奥邃論集成

奥邃論集成

  • 春風社編集部(編)/2014年12月
  • 2700円(本体)/A5判上製・256頁
  • 装丁:長田年伸

明治大正の思想家、新井奥邃。
各界屈指の論客による『新井奥邃著作集』月報収載の珠玉の論考を一書にまとめ、その人と思想を多角的に照らし出す。
(ISBN 9784861104244)

目次より|indexes
一章 新井奥邃との出会い
二章 異色のキリスト教
三章 新井奥邃をめぐる人々
四章 新井奥邃の言葉
五章 結び

執筆者|contributors
若松英輔/中島岳志/中条省平/飯島耕一/竹内敏晴/花崎皋平/荒井献/鹿野政直/小松裕/鈴木範/久谷川健一…ほか  総勢33名

新井奥邃(1846-1922)
仙台藩士、キリスト教思想家。戊辰戦争を通じてキリスト教に目覚め、生涯を労働と祈りに捧げた。宗教家、教育者として深い影響力をもち、田中正造をして「亜聖」と言わしめた。

 

 

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【新版】待つしかない、か。 ―身体と哲学をめぐって

【新版】待つしかない、か。

身体と哲学をめぐって

  • 木田元・竹内敏晴(著)/2014年10月
  • 1800円(本体)/四六判並製・220頁
  • 装丁:矢萩多聞

稀代の哲学者と演出家が現代の我々に遺した渾身のメッセージ
「しぶとく生きる」ために、我々にできることはなにか。
ハイデガー、メルロ=ポンティの哲学は、日本人に何を訴えかけているのか。
戦中・戦後を駆け抜けた哲学者と演出家による対談の語りおろし。
哲学初心者にもやさしい詳細な脚注付。
2003年の既刊が待望の新版で登場。
(ISBN 9784861104206)

 

目次より|indexs

・「戦後」の終焉
原爆が落ちたとき/林竹二と斎藤信治/からだがうごく/メルロ=ポンティの衝撃/思想と実践…など
・ことばがうまれるとき
言語発生の弁証法/「渾沌」からことばへ/「奇跡の人」の嘘
・からだの文体
はずみを失うからだ/からだが読む/大学教育にかけている視点…など
・待つしかない、か。
ハイデガーの「転回」/丸山真男と「なる」の思想/ことばという思想/戻ったらオシマイ/意識と間身体性…など
・他者への呼びかけ
「私」がうまれる/呼びかける力が低下している/実践 呼びかけのレッスン…など
・希望なき世紀に
からだをそだてる/理解はからだ/「まったくの他者」と生きる/さいごにのこるもの

 

著者|authors

木田元(きだ・げん)
1928年新潟生まれ。哲学者。中央大学名誉教授。著書に『ハイデガー『存在と時間』の構築』(岩波現代文庫)、『反哲学入門』(新潮文庫)、『わたしの哲学入門』(講談社学術文庫)など多数。メルロ=ポンティをはじめ訳書多数。2014年没。

竹内敏晴(たけうち・としはる)
1925年東京生まれ。演出家。劇団ぶどうの会などを経て、竹内演劇研究所を開設。宮城教育大学教授などを務める一方、演劇創造や障害者療育などに打ち込む。著書に『セレクション 竹内敏晴の「からだと思想」』(全四巻、藤原書店)など。2009年没。

 

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横超の倫理―ローティ、ハイエク、シンガーを超えて

横超の倫理

ローティ、ハイエク、シンガーを超えて

  • 谷口隆一郎/2014年3月
  • 3333円(本体)/四六判上製510頁
  • 装丁:矢萩多聞

道徳の境界はどこまで拡大するのか―
「横超」という概念を大胆に導入することにより、見知らぬ者の協働と連帯を志向する、共感に基づくプラグマティックな倫理の可能性を描き出す。
(ISBN 9784861103933)

目次より|indexs

第1章 原理なき自由―ローティの作り出される倫理
第2章 真理なき正当化―ローティの正当化の概念
第3章 超越なき自由―ハイエク・自由・進歩
第4章 拡大する道徳的権利―シンガーによる動物の権利論
第5章 横超の倫理
第6章 公共倫理―公共圏における諸コミュニティ間の倫理

