16世紀後半から19世紀はじめの朝鮮・日本・琉球における〈朱子学〉遷移の諸相

16世紀後半から19世紀はじめの朝鮮・日本・琉球における〈朱子学〉遷移の諸相

  • 片岡龍(著)/2020年2月
  • 5400円(本体)/A5判上製312頁
  • 装丁:長田年伸

仁斎にとっての「学問」とは、世界の見え方を刷新させるものである。そして、そのような「学問」の道を開いたのが孔子であった。(本文より)
西洋近代由来の学術概念を超え、時代時代のさまざまな地域の思想家の思想的営為を丹念に読み解き、思想潮流の大きな変化を跡づける。
(ISBN 9784861106811)

目次|contents

まえがき―書名について―
第1章 序論 朱子学の遷移過程
第2章 李退渓(1501-70)の「心は神明の舎」観
第3章 李退渓の「理発」「理動」「理到」
第4章 退渓門下から旅軒・張顕光(1554-1637)にいたる「公共」
第5章 藤原惺窩(1561-1619)とその周辺の「天道」観
第6章 中江藤樹(1608-48)の「神理」と〈朱子学〉
第7章 伊藤仁斎(1627-1705)における‘心性’と‘経世’
第8章 荻生徂徠(1666-1728)の「天命」説と「修辞」論
第9章 蔡温(1681-1761)における「心学」と「実学」
第10章 大田錦城(1765-1825)と丁茶山(1762-1836)における‘生命’と‘霊性’
第11章 結論
あとがき

著者|author

片岡龍(かたおか・りゅう)
1965年、広島に生れる。早稲田大学を卒業後、同大学院で東洋哲学を専攻。韓国・淑明女子大学講師等をへて、現在、東北大学文学研究科教授。専門は、日本思想史・東アジア比較思想。最近は、「近代性」をテーマにした中国・韓国との共同研究に注力している。日本東アジア実学研究会会長。
編著書に『日本思想史ハンドブック』(新書館、2008)、『公共する人間1 伊藤仁斎』(東京大学出版会、2011)、『公共する人間2 石田梅岩』(東京大学出版会、2011)など、監修書に韓亨祚著・朴福美訳『朝鮮儒学の巨匠たち』(春風社、2016)。

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イエス運動・マルコ・哲学【横浜市立大学新叢書11】

イエス運動・マルコ・哲学

  • 三上真司(著)/2020年2月
  • 3535円(本体)/四六判並製352頁
  • 装丁:矢萩多聞

墓、憎悪、迫害、犬の哲学、転倒、ユダヤ人の王、嘲りの即位式、十字架の玉座といった異質な概念から「イエス運動」の本質に迫る。
(ISBN 9784861106798)
【横浜市立大学新叢書11】
◆横浜市立大学新叢書「発刊の辞

目次|contents

はじめに――墓の宗教・犬の哲学・十字架の玉座

第一章 憎悪と転倒―出発点としての迫害
1.人類に対する憎悪
ネロの迫害までの動向
「人類憎悪の罪」
宗教ではなく迷信
2.マルコ福音書における迫害の経験
迫害される共同体
つまずく者たち―マルコ福音書の想定される聴き手について
戦闘性と赦し
3.迫害の始まりの状況
「語録資料」における迫害
憎悪と転倒―「敵を愛せ」の生活の座

第二章 転倒のエートス
1.放棄と信従
信従の始まり
イエス運動・キュニコス派・第四の哲学
転倒としての「哲学」
2.転倒行為としての悪魔祓い
転倒行為の原点としての悪魔祓い
秘匿と顕現―聴き手にのみ示されるキリスト論

第三章 転倒の書としてのマルコ福音書
1.福音と反-福音
2.受難物語における転倒
(付論)空の墓で

参考文献
あとがき

著者|author

三上真司(みかみ・しんじ)
1958年(昭和33)年生まれ。1988年東京大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程単位取得満期退学。現在、横浜市立大学国際総合科学部教授。
主な著書・翻訳書に『もの・言葉・思考―形而上学と論理』(東信堂2007)、『正典の再構築』(彩流社2004)、『喜怒哀楽―感情の人間学』(至文堂2002)、『現象学と形而上学』(法政大学出版局1994)、『ラカンと哲学』(産業図書1991)など。

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「ただ人間であること」が持つ道徳的価値―相互に尊重し合う自由で平等な個人が築く民主主義

