ミクロ経済学と時事問題―民営化から再販制度まで

ミクロ経済学と時事問題

民営化から再販制度まで

  • 高崎仁良(著)/2013年3月
  • 2800円(本体)/四六判上製228頁
  • 装丁:矢萩多聞

国鉄を地域で分割して民営化したのは間違いだった? 再販制度は生産者も流通業者も消費者も得をする? ミクロ経済理論を現実問題に適用することで、俗説・俗論のウソを見抜き、経済学的なものの見方を提示する。
(ISBN 9784861103469)

『経済セミナー』(2013年6・7月号/日本評論社)で紹介されました。

目次│indexs

第1部
第1章 民営化と産業再編成
第2章 ミクロ経済学から見た最近の時事問題
第3章 民営か競争か
第2部
第4章 石油の価格
第5章 石油輸入節減目標達成への道:その具体的方策をめぐって
第3部
第6章 円高と企業収益
第7章 公共部門における円高差益の還元
第8章 円高差益の消費者還元問題について
第9章 内外価格差の問題について
第4部
第10章 海運業の産業特性
第11章 海運政策に関するひとつの提案
第5部
第12章 再販制度の再考察
第13章 M&Aと国民経済
第14章 M&Aと経済厚生:連関財を中心に
第15章 異種産業間の合併:補完財のケース

著者│author

高崎仁良(たかさき・じんりょう)
明治学院大学経済学部教授。担当は産業組織論、ミクロ経済学、厚生経済学。

 

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アジアの人類学 【シリーズ 来たるべき人類学4】

アジアの人類学

【シリーズ 来たるべき人類学4】

  • 片岡樹・シンジルト・山田仁史(編)/2013年3月
  • 2381円(本体)/四六判・並製・340頁
  • 装丁:矢萩多聞/装画:谷中安規

アジアの捉え方、フィールドワーク論から始まり、「焼畑」「牧畜」「狩猟採集・漁撈」「モノ」「親族・ネットワーク」「ヨーロッパの中のアジア」など、人類学の視点でアジアを捉える。
(ISBN 9784861103575)
日本図書館協会選定図書

来たるべき人類学構想会議のサイトはこちら

2刷出来!!

目次|indexs

序 アジアを疑いつつアジアを理解するために
1 アジアをみる眼
2 フィールドワークと民族誌
3 牧畜にみるアジア―生業・思考・国家
4 アジアの焼畑
5 狩猟採集・漁撈
6 衣食住―インドの事例から
7 モノから見たアジア文化
8 アジアをつなぐ親族・ネットワーク
9 観光がつなぐアジア
10 アジアの外部のアジア―ヨーロッパにおけるチベット仏教のひろがり

編者|editors

片岡樹(かたおか・たつき)
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科准教授
シンジルト
熊本大学文学部准教授
山田仁史(やまだ・ひとし)
東北大学大学院文学研究科准教授

 

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旅する対話―ディアスポラ・戦争・再生

旅する対話

ディアスポラ・戦争・再生

  • 姜信子、ザーラ・イマーエワ(著)/2013年2月
  • 1800円(本体)/四六型判並製260頁、DVD付
  • 装丁・レイアウト:矢萩多聞/カヴァー写真:アン・ヴィクトル

問うこと、生きることをあきらめない―
故郷とは、民族文化とは何か、平和への希望はどこにあるのか…在日三世の作家と、亡命チェチェン人ジャーナリストが、朝鮮民族とチェチェン人が追放された悲劇の地カザフスタンの荒野を舞台に、ディアスポラのまなざしで世界を見つめ、語り合う。3.11を超え不穏の色を濃くする日本を照射する言葉。
(ISBN 9784861103506)

講演会・上演会「ディアスポラ(離散)/トラウマ/アート ~2・23から3・11へ 災厄から再生へ 語り結ぶ旅~」が、2月23日(土)14時から、大妻女子大学の千代田キャンパスで開催されました。詳細はこちらをご覧ください。

書評が『週刊読書人』(4月19日号)に掲載されました。評者は東京経済大学教授の本橋哲也氏です。こちらです。

『婦人之友』(2013年6月)に姜信子さんのエッセイ「チェチェン 戦争と沈黙と再生と ディアスポラ(故郷喪失)を生き抜くザーラとの対話の旅」が掲載されました(118-125頁)。

