大地にしがみつけ―ハワイ先住民女性の訴え

大地にしがみつけ

ハワイ先住民女性の訴え

  • H.K.トラスク著・松原好次訳/2002年7月
  • 2800円(本体)/四六判・370頁

観光客よ、ハワイにはもう来るな! 土地や言葉を奪われたハワイ先住民が、アメリカ帝国主義を批判し、文化の売春を強いる観光産業を糾弾。先住民復権運動の最前線にいる著者が、先進国の傲慢さを鋭く斬る!
(ISBN 4921146500)

推薦の言葉

観光客よ、ハワイにはもう来るな!
ハワイ先住民の怒りは、深く激しい。先住民の破滅に手を貸し、「文化の売春」を強要しているのは、観光客だからだ。ハワイを侵略して幻想の楽園に仕立て上げたアメリカと、それに悪ノリしている日本人の罪は重い。
―本多勝一(ジャーナリスト)

目次|indexs

第1部 楽園ではないハワイ
第1章 先住民の娘から
第2章 白人よ、「われわれ」とは誰のこと?
第3章 愛らしいフラ・ガールの手―観光産業と先住ハワイ文化の身売り
第2部 「白人大学」のハワイ先住民
第1章 ハワイ大学における人種差別―個人的かつ政治的な見解
第2章 人種差別主義と学問の自由
第3章 先住民学生の連帯―ハワイ大学の場合
第3部 先住民から見たハワイの歴史
ハワイ王朝転覆の真相
第4部 主権を求めて
第1章 先住ハワイ民族と人権
第2章 太平洋諸島の政治―帝国主義と先住民族の自決
第3章 新しい世界秩序
第5部 大地にしがみつけ
第1章 ハワイ先住民のナショナリズム
第2章 女性の力と主権回復運動
第3章 新植民地主義と先住民族

著者|author

ハウナニ=ケイ・トラスク
ハワイ大学教授。アメリカ合衆国本土のウィスコンシン大学で政治学の博士号を取得後、ハワイ大学のアメリカ研究学科を経て、現職に就く。ハワイ王国転覆の経緯を描いたドキュメンタリー・フィルムの制作にあたっては、プロデューサー兼脚本家として参画。ハワイ先住民運動指導者の一人として、国内国家を目指した主権回復運動に取り組んでいる。

訳者|translator

松原好次(まつばら・こうじ)
湘南国際女子大学短期大学教授。専門は言語社会学、特に先住民族言語の復権運動。
著書に『Indigenous Languages Revitalized?』(春風社)、『グローバル・コミュニケーション論』(ナカニシヤ出版、共著)。

担当編集者から

トラスク教授に原書の構成変更を願い出たが、最初は断られる。再度、日本語版編集意図をメールして、快諾。トラスク教授も絶賛の装丁は、矢萩多聞さん。[-山岸-]

 

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倭寇 商業・軍事史的研究

倭寇

商業・軍事史的研究

  • 太田弘毅/2002年7月
  • 13000円(本体)/A5判函入・602頁

14~16世紀にかけて活躍した海賊集団・倭寇。その密貿易商としての実態、八幡大菩薩信仰とのかかわりを漢文史料の忠実な読解から明らかにする大著。
(ISBN 4921146519)

目次|indexs

第一部 倭寇による詐術の行動形態
一 朝鮮半島における詐術の形態―倭寇が装った現地人の姿―
二 倭寇の中国大陸への接近・侵入―ニセ中国人としての行動形態―
三 倭寇が装ったニセ中国人―中国船舶入手問題を中心に―
第二部 倭寇と中国人との結託関係
一 倭寇の求めた麦と米―前・後期それぞれの差異―
二 北シナ・南シナと倭寇―それぞれの勾引・接済関係の比較検討―
第三部 倭寇による密貿易と日本刀
一 倭寇船舶による商業活動の一形態―「清雅」の品と、「刀鎗之類」の売りさばき―
二 日本刀の行方―倭寇史の一齣―
三 倭寇が密輸出した刀と扇
第四部 倭寇による密貿易と火器用軍需物資
一 南北朝内乱と征西府の密輸―明国諜叛事件に関連して―
二 倭寇による焔硝の密輸入―中国から日本へ―
三 倭寇をめぐる焔硝と硫黄と火薬
四 倭寇王王直をめぐる火器と軍需物資・再論
五 王直と暹羅貿易―軍需物資を中心に―
六 王直による外国産鉄の日本運び込み―「暹羅鉄」を中心に―
第五部 倭寇と八幡大菩薩信仰
一 八幡大菩薩信仰と「バハセン」―後期倭寇船舶=「八幡船」説の提唱―
二 応永の外寇と神国思想―神功皇后・八幡大菩薩の再現―
三 応永の外寇と「第三の神風」―神国思想の発展―

