思想家としての石橋湛山—人と時代

思想家としての石橋湛山

人と時代

  • 山口 正(著)/2015年12月
  • 3000円(本体)・四六判上製・414頁
  • 装丁:長田年伸

混迷の現代においてこそ省みられるべき、徹底した〈実践的自由思想家〉の全貌
『石橋湛山全集』の出版に携わり、湛山の多面性と東洋経済新報社史に精通する第一人者が論じる26編。
増田弘氏(石橋湛山研究学会会長)推薦!
「湛山の実像が「真実は細部に宿る」との信条をもって生き生きと描かれた好著」
(ISBN 9784861104725)
日本図書館協会選定図書

◆讀賣新聞(2016年1月17日)に書評が掲載されました。
評者は納富信留先生(慶應義塾大学文学部教授)です。
「日本が誇る哲人政治家」

◆「週刊東洋経済」(2016年2月20日)に紹介されました。

◆『自由思想』(2016年2月/第140号)に書評が掲載されました。
評者は浅川保氏(山梨平和ミュージアム―石橋湛山記念館理事長)です。
「『石橋湛山全集』編集者による、湛山研究の労作」

目次|indexes

はしがき
序章 石橋湛山の生涯
I 大正デモクラシーの思想的先導者
1    石橋湛山の「哲人政治」論
2    田中王堂の哲人主義
3    島村抱月の死と松井須磨子の自殺
4    石橋湛山と与謝野晶子
Ⅱ 「非帝国主義日本」の構想者
1    石橋湛山の大日本主義放棄論(異本)と三浦銕太郎の朝鮮自治論
①石橋湛山「日本は大日本主義を放棄す可し」
②三浦銕太郎「朝鮮に自治を与えよ」
2    石橋湛山の岩波茂雄への手紙
3    横手での石橋湛山と東洋経済
4    「婦選獲得同盟」七〇周年と石橋湛山
Ⅲ 激動する二〇世紀世界の洞察者
1    J・M・ケインズと石橋湛山
2    石橋湛山とケインズ(座談会)
3    ヒュー・バイアス『敵国日本』と「石橋=バイアス交驩報告」
4    英文誌の協力者シェーラー博士
Ⅳ 石橋湛山の思想とその評価
1    石橋湛山の自由主義とその歴史的評価
2    石橋湛山の真実とは
3   九条擁護論者、石橋湛山の平和思想
Ⅴ 石橋湛山研究の中から―書評と紹介
1    筒井清忠著『石橋湛山―一自由主義政治家の軌跡』
2    Liberalism in Modern Japan―Ishibashi Tanzan and His Teachers,1905-1960―, by Sharon H. Nolte(シャロン・ノルティ著『近代日本のリベラリズム―石橋湛山とその先師たち、一九〇五―一九六〇』)
3    姜克実著『石橋湛山の思想史的研究』
4    松尾尊兊著『民本主義と帝国主義』
5    川越良明著『横手時代の石橋湛山』
6    高橋哲哉著『靖国問題』
7    浅川保著『偉大な言論人・石橋湛山』
8    『石橋湛山全集』再刊と新第一六巻(補巻)について
付    松尾尊兊先生を憶う
終章 「現代を問う」思想家としての石橋湛山
初出一覧
あとがき
索引

 

著者|author

山口正(やまぐち・ただし)
1933 年、鳥取県生まれ。東京教育大学(現筑波大学)文学部哲学科卒業。1962 年、東洋経済新報社に入社後、石橋湛山全集編集部、東洋経済新報社百年史編纂室長等を経て1993 年退社。1997 年、石橋湛山記念財団評議員となり、機関誌『自由思想』編集に協力、現在に至る。

 

 

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姿を変えたキリスト―みなし子を育てたシスターたち

姿を変えたキリスト

みなし子を育てたシスターたち

  • 菊地章太(著)/2015年12月
  • 2200円(本体)・四六判上製・244頁
  • 装丁:桂川潤

「福祉」の原点を「宗教」に見いだす感動のドキュメンタリー
キリスト教が日本にもたらされて以来、「もっとも小さな人々」=子ども達を救うことに尽力してきたシスターたち。彼女たちの奮闘の足跡を横浜、神戸、岡山、長崎、天草の地域からたどる。
(ISBN 9784861104756)

