サステイナブルな社会を目指して

サステイナブルな社会を目指して

  • 木村武史編著/2008年3月
  • 2381円(本体)/A5判・並製・310頁
  • 装丁:矢萩多聞

地球温暖化などの環境問題が深刻化する現在、サステイナビリティ(持続可能性)を経済・開発、生命・社会、思想・宗教などの観点から多面的に論じることで、新たな文明像を模索する。
(ISBN 9784861101410)

目次|indexs

Ⅰ 経済・開発とサステイナビリティ
第1章  持続可能な社会を展望する〔古沢広祐〕
第2章  持続可能な世界の創造に向けて「壁」を除去する〔近藤エジソン謙二〕
第3章  「開発」と「安全保障」を再考する〔蓮井誠一郎〕
第4章  原子力発電と「公正なサステイナビリティ」〔石山徳子〕
第5章  循環共生社会をどう形成するか〔西俣先子〕
第6章  持続可能性をどのように計測するか〔箕輪真理〕
Ⅱ 生命・社会とサステイナビリティ
第7章  生命科学が描く未来と人間の持続性〔須田英子〕
第8章  遺伝資源の多様性と持続性〔渡邉和男〕
第9章  危機言語とサステイナビリティ〔井出里咲子〕
第10章 連帯とサステイナビリティ〔鎌田遵〕
第11章 ムレイ・ブクチンのソーシャル・エコロジー〔小塩和人〕
第12章 大河とともに生きる〔岩崎真紀〕
第13章 イスラーム社会における経済発展と持続可能性〔柏木健一〕
Ⅲ 思想・宗教とサステイナビリティ
第14章 日本の宗教的思考が二一世紀に貢献するもの〔カール・ベッカー〕
第15章 仏教のものの見方に学ぶ千年持続学〔佐久間秀範〕
第16章 地球環境問題を前にした暴力抑制機能としての宗教の役割〔塩尻和子〕
第17章 持続可能な世界とディープ・エコロジー思想〔棚次正和〕
第18章 ボトム・アップのサステイナビリティ探求〔木村武史〕

編者|editor

木村武史(きむらたけし)
1962年生まれ
筑波大学院人文社会科学研究科准教授
専攻は宗教学、サステイナビリティ研究
主要論文に、
「儀礼」(田中雅一・川橋範子編『ジェンダーで学ぶ宗教学』世界思想社2007)
「ネイティブの諸結社―ホデノショニ連邦」(綾部恒雄監修・編『クラブが創った国アメリカ結社の世界史5』 山川出版社2005)
など

 

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旅ともてなしの文化論

旅ともてなしの文化論

  • 京都府立大学 旅ともてなしの比較文化研究会 編/2008年3月
  • 2200円(本体)/四六判・並製・272頁
  • 装丁:矢萩多聞

人との出会いが旅の楽しみ。異文化の人たちといかに触れ合うか。「もてなし」とは何か。旅先で困惑するゲーテ、平安京のゲストハウス等、古今東西の事例をとおして、サービス過剰な今日の観光業を見つめ直す。
日本図書館協会選定図書
(ISBN 9784861101465)

目次|indexs

◆英国コメディのなかのホテルともてなし―「フォルティ・タワーズ」
◆モーテルからアメリカが見える―アメリカ流「旅のもてなし」の変遷
◆旅のうさは美しき日々の思い出
◆ドイツ文化における旅の役割
◆一七、一八世紀イギリス人旅行者のフランス・スイス・イタリア紀行
◆俳諧師の旅と宿り―漂泊行脚の理想と現実
◆近世ドイツ議会への旅―馬とワインと社交
◆中世の有馬温泉―湯治場の娯楽
◆平安京のゲストハウス
◆旧中国の旅ともてなし

 

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グローバリゼーション、市民権、都市―ヘクシスの社会学

グローバリゼーション、市民権、都市

ヘクシスの社会学

  • 岩永真治/2008年3月
  • 3333円(本体)/A5判・上製・360頁
  • 装丁:矢萩多聞

グローバリゼーションの進展によって市民権と国籍が分離しつつある現在、都市と市民社会の関係を歴史的に見直しながら、国境を越えた市民権を構成する新しい単位としての都市社会を展望する。
(ISBN 9784861101403)

重版出来!

