クリス・ボルディック選 ゴシック短編小説集

クリス・ボルディック選

ゴシック短編小説集

  • クリス・ボルディック(編)/石塚則子,大沼由布,金谷益道,下楠昌哉,藤井光(編訳)/2012年2月
  • 3500円(本体)/四六判上製568頁
  • 装丁:矢萩多聞

ゴシック小説の系譜を一望できる最良のアンソロジー!
シェリダン・レ・ファニュ,マルセル・シュウォッブ,アンジェラ・カーターなど,古今東西の33編を訳出。日夏耿之介による抄訳「アッシャア屋形崩るるの記」を付録として収録。
(ISBN 9784861102981)
日本図書館協会選定図書

目次|indexes

序論:クリス・ボルディック (訳=下楠昌哉)
第Ⅰ部 はじまり
第Ⅰ部注釈:クリス・ボルディック
サー・バートランド―断片 (1773):アンナ・レイティティア・エイキン (訳=下楠昌哉)
モントレモスの毒殺者 (1791):リチャード・カンバーランド (訳=藤井光)
修道士による物語 (1792):作者不詳 (訳=藤井光)
レイモンド―断片 (1799):「若者」 (訳=大沼由布)
罰せられた親殺し (1799):作者不詳 (訳=大沼由布)
フィッツ=マーティン大修道院の廃墟 (1801):作者不詳 (訳=大沼由布)
復讐の僧あるいは運命の指輪 (1802):アイザック・クルッケンデン (訳=下楠昌哉)
第Ⅱ部 19世紀
第Ⅱ部注釈および『オックスフォード版ゴシック物語集』収録作品一覧:クリス・ボルディック
占星術師の予言あるいは狂人の運命 (1826):作者不詳 (訳=大沼由布)
解剖学者アンドレアス・ヴェサリウス (1833):ペトリュス・ボレル (訳=下楠昌哉・大沼由布)
レディー・エルトリンガムあるいはラトクリフ・クロス城 (1836):J・ワダム (訳=金谷益道)
ティローンのある一族の歴史の一章 (1839):シェリダン・レ・ファニュ(訳=下楠昌哉)
セリーナ・セディリア (1865):ブレット・ハート (訳=下楠昌哉)
オララ (1885):ロバート・ルイス・スティーヴンソン (訳=金谷益道)
グリーブ家のバーバラ (1891):トマス・ハーディ (訳=金谷益道)
血まみれブランシュ (1892):マルセル・シュウォッブ (訳=大沼由布)
黄色い壁紙 (1892):シャーロット・パーキンス・ギルマン (訳=石塚則子)
ハーストコート屋敷のハースト (1893):E・ネズビット (訳=石塚則子)
第Ⅲ部 20世紀
第Ⅲ部注釈および『オックスフォード版ゴシック物語集』収録作品一覧:クリス・ボルディック
蔓草の家 (1905):アンブローズ・ビアス (訳=藤井光)
ジョーダンズ・エンド (1923):エレン・グラスゴー (訳=石塚則子)
アヴェロワーニュの逢引 (1931):クラーク・アシュトン・スミス (訳=下楠昌哉)
アシャムのド・マネリング嬢 (1935):F・M・メイヤー (訳=大沼由布)
カルデンシュタインの吸血鬼 (1938):フレデリック・カウルズ (訳=金谷益道)
クライティ (1941):ユードラ・ウェルティ (訳=藤井光)
血まみれの伯爵夫人 (1968):アレハンドラ・ピサルニク (訳=藤井光)
愛の館の貴婦人 (1979):アンジェラ・カーター (訳=藤井光)
ヤギ少女観察記録 (1988):ジョイス・キャロル・オーツ (訳=藤井光)
付録 アッシャア屋形崩るるの記 (1839):エドガア・アラン・ポオ (訳=日夏耿之介)
解説

編者|editor

クリス・ボルディック(Chris Baldick)
ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ英文学・比較文化学科教授。著作に、The Social Mission of English Criticism 1880-1922、In Frankenstein’s Shadow: Myth, Monstrosity and Nineteenth-Century Writing(邦訳『フランケンシュタインの影の下に』[国書刊行会])、Criticism and Literary Theory 1890 to the Present、The Oxford Dictionary of Literary Terms、The Concise Oxford Dictionary of Literary Termsなど、多数。