 

目次|indexes

第一部 種を蒔く
第一章 キリスト教と孤児救済とのつながり
第二章 キリシタン時代にたがやされた土壌
第二部 種が芽吹く
第一章 横浜 ― 修道女会による活動のはじまり
第二章 神戸 ― 四人のフランス人シスターの奮闘
第三章 岡山 ― プロテスタント信者による活動の展開
第四章 長崎 ― 女部屋をきずいたキリシタンの末裔
第五章 天草 ― 西海のはての子部屋から
あとがき
引用文献
人名索引

 

著者|author

菊地章太(きくち・のりたか)
東洋大学教授。筑波大学卒業後、フランス・トゥールーズ神学大学高等研究院留学。著書に『奇跡の泉へ』(サンパウロ)、『ユダヤ教 キリスト教 イスラーム』、『葬儀と日本人』(いずれも、ちくま新書)、『悪魔という救い』(朝日新書)、『日本人とキリスト教の奇妙な関係』(角川新書)、『魔女とほうきと黒い猫』(角川ソフィア文庫)ほか多数。

 

 

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越境する哲学—体系と方法を求めて

越境する哲学

体系と方法を求めて

  • 村上勝三、東洋大学国際哲学研究センター(編)/2015年12月
  • 5500円(本体)・A5判並製・480頁
  • 装丁:矢萩多聞

学問分野の細分化が進む現代に必要な「思考」を探る
「方法」「体系」そして「翻訳」をキーワードに共有可能な知を展望する。
日・仏・独の研究者16 名による真摯な思索の軌跡。
(ISBN 9784861104787)

 

目次|indexes

第1部 普遍方法論の現在
第1章 存在論的無差別を絶つ【ジョスラン・ブノワ 大野岳史訳】
第2章 観念としての世界、実在する世界―哲学における「真のスキャンダル」をめぐって【エドゥアール・メール 大西克智訳】
第3章 方法としてのオートポイエーシス―体系とは異なる仕方で【河本英夫】
第4章 国際哲学研究の方法論をめぐって―「生活世界」を基盤にする国際哲学の方法【山口一郎】
第5章 現象学―間文化哲学の方法と道【ゲオルク・シュテンガー 稲垣諭訳】
第2部 方法による越境の試みとクロスセクションの技法
第6章 体系性と普遍性【村上勝三】
第7章 インド古代法の場合【沼田一郎】
第8章 中国古典文学の場合【坂井多穂子】
第9章 デカルト哲学の場合【村上勝三】
第10章 クロスセクションの技法【村上勝三】
第3部 発見の方法と翻訳の役割
第11章 移植、接ぎ木、異種交配―「実体」の迷路へ【中畑正志】
第12章 「思考」を翻訳することは可能か?―訳語としての「幸福」をめぐって【神崎繁】
第13章 三位一体論争におけるウーシアー/ヒュポスタシス概念の変容―東方カッパドキア教父を中心に【土橋茂樹】
第14章 中世イスラームにおける『諸学問の分類』と体系化の思想【竹下政孝】
第15章 西洋中世における神学の方法と体系化―ロンバルドゥス『命題集』への註解をめぐって【山内志朗】
第4部 理性の力と体系の取り戻し
第16章 ドイツ観念論における体系形成―近代哲学の超克に向けて【山口祐弘】
第17章 理由と経験―スピノザ『知性改善論』と方法【ピエール=フランソワ・モロー 渡辺博之訳】
第18章 デカルトにおける「方法」としての「マテーシス」―なぜ、今日、理性に踏み止まる力が求められるのか?【ドゥニ・カンブシュネル 大西克智訳】

 