目次|indexs

序章 本書の目的と方法
第1部 都市の成立・発展と市民社会の成長―古代都市の可能態から現代都市の現実活動態へ
第1章 古代都市の誕生と市民権の発展―古典古代の問題構成(第一次都市革命)
第2章 中世都市の発展と市民権の継承―中世から近代へ(第二次都市革命)
第3章 近代都市の発展と国民的市民権の確立―一九世紀から二〇世紀初頭まで
第4章 現代都市の発展と国民的市民権の動揺―二〇世紀から二一世紀へ
第2部 フォーディズムの危機と都市社会の変容―文化、空間、環境の現実態に関する分析
第5章 フォーディズムの危機とポストモダニズム―〈都市化された人間性〉の分析
第6章 フォーディズムの危機と空間の諸形態―〈情報型発展様式〉のインパクト
第7章 フォーディズムの危機と空間の諸実践―場所の構築に関する社会学的分析
第8章 フォーディズムの危機と新しい都市環境の発展―環境と社会の分析的、展望的理解
第9章 フォーディズムの危機と持続可能な発展―技術と身体をめぐる環境問題
第3部 グローバリゼーション、市民権、都市―都市社会における新しい可能態、現実態、完全現実態
第10章 グローバリゼーションと国際地域社会システムの形成―生成する第二級市民の問題
第11章 グローバリゼーション、市民権、エスニック・マイノリティ1―市民権と国籍の結合と分離について
第12章 グローバリゼーション、市民権、エスニック・マイノリティ2―欧州市民権の形成に関する基礎的考察(第三次都市革命)
第13章 グローバリゼーション、市民権、都市―新しいグローバルな地域構造の生成
終章 へクシス分析の社会学とその展望―活動そのものとしての「人間の作品」を目指して
巻末資料―グローバリゼーション、都市、市民権、地域社会

著者|author

岩永真治(いわながしんじ)
1963年 福井に生まれる
1994年 慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程修了
1997年 明治学院大学社会学部専任講師
1999~2000年 アメリカ合衆国ミシガン州ホープカレッジで交換教授として,講義The Culture of Japan: From the Sociological Point of Viewをおこなう
2000年 明治学院大学社会学部助教授
2001年 ローマ大学,パリ大学で招聘教授,フランス国立社会科学高等研究院で客員研究員として研究に従事する
2002年 引き続きハイデルベルク大学で客員教授,ハーヴァード大学で客員研究員として研究に従事する
2006年~ 明治学院大学社会学部教授
専攻は国際地域社会システム論,都市・地域社会学,国籍と市民権の歴史比較社会学
共著書に『都市の美学』(平凡社,1996年)『キーワード地域社会学』(ハーベスト社,2000年)『地域社会学の視座と方法』(東信堂,2006年)など

 

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ウェブスター辞書と明治の知識人

ウェブスター辞書と明治の知識人

  • 早川勇/2007年10月
  • 3800円(本体)/A5判上製・418頁
  • 装丁:毛利一枝

時代の黎明期にあって活躍した福沢諭吉、前島密、新島襄、内村鑑三、田中不二麿、棚橋一郎、大槻文彦ら著名な日本人でウェブスター辞書の恩恵をこうむっていない者はない。辞書はまさに懐刀であった!
日本図書館協会選定図書
(ISBN 9784861101281)

目次|indexs

第Ⅰ部 ウェブスター辞書の歴史
第Ⅱ部 ウェブスター辞書と日本の夜明け
第Ⅲ部 ウェブスター辞書の伝統継承

著者|author

早川勇(はやかわ・いさむ)
1947年、名古屋市生まれ
1971年、愛知県立大学文学部英文学科卒業
1990年、米国Pacific Lutheran University教育学部大学院修士課程修了
1998年、英国University of Exeter応用言語学部大学院博士課程満期退学
1997年、言語文化学博士(大阪大学)。学位論文「初期英和辞典の編纂法」
1998年、日本英学史学会豊田實賞受賞
著書 : 『日本の英語辞書と編纂者』(春風社)『英語になった日本語』(春風社)ほか多数

 

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ガイドブック的! 観光社会学の歩き方

ガイドブック的! 観光社会学の歩き方

  • 遠藤英樹/2007年9月
  • 2000円(本体)/四六判並製・232頁
  • 装丁:矢萩多聞/装画:たけなみゆうこ

「擬似イベント」「シミュラークル」「多様な声」「風景の政治学」などユニークな10の角度から10の観光地をツアー。そこから見えてくる「観光」の新たな側面。キーワード解説もブックガイドもついた、よくわかる「観光社会学」入門。
(ISBN 9784861101267)