著者|author

太田弘毅(おおた・こうき)
1939年宮城県仙台市生まれ。早稲田大学第一文学部東洋史専修卒業。同大学院文学研究科東洋史(修士課程)修了。現在、東北女子大学教授。
著書に『蒙古襲来―その軍事史的研究―』(錦正社史学叢書)。

担当編集者から

著者も本も超堅物(笑)でも歴史マニアは必読! 面白いですよ。高いけど。[-内藤-]

 

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花と人の交響楽―スペシャルオリンピックスから共生自立の丘へ

花と人の交響楽

スペシャルオリンピックスから共生自立の丘へ

  • 春風社編集部編/2002年6月
  • 1500円(本体)/A5判・204頁

スペシャルオリンピックスの価値観を発展的に展開した地域ぐるみの福祉運動「丸山ハイランドふれあい農園の会」。共生自立をめざす先駆的実践例をレポートする。
(ISBN 4921146497)

目次|indexs

インタビュー
人のしあわせが私のよろこび 細川佳代子
人間性のすばらしさを基準にしたい 山下泰裕
綺麗な花だけが花ではない
丸山ハイランド夢の経過
不思議な力を感じて 長尾ひろみ
おじいちゃんの遺言 中村勝子
座談会
阿蘇のふもとで夢を語る
寄稿
新しい町づくりの構想 甲斐利幸
九州のへそ 右山昌一郎
大きな夢を抱いて 飯開秀昭
土とバクテリアの実験場 山下嘉廣
都市と農村の交流・共生 高木正三
臨床心理の立場から 櫻井佐紀子
バリアフリーの社会をめざして 大橋節子
家づくり子そだて 清水清治郎
二一世紀は共生の時代 小山和作

担当編集者から

柔道の山下康裕さん、美人の細川佳代子さんへのインタビューが忘れられない。「細川さんに始めてあったのはいつですか?」の質問に、山下さん「ボクは過去にこだわりませんから覚えていません。すみません」と答えた。さすがは世界の山下! 忘れられない。[-三浦-]

 

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新しい東アジアが見えてくる

新しい東アジアが見えてくる

  • 東アジア研究会 編著/2001年10月
  • 2500円(本体)/四六判・304頁

浮上する東アジア― 日中関係、東アジアのIT事情、韓国経済発展分析、英語第二公用語論、外国人医療保険問題等、ダイナミックに変貌を遂げる東アジアの「今」を、様々な角度から読み解く。
(ISBN 4921146373)

推薦の言葉

いま注目の東アジア。日中関係史、韓国経済、IT事情、言語教育など幅広く、多面的に論じた注目の書。
―池井優(青山学院大学教授・法学博士)