ブックショップ カスパールさん主催、姜信子さんのトークショー「読む書く歌う旅する対話」が、7月13日(土)に春風社で開催されます。詳細はこちらをご覧ください。

目次│indexs

はじめに 生きることを諦めないすべてのあなたへ
Ⅰ いつかチェチェンで会いましょう。
Ⅱ 「希望」と「予兆」
Ⅲ 「子どもの物語にあらず」
写真「カザフスタンの高麗人」
Ⅳ ディアスポラの対話
Ⅴ 対話のあとで
Ⅵ ディアスポラの荒野から
あとがき

著者│authors

ザーラ・イマーエワ(Zara Imaeva)
1961年生まれ、チェチェン人女性映像作家、国際アートセラピーセンターDiDi創立者。モスクワ国立大学ジャーナリズム学科卒。学生時代からチェチェン独立運動に関わり、独立派政府の外務省広報官や文化省映画担当次官なども経験。第2次チェチェン戦争とともにアゼルバイジャンに亡命、政治運動には距離を置き、2004年以来、精神的なトラウマを抱えた子どもたちへの国際アートセラピー活動を展開。チェチェン戦争難民の子どもたちの証言を撮影した「子どもの物語にあらず」(2001)が国際的に注目され、2003年秋、アムネスティ・インターナショナル日本の招きで来日、全国17カ所で講演・上映会が開催された。他に映像作品として、難民の子どもたちの描いた原画によるアニメ「春になったら」(2004)、チェチェン語による児童ミュージカル「お隣さん」、チェチェンとアゼルバイジャンの難民夫婦の出会いと愛の物語「描かれた壁の家」(2008)などがある。

姜信子(きょう・のぶこ)
1961年横浜市生まれ。作家。86年に『ごく普通の在日韓国人』でノンフィクション朝日ジャーナル賞を受賞。著書に『うたのおくりもの』(朝日新聞社)、『日韓音楽ノート』『ノレ・ノスタルギーヤ』『ナミイ!八重山のおばあの歌物語』『イリオモテ』(いずれも岩波書店)、『棄郷ノート』 (作品社)、『安住しない私たちの文化』(晶文社)、『はじまれ―犀の角問わず語り―』(サウタージブックス/港の人)、『今日、私は出発する― ハンセン病と結び合う旅・異郷の生』(解放出版社)など。

 

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貧困をどのように捉えるか―H・ガンズの貧困論

貧困をどのように捉えるか

H・ガンズの貧困論

  • 西村貴直(著)/2013年2月
  • 3333円(本体)/四六型判上製360頁
  • 装丁:矢萩多聞

「自助努力」「自己責任」の欺瞞を暴く! 富裕層の生活水準は貧困層の存在を前提として維持されているという貧困の「積極的機能」に着目し、あるべき福祉政策の方向性を模索する。
(ISBN 9784861103438)

目次│indexs

序章 研究の背景と目的
第1章 H・ガンズの人物像
第2章 貧困研究の出発点―ウエストエンドのフィールドワーク
第3章 貧困問題とは何か
第4章 「貧困の文化」をめぐる考察
第5章 なぜ貧困の根絶が困難なのか―貧困の「積極的」機能について
第6章 “アンダークラス”をめぐる諸問題―貧困者へのネガティブなラベリング
終章 貧困をどのように論じるか

著者│author

西村貴直(にしむら・たかなお)
1976年生まれ。
東京都立大学大学院社会科学研究科社会福祉学専攻博士課程修了。
現在、関東学院大学文学部現代社会学科准教授。
共著書に、『低所得者に対する支援と生活保護制度』(弘文堂2009)、『社会政策の視点―現代社会と福祉を考える』(法律文化社2011)がある。

 

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表象のヴェネツィア―詩と美と悪魔

表象のヴェネツィア

詩と美と悪魔

  • 鳥越輝昭/2012年11月
  • 2800円(本体)/四六型判上製400頁
  • 装丁:毛利一枝

「美しさの他にはほとんど何も残っていない町」(ラスキン)はどのように語られ、描き出されてきたか。バイロンの詩、ヴィスコンティの映画、オッフェンバックの歌劇、ホイッスラーの風景画など、ヴェネツィアという窓から見えてくるヨーロッパ文化の風景。
(ISBN 9784861103292)
日本図書館協会選定図書