目次|indexs

1講  香港:バックパッカーたちの「観光経験」と「語り」
2講  ハワイ:メディアがつくる「擬似イベント」
3講  ディズニーランド:「シミュラークル」としての観光
4講  韓国:ドラマの世界を旅する観光客たち
5講  イリノイ:観光地にひびく多様な声
6講  東京:趣味の観光パフォーマンス
7講  神戸:風景の政治学
8講  高知:観光における「伝統の転移」
9講  奈良:これからの観光のあり方
10講 フロリダ・オーランド:人びとに生きる力をあたえる観光

著者|author

遠藤英樹(えんどう・ひでき)
1963年生まれ。
関西学院大学大学院社会学研究科後期博士課程社会学専攻単位取得退学。
2006年より奈良県立大学地域創造学部教授。
著書に、『観光社会学』(明石書店、共著、2005)、『「観光のまなざし」の転回』(春風社、共編著、2004)、『観光社会文化論講義』(くんぷる、共編著、2006)。
訳書に、M.M. ゴードン著『アメリカンライフにおける同化理論の諸相』(晃洋書房、2000年)、ほか多数。

 

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19歳のライフデザイン

19歳のライフデザイン

  • 江戸川大学ライフデザイン学科/2007年9月
  • 1429円(本体)/A5判並製・236頁
  • 装丁:矢萩多聞/装画:たけなみゆうこ

勉強って何の役に立つの? するとどうなるの? 大学生のそんな疑問に答えます。エコロジー、地域振興、観光、文化人類学の専門家が語る「学問の使い道」。ひとと暮らしといのちの未来を創っていくためのハンドブック!
(ISBN 9784861101250)

目次|indexs

環境デザイン
・ライフデザインと生物多様性(吉田正人)
・森は町の「エアコン」だ(森島済)
・風が吹くと桶屋は儲かるか(土器屋由紀子)
・ペットボトルの科学(伊藤勝)
社会貢献・地域デザイン
・緑と人が街をつくる(惠小百合)
・ローカルデザイン力(鈴木輝隆)
・町内会ってなに?(大内田鶴子)
レジャー・観光プランニング
・余暇とライフデザイン(米村恵子)
・「われを忘れる」お手伝い(土屋薫)
・インタープリテーションってなあに?(親泊素子)
文化人類学
・祭りと暴力(阿南透)
・鬼先生の人間探検ガイド(斗鬼正一)
・博物館へ行こう!(髙橋克)
・クイズが好き? テストが好き?(宮崎孝治)
・デザイナー・イラストレーター紹介

装丁・レイアウト|designer

矢萩多聞
主な仕事『ガイドブック的! 観光社会学の歩き方』、『アイリッシュ・ハープの調べ』(ともに春風社)、『中村屋のボース』(白水社)、『 喪男の哲学史』(講談社)など多数。

イラスト|illustrator

たけなみゆうこ
主な仕事『背骨ゆらゆら健康法』、『観光地の賞味期限』(装丁)、『たのしいジャズ入門』、『100%オージーライフ』(すべて春風社)など多数。

 

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観光地の賞味期限―「暮らしと観光」の文化論

観光地の賞味期限

「暮らしと観光」の文化論

  • 古池嘉和 著/2007年8月
  • 1800円(本体)/四六判並製・212頁

観光まちづくりに不可欠の要素とは? 暮らしの目線で国内外13事例を考察し、観光現象と地域文化の相互作用をとらえる。数々の地域の実践に参加してきた著者による、内発的・持続的な観光地づくりへの提言!
日本図書館協会選定図書
(ISBN 9784861101205)