編訳者|translators

石塚則子(いしづか・のりこ)
同志社大学文学部英文学科教授。主な著作に、「語られぬ物語の再構築」(E・ウォートン論)『表象と生のはざまで―葛藤する米英文学』(南雲堂)、「シャーロット・パーキンス・ギルマンのメディア戦略」『メディアと文学が表象するアメリカ』(英宝社)。
大沼由布(おおぬま・ゆふ)
同志社大学文学部英文学科助教。主な著作に、“‘Go to the Ant’: Appropri-ations of the Classical Tradition in Mandeville’s Travels,” Studies in English Literature 47、「マンデヴィルと旅行記」『中世イギリス文学入門―研究と文献案内』(雄松堂)。
金谷益道(かなや・ますみち)
同志社大学文学部英文学科准教授。主な著作に、『イギリス文学への招待』(共編著、朝日出版社)、「新しい時代の破壊の音」(V・ウルフ論)『表象と生のはざまで―葛藤する米英文学』(南雲堂)。
下楠昌哉(しもくす・まさや)
同志社大学文学部英文学科教授。主な著作に、『妖精のアイルランド―「取り替え子」の文学史』(平凡社新書)、主な訳書に、A・L・マカン『黄昏の遊歩者』(国書刊行会)。
藤井光(ふじい・ひかる)
同志社大学文学部英文学科助教。主な訳書に、D・ジョンソン『煙の樹』(白水社)、W・タワー『奪い尽くされ、焼き尽くされ』(新潮社)。

 

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ラフカディオ・ハーンとジェイムズ・トムソン―『四季』をめぐって

ラフカディオ・ハーンとジェイムズ・トムソン

『四季』をめぐって

  • 先川暢郎/2011年12月
  • 3333円(本体)/四六判上製286頁
  • 装丁:長田年伸

ハーンによるトムソンの『四季』に対する評価を考察しつつ,イギリス近代自然詩の源流としてのトムソンの再評価を促がし,両者に共通するケルト性をあきらかにする。
(ISBN 9784861102851)

目次|indexs

序 ハーンのトムソン『四季』評価
第1章 『四季』―「冬」と「春」を中心に
1.自然の脅威
(1)トムソンの「冬」の死と霊性と生命
ⅰ)生と死の弁証法
ⅱ)「冬」の活力とキリスト教的霊性
ⅲ)神の戒めと愛と恵み
(2)ハーンの海の生命と死と霊性
ⅰ)ハーンと海
ⅱ)海―命と死の権化
ⅲ)海の音楽
2.トムソンの「春」の愛と生命
ⅰ)春の鳥
ⅱ)ハーンと鳥の歌
ⅲ)ハーンと民衆の歌
ⅳ)春の甦り
第2章 『四季』―「夏」と「秋」を中心に
1.ハーンの熱帯志向
2.ハーンと虫
3.虫と命の連鎖
4.宇宙と存在の環
5.トムソンと科学
第3章 『四季』―愛、メランコリー、自然観を中心に
1.「秋」のラヴィーニア物語
2.トムソンと動物愛
3.トムソンと愛国心
4.トムソンとハーンのメランコリー
5.自然観における科学と宗教
第4章 ケルトと日本をつなぐ怪異
1.ハーンにおける怪異
2.トムソンにおける怪異
○後記
○注
○付録(『四季』、『無為城』および「四季賛歌」からの引用原文)
○主な参考文献(本文中に引用した資料を除く)

著者|author

先川暢郎(さきかわ・のぶお)
1944年生まれ
慶應義塾大学文学部卒業
現在、拓殖大学政経学部教授、日本カレドニア学会会員
主著訳書
『ラフカディオ・ハーン入門』(ブイツーソリューション、共著)
『スコットランドの歴史と文化』(明石書店、分担執筆)
『アイルランドの神話と民話』(彩流社、共訳)

 

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スウェーデン民話名作集II

スウェーデン民話名作集II

  • 薮下紘一/2011年10月
  • 1905円(本体)/四六判並製・204頁
  • 装丁:後藤葉子/挿画:松本里美

殺めようとした少女と結ばれる王子、あらゆるものを呑みこむ巨人、妖精に取憑かれたヴァイオリン、時が破滅に追いやった王と王女の愛……。教えと運命を語り継ぐ15の物語。

(ISBN 9784861102882)