著者|author

谷口隆一郎(たにぐち・りゅういちろう)
1961年生まれ。聖学院大学政治経済学部政治経済学科教授。哲学博士。専門は、哲学・倫理学・政治哲学。ヘルマン・ドーイヴェールトの政治哲学を基に、現代市民社会における公共倫理、メタ倫理学などを研究する。著書に『コミュニティ政策研究の課題』(三恵社)など。

 

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超越する実存―人間の存在構造と言語宇宙

超越する実存

人間の存在構造と言語宇宙

  • 棚次正和/2014年1月
  • 4500円(本体)/A5判上製392頁
  • 装丁:長田年伸

実存とは何か?超越とは何か?
相互の関係を豊富な具体例から探る。
空海や一遍の宗教言語から、オットーやエリアーデ、さらにはニューエイジの「英国フィンドホーン」や「白光真宏会」、「清明教」を例にあげ、実存と超越の関係を描き出す。従来の二項対立から抜け出し、実存と超越が交錯するという新しいダイナミズム。
(ISBN 9784861103919)

目次より|indexs

・宗教言語の遥かなる地平
・超越とヒエロファニー
・解釈における創造と発見―エリアーデとリクール
・癒しの思想と人間観―滝沢克己の「純粋神人学」の視点より
・フィンドホーンの奇蹟―内なる神と妖精たち

著者|author

棚次正和(たなつぐ・まさかず)
京都府立医科大学大学院医学研究科教授。専門は人体論、医学哲学、スピリチュアルケアなど。著書に『宗教の根源』(世界思想社)ほか。

 

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沈黙の向こう側―豊崎光一追悼集

沈黙の向こう側

豊崎光一追悼集

  • 豊崎令子(監修)/岩嵜誠、佐久間和男、中村裕、平山規子(編)/2013年11月
  • 3048円(本体)/四六判・上製・230頁
  • 装丁・レイアウト:矢萩多聞

今は亡き天才的フランス文学者へのオマージュ。
ドゥルーズ=ガタリやル・クレジオの翻訳などで知られ、日本におけるポストモダン思想受容の先駆となった仏文学者、豊崎光一。没後25年を記念し、蓮實重彦氏、菅野昭正氏、清水徹氏ほか、ゆかりの深い諸氏が思いを寄せる書き下ろしの追悼文に加え、病没当時発表された追悼エッセイ、書評を集める。
(ISBN 9784861103704)

目次│table des matières

はじめに【中村裕】


「読むこと」と「正しさ」―豊崎光一とポール・ド・マン【蓮實重彦】
追憶の断片をいくつか【菅野昭正】
豊崎光一のこと、など【清水徹】
ル・クレジオ研究者としての豊崎光一先生【鈴木雅生】

ある豊饒なダンディズムについて―豊崎光一を悼んで【辻邦生】
ニ短調ピアノ協奏曲の肖像【辻邦生】
豊崎光一との最後の旅【辻邦生】
豊崎光一をみだりに回想しないために【蓮実重彦】
ジャック・デリダにもっとも信頼された日本人―豊崎光一追悼【清水徹】
あるフランス文学者の死―新しい理論の完成半ばに
書評『余白とその余白または幹のない接木』【宮川淳】
豊崎光一著『余白とその余白または幹のない接木』【清水徹】
『ファミリー・ロマンス』書評【栗本慎一郎】

豊崎光一 パリ 青春の日々:1960-1963【エヴリン・カディック】
一九六〇年代のパリ【日野三郎】
豊崎光一とジャック・デリダ―「二つの悪口」から【ブリュネ裕子】
思い出や本のあいだから【吉田加南子】
『夢の方舟』/追憶の豊崎光一【中村裕】
豊崎光一先生の思い出【佐久間和男】
豊崎光一の生い立ちと略年譜【豊崎令子】

編集後記
感謝とご挨拶―あとがきに代えて

 

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釈譜詳節(中)

釈譜詳節(中)

  • 朝鮮世祖(纂述)/河瀬幸夫(訳)/2013年4月
  • 6500円(本体)/A5判・上製・524頁
  • 装丁:矢萩多聞

釈譜詳節」は発明されたばかりのハングルで書かれた韓国独自の釈迦伝であり、韓国文学史上最高傑作と言われている。同時期に書かれた「月印千江之曲」と「月印釈譜」も訳し、その全体像に迫る。
本邦初訳の全3巻、遂に完結!!!
(ISBN 9784861103636)