「ただ人間であること」が持つ道徳的価値

相互に尊重し合う自由で平等な個人が築く民主主義

  • 浜野研三(著)/2019年3月
  • 3500円(本体)/四六判上製286頁
  • 装丁:難波園子

人間を動物と同様に扱おうとする「種差別批判」に潜む優生学的思考の問題を明らかにし、人間同士の関係の質の多様さと深さに着目。障害の有無にかかわらない人間の道徳的平等に基づいた民主主義論を展開する。
文学が道徳哲学に対して果たす役割を説き、核兵器・地球温暖化などの人類の存続にかかわる喫緊の問題についても真摯な考察を促す。
(ISBN 9784861106361)

目次|contents

第Ⅰ部 人間であることの道徳的意味
第1章 種差別批判に対するバーナード・ウィリアムズの批判―道徳哲学に関する本書の基本的立場
第2章 魔術からの解放後の道徳哲学の在り方―今・ここに生きる人間の視点
第3章 ウィトゲンシュタインとシモーヌ・ヴェイユとストローソンの洞察―魂に対する態度と相互性
第4章 コーラ・ダイアモンドの立場―想像力の役割
第5章 道徳哲学における文学の貢献と優生思想―共通の人間性と他者の絶対的他者性
第6章 アイリス・マードックの哲学―その基盤的重要性
第7章 経験科学が具体的事例を通じて示すもの―人間の絆の重要性
第Ⅱ部 目指すべき民主主義―平等な参加
第Ⅲ部 民主主義の実現の緊急性―人類の危機
第1章 核抑止論の致命的結果
第2章 なすところもなく破滅への道を歩む私たち―気候変動・マスメディア・民主主義的徳性
第3章 民主主義のインフラの整備―余裕と相互信頼
最後に 現実の困難さと向き合うこと―人々の連帯
参考文献
あとがき
索引

著者|author

浜野研三(はまの・けんぞう)
関西学院大学文学部教授。専門はこころの哲学、生命倫理、 政治哲学。
訳書に、クリストファー・フックウェイ『クワイン―言語・経験・実在』(勁草書房1998)、ウィルフリド・セラーズ『経験論と心の哲学』(岩波書店2006)、共著に、『生命倫理における宗教とスピリチュアリティ』(晃洋書房2010)がある。

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日本におけるイスラーム研究史―中国篇

日本におけるイスラーム研究史

中国篇

  • アリム・トヘテイ(著)/2019年2月
  • 4000円(本体)/四六判上製312頁
  • 装丁:桂川潤

中国イスラーム/ムスリムは日本でどう論じられてきたか?
明治期における研究の萌芽、満州事変を機にした「回民工作」の要請と研究の活発化、戦後の中断を経て、世界イスラームのなかの中国イスラーム研究へ―研究の開始から現代までの研究史を整理・再評価する。
(ISBN 9784861106323)

目次|contents

序章
第一章 草創期― 一九三一年以前
はじめに
第一節 初期の研究と成果
第二節 経典整理と概念の提出および研究
第三節 日本人ムスリム先駆者の研究
第二章 戦争の激化時期― 一九三一年-一九四五年
はじめに
第一節 イスラーム研究機関の設置及び創刊
第二節 調査機関及び研究
第三節 研究動向
第三章 戦後の変革(転換)時期― 一九四五年-一九七九年
はじめに
第一節 中断された中国イスラーム研究
第二節 戦後派研究者による研究活動
第四章 再構築時期― 一九七九年から現在
はじめに
第一節 日中の学術関係と諸研究活動
第二節 研究の現状
終章
参考文献

著者|author

アリム・トヘテイ(阿里木・托和提)
東北大学学際科学フロンティア研究所人間・社会領域助教。
南京大学大学院哲学系と東北大学大学院文学研究科連合育成博士課程指導認定退学。博士(哲学)。専攻は東洋哲学と宗教。

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死ぬ権利はあるか―安楽死、尊厳死、自殺幇助の是非と命の価値

死ぬ権利はあるか

安楽死、尊厳死、自殺幇助の是非と命の価値

  • 有馬斉(著)/2019年2月
  • 4300円(本体)/四六判上製558頁
  • 装丁:桂川潤

医療技術が進展するなか、人の死の望ましいありかたとは
死ぬ権利について擁護派と反対派の議論を整理するとともに、豊富な事例や、各国・地域の政策的取り組みも参照しながら検討。人の命が持つ価値の大きさと根拠を問い直し、倫理的・政策的な判断の基礎となる考えを提示する。
(ISBN 9784861106248)

★3刷出来!