目次|indexs

一九〇〇年前後の日本外交 飯森明子
Ⅰ はじめに
Ⅱ 列国の同盟・協商関係と日本
Ⅲ 義和団事件と日本の派兵
Ⅳ 同盟関係による列国との「国際協調」
Ⅴ おわりに
中国の革命と日本の外交 波多野勝
Ⅰ はじめに
Ⅱ 三度の中国革命
Ⅲ 第一次大戦後の日中関係
Ⅳ おわりに
北東アジアにおける日本の安全保障 平間洋一
Ⅰ 敗戦後の安全保障
Ⅱ 自衛隊の誕生
Ⅲ 冷戦構造の崩壊
韓国の経済発展 粕谷雄二
Ⅰ はじめに
Ⅱ 工業発展の軌跡
Ⅲ 高度成長の歪みと構造調整
Ⅳ 国際化と韓国経済
Ⅴ 先進経済への挑戦
Ⅵ おわりに
グローバリゼーションと政策形成―外国人に対する医療保険問題 桑原英明
Ⅰ グローバリゼーションと政策課題
Ⅱ 外国人に対する医療保険制度と無保険者の存在
Ⅲ 外国人無保険者に対する行政対応の現状と課題
Ⅳ グローバリゼーションと国民の福祉向上
国連・日本・東アジア 渡部茂己
Ⅰ はじめに
Ⅱ 国連の目的と組織構造の概観
Ⅲ 国連の誕生と日本の加盟
Ⅳ 中国の代表権交代と韓国・北朝鮮の同時加盟
Ⅴ 国連による国際社会の平和の維持と日本
Ⅵ おわりに―二一世紀における日本の役割
日本人の英語観・国際化観 柳田恵美子
Ⅰ はじめに
Ⅱ 「英語第二公用語」論の背景
Ⅲ 道具としての英語
Ⅳ 日本人の英語学習観
Ⅴ 発信する日本人へ
アジアの情報化―現状と課題 北根精美
Ⅰ はじめに
Ⅱ 一九九〇年代におけるアジアの情報化
Ⅲ アジアにおける情報化の事例
Ⅳ アジアの情報化社会の展望
東アジアと衛星放送 岩田温
Ⅰ 東アジア国際体系と日本
Ⅱ コミュニケーション学の基本的視点
Ⅲ 東アジア各国の放送事情
Ⅳ おわりに

担当編集者から

装丁のタケダ君は井の頭公園に棲息するストリートの絵描き。
胎動する東アジアの喧騒を伝える装丁に仕上げてくれた。[-内藤-]

 

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旅人たちのパミール―玄奘、マルコ・ポーロはどの道を通ったか

旅人たちのパミール

玄奘、マルコ・ポーロはどの道を通ったか

  • 酒井敏明/2000年8月
  • 1800円(本体)/B6判・338頁

山を愛するすべてのひとにパミール、ヒマラヤに魅せられた男が語る― 「世界の屋根」と呼ばれるパミールは地理的探検の格好の領域であった。広大な山岳地域を旅した僧侶、商人、探検家たちのそれぞれの旅を鮮明に描き、その魅力にせまる。
(ISBN 4921146128)

目次|indexs

第Ⅰ篇 旅人たちのパミール
はじめに
第一章 パミール―その地理と歴史の素描
第二章 声域に旅した最初の施設―張騫
第三章 法顯と宋雲の旅
第四章 唐代入竺求法僧たちの旅
第五章 高仙芝の遠征
第六章 マルコ・ポーロとパミール
第七章 ベネデット・ディ・ゴーエシュ
おわりに
第Ⅱ篇 パミール山中の要衝 タシュクルガン
はじめに
第一章 新疆の自治県としてのタシュクルガン
第二章 中国古文献に描かれたタシュクルガン
第三章 近代冒険家の調査
おわりに
第Ⅲ篇 ヒマラヤを越えた日本人
はじめに
第一章 ヒマラヤ越えの交通路
第二章 カラコルム
第三章 ネパールからチベットへ
第四章 聖都ラサの日本人
第五章 日本人が越えた峠と越えなかった峠
おわりに
第Ⅳ篇 ヒマラヤの先駆者たち
一 ヒマラヤの先駆者たち
二 チベットに入る道
三 冒険家矢島の入蔵ルート
四 雲南の奥に消えた能海寛
五 カンチの勇姿
六 タルン氷河に接近
七 厳冬期のロータン峠
八 立教大学隊の壮挙

著者|author

酒井敏明(さかい・としあき)
現在日本山岳会京都支部長。帝塚山大学教授。学生時代にパミール高原学術調査隊員としてヒンドゥークシュ山脈のノシャック峰に初登頂、パンジャブヒマラヤ遠征隊に副隊長として参加、峻峰インドラサン初登頂を成功に導いた。

担当編集者から

旧漢字・難漢字の作字はオペレーターの米山さん。難しい漢字はあっても読みやすい文章。この本で先人が歩いたルートをたどれます。[-内藤-]

 

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