編者|editor

村上勝三(むらかみ・かつぞ)
東洋大学教授。デカルト哲学。主な著書に『感覚する人とその物理学―デカルト研究3』(知泉書館、2009)、『知の存在と創造性』(知泉書館、2014)、『ポストフクシマの哲学』(編著、明石書店、2015)。

著者|author

ジョスラン・ブノワ、エドゥアール・メール、河本英夫、山口一郎、ゲオルグ・シュテンガー、村上勝三、沼田一郎、坂井多穂子、中畑正志、神崎繁、土橋茂樹、竹下政孝、山内志朗、山口祐弘、ピエール= フランソワ・モロー、ドゥニ・カンブシュネル(掲載順)

訳者|translator

大野岳史、大西克智、稲垣諭、渡辺博之

 

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エコ・ファンタジー―環境への感度を拡張するために

エコ・ファンタジー環境への感度を拡張するために

環境への感度を拡張するために

  • 山田利明・河本英夫(編著)/2015年9月
  • 3500円(本体)A5判並製・320 頁
  • 装丁:矢萩多聞

もっと、感じよう
スケールが大きくて捉えにくい「環境」と、個人の生活感覚とのギャップは、どのように埋められるのか。
食料自給率、生物多様性、南方熊楠など、多彩な視点から問い、想像力を押し広げる刺激的論集。
(ISBN 9784861104688)

 

目次|indexes

Ⅰ 環境への思い
1 ファンタスティックな環境【岩崎大】
2 触覚性環境【河本英夫】
3 食料自給率【山田利明】
4 レジリエントな自然共生社会に向けた生態系の活用【武内和彦】
Ⅱ 一歩後退二歩前進
5 非合理の合理性【住明正】
6 ケンムン広場:生物多様性モニタリング研究における保全生態学と情報学の協働【鷲谷いづみ・安川雅紀・喜連川優】
7 消費者が関与する海のサステナビリティー:水産物エコラベルのポテンシャル【八木信行】
8 宇宙と環境とファンタジー【石崎恵子】
9 マヌカン・レクチャーとフレッシュな生命【池上高志】
Ⅲ 文化的環境
10 初期日本哲学における「自然」【相楽勉】
11 南方熊楠・説話研究と生態学の夢想【田村義也】
12 大正詩人の自然観:根を張り枝を揺らす神経の木々【横打理奈】
13 城外に詠う詩人:中国の山水田園詩【坂井多穂子】
14 潜在的人類を探索するワークショップ【安斎利洋】
15 エクササイズとしての無為自然【野村英登】
Ⅳ 障碍者・高齢者・避難者の環境
16 22世紀身体論:哲学的身体論はどのような夢をみるのか【稲垣諭】
17 移動・移用についての小論:フレッシュな生命【日野原圭】
18 カップリング(対化)をとおしての身体環境の生成【山口一郎】
19 高齢者・障碍者の能力を拡張する環境とは【月成亮輔】
20 障碍者の環境【池田由美】

編者|editors

山田利明(やまだ・としあき)
東洋大学文学部東洋思想文化学科教授。中国哲学、道教儀礼研究。著書に『六朝道教儀礼の研究』(東方書店)、『道教事典』(編著、平河出版社)など。
河本英夫(かわもと・ひでお)
東洋大学文学部哲学科教授。科学哲学、システム論。著書に『システム現象学』(新曜社)、『臨床するオートポイエーシス』(青土社)など。

 

 

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随想 西田哲学から聖霊神学へ

随想 西田哲学から聖霊神学へ

  • 小野寺功(著)/2015年8月
  • 3500円(本体)/四六判並製・460頁
  • 装丁:桂川潤

キリスト教の日本への受肉を生涯のテーマにしてきた著者畢生の論考集。
岩手の風土の中で育まれた少年の感性がいかに世界の思想を受け入れ格闘してきたか、身を削るような思索の過程を跡づける。
著者が自らの思想遍歴を語るインタビューを併録。
(ISBN 9784861104640)

