【増補版】「共感」へのアプローチ
文化人類学の第一歩
- 渥美一弥(著)/2026年8月
- 2300円(本体)/四六判・並製・256頁
- 装丁:長田年伸
西アフリカのモシ族では生まれた子供に「奴隷」と名づけることがあるという――なぜか?
「文化」「婚姻」「ジェンダー」「医療」など、テーマごとに設けられた問いに答えながら読み進むことで、文化人類学的な「ものの見方」を身につける入門書。異文化の世界に対して自ら問いを発し、「共感」する力を養う。2016年初版の増補版。
(ISBN9784868161462)
目次|Contents
第1章 文化:なぜ生まれた子供に「奴隷」と名づけるのか?
第2章 ジェンダー:なぜ「女医」というのに「男医」といわないのか?
第3章 婚姻:なぜ父親は娘と結婚できないのか?
第4章 通過儀礼:なぜ「子供」と「大人」を区別するのか?
第5章 環境と文化:なぜ「自然」と「人工」を区別するのか?
第6章 信仰・信念体系:なぜクリスマスを祝ったあとに初詣に行くのか?
第7章 医療と文化:なぜ熱が出て咳をすると「風邪をひいた」というのか?
第8章 異文化理解のプロセス(「共感」へのアプローチ)の事例
著者|Author
渥美一弥(あつみ・かずや)
1954年生まれ。神奈川県出身。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。専攻:文化人類学(カナダ先住民サーニッチの「文化」復興運動についての研究)。自治医科大学医学部名誉教授。論文・著書に、「自らの言語が消滅の危機にある時、先住民は言語を守るためにどのような行動を取りうるだろうか」横山智他編『フィールドから地球を学ぶ―地理授業のための60のエピソード』(pp.84-85)古今書院(2023年)、「協力のためのシステムとしての文化―カナダ先住民サーニッチの事例から」浮ヶ谷幸代等編『現代日本の〈看取り文化〉を構想する』(pp.29-46)東京大学出版会(2022年)、『医師と人類学者との対話―ともに地域医療について考える』協同医書出版社(2021年)、「多文化主義という暴力―カナダ先住民サーニッチにとっての言語復興、アート復興、そして格差」『文化人類学81巻3号 (p.504-521)』日本文化人類学会(2016年)など。