『神奈川新聞』(2013年4月21日)で紹介されました。
元教師がハングル経典「釈譜詳節」を全訳、韓国の研究者「至難の翻訳作業」と賛辞

『朝鮮日報』(2013年5月31日)で紹介されました。
「釈譜詳節」の失われた物語を探した河瀬幸夫氏 (記事の日本語訳はこちらをご覧ください)

上巻解題より

『釈譜詳節』『月印千江之曲』『月印釈譜』の三書に記録された仏教世界は単に一五世紀の朝鮮半島における仏教理解ということに限定されるものではなく、三国時代から高麗時代を経て朝鮮時代に伝えられた仏教の朝鮮半島における理解の全体像を総合的に示すものであり、その大部分は、一五世紀の東アジア全域に共通する仏教理解であった可能性が高い。それを一二世紀の『今昔物語集』などと読み合わせることで、東アジアにおける仏教理解の共通性と多様性を知ることができるようになるのではないかと考えられる。以上の事柄を確認する意味においても、この三書は一連のものとして通読できるような形にすることが必要であろうと考えたのである。

目次│indexs

『釈譜詳節』(上・中・下)の刊行を祝して 東国大学国語国文学科名誉教授 金英培
推薦の文 東国大学仏教学部長教授 張愛順(戒環)
釈譜詳節
釈譜詳節第十三/釈譜詳節第十九/釈譜詳節第二十/ 釈譜詳節第二十一
月印釈譜
月印釈譜第十一/月印釈譜第十二/月印釈譜第十三/月印釈譜第十四/月印釈譜第十五/月印釈譜第十七/月印釈譜第十八/月印釈譜第十九
付録
一、刊経都監版妙法蓮華経巻第四/二、刊経都監版妙法蓮華経巻第五/三、法華経要解科文の概略
翻訳を終えて

訳者│translator

河瀬幸夫(かわせ・ゆきお)
1945年、東京都大田区に生まれる。早稲田大学第二文学部と文学研究科で日本文学(上代文学)を専攻。1973年、横須賀学院高等学校の国語教員となる。2003年に早期退職し、韓国ソウルの東国大学大学院仏教学科仏教史学科に入学し、2007年に博士課程修了。東国大学では日本にお ける高麗大蔵経の受容の歴史について学び、修士論文では江戸時代の僧忍澂の大蔵経対校に関してまとめる。2007年以降『釈譜詳節』の翻訳に専念。春風社より2010年に『釈譜詳節』(上)、2011年に『釈譜詳節』(下)を刊行。

 

 

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異教の完成者―史的イエスをめぐる謎

異教の完成者

史的イエスをめぐる謎

  • 波多野直人(著)/2013年3月
  • 3500円(本体)/四六判上製276頁
  • 装丁:矢萩多聞

数ある〈新興宗教〉のひとつにすぎなかったキリスト教が、なぜ世界宗教になりえたのか。歴史的実在としてのイエスの人物像と、諸教が混交していた当時の宗教状況を明らかにし、キリスト教信仰の本質にせまる。
(ISBN 9784861103513)

目次│indexs

第1章 十字架とイエスをめぐる謎
第2章 イエスと異教―フェニキアを中心に
第3章 ユダヤ人と異邦
第4章 イエス伝研究

著者│author

波多野直人(はたの・なおと)
1948年、若松市(現・北九州市)生まれ。上智大学文学部(英米文学専攻)卒業。東京大学大学院人文科学研究科(英語・英文学)博士課程修了。現在、武蔵大学人文学部教授(2013年4月から特任教授)。趣味は、国内外の古書店巡り、犬と猫。

 

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直接知の探求―西田・西谷・ハイデッガー・大拙

直接知の探求

西田・西谷・ハイデッガー・大拙

  • 松丸壽雄(著)/2013年2月
  • 4000円(本体)/四六型判上製392頁
  • 装丁・レイアウト:矢萩多聞

もう一つの「真理」を求めて―
自然科学と別の真理性は考えられないのか。あるとすれば、それを何らかの方法で「知る」ことはできるのか。四者の思想を吟味しつつ、科学万能主義を批判し、真理観の更新をせまる。
(ISBN 9784861103476)

