『野村芳兵衛の教育思想』の書評が『教育学研究』に掲載されました

『教育学研究』第89巻第4号(日本教育学会編/2022年12月)に、冨澤美千子著『野村芳兵衛の教育思想―往相・還相としての「生命信順」と「仲間づくり」』の書評が掲載されました。評者は布村志保先生(頌栄短期大学)です。「「往相と還相」とは「自利と他利」であり、野村の実践はこの「往相=人間性の発芽」と「還相=仲間作り」という二重のプロセスが同時に「相即的」に働く「仲間作り」の教育思想の具現化と示している」

『インクルーシブ教育のかたち』の書評が『図書新聞』に掲載されました

『図書新聞』2023年2月25日号に、柴垣登著『インクルーシブ教育のかたち―都道府県ごとの特別支援教育の違いから』の書評が掲載されました。評者は是永かな子先生(高知大学)です。「「本人・保護者の選択権」とその変化 特別支援教育の「差異」の状況を財政面や制度面に注目して分析」

『アウシュヴィッツへの道』の書評が『世界史研究論叢』に掲載されました

『世界史研究論叢』第12号(世界史研究会編/2023年)に、永岑三千輝著『アウシュヴィッツへの道―ホロコーストはなぜ、いつから、どこで、どのように』の書評が掲載されました。評者は瀧津伸先生(福岡県立高等学校)です。「独ソ戦の中でユダヤ人排斥・追放がホロコーストへと急進化していく過程」

『アウシュヴィッツへの道』の書評が『国際武器移転史』に掲載されました

『国際武器移転史』第15号(明治大学国際武器移転史研究所編/2023年1月)に、永岑三千輝著『アウシュヴィッツへの道―ホロコーストはなぜ、いつから、どこで、どのように』の書評が掲載されました。評者は木畑和子先生(成城大学)です。「戦時期におけるユダヤ人迫害・殺戮の主体・行動と論理に関する実証的研究がこれまでほとんどされてきていないという状態に一石を投じる」

『フォビアがいっぱい』の書評が『神奈川新聞』に掲載されました

『神奈川新聞』(2023年1月29日)に、高山陽子編『フォビアがいっぱい――多文化共生社会を生きるために』の書評が掲載されました。評者は太田有紀さん(神奈川新聞)です。「「多様性が尊重される社会」の実現のためには日常の中の違和感や危機感を放置せず、意識化することが大切だと教えてくれる」

『嗜好品から見える社会』の書評が『文化人類学研究』に掲載されました

『文化人類学研究』第 23 巻(2022年12月)に、大坪玲子・谷憲一編『嗜好品から見える社会』の書評が掲載されました。評者は海老澤先生(早稲田大学)です。「これまで国家や政治と切り離されて語られてきた嗜好品が、実は国家や政治と深く関係してきた/していることがまざまざと感じられる一冊

『病いと薬のコスモロジー』の書評が『文化人類学研究』に掲載されました

『文化人類学研究』第 23 巻(2022年12月)に、長岡慶著『病と薬のコスモロジー――ヒマーラヤ東部タワンにおけるチベット医学、憑依、妖術の民族誌』の書評が掲載されました。評者は津村文彦先生(名城大学)です。「チベット医学の現在的状況を医療実践から丹念に記述し、そこに生きる人々の身体と世界のつながりをありのままに描き出した本書は、現代の医療人類学的研究の一つの優れた到達点を示している

『心理臨床 セラピストの身体と共感』の書評が『心理臨床学研究』に掲載されました

『心理臨床学研究』Vol. 40 No.4(日本心理臨床学会編/2022年10月)に、山田美穂著『心理臨床 セラピストの身体と共感』の書評が掲載されました。評者は山本力先生(就実大学)です。「「(身体反応を含めた)逆転移の臨床的な活用」は、古くて新しいテーマであり続けている」

『「よりどころ」の形成史』の書評が『琉球新報』に掲載されました

『琉球新報』(2023年1月22日付)に、月野楓子著『「よりどころ」の形成史――アルゼンチンの沖縄移民社会と在亜沖縄県人連合会の設立』の書評が掲載されました。評者は新垣誠先生(沖縄キリスト教学院大学)です。「ウチナーンチュの紐帯の強さという物語を移民社会との関係性にも求める現代沖縄において、本書は新たな問題意識を提起する書でもある」