目次|indexs

はじめに
00 経済、文化そして観光化という現象について
第1部 国内観光地へのまなざし
01 観光は環境破壊か? 【岐阜県・宮村】
02 ローカル線の旅幻想 【岐阜県・明知鉄道】
03 しなやかさ/したたかさ 【富山県・おわら風の盆】
04 観光地の創造性  【広島県・竹原/島根県・津和野/岐阜県・高山】
05 見え隠れする風景 【広島県・尾道】
06 世界遺産はだれのもの? 【岐阜県・白川村】
07 閉ざされた観光コミュニティ 【滋賀県・長浜】
08 めざすは「産業観光」ではない 【岐阜県・多治見】
09 サッカーはツーリズム・メディアとして有効か? 【新潟県・アルビレックス新潟/群馬県・ザスパ草津】
10 世界遺産を抱える地方都市 【イタリア・ヴェローナ】
11 共同性の源泉 【イタリア・ボローニア】
12 ブランディング 【韓国・春川/釜山】
13 都市空間の魔力 【韓国・清渓川】
おわりに

著者|author

古池嘉和 (こいけ・よしかず)
1959年、名古屋市生まれ。福井県立大学経済・経営学研究科経済研究専攻博士後期課程単位取得満期退学。名古屋学院大学経済学部政策学科教授。特定非営利活動法人「地域再生研究センター」研究部アドバイザー、独立行政法人「中小企業基盤整備機構」商業活性化アドバイザー。HP(http://yoshikazu.com)

◆お詫びと訂正

『観光地の賞味期限』正誤表
本文中に編集上の不手際で以下のような誤りが生じました。謹んでお詫びし訂正させていただきます。(編集部)
●四八頁 最終行「かつての蚕糸を地場産業としていた頃の姿そのまま」の後、
「に、風俗、建物もまた大正時代のたたずまいを残しています。生活、文化、建造物、」
の一行が脱落。
●五三頁 最終行「観光は、実に危うい現象だ。観光客の存在が必須であるからだ。観光客は、その時々の流行」が、次頁一行目と重複。
●五四頁 最終行「つまり、一方では、地方の生活が自動」の後、
「車中心のライフスタイルとなり、地域の足としての役割が徐々に低下していく。通勤、買物な」
の一行が脱落。

 

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[増補改訂]ハプスブルクの実験―多文化共存を目指して

[増補改訂]ハプスブルクの実験

多文化共存を目指して

  • 大津留厚/2007年5月
  • 2200円(本体)/四六判上製・228頁

巧妙な政策により多文化・多民族・多言語の共存を実現し、第一次大戦後に崩壊した帝国。それは不可能な試みだったのか? 民族自決・国民国家の理念に基づかない国家モデルの展望は? 「実験」の意義を改めて問う。中公新書として1995年に刊行された名著に、その後の歴史の進展と研究の深まりをふまえ、大幅な増補・改定をほどこし刊行。
日本図書館協会選定図書
(ISBN 9784861100970)

目次|indexs

第一章 自立して対等にして共通(アウスグライヒ体制の構造)
1 一八六七年の戴冠式
2 プラグマーティシェ・ザンクツィオーン
3 一八四八年革命
4 アウスグライヒ
5 戴冠記念丘陵
6 「民族は平等である」の誕生
7 アウスグライヒ体制
8 カー・ウント・カー、カー・カー、カー・ウー
9 宮廷
第二章 あなたの民族は?(統計と民族)
1 母語・家庭語・日常語
2 サラエヴォの銃声
3 ハプスブルク帝国の民族分布
第三章 もしも兵士になったら(軍隊と民族)
1 軍隊と民族言語
2 連隊の配備と民族の問題
3 共通陸軍の軍制改革構想
4 ハプスブルク軍の国民統合機能
第四章 役所で(行政と民族)
1 市町村の自治と民族
2 内務語と外務語
3 バデーニ言語令事件のその後
第五章 少数民族系小学校のつくり方(教育と民族)
1 授業で使われる言葉
2 小学校の設置をめぐる紛争
3 イヴァンチッツェにドイツ系小学校をつくる
4 小学校教育と憲法第一九条
第六章 ユダヤ人ナショナリズムとシオニズム
1 イヴァンチッツェ・ユダヤ人自治区ドイツ系小学校廃止問題
2 ユダヤ人ナショナリズム
3 シオニズムとナショナリズム
第七章 アメリカへ、アメリカから(失われた故郷)
1 アメリカへ
2 アメリカから
3 もう一つの失われた故郷
オワトナからの手紙、またはプラハの春
ニュー・プラーグ(新プラハ)の壁画
ドヴォルジャーク『アメリカ』の誕生
物言わぬ移民たち147 もう一つの失われた故郷
第八章 民族は比例的に代表されるか(議会と民族)
1 国会とは何か
2 普通平等選挙法と民族の問題
3 選挙法改正委員会の調整
4 国会は変わったか
第九章 人類最後の日々(ハプスブルク帝国の崩壊とAONOGAHARA)
1 カイゼリン・エリーザベト号と日本・オーストリア=ハンガリー関係
2 青野原俘虜収容所の生活
3 ガリツィア戦線のオーストリア=ハンガリー軍
4 ユーラシア捕虜収容所群島
5 帰還兵の反乱
エピローグ 崩壊そして新たな出発