目次|indexs

七つの星
卑怯な兄と賢い弟
狼人間
自信過剰
召使いラッセ
夢見る人たち
巨人とリス
王子とフロリンナ
小川の馬
しあわせ
コックのペレ
金のリンゴがなる木
美しいマルグレート
トロールの心臓
至福の島

訳者|translator

薮下紘一(やぶした・こういち)
樺太に生まれる。北海道教育大学、北海道大学文学部卒業、広島大学大学院文学研究課修士課程修了、言語学修士。1981~84年、ウプサラ大学北欧語学科 客員研究員。2004~06年、メーラルダーレン大学人文科学科客員研究員。現在、駒澤大学総合教育研究部外国語第二部門教授。訳書に、『北欧語入 門』(M. Oʼ C. ウォルシュ著、北海道大学図書刊行会)がある。

 

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乱歩彷徨―なぜ読み継がれるのか

乱歩彷徨

なぜ読み継がれるのか

  • 紀田順一郎/2011年10月
  • 1905円(本体)/四六判上製・268頁
  • 装丁:毛利一枝/レイアウト:矢萩多聞

巨匠の変転を跡づける優れた評論
本書は芸術的潔癖さゆえの、巨匠乱歩の創作上の激しい苦悩と矛盾に満ちた作風の変転を見事に跡づけた優れた評論である。特に豊かな書誌学的な知識を駆使して、『怪人二十面相』などの少年ものや戦時下と戦後の乱歩の変貌を論じた章は一際輝きを放っている。(権田萬治)
第61回日本推理作家協会賞受賞後第一作
(ISBN 9784861102844)
日本図書館協会選定図書

重版出来!

立ち読み|Look inside!

こちらからどうぞ。

書評|book reviews

ミステリマガジン』(2012年1月号/2011年11月25日発売):松坂健氏
日本経済新聞』(2011年11月27日):有栖川有栖氏
産経新聞』(2011年12月4日):権田萬治氏
東京新聞』(2011年12月4日):郷原宏氏
『西日本新聞』(2011年12月18日):郷原宏氏(『東京新聞』と同じ)
『北海道新聞』(2011年12月18日):郷原宏氏(『東京新聞』と同じ)
朝日新聞』(2011年12月25日):荒俣宏氏(書評委員お薦め「今年の3点」)
朝日新聞』(2012年1月15日):横尾忠則氏
週刊新潮』(2012年1月19日)
毎日新聞』(2012年1月29日) :荒俣宏氏(「この人・この3冊」)
赤旗』 (2012年3月4日)

鼎談|tripartite talk

『週刊読書人』2011年11月18日発売号に掲載されました。
こちらをご覧ください。

目次|indexs

第Ⅰ部 乱歩低迷
1 深夜の瞑想
2 「探偵小説」の曲がり角
3 「眼高手低」の自覚
4 新時代の探偵小説を開拓
5 エログロ・ナンセンス時代の旗手へ
6 二重世界願望と郷愁と
7 休筆宣言と放浪
8 低迷の上に弾圧
9 本格探偵小説の復活を信じて
10 評論集の隠された意図
11 第一人者の再生演出
12 再コード化への道
第Ⅱ部 乱歩彷徨
1 少年雑誌という舞台
2 『怪人二十面相』における心理洞察
3 『怪人二十面相』の読者像
4 休載の謎をめぐって
5 『怪人二十面相』の基調変化
6 「誘拐」という記号
7 乱歩作品の異質性
8 なぜ「少年倶楽部」に起用されたか
9 二十面相はいかにして教育的となったか
10 「国民精神総動員」下の探偵もの
第Ⅲ部 乱歩変容
1 「じつにおどろくべき変化」
2 戦中体制への「協力」
3 追い詰められた戦争末期
4 劇的な性格変化とその意味
5 少年ものと旧作再録
6 再起への苦闘
7 推理小説界の振興に向けて
8 戦後も持続した「社会活動」
9 第二の創作『幻影城』
10 全集という名の評価
11 松本清張という名のライバル
12 乱歩は清張をどう評価したか
13 清張は乱歩をどう評価したか
14 乱歩復活と幻想怪奇ブームの実態
15 激動の時代をこえて殿堂入り
第Ⅳ部 乱歩復活
1 《創造者》の自覚
2 「私を怖わがらせた批評家」
3 「文芸球場」の「ピンチ・バッタア」
4 「一本の藁」と「新しき神」
5 居心地のよくない「大衆文学」
6 《もう一つの可能性》を夢見て
7 「エログロ」からの距離
8 精神分析と同性愛への関心
9 《第二の創作》への情熱
10 『幻影城』、自己回復と再生の企て
11 『探偵小説四十年』の隠された意味
12 ライバル松本清張と《一人の芭蕉》
あとがき
参考文献
乱歩主要作品一覧
乱歩略年譜