「読売新聞」(10/25)に書評が掲載されました。
評者は若松英輔氏(批評家)です。
コチラよりお読みいただけます。「思想の地下水脈探る」

 

目次|indexes

1 西田哲学の研究
2 西田幾多郎論
3 『善の研究』について
4 西田幾多郎とキリスト教
5 場所的論理とキリスト教的世界観
6 西田哲学における「述語的論理主義」の意味するもの
7 江渡狄嶺と西田幾多郎
8 逢坂神学と西田哲学
9 キリスト教の聖霊論的理解
10 現代思想と神
11 聖霊と場所
12 ダンマとプネウマ
13 西田哲学から聖霊神学へ
14 日本における神学の形成をめざして
対談(小野寺功×三浦衛)

著者|author

小野寺功(おのでら・いさお)
1929年岩手県生まれ。上智大学大学院哲学研究科修了。清泉女子大学名誉教授。主な著書に『絶対無と神―京都学派の哲学』(2002年)『聖霊の神学』(2003年)『大地の文学 [増補]賢治・幾多郎・大拙』(2004年、以上春風社)がある。

 

 

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哲学 はじめの一歩

哲学 はじめの一歩

  • 立正大学文学部哲学科(編)/板橋勇仁、村上喜良、田坂さつき、村田純一、湯浅正彦、金井淑子、松永澄夫、竹内聖一(著)/2015年8月
  • 3241円(本体)/四六判並製・全四巻函入・各巻約110頁・分売不可
  • 装丁:矢萩多聞/装画:鈴木千佳子

〈哲学する〉ってどんなこと?
「生きる」「〈私〉であること」「心」「行動する」
日常にひそむ4つのテーマから〈哲学すること〉へ足を踏み出す。
全ての人のための哲学入門。
(ISBN 9784861104596)
日本図書館協会選定図書

重版出来!


 

目次|indexes

第1巻 生きる
第1章:生きることに意味はあるのか【板橋勇仁】
第2章:死について【村上喜良】
第3章:「生きていること」を見つめて【田坂さつき】
第4章:生きるための技術【村田純一】
第2巻 〈私〉であること
第1章:〈私〉であること【湯浅正彦】
第2章:〈自分〉とは誰のことか【板橋勇仁】
第3章:われの三つの位相【金井淑子】
第4章:意味世界を生きる【松永澄夫】
第3巻 心
第1章:心はどこにあるのか【村田純一】
第2章:私の〈私〉との関係【金井淑子】
第3章:善悪は実在するか【竹内聖一】
第4章:愛する【田坂さつき】
第4巻 行動する
第1章:人はみな利己主義者か【竹内聖一】
第2章:自由という難問【湯浅正彦】
第3章:行動の論理【松永澄夫】
第4章:幸福を求める人間【村上喜良】

 

著者|authors

板橋勇仁/村上喜良/田坂さつき/村田純一/湯浅正彦/金井淑子/松永澄夫/竹内聖一(掲載順)

 

 

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レリギオ―〈宗教〉の起源と変容【横浜市立大学新叢書6】

レリギオ

〈宗教〉の起源と変容

  • 三上真司(著)/2015年7月
  • 3000円(本体)/四六判並製・390 頁
  • 装丁:矢萩多聞

religioに隠された秘密とは?
「宗教」を意味するreligion の語源であるラテン語「レリギオ」religio は、本来なにを意味したのか。
聖書、アウグスティヌスから、ニーチェ、アレントらの議論までをたどり、その謎に迫る。
(ISBN 9784861104527)

横浜市立大学新叢書「発刊の辞

☆書評サイト「HONZ」で紹介されました☆

目次より|indexes

第1章 Religioの本来の意味と二つの極
第2章 Religioの原初の極―その起源と意義
第3章 家族「宗教」の消滅と一神教の生成
第4章 ディオニューソスあるいはreligioの分裂

著者|author

三上真司(みかみ・しんじ)
1958 年(昭和33)年生まれ。横浜市立大学国際総合科学部教授。主な著書・翻訳書に『もの・言葉・思考―形而上学と論理』(東信堂2007)、『正典の再構築』(彩流社2004)など。