目次|contents

まえがき
序論 事例と用語および本書の課題
第Ⅰ部 死ぬ権利の擁護論
第1章 自己決定
第1節 自己決定に訴える容認論
第2節 死にかたにかんする個人の自己決定と第三者の利益や権利との衝突
第3節 判断力評価とパターナリズム
第4節 健康な人の自殺とパターナリズム
結語
第2章 患者の利益
第5節 患者の利益に訴える容認論
第6節 死を結果するふるまいと人の利益との関係にかんするいくつかの重要問題
第7節 強制的な安楽死
第8節 判断力を喪失した患者の利益
第9節 家族の利益
結語
第3章 医療費の高騰
第10節 医療費の高騰に訴える容認論
第11節 前提とされている社会状況は日本の現状に当てはまるか
第12節 年齢制限を受けいれることは合理的か
第13節 高齢者差別
結語
第Ⅱ部 死ぬ権利の限界
第4章 社会的弱者への脅威
第14節 社会的弱者へのリスクに訴える反対論
第15節 滑りやすい坂の議論
第16節 合法化のリスクと利点の比較衡量
第17節 人の命が生きるに値しないことはあるか
結語
第5章 生命の神聖さ
第18節 生命の神聖さに訴える反対論
第19節 生命が神聖であるという見解にたいする批判
結語
第6章 人の尊厳
第20節 人格の尊厳に訴える反対論
第21節 人の死期を早めることは人の尊厳を冒すか
結語
結論
あとがき
文献一覧
索引

著者|author

有馬斉(ありま・ひとし)
横浜市立大学国際教養学部准教授。1978年生まれ。国際基督教大学教養学部卒、米国ニューヨーク州立大学バッファロー校哲学博士課程修了。博士(哲学)。専門は倫理学、生命倫理。東京大学大学院医学系研究科特任助教などを経て、2012年より現職。
論文「利益のボーダーライン―大脳機能の不可逆的な喪失と代理決定」で日本生命倫理学会若手論文奨励賞、「自殺幇助は人格の尊厳への冒涜か」で日本倫理学会和辻賞を受賞。著書に『生死の語り行い 1―尊厳死法案・抵抗・生命倫理』(生活書院、共著)、The Future of Bioethics: International Dialogues(Oxford University Press、共著)など。

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そこには何かある―「この自分」が在るという不思議

そこには何かある

「この自分」が在るという不思議

  • 牟田隆郎(著)/2018年11月
  • 1800円(本体)/四六判並製316頁
  • 装丁:桂川潤

なぜ「この自分」なのか。なぜ「この人生」なのか。
さまざまな角度から、疑問―思考―分析を繰り返し、
自分の存在の秘密を解き明かす哲学エッセイ。
(ISBN 9784861106125)

目次より|contents

「他者の心」の成り立ち/存在証明/世間が悪い/好きと嫌い/自尊心と格差/欲求・欲望/モノ・カネ/承認欲求/依存/愛他性・利他性/自己実現/自分探し/夢・希望・理想/自分らしく生きる/物質から生命/「在る」か「無い」か/「魂」

著者|author

牟田隆郎(むた・たかお)
1946年熊本県生まれ。東京大学教育学部教育心理学科卒業、同大学院教育学研究科博士課程修了。その後、国立精神衛生研究所、国立精神・神経センター・精神保健研究所、聖学院大学において、研究・教育・臨床に携わる。

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深い河の流れ―宗教多元主義への道

深い河の流れ

宗教多元主義への道

  • 長谷川(間瀬)恵美(著)/2018年8月
  • 2200円(本体)/四六判並製292頁
  • 装丁:桂川潤

キリスト教伝道における異文化内開花=実生化とは何か。
日本のカクレキリシタンを例に、宗教多元主義のあり方を探る。
(ISBN 9784861106040)