著者|author

紀田順一郎(きだ・じゅんいちろう)
評論家、作家。1935年、横浜市に生まれる。慶応義塾大学経済学部卒。
書物論、近代史などを専門として評論活動を行うほか、創作も手がける。
『幻想と怪奇の時代』(松籟社)により、第61回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)受賞
主な著書に『紀田順一郎著作集』全八巻(三一書房)、
『戦後創成期ミステリ日記』、『怪奇幻想譚の世界』(いずれも松籟社)、
『日記の虚実』、(筑摩書房)、『幕末明治傑物伝』(平凡社)、
『名著の伝記』(東京堂出版)、『日本博覧人物史』(ジャストシステム)、
『東京の下層社会』(筑摩書房)、『横浜少年物語』(文藝春秋)、
『第三閲覧室』(新潮社)、『古本屋探偵の事件簿』(東京創元社)など。
主な訳書として『M・R・ジェイムズ怪談全集』(東京創元社)がある。

ウェブサイト「紀田順一郎 書斎の四季

 

 

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作品は「作者」を語る―アラビアン・ナイトから丸谷才一まで

作品は「作者」を語る

アラビアン・ナイトから丸谷才一まで

  • ソーントン不破直子・内山加奈枝(編著)/2011年10月
  • 2857円(本体)/四六判並製・334頁
  • 装丁:矢萩多聞

ロラン・バルト以後の「作者」とは何か? 『百年の孤独』に深い影響を与えた『アラビアン・ナイト』、ヘミングウェイの身体性が抜きがたく刻み込まれた『ニック・アダムズ物語』、時空を越えた幽霊としての作者を示した丸谷才一『輝く日の宮』など、8つの視点から「作者」を探究する。
(ISBN 9784861102929)
日本図書館協会選定図書

書評|book reviews

・「毎日新聞」(2011年12月11日):高樹のぶ子氏
・「毎日新聞」(2012年1月8日):渡辺保氏

目次|indexs

第1章    『アラビアン・ナイト』―「作者の死」とシェヘラザードの語り 【小泉 泉】
第2章    ヒエロニモの沈黙―『スペインの悲劇』における作者と権力 【佐藤達郎】
第3章    模倣と剽窃の異国ロマンス―アメリカ・ジャポニスム小説と「作者」 【中地 幸】
第4章    夏目漱石が現代批評に与える「生きたもの」―『こころ』における主体と倫理 【内山加奈枝】
第5章    メタフィクション「大きな二つの心臓のある川」を書いたのは誰か?―ヘミングウェイと「作者」の身体 【小笠原亜衣】
第6章    リチャード・ライト『ブラック・ボーイ』が語る「作者」像 【升田光子】
第7章    ジェフリー・ダーマーを描くことはできるのか?―ジョイス・キャロル・オーツの『生ける屍』における作者観 【森井美保】
第8章    「作者」という幽霊、「読者」という未来―丸谷才一『輝く日の宮』の作者観 【ソーントン不破直子】

執筆者|authors

小泉 泉(こいずみ・いずみ)
日本女子大学、跡見学園女子大学、武蔵野大学、首都大学東京非常勤講師
佐藤達郎(さとう・たつろう)
日本女子大学文学部英文学科准教授
中地 幸(なかち・さち)
現在都留文科大学文学部英文学科教授
内山加奈枝(うちやま・かなえ)
日本女子大学文学部英文学科講師
小笠原亜衣(おがさわら・あい)
玉川大学工学部ソフトウェアサイエンス学科准教授
升田光子(ますだ・みつこ)
日本女子大学、慶応義塾大学非常勤講師
森井美保(もりい・みほ)
山梨学院大学、東京都市大学、日本女子大学非常勤講師
ソーントン不破直子(そーんとんふわ・なおこ)
日本女子大学名誉教授

 

