魚と水―ある天才宗教家霊的体験の記録

魚と水

ある天才宗教家霊的体験の記録

  • 勝又正三 著・瀬上正仁 編/2001年12月
  • 2500円(本体)/四六判・272頁

いま明かされる天才宗教家・勝又正三の驚異の前半生。師が亡くなって21年。敬愛する人が後を絶たない。『ユング自伝』にも匹敵する興味尽きない稀有の記録は、真実のみが持つ迫力に満ちている。著者の愛弟子・瀬上正仁氏の、詳細にして愛情あふれる解題付。
(ISBN 492114642X)

目次|indexs

著者・序
編者・序
第一章 求神録
人間の本能は神を求める/光る玉/天理教会の大祭日/聖書との出会い/スウェーデンボルツとサンダー・シング/光の柱/自殺未遂/最初の幻/わが師、わが友/二つの異象/発心、そして挫折/謎の樵、そして新たなる旅立ち
第二章 「いのち」を求めて(筑波山修験道入門)
筑波山へ/新義真言宗 千日道場/しどきのゴマ和え/入山~最初の入門試験/(付)「雷神」の意義/蝦蟇の岩戸~この命、何ものぞ/第二の入門試験/竹馬の蝦蟇と滝夜叉姫/天地創造の第三日/天使の守護/天狗さんと味噌/筑波仙人/弘法大師直筆の秘巻と禅問答/問答に勝って/第三の入門試験終わる/死の決定/勘当息子/二銭銅貨~我、いのちを見たり/愛の芸術/人はパンのみにて生きるにあらず/水瓶宮時代の黙示
第三章 道に在りて、悟りに非ず(筑波山麓修行日記)
序/一、杖と袋と聖書/二、筑波仙人の死/三、水風呂/四、木賃宿の思い出/五、嵐の夜の奇跡/六、ふとまにのまにまに/七、愛は死線を越えて/八、道に在りて、悟りに非ず
第四章 日本の国を導き給う神(中部千島派遣、勲部隊の奇跡)
大東亜戦争/二度目の召集と「日蓮丸」の悲劇/釧路から中部千島へ/勲部隊と佐野虎太師団長/戦争の行方/神と語る/大亀と白滝/(付)現代文明への警告/終戦の預言/転進作戦/暗殺計画/嵐のオホーツク海へ/稚内神社に籠もる/ソ連参戦の預言/神響とどろく/八月一五日 終戦/新道に隠れたる真神
解題
勝又正三師の戦争体験/勝又正三師の後半生/勝又正三師のスウェーデンボルグ神学/勝又正三師の「日本・ユダヤ同祖論」/スウェーデンボルグのユダヤ・キリスト教史観/スウェーデンボルグの「古代教会」の教説と日本の神道/日本の宗教史におけるスウェーデンボルグ神学の伏流
おわりに

著者|author

瀬上正仁(せのうえ・まさひと)
昭和29年宮城県塩釜市生まれ。現在、上杉にある宮城中央病院の副院長。高校時代から神道家の勝又正三師に師事し、師亡き後は「魚と水の会」を「愛光会」と改称して継承。医業のかたわら神道を主体とした東洋思想とスウェーデンボルグ神学との関連を調べている。JSA(日本スウェーデンボルグ協会)運営委員。

担当編集者から

『明治のスウェーデンボルグ』の著者、瀬上正仁氏が師、天才宗教家勝又正三の前半生をまとめた。火の玉のエピソードからして凄い![-三浦-]

 

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明治のスウェーデンボルグ―奥邃・有礼・正造をつなぐもの

明治のスウェーデンボルグ

奥邃・有礼・正造をつなぐもの

  • 瀬上正仁/2001年3月
  • 2857円(本体)/四六判・272頁

静かにスリリングに思想のドラマが始まる!日本近代史が見落としていた明治キリスト教秘史。スウェーデンボルグ神学は奥邃・有礼・正造へと受け継がれ、わが国近代の思想、教育、文化に深く浸透、明治期日本の根幹を培った。その水源を探り、次世代へと橋渡しする。
(ISBN 4921146284)

目次|indexs

第一章 新井奥邃の生涯
第二章 奥邃の思想とスウェーデンボルグ
第三章 新井奥邃と一九世紀アメリカの宗教界
第四章 新井奥邃のスウェーデンボルグ観
第五章 日本初代の文部大臣、森有礼
第六章 森有礼の宗教思想と新井奥邃
第七章 明治期のキリスト教と森有礼
第八章 田中正造と足尾銅山鉱毒事件
第九章 田中正造の宗教思想と新井奥邃
第十章 日本人の宗教意識とスウェーデンボルグ神学

著者|author

瀬上正仁(せのうえ・まさひと)
昭和29年宮城県塩釜市生まれ。現在、上杉にある宮城中央病院の副院長。高校時代から神道家の勝又正三師に師事し、師亡き後は「魚と水の会」を「愛光会」と改称して継承。医業のかたわら神道を主体とした東洋思想とスウェーデンボルグ神学との関連を調べている。JSA(日本スウェーデンボルグ協会)運営委員。

担当編集者から

仙台のハンサム外科医、里見浩太郎!瀬上先生初の書。本のおかげか、とみに患者さんが増えたとか。[-三浦-]

 

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知られざるいのちの思想家―新井奥邃を読みとく

知られざるいのちの思想家

新井奥邃を読みとく

  • 新井奥邃先生記念会 監/2000年1月
  • 1905円(本体)/A5判・296頁

新井奥邃帰国百年記念シンポジウムの講演記録をベースに、奥邃の文章、関係者インタビュー、最近の論考を満載! 略年譜、キーワード解説、珍しい奥邃取材新聞記事も再録。教育観、父母神思想、儒教との関わり、芸術家への感化、スウェーデンボルグとの比較など、奥邃の全貌を多角的でわかりやすく紹介。
(ISBN 4921146020)

目次|indexs

新井奥邃略年譜
新井奥邃先生帰国百年記念公開シンポジウム 奥邃の宗教・思想・哲学を21世紀にどう活かすか
新井奥邃を理解する手がかりとして 工藤正三
新井奥邃と教育問題 播本秀史
ユニテリアン主義と新井奥邃 土屋博政
新井奥邃がうながす感動 鈴木正
新井奥邃の父母神思想
新井奥邃と儒教をめぐって コール・ダニエル
新井奥邃と林竹二 日向康
新井奥邃と芸術家たち 北川太一
新井奥邃の思想―21世紀に響きあうもの 花崎皋平
21世紀を照らす新井奥邃の思想 小野寺功
新井奥邃を語る
人の心を見通す人 工藤直太郎
天啓の言葉 永島吉太郎
宇宙の中にある大きな力を信じる
スウェーデンボルグ神学から見た新井奥邃 瀬上正仁
新井奥邃と東北大学建学の精神―国立大学の法人化を目前にして― 木村力雄
本書を手にされる方がたへ

担当編集者から

新井奥邃の入門書。これを作ったのは、創業間もない頃で、わが自宅マンションで徹夜し最後のチェックを終え工藤先生、早朝の電車で山形へ帰られたことが懐かしい。[-三浦-]

 

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