 

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おうすいポケットー新井奥邃語録抄 白表紙

おうすいポケット

新井奥邃語録抄 白表紙

  • 三浦 衛・コール ダニエル(編)/2015年6月
  • 2200円(本体)/四六変型判・320頁
  • 装丁:矢萩多聞

「私がこの一巻を愛するのは、日本語のもっとも厳しい修辞法でつづられているからだ」(池内紀)
田中正造が「亜聖」と評し、高村光太郎が愛読し、「全一学」の哲学者森信三が「わが幻の師」と敬仰した“いのちの思想家”新井奥邃。
現代日本をうがつ珠玉の語録を全集より精選し、キーワードに語釈を付す。
巻頭言、池内紀氏。語録本文は黒表紙と同じ。
(ISBN 9784861104541)

★好評既刊★
奥邃論集成』 (春風社編集部 編)
新井奥邃著作集』全9巻+別巻(工藤正三・コール ダニエル 編)

新井奥邃とは?
1846(弘化3)年、仙台藩に生まれる。本名は常之進《つねのしん》安静《やすよし》。
若い頃より秀才の誉れが高く、6歳で藩校の養賢堂に入学、1866年に江戸に遊学し安井息軒の三計塾に入門、学を磨いた。
1871年、森有礼の知遇を得、キリスト教を深く学ぶため、森に伴われ渡米。
トマス・レイク・ハリスのコミュニティ新生同胞教団に入団、生活しながら特色のあるキリスト教を学ぶ。1899年に帰国。
奥邃に親炙また私淑した人物に、田中正造、高村光太郎、柳敬助、野上弥生子、森信三、林竹二らがいる。

編者|editors

三浦衛(みうら・まもる)
春風社代表取締役。1957年秋田県生まれ。東北大学経済学部卒業後、神奈川県内の私立高校で社会科教諭を7年間務める。
その後、東京都内の出版社に勤務。99年、仲間二人と春風社を創業。学術書を中心に現在まで約600点を刊行。
コール ダニエル(Daniel E. Corl)
福岡女学院大学教授。1953年生まれ、岩手育ち。日本在住44年。
関心分野はキリスト教思想史、宗教哲学、異文化表現史。
著書に『知られざるいのちの思想家 新井奥邃を読みとく』(共編著、春風社 2000年)、『新井奥邃著作集』全9巻+別巻(共編, 春風社 2000-2006年)、『公共する人間5 新井奥邃 公快共楽の栄郷を志向した越境者』(共編著、東京大学出版会 2010年)がある。

 

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おうすいポケット―新井奥邃語録抄 黒表紙

おうすいポケット

新井奥邃語録抄 黒表紙

  • 三浦 衛・コール ダニエル(編)/2015年6月
  • 2200円(本体)/四六変型判・320頁
  • 装丁:矢萩多聞

「考えに考える、その深さにあらためて感動した。人間について、この世について、生きることについて、こんなにも深く考えていた人なのかと」(横須賀薫)
田中正造が「亜聖」と評し、高村光太郎が愛読し、「全一学」の哲学者森信三が「わが幻の師」と敬仰した“いのちの思想家”新井奥邃。
現代日本をうがつ珠玉の語録を全集より精選し、キーワードに語釈を付す。
巻頭言、横須賀薫氏。語録本文は白表紙と同じ。
(ISBN 9784861104558)

好評既刊
奥邃論集成』 (春風社編集部 編)
新井奥邃著作集』全9巻+別巻(工藤正三・コール ダニエル 編)

新井奥邃とは?
1846(弘化3)年、仙台藩に生まれる。本名は常之進《つねのしん》安静《やすよし》。
若い頃より秀才の誉れが高く、6歳で藩校の養賢堂に入学、1866年に江戸に遊学し安井息軒の三計塾に入門、学を磨いた。
1871年、森有礼の知遇を得、キリスト教を深く学ぶため、森に伴われ渡米。
トマス・レイク・ハリスのコミュニティ新生同胞教団に入団、生活しながら特色のあるキリスト教を学ぶ。1899年に帰国。
奥邃に親炙また私淑した人物に、田中正造、高村光太郎、柳敬助、野上弥生子、森信三、林竹二らがいる。