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イギリス イメージ横断―表象と文学

イギリス イメージ横断

表象と文学

  • 要田圭治・田原光広・吉本和弘(編)/2011年8月
  • 3333円(本体)/四六判上製・284頁
  • 装丁:矢萩多聞

ヴィクトリア朝時代の弁護士アーサー・マンビーは,下層階級の女性労働者の写真を収集しつづけた。彼はそこに何を求めたのか…。
他に,ジョージ・オーウェル,ウィリアム・ブレイクなど,18世紀から20世紀までの多彩なイギリス文化・文学を取り上げ,その諸相に分け入る。
(ISBN 9784861102783)

目次|indexs

Ⅰ 文化論
第1章:アーサー・マンビーの写真コレクション―女性労働者の表象と脱階級のストラテジー〔吉本和弘〕
第2章:クリスマス・ママーズのポリティクス―トルコの騎士という表象〔潟山健一〕
第3章:描かれた女たち―フロイト的ナルシシズムと近代資本主義〔本田蘭子〕
Ⅱ 小説
第4章:ジェイン・オースティン―女性たちの「もう一つの選択肢」〔名原千絵〕
第5章:解剖学の怪物―『フランケンシュタイン』の身体と家族〔徳田加奈〕
第6章:『ダロウェイ夫人』の地下水脈〔伊東保〕
第7章:『ダロウェイ夫人』とトランセンデンタリズム〔土井悠子〕
第8章:『動物農場』と庶民の夢〔鷲野博文〕
Ⅲ 詩・戯曲・散文
第9章:輪郭とぼかしの間―ブレイクの『フランス革命』前夜〔中山文〕
第10章:ハーンの「焼津にて」に見る海体験と霊的世界の深淵〔横山純子〕
第11章:眠らないロミオが見た「夢」と「幻覚」に凝らされた意匠―バズ・ラーマンの映画William Shakespeare’s Romeo + Juliet(一九九六)考〔住田光子〕
あとがき〔要田圭治〕

編者|editors

要田圭治(かなめだ・けいじ)
広島大学
主な業績:
「一八三〇年代の小説―新しい警察、そして群衆の誕生」『ヴィクトリア朝小説と犯罪』西條隆雄編、音羽書房鶴見書店、2002年
『ヴィクトリア朝の生権力と都市』音羽書房鶴見書店、2009年
田原光広(たはら・みつひろ)
広島大学
主な業績:
「イギリスのナショナル・アイデンティティーとフランス革命―エドマンド・バークの『フランス革命の省察』を中心に」『地域文化研究』第29巻、2003年
「自国意識をめぐるバイロンの葛藤―The Island を中心に」『英詩評論』第26号、中国四国イギリス・ロマン派学会、2010年
吉本和弘(よしもと・かずひろ)
県立広島大学
主な業績:
「ジョウゼフ・コンラッド―『闇の奥』に交錯する二つの声」他二編『英文学の内なる外部―ポストコロニアリズムと文化の混交』山崎弘行編、松柏社、2003年
「成長しない少年と冒険物語の終焉―J・M・バリーの『ピーター・パン』について」姫路獨協大学外国語学部紀要第18号、2005年
「マザーグースと『アリス』―ノンセンスを生みだす音の構造」『英詩評論』第27号、2011年

 

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ショートカットの女たち

ショートカットの女たち

  • パトリス・ルコント(著)/桑原隆行(訳)/2011年6月
  • 2000円(本体)/四六判・上製・270頁
  • 装丁:矢萩多聞

ぼくはトマ、いい奴。今から三年以内に花嫁を探す。条件は、ショートカットであること・・・。名匠ルコント監督が描く、映画のようなおかしな婚活小説! ルコント氏本人による「日本語版のためのまえがき」付き。
(ISBN 9784861102776)
日本図書館協会選定図書

著者|auteur

パトリス・ルコント(Patrice Leconte)
1947年、パリ生まれのフランスの映画監督。『タンデム』(87年)や『仕立屋の恋』(89年)で高い評価を受ける。主な作品に、『髪結いの亭主』(90年)、『イヴォンヌの香り』(94年)、『橋の上の娘』(98年)、『列車に乗った男』(2003年)、『ぼくの大切なともだち』(06年)等。本書『ショートカットの女たち』は彼のはじめての小説作品。

訳者|traducteur

桑原隆行(くわはら・りゅうこう)
福岡大学人文学部フランス語学科教授。

 

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こんにちはチェホフ!―三つの短編を訪ねる

こんにちはチェホフ!

