!ヤー!ヤー!
異教徒
怖ろしいソロモン諸島
大胆不敵な白人
マッコイの子孫

著者|author

ジャック・ロンドン
1876年サンフランシスコ生まれ。『野性の呼び声』(1903)によって、一躍流行作家となる。以後20年間に53冊の著書と200以上の短篇小説を発表した。代表作に、『白牙』『どん底の人々』など。

訳者|translator

深沢広助(ふかざわ・ひろすけ)
関東学院大学文学部教授。著書に『ジャック・ロンドン一人・文学・冒険』(北星堂)など。

担当編集者から

訳者の深沢先生はたのしい方で、なんと演歌歌手(!)でもある。見本をお持ちしたとき、ビールをゴチになりながらハードボイルドが好きだと話を振ると、「色めいた恋愛ものなんて訳すと、なんか気恥ずかしくてね。娘に読まれてお父さんこんなことしてんの、なんて思われるのがさ。恋愛やるのは好きだけどさウシシ…」と。かく語る訳者の乾いた「ハードボイルド」な訳文。ご堪能ください。[-内藤-]

 

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Distortion in the Study of Japanese Modern and Contemporary Economic History

Distortion in the Study of Japanese Modern and Contemporary Economic History

  • 高橋衞(著)/マーク・チャン(訳)/2006年3月
  • 3500円(税込)/四六判並製・220頁

日本の近代化の過程における、重要な局面で政策を決定づけてきた思想について、明治維新から戦中・戦後までの経済史や経営史を中心に批判的検証を試みた『明治から昭和へ―選択の屈折』の英語翻訳版!
(ISBN 4861100453)

目次|indexes

ChapterⅠ Meiji Restoration and Japan Modernization Debate
ChapterⅡ Change in Direction After Russo-Japanese War
ChapterⅢ The First World War and Industrial Rationalization
ChapterⅣ Growing Right-wing Tendency,Para-revolution and War
ChapterⅤ The Japanese Capitalism Debate During and After the War

著者|author

高橋衞
1929年大阪市生まれ。広島大学名誉教授、福山大学名誉教授。

訳者|translator

マーク・チャン
台湾生まれ。昭和女子大学講師。国際文化研究所所属。

 

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