目次│indexs

序第
1章 西田と直接知
第2章 西谷と直接知
第3章 ハイデッガーと直接知
第4章 鈴木大拙と直接知
第5章 終章
あとがき

著者│author

松丸壽雄(まつまる・ひさお)
1945年、東京都生まれ
1978年、京都大学大学院文学研究科博士課程宗教学専攻単位取得退学
1979年より二年間スイス・バーゼル大学神学部留学
1993年より1994年までドイツ・デュースブルク大学第一学群客員教授(哲学担当兼任教授)
2007年より現在まで獨協大学国際教養学部言語文化学科教授
編著に、『西田哲学選集第三巻 宗教哲学』(1998年、燈影舎)、藤田正勝・松丸壽雄編著『欲望・身体・生命』(1998年、昭和堂)、『唐木順三 三木清・無常』京都哲学撰書第26巻(2002年、燈影舎)などがある。

 

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心理臨床と脱構築の経験―〈他者〉をめぐって

心理臨床と脱構築の経験

〈他者〉をめぐって

  • 長田陽一(著)/2013年2月
  • 2400円(本体)/四六型判上製264頁
  • 装丁:矢萩多聞

未知なるものとしての〈他者〉の経験は、いかにして語ることができるのか。デリダ、バタイユ、クリプキ、フロイトらを参照しつつ、臨床実践をひとつのテクストとして読むことで、〈私〉の固有性・同一性を揺さぶる。
(ISBN 9784861103452)

目次│indexs

Ⅰ 心理臨床における他者
第1章 テクストとしての臨床
第2章 不可能なものの経験と可能世界の記憶
第3章 他者の記憶―喪と幽霊をめぐる試論
第4章(補稿1) エクリチュールと記憶についての覚え書き
第5章(補稿2) 夢の迫真性について
Ⅱ 記憶(へ)の固執
第6章 アートと自然のエコノミー―「目的なき合目的性」について
第7章 テクストとしてのコギト
第8章 フロイトのためらいについて

著者│author

長田陽一(ながた・よういち)
1971年、長崎に生まれる。
京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。京都大学博士(教育学)。
専攻は臨床心理学および精神分析。
現在、京都光華女子大学人文学部心理学科准教授。
主要研究業績
「テクストと未知なるもの」『心理臨床学研究』第22巻-第6号、2005
「テクストと臨床経験」(共著)『新・臨床心理学入門』(『こころの科学』増刊)日本評論社2006
「(脱)遠隔化する身体―心理療法の応答可能性について」(共著)『身体の病と心理臨床―遺伝子の次元から考える』創元社2009
犠牲と身代わり―記憶できないものをめぐって』春風社2011

 

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哲学の挑戦

哲学の挑戦

  • 西日本哲学会(編)/2012年11月
  • 2800円(本体)/A5変型判上製480頁
  • 装丁:矢萩多聞

どんな時代、どんな場所でも、もろい殻に包まれたかけがえのない魂が存在する限り、哲学はなくならない。今、何が問題で、どういうことが考えられているのか。論考10編にエッセイとインタビューを加えて示す、豪華執筆陣による最前線での格闘の記録!
(ISBN 9784861103353)

目次より│indexs

現実の現実性(入不二基義)
真理と直観─永遠の相のもとに(上野 修)
哲学の営みを振り返って(松永澄夫)
「いのち」の意味の省察(種村完司)
存在について考える─ハイデッガーと共に/を越えて(菊地惠善)
芸術作品の存在論―分析的形而上学の立場から(倉田 剛)
創られて己になること(村上勝三)
意識の概念史における小さな縺れ(中畑正志)
自由意志の幻想―ニューロサイエンスからみたスピノザ(柴田健志)
記憶を絶したもの―ベルクソンとレヴィナス(藤田尚志)
自然法、人格、存在―ひとつの探究の軌跡(稲垣良典)
徳と 幸福―『ニコマコス倫理学』を近世哲学から解放する(菅 豊彦)
複数論理と日本語意味論(飯田 隆)
哲学の難しさ・面白さ(松永雄二)

著者│authors

西日本哲学会

飯田隆
稲垣良典
入不二基義
上野修
菅豊彦
菊地惠善
倉田 剛
柴田健志
種村完司
中畑正志
藤田尚志
松永澄夫
松永雄二
村上勝三

 

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