著者|author

大津留 厚 (おおつる・あつし)
1952年東京都生まれ。
神戸大学大学院人文学研究科教授。
編著書に、『中央ヨーロッパの可能性 揺れ動くその歴史と社会』(昭和堂、2006年)ほか。

 

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現在と性をめぐる9つの試論―言語・社会・文学からのアプローチ

現在と性をめぐる9つの試論

言語・社会・文学からのアプローチ

  • 小玉亮子 編著/2007年5月
  • 1800円(本体)/四六判並製・298頁

三分野の専門家たちが「性」を手がかりに、多様なテーマを論じる。その果てに浮かび上がる複雑・錯綜した「現在」。幅広い視点をあたえるスリリングな論考集。
(ISBN 9784861101175)

目次|indexs

幼稚になるという成熟―消費社会化と成長・自立像の変容(中西新太郎)
市民活動と女性たちのシスターフッド―横浜市における調査を手がかりにして(上田智子)
滞日中国人家族とジェンダー意識の変容―トランスナショナルな就労・育児・介護の経験から(坪谷美欧子)
父の日の政治的挫折と復活―アメリカ合衆国議会で承認されるまで(小玉亮子)
アイリス・マードックと妊娠中絶のエピソード―The Book and the Brotherhoodを中心に(片山亜紀)
二つの「異化」―文学と批評理論を現実社会に開くための試み(中谷崇)
パワーの見せ方、隠し方―学生指導場面における教授たちを談話分析する―(佐藤響子)
イデオロギー・アイデンティティ・ディザイヤー―言語とセクシュアリティ研究を問う(クレア・マリィ)
〈過剰同調社会〉と排除・包摂(藤山嘉夫)