紀伊國屋書店BookWebPro基本図書通信(和書)の文学部門に選ばれました→こちらです。

『週刊読書人』(2013年2月8日)に書評が掲載されました。評者は和栗珠里先生(桃山学院大学国際教養学部准教授)です。「魔性の都市に魅入られて

『神奈川大学評論』(2013年第74号)に書評が掲載されました。評者は巽孝之先生(慶応義塾大学文学部教授)です。「書評

公益財団法人日伊協会会報『Cronaca』(138号)の「恵贈図書」頁で紹介されました。

目次│indexs

まえがき
序章 カナレットと逃げ出す芸術家たち
第一章 バイロンと「ためいきの橋」の出現
第二章 『マリーノ・ファリエーロ』と『ヴェネツィアの一夜』の貴族政批判
第三章 『夏の嵐』と『ヴェニスに死す』のなかの魔界
第四章 『ホフマン物語』―悪魔と鏡
第五章 レニエ『顔合わせ』と鏡の照応
第六章 L・P・ハートレー―異文化と罰
第七章 『旅情』のなかの異文化
第八章 ホイッスラーと裏町の詩情
第九章 〈死の町〉ヴェネツィア―「死の潟」と〈ゴンドラ=棺〉
第十章 ヴェネツィア表象史とディエーゴ・ヴァレーリ
あとがき

著者│author

鳥越輝昭(とりごえ・てるあき)
1950年岡山県生まれ。東京外国語大学外国語学部英米語学科卒業。上智大学大学院文学研究科修士課程修了。専攻は比較文学、比較文化史。現在、神奈川大学外国語学部教授・大学院外国語学研究科教授。著書に『ヴェネツィアの光と影―ヨーロッパ意識史のこころみ』(大修館書店1994)、『ヴェネツィア詩文繚乱―文学者を魅了した都市』(三和書籍2003)、訳書にF・バウマー著『近現代ヨーロッパの思想―その全体像』(大修館書店1992)などがある。

 

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エコツーリズムの民族誌―北タイ山地民カレンの生活世界

エコツーリズムの民族誌

北タイ山地民カレンの生活世界

  • 須永和博/2012年10月
  • 4600円(本体)/四六判上製464頁
  • 装丁:矢萩多聞/装画:毛利彩乃

焼畑を営むために森林破壊者のレッテルを貼られた山地少数民族カレンは、国家の規制が進む森を舞台にどう生きるのか。伝統的な知恵を生かし経済開発に巻き込まれないツーリズムを実践するなかで、新たなアイデンティティを獲得していく人々の姿を描き出す。
(ISBN 9784861103278)

著者の須永和博先生が、本書で 観光学術学会「2013年度学会賞著作奨励賞」第6回(2012年度)日本観光研究学会「学会賞観光著作賞」を受賞されました。

日本図書館協会選定図書

『アジア・アフリカ地域研究』 (第12-2号、2013年3月)に書評が掲載されました。

『ECOツーリズム』(第59号、2013年夏)に書評が掲載されました。

東南アジア研究』(第51巻1号)に書評が掲載されました。評者は首都大学東京人文科学研究科の綾部真雄先生です。

目次│indexs

第1章 コンタクト・ゾーンとしてのエコツーリズム―方法論的問題提起
第2章 「タイ人」の創出とカレンの周辺化
第3章 タイ北部における―森の資源化と山地民
第4章 山地民観光の政治学
第5章 タイ北部山地カレン社会における―CBTの民族誌
第6章 「カレン・コンセンサス」を超えて―環境運動における「カレン文化」をめぐる言説と実践

著者│author

須永和博(すなが・かずひろ)
1977年生まれ。立教大学大学院観光学研究科博士後期課程修了、博士(観光学)。現在、獨協大学外国語学部教員。専攻は、文化人類学・観光研究。主要著書に、『観光社会学のアクチュアリティ』(共著、晃洋書房、2010年)、『よくわかる観光社会学』(共著、ミネルヴァ書房、2011年)など。

 

 

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イングランドの地名―起源と歴史を訪ねて

イングランドの地名

起源と歴史を訪ねて

  • ケネス・キャメロン(著)/吉見昭德(訳)/2012年9月
  • 4286円(本体)/A5変型判・上製・384頁
  • 装丁:矢萩多聞

Buckingham, Birmingham, Nottingham…, Manchester, Colchester, Winchester…, これらに共通する-inghamや-chesterは何を示すのか?
ケルト,アングロ・サクソン,スカンジナビア,フランスなど,さまざまな民族や地域に由来する地名を分析することで見えてくる,イングランドの歴史・自然・風土。
(ISBN 9784861102905)