目次|contents

はじめに
第一章 母なるものを求めて―遠藤周作文学における宗教思想の展開
第二章 日本的汎神性と母なるもの―遠藤周作文学(第一ステージより)
第三章 聖書にたどる「実生化」の玄義
第四章 日本におけるキリスト教の受容と理解―根獅子キリシタン
第五章 日本におけるキリスト教の受容と理解―茨木カクレキリシタン
第六章 長崎に伝承される聖書物語『天地始之事』現代語試訳
第七章 キリシタン神学の可能性―『天地始之事』を巡って
第八章 隠れ(Crypto)の信仰・生き方に学ぶ
第九章 愛と救済―遠藤周作『深い河』より
第一〇章 ジョン・ヒックの宗教多元主義再考―言表不可能な実在が意味するもの
おわりに
初出一覧

著者| author

長谷川(間瀬)恵美(はせがわ・ませ・えみ)
1970年生まれ。桜美林大学 リベラルアーツ学群 人文学系 宗教学専攻主任 准教授。
東京女子大学文理学部哲学科卒業後、ロータリークラブ国際親善奨学生としてブリストル大学(英国)宗教学研究科に留学(宗教学・修士)。横浜YMCA国際ホテル・トラベル専門学校に勤務後、ルンド大学(スウェーデン)神学・宗教学研究科より招聘を受け、国際共同研究員として研究に従事、博士課程修了(博士・神学)。
単著
Christ in Japanese Culture: Theological Themes in Shusaku Endo’s Literary Works (Brill, 2008) .
その他
「愛と救済」(間瀬啓允編『宗教多元主義を学ぶ人のために』世界思想社、2008年)。
「魂への配慮:Spiritual Care」(桜美林大学国際学研究所編『東日本大震災と知の役割』勁草書房、2012年)。
「キリスト教の実生化―宗教と文化の出会いの一考察」(上村敏文・笠谷和比古編、『日本の近代化とプロテスタンティズム』教文館、2013年)。
What Christians Can Learn from Japanese Religions, Interfaith Dialogue―Global Perspectives (Macmillan, 2016).

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キルケゴールの実存解釈―自己と他者

キルケゴールの実存解釈

自己と他者

  • 河上正秀(著)/2018年5月
  • 3500円(本体)/A5判上製264頁
  • 装丁:松田晴夫(クリエイティブ・コンセプト)

キルケゴールはいかに受容されてきたのか。
レヴィナス、デリダ、ウィトゲンシュタイン、田辺元らによる解釈の歴史をたどり、
その思想史的意義を明らかにする。
(ISBN 9784861105975)

目次|contents

序に代えて われわれはキルケゴールから何を学ぶか
第Ⅰ部 主体と他者
第1章 自己と他者―実存の思想から他者の思想へ
第2章 実存から他者へ―レヴィナス、デリダの読解
第3章 実存論的主体の他者論的転回―K・レーヴィット
第4章 非同一の主体性
第Ⅱ部 受容と解釈
第1章 ウィトゲンシュタインのまなざし
第2章 解釈と生―田辺元の「実存」受容の一断面
第3章 実存と倫理
第4章 『現代の批判』とわれわれの「現代」
補遺その1 沈黙と言語
補遺その2 仮名と著作―沈黙の語り出すもの
あとがき

著者| author

河上正秀(かわかみ・しょうしゅう)
1943年生。東京教育大学大学院研究科博士課程修了。博士(文学)
筑波大学名誉教授、元放送大学客員教員(東京文京学習センター所属)
著書:『ドイツにおけるキルケゴール思想の受容―二〇世紀初頭の批判哲学と実存哲学』(創文社、1999年)、『行為と意味―技術時代の人間像』(未知谷、1993年)、『他者性の時代・モダニズムの彼方へ』(世界思想社、編著、2005年)ほか。

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律から密へ―晩年の慈雲尊者

律から密へ

晩年の慈雲尊者

  • 秋山学(著)/2018年5月
  • 5500円(本体)/A5判上製400頁
  • 装丁:毛利一枝

江戸時代の真言宗の高僧、慈雲尊者飲光はいかに『妙法蓮華経』を受容したのか。
直筆本『法華陀羅尼略解』をもとにその思想を再検討。慈雲における密教と顕教の合一を明らかにする。
(ISBN 9784861106002)