編者|editors

三浦衛(みうら・まもる)
春風社代表取締役。1957年秋田県生まれ。東北大学経済学部卒業後、神奈川県内の私立高校で社会科教諭を7年間務める。
その後、東京都内の出版社に勤務。99年、仲間二人と春風社を創業。学術書を中心に現在まで約600点を刊行。
コール ダニエル(Daniel E. Corl)
福岡女学院大学教授。1953年生まれ、岩手育ち。日本在住44年。
関心分野はキリスト教思想史、宗教哲学、異文化表現史。
著書に『知られざるいのちの思想家 新井奥邃を読みとく』(共編著、春風社 2000年)、『新井奥邃著作集』全9巻+別巻(共編, 春風社 2000-2006年)、『公共する人間5 新井奥邃 公快共楽の栄郷を志向した越境者』(共編著、東京大学出版会 2010年)がある。

 

 

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虚構の形而上学―「あること」と「ないこと」のあいだで

虚構の形而上学

「あること」と「ないこと」のあいだで

  • 中村靖子(編)/2015年2月
  • 3500円(本体)/四六判上製・460頁
  • 装丁:長田年伸

なぜ、ないものがありそうに見えるのか。
脳が生み出す「主体」意識から、靖国神社の「神々」まで…
われわれを取りまく虚構とはいったい何か。「ある」と「ない」の間を行きかう9つの論考。
(ISBN 9784861104367)

目次|indexes

はじめに
第1部 名とイメージ
第1章 サンスクリット語の構造から見るインド的唯名論(和田壽弘)
第2章 豊穣の女神とマリア観音(坂本貴志)
第3章 『ゲッティ黙示録』の挿絵における枠とヨハネの幻視(木俣元一)
第2部 神話と歴史
第4章 仮面と虚構―鷗外の『かのように』における国家と知識人(H・M・シュラルプ)
第5章 物語と虚構―フロイトのモーセ論(中村靖子)
第6章 「神々」の物語―靖国神社遊就館を歩く (安川晴基)
第3部 シミュレートされる「現実」
第7章 科学の中の虚構(戸田山和久)
第8章 意思決定という虚構(大平英樹)
第9章 フィクションとシミュレーション―芸術制作の方法論からジャンル論へ (三浦俊彦)
「ありそうでなさそうなもの」が、「やっぱりある」と知るプロセス―あとがきに代えて(中村靖子)

編者|editor

中村靖子(なかむら・やすこ)
名古屋大学大学院文学研究科教授。
主著に『「妻殺し」の夢を見る夫たち―ドイツロマン派から辿る〈死の欲動〉の生態学』(松籟社、2013年)、『フロイトという症例』(松籟社、2011)などがある。

著者|authors

執筆順
和田壽弘(わだ・としひろ)
名古屋大学大学院文学研究科教授(インド哲学)
坂本貴志(さかもと・たかし)
立教大学文学部教授(ドイツ文学)
木俣元一(きまた・もとかず)
名古屋大学大学院文学研究科教授(西洋美術史)
H・M・シュラルプ(Hans Michael Schlarb)
広島大学大学院総合科学研究科准教授(ドイツ文学)
中村靖子(なかむら・やすこ)
名古屋大学大学院文学研究科教授(ドイツ文学・思想史)
安川晴基(やすかわ・はるき)
名古屋大学大学院文学研究科准教授(ドイツ文学)
戸田山和久(とだやま・かずひさ)
名古屋大学大学院情報科学研究科教授(科学哲学)
大平英樹(おおひら・ひでき)
名古屋大学大学院環境学研究科教授(生理心理学)
三浦俊彦(みうら・としひこ)
和洋女子大学人文学群教授(美学・哲学)

 

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