三つの短編を訪ねる

  • 村手義治(編訳)/2011年6月
  • 2000円(本体)/四六判・上製クロス装・212頁
  • 装丁・装画:山本美智代

スノビズムに埋もれた青年、男の出世社会を蹴散らす若き人妻……。ユーモアとやさしい人間観察に富んだチェホフの『犬を連れた奥さん』『イオーヌィチ』『首に掛ったアンナ』を段落ごとに解説をまじえながら読みすすむ新しいスタイルの翻訳&作品論。
(ISBN 9784861102790)
日本図書館協会選定図書

編訳者│editor/translator

村手義治(むらて・よしはる)
早稲田大学文学部露文学専修卒業。元創価大学文学部ロシア語専攻教授。訳書に、ゴーゴリ『検察官』、ゴーリキー『私の大学』、レム『宇宙創世期ロボットの旅』、ギリャロフスキー『帝政末期のモスクワ』『わが放浪 わが出会い』などがある。

 

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民話の森の歩きかた

民話の森の歩きかた

  • 樋口淳/2011年5月
  • 2381円(本体)/四六判並製・344頁
  • 装丁:後藤葉子/装画:にしざかひろみ

シンデレラは日本にもいる? 赤ずきんはドイツ人、それともフランス人? 青ひげはジャンヌ・ダルクの心の友? 長靴をはいた猫の仕掛けた罠は? 眠れる森の美女のお肌のひみつとは? 世界中で語りつがれる5つの物語を読み解く。
(ISBN 9784861102738)
日本図書館協会選定図書

目次|indexs

第Ⅰ章 シャルル・ペローとヴェルサイユの民話
第Ⅱ章 世界の民話「シンデレラ」
第Ⅲ章 ペローとグリムの赤ずきん
第Ⅳ章 「赤ずきん」と「ヘンゼルとグレーテル」
第Ⅴ章 青ひげとジル・ド・レ
第Ⅵ章 「長靴をはいた猫」の政治学
第Ⅶ章 つごうのよすぎる「いばら姫」
第Ⅷ章 民話の語りとその資料

著者|author

樋口淳(ひぐち・あつし)
専修大学文学部人文・ジャーナリズム学科教授。ベルギー・ルーヴァン大学卒業後、フランス・日本をはじめ各国の民話や民俗の研究に取り組む。著書に『フランスをつくった王』(悠書館)、訳書に『ヨーロッパの民族学』『フランスの民族学』(白水社)、編訳書に『フランス民話の世界』(白水社)、編著書に『ガイドブック世界の民話』(講談社)、『越後松代の民話』(国土社)などがある。日本民話の会運営委員をつとめるかたわら、日本民話データベース作成委員会を組織し、民話記録のデータベース化に取り組んでいる。

 

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ドアの映画史―細部からの見方、技法のリテラシー

ドアの映画史

細部からの見方、技法のリテラシー

  • 吉田眸/2011年4月
  • 1800円(本体)/四六判並製・278頁
  • 装丁:後藤葉子

ドアは内開きか、外開きか? 気づかないほどさりげない細部の演出や技法に、映画を読み解く鍵がある。成瀬巳喜男、黒澤明、小津安二郎、ヒッチコック、ヴェンダース、キアロスタミ…。ストーリー中心主義を超え、映画の魔法に迫る。
(ISBN 9784861102646)
日本図書館協会選定図書

目次|indexs

第1章 扉と映画、映画への扉
第2章 追いかけ映画を追いかける
第3章 表情の奥、映画の顔
第4章 眼の力(あるいは無力)、視線で繋ぐ映画
第5章 新たに「語る」ための長回し
第6章 パノラマ空間と映画時間
第7章 パンの衝撃、衝撃的な覗き
第8章 映像と音の不自然な関係
第9章 階段の映画、映画への階段
第10章 映画の内/外
第11章 映画と媒介
第12章 「映画化」の失敗、外部の視線
第13章 鏡を破砕する
第14章 見せることは隠すことである
第15章 探す映画は探される

著者|author

吉田眸(よしだ・ひとみ)
大阪外国語大学大学院修士課程ドイツ語科修了。
現在京都産業大学文化学部国際文化学科教授。
主な論文は、「カフカと映画」、「1930年代の成瀬巳喜男」など。

 

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