目次|contents

序章 『法華陀羅尼略解』─解題と翻刻
第1部 正法律と天台
第1章 慈雲の法統─「正法律」の位置づけをめぐって
第2章 慈雲尊者と戒律の系譜─筑波大学所蔵・慈雲自筆本『法華陀羅尼略解』を基に
第3章 慈雲と天台僧たち─『法華陀羅尼略解』の位置づけをめぐって
第2部 禅・儒教と神道・有部律・唯識学
第4章 菩薩戒と『摩訶止観』─慈雲と天台思想の関係をめぐって
第5章 慈雲尊者による儒教理解─『神儒偶談』『法華陀羅尼略解』『雙龍大和上垂示』を手がかりに
第6章 義浄と慈雲尊者─有部律から四分律へ、そして正法律へ
第7章 慈雲尊者の無表論─『表無表章随文釈』を中心に
第3部 密教思想
第8章 慈雲尊者最晩年期の密教思想─『理趣経講義』から『法華陀羅尼略解』へ
第9章 「五悔」から「五秘密」へ─慈雲著『金剛薩埵修行儀軌私記』(1802年)の位置づけをめぐって
第10章 『大日経疏』から一切義成就菩薩へ─晩年の慈雲による「法華陀羅尼」注疏の経緯
結章 『法華陀羅尼略解』の特質と意義

著者| author

秋山学(あきやま・まなぶ)
1963年生まれ。筑波大学人文社会系教授。
「ラテン語とフランス語―古典作品を素材に(一)~(二四)」『ふらんす』白水社、2014年4月-2016年3月
『慈雲尊者と悉曇学―自筆本『法華陀羅尼略解』と「梵学津梁」の世界』筑波大学、2010年
『ハンガリーのギリシア・カトリック教会―伝承と展望』創文社、2010年
『教父と古典解釈―予型論の射程』創文社、2001年

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人間形成としての教養―ハンガリー、フィンランド、日本におけるドイツ的理念の受容と将来展望

人間形成としての教養

ハンガリー、フィンランド、日本におけるドイツ的理念の受容と将来展望

  • 高橋輝暁(編)/2018年3月
  • 2000円(本体)/四六判並製224頁
  • 装丁:長田年伸

教育をふくむ「教養」のあり方を、ドイツをはじめとする各国の思想史、教育史、「文化」概念の問題から多角的に考察。獨協大学創立者天野貞祐の教養理念を手がかりに、
グローバル化と多文化共生の時代に「人間性」を養うことの意義を論じる。
(ISBN 9784861105968)

目次|contents

まえがき(高橋輝暁)
序章 人間形成としての教養をめぐる本書の議論を俯瞰する(高橋輝暁)
第一章 人間形成としての教養―豊かな伝統をもつ将来的課題(ティルマン・ボルシェ、訳=中山純/高橋輝暁)
第二章 ハンガリーにおけるドイツの教養理念の受容と展開(ゾルターン・センディ、訳=相澤啓一/高橋輝暁)
第三章 フィンランドにおける教養理念と新大学法(エーヴァルト・ロイター、訳=浜崎桂子/高橋輝暁)
第四章 文化と形成―キケロから西田にいたる文化概念の変遷― (ロルフ・エルバーフェルト、訳=大田浩司/高橋輝暁)
第五章 獨協大学創立者天野貞祐と教養教育(松丸壽雄)
第六章 道理と人格―天野貞祐の教育論における二つのアスペクト― (斉藤渉)
第七章 獨協大学外国語学部における教養教育(浅山佳郎)
第八章 これまでの、そして、これからの人間形成としての教養―グローバル化と多文化共生の時代のために―(高橋輝暁)
付論Ⅰ 文化、学問、教養、人間形成―四概念の関係を概念史的に繙く―(高橋輝暁)
付論Ⅱ 獨協学園とドイツ―獨逸学協会の歴史から繙く―(高橋輝暁)
あとがき(高橋輝暁)
執筆者および訳者のプロフィール

編者| editor

高橋輝暁(たかはし・てるあき)
獨協大学外国語学部ドイツ語学科特任教授。立教大学名誉教授。
学習院大学大学院人文科学研究科ドイツ文学専攻修士課程修了、ヒルデスハイム大学(ドイツ)文学博士(Dr. Phil.)。専門は、ドイツ語圏の文学と哲学、日独比較対照文化、人文学と教養の歴史と理論。主な編書にJapanische Germanistik auf dem Weg zu einer kontrastiven Kulturkomparatistik. Geschichte, Theorie und Fallstudien, München: Wilhelm Fink Verlag, 2006. 訳書にクリストフ・ランスマイアー著『ラスト・ワールド』(共訳)中央公論社、1996年などがある。

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