ミスター・パートナー』3月号に紹介されました。
「地名を調べることは科学的な検証である」

目次│indexs

はしがき
記載例証一覧
州名の省略形
第1章 地名研究の技術
第2章 地名形成の類型
第3章 ケルト地名と河川名
第4章 アングロ・サクソン王国,イングランドの州,ハンドレッド,ワッペンテイク
第5章 最古のイングランド定住地名
第6章 スカンジナビアの地名
第7章 イングランド地名のフランス語の影響
第8章 地名における前置詞と副詞
第9章 地名における接辞
第10章 地名と考古学
第11章 異教・神話・民間伝承との連想による地名
第12章 キリスト教を連想させる地名
第13章 地名が示す社会と法律上の慣習
第14章 イングランド入植時の地名
第15章 街道名
第16章 河川,河川の交差,湿地帯
第17章 丘陵と谷間
第18章 森林,開拓地,公地
第19章 街路名
第20章 小地名と牧草地名
イングランド地名によく見られる要素
参考文献
索引
訳者あとがき

著者│author

ケネス・キャメロン(Kenneth Cameron)
1922年生まれ。
Doctor of Philosophy(1951)
リーズ大学(1947)卒業。同年シェフィールド大学にて英語学のAssistant Lecturerとなり,これを皮切りにノッティンガム大学のstaff(1950)となる。その後,Lecturer, Senior Lecturer, Reader,そしてProfessorへと昇格。Gollancz Prizeの受賞者でもあり,「英国地名学会(English Place-Name Society)」の名誉会長,Honorary Secretaryを歴任,British Academyの会員でもあった。
2001年没。

訳者│translator

吉見昭德(よしみ・あきのり)
1939年 北海道美唄市生まれ。
1970年3月 明治学院大学大学院文学研究科博士課程(単位取得)満期退学。
1985年9月-1987年1月 オックスフォード大学客員研究員(ペンブルック・コレジに所属)。
明治学院大学文学部名誉教授。中世(前期・後期)英語・英文学専攻。
著訳書
『ベーオウルフ』とその周辺―忍足欣四郎先生追悼論文集』(共著,2009,春風社)
R. W. V. エリオット著『ルーン文字の探究』(単訳,2009,春風社)
古英語詩を読む―ルーン詩からベーオウルフへ』(単著,2008,春風社)
『シェイクスピアの四季―三神勲先生喜寿記念論集』(共著,1984,篠崎書林)
S. ムアー著,A. H. マークヮート改訂『英語変遷の歴史―音と屈折の変化の軌跡を求めて』(共訳,1982,環翠堂)
British Variety―Selected Readings from Modern British Authors (共編註,1975,南雲堂)
その他,論文,翻訳など多数。

 

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人と動物の人類学  【シリーズ 来たるべき人類学5】

人と動物の人類学

シリーズ来たるべき人類学5

  • 奥野克巳・山口未花子・近藤祉秋(編)/2012年9月
  • 2381円(本体)/四六判・並製・380頁
  • 装丁:矢萩多聞/装画:谷中安規

こんなに深くて広い、人と動物の関係! ヘラジカと話す男、ゴリラに「なる」人間、狩猟者に身を捧げたウサギ…。ヴィヴェイロス・デ・カストロ、ティム・インゴルド、フィリップ・デスコーラを補助線にして、ペットや家畜としてだけでない、多様な人と動物の関係を探る。
(ISBN 9784861103254)

来たるべき人類学構想会議のサイトはこちら

●『讀賣新聞』(2012年11月4日)文化欄に,菅啓次郎氏による書評が掲載されました。
YOMIURI ONLINEでは,こちら

目次|indexs

第Ⅰ部 「行為主体性」
1章 「動物と話す人々」山口未花子
2章 「告げ口をするブタオザル」奥野克巳
第Ⅱ部 「分離不能性」
3章 「西欧におけるハイブリッドとしての怪物」松平俊久
4章 「『人間ゴリラ』と『ゴリラ人間』」大石高典
5章 「生きているマンダラ」石倉敏明
第Ⅲ部 「境界性」
6章 「隠岐島のばける蛇」近藤祉秋
7章 「野生動物とのつきあい方」池田光穂
第IV部 「越境性」
8章 「共存を可能にする〈境界〉の再生産」目黒紀夫
9章 「隔離された越境性の再検討」西﨑伸子
10章 「動物にひそむ贈与」ポール・ナダスディ