著者|author

中西新太郎(なかにし・しんたろう)
一九四八年生。横浜市立大学国際総合科学部教授。現代日本社会論・文化社会学専攻。
主要業績―『〈生きにくさ〉の根はどこにあるのか』(NPO前夜、二〇〇七)、『若者たちに何が起こっているのか』(花伝社、二〇〇四)、『格差社会とたたかう』(共著、青木書店、二〇〇七)
上田智子(うえだ・ともこ)
一九六八年生。横浜市立大学他非常勤講師。教育社会学・教育とジェンダー専攻。
主要業績―「『授業』の相互行為的産出―授業分析の一視点として」(『日本語学』、一九九七、三月号、vol.16)、「ジェンダー・フリーをいかに学ぶか? ―相互行為としての授業」(天野正子、木村涼子編『ジェンダーで学ぶ教育』世界思想社、二〇〇三)
坪谷美欧子(つぼや・みおこ)
一九七〇年生。横浜市立大学国際総合科学部准教授。社会学・国際社会学・移民の社会学専攻。
主要業績―「『永続的ソジョナー(Permanent sojourner)』とナショナル/エスニックなアイデンティティの形成―滞日中国人を事例として」(小倉充夫、加納弘勝編『国際社会6 東アジアと日本社会』東京大学出版会、二〇〇二)、「日本〈留学〉〈就労〉の意味―滞日中国人における準拠集団とその変容」(『ルヴュ・フローベール(オンライン)』第四号、ルーアン大学、二〇〇四)、「地域で学習をサポートする―ボランティアネットワークが果たす役割」(宮島喬、太田晴雄編『外国人の子どもと日本の教育』東京大学出版会、二〇〇五)、「『永続的ソジョナー』中国人における重層的アイデンティティの構築―中国からの日本留学にみる『国際移民システム』」(立教大学社会学研究科博士学位請求論文、二〇〇六)
小玉亮子(こだま・りょうこ)
一九六〇年生。横浜市立大学国際総合科学部准教授。教育学・家族社会学専攻。
主要業績―共著『教育/家族をジェンダーで語れば』(白澤社、二〇〇五)、『マスキュリニティ/男性性の歴史』(編著、「現代のエスプリ」No.446、至文堂、二〇〇四)、「少子化が社会問題となる時代―二〇世紀初頭のドイツにおける二人っ子システム批判を手がかりにして」(『教育学研究』第七一巻、第四号、二〇〇四)
片山亜紀(かたやま・あき)
一九六九年生。獨協大学外国語学部准教授。英文学・ジェンダー研究専攻。
主要業績―翻訳『しみじみ読むイギリス・アイルランド文学』(共訳、松柏社、二〇〇七)、トリル・モイ『ボーヴォワール―女性知識人の誕生』(共訳、平凡社、二〇〇三)、キャンダス・デュ・ピュイ、デイナ・ドヴィチ『癒しのカウンセリング―中絶からの心の回復』(平凡社、二〇〇三)
中谷崇(なかたに・たかし)
一九六四年生。横浜市立大学国際総合科学部准教授。現代アメリカ小説専攻。
主要業績―「アップダイクの『帰ってきたウサギ』とペンシルヴェニア」(渡辺利雄編『読み直すアメリカ文学』研究社、一九九六)、「フォークナーの『モダニズム』と戦争」(『英語青年』第一四三巻、第八号、一九九七)、“Updike’s Representation of Contemporary America As He Knows It: Effects of His Pennsylvanian Environment”(『横浜市立大学論叢』第五六巻、社会科学系列、第一号、二〇〇五)、『名作あらすじ事典―西洋文学編』(共著、青木和夫編、明治書院、二〇〇六)
佐藤響子(さとう・きょうこ)
一九六〇年生。横浜市立大学国際総合科学部教授。言語学専攻。
主要業績―「Japanese Compliment Response Behavior: An Aspect of Japanese Facework」(『横浜市立大学論叢』第五七巻、二〇〇七)、「家族のコミュニケーションを考える」(『男女共同参画社会における大学の果たす役割に関する総合研究』横浜市立大学奨励交付金研究成果報告書、二〇〇六)、「ほめに対する好まれる返答形式にかんする一考察:ホント? ありがとう」(『横浜市立大学紀要人文科学系列』第九号、二〇〇二)
クレア・マリィ
一九六八年生。津田塾大学学芸学部准教授。日本語学・日本語とジェンダー研究・セクシュアリティ研究専攻。
主要業績―『発話者の言語ストラテジーとしてのネゴシエーション(切り抜ける・交渉・談判・掛け合い)行為』(ひつじ書房 二〇〇七)、「結局、他の人から名づけられることが、トラウマなのである」(『現代思想』第三四巻、第一二号、二〇〇六)
藤山嘉夫(ふじやま・よしお)
一九四六年生。横浜市立大学国際総合科学部教授。社会学・現代社会論専攻
主要業績―『諸個人の生と近代批判の思想』(学文社、二〇〇〇)、『新世紀社会と人間の再生』(編著、八朔社、二〇〇一)

 

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学習のエスノグラフィー―タンザニア、ネパール、日本の仕事場と学校をフィールドワークする

学習のエスノグラフィー

タンザニア、ネパール、日本の仕事場と学校をフィールドワークする

  • 川床靖子/2007年5月
  • 2381円(本体)/四六判上製・344頁
  • 装丁:矢萩多聞

学習現場における認知的行為を、状況論的アプローチにもとづくフィールドワークによって詳細に記述。知識と実践の関係を問い直し、新たな学習環境デザインの方向性を提示する。
(ISBN 9784861101137)

目次|indexs

序章 状況的認知研究―知識表象、コンテキスト、道具のとらえ直し
第1部 状況に埋め込まれた学習 【学校のディスコースを‘解く’】
第2部 状況に埋め込まれたリテラシー 【空間を‘読む’】
第3部 状況に埋め込まれた可視化と表現 【可視化して‘見る’】―対象、個人、コミュニティの社会・技術的構成
終章 状況的認知研究と教育

著者|author

川床靖子(かわとこ・やすこ)
東北大学大学院教育学研究科博士課程満期退学
博士(教育学 東北大学)
現在:大東文化大学文学部教授
主な著書:『タンザニアの教育事情—アフリカに見るもう一つの日本—』(ほるぷ総連合1989)

 

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