編者代表|chief editor

奥野克巳(おくの・かつみ)
1962年寅年生まれ。桜美林大学リベラルアーツ学群教授。著書に『「精霊の仕業」と「人の仕業」―ボルネオ島カリス社会における災い解釈と対処法』(春風社2004)、『文化人類学のレッスン:フィールドからの出発』花渕馨也との共編著(学陽書房2005)、『帝国医療と人類学』(春風社2006)、『人と動物、駆け引きの民族誌』編著(はる書房2011)など。

 

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多文化組織の日本人リーダー像―ライフストーリー・インタビューからのアプローチ

多文化組織の日本人リーダー像

ライフストーリー・インタビューからのアプローチ

  • 石黒武人/2012年9月
  • 3000円(本体)/四六判上製408頁
  • 装丁:矢萩多聞

対話的構築主義の立場から,さまざまな文化的背景をもつスタッフたちが協働する英会話学校でのフィールド調査をもとに,多文化組織においてリーダーとして活動する日本人のコミュニケーション行動の傾向と課題をあきらかにする。
(ISBN 9784861103223)
日本図書館協会選定図書

立教大学『異文化コミュニケーション論集』(第11号)に書評が掲載されました。

目次│indexs

序章 本研究の射程
第Ⅰ部 理論的研究
第1章 多文化組織におけるリーダーの要件
第2章 日本人リーダーのコミュニケーション行動
第3章 多文化組織における日本人リーダーのコミュニケーション行動
第4章 理論的研究における既存研究の問題点とその克服
第Ⅱ部 フィールド調査
第5章 ライフストーリー研究
第6章 英会話・英語学校に関するライフストーリー研究
第Ⅲ部 総合考察
第7章 考察
第8章 結論および説明モデルの提示

著者│author

石黒武人(いしぐろ・たけと)
立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科博士後期課程修了(異文化コミュニケーション学,2008年)。明海大学外国語学部英米語学科講師を経て,現在,順天堂大学国際教養学部准教授。著書に「第7章 多文化組織と日本人リーダーのコミュニケーション」『多文化社会日本の課題』(明石書店,2011),『異文化コミュニケーション事典』(9項目執筆担当)(春風社,2012年出版予定)。論文に「多文化関係研究における構築主義的アプローチの有効性:ライフストーリー研究を中心に」(『多文化関係学』第4巻,2007年),「英会話・英語学校で働く異文化出身フォロワーのライフストーリー―フォロワーの視点からとらえられる日本人リーダーの姿―」(『異文化コミュニケーション論集』第7号,2009年)や「スピーチコミュニティ:生成される文化をとらえる媒介物」(『多文化関係学』第7巻,2010年)など。

 

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アフリカに暮らして―ガーナ、カメルーンの人と日常

アフリカに暮らして

ガーナ、カメルーンの人と日常

  • 多摩アフリカセンター・少年ケニヤの友東京支部(共編)/2012年8月
  • 1600円(本体)/四六判並製204頁
  • 装丁・レイアウト:矢萩多聞/カバー写真:桜木奈央子

スローライフを実践し、たくましく人生を謳歌する両国の暮らしぶり、ポップカルチャー、食、スポーツ、習慣、歴史などを現地に長く滞在する専門家たちが紹介。真の「豊かさ」を探すアフリカン生活案内。
(ISBN 9784861103124)
日本図書館協会選定図書

目次より抜粋|indexs

ガーナより愛を込めて
奴隷貿易の遺産
ガーナ・ハイライフの世界
アジェソ監督、ガーナ映画を語る
ブラック・スターズは甦るか
ガーナと開発援助
カメルーン民衆生活誌
喰らうべき異文化カウンター
生活戦略とシブトサ
資源がなければ便乗がある
複合社会アフリカの論理
他社と「今」を生きる

編者|editors

多摩アフリカセンター
アフリカに関連する文化芸術および科学技術の振興を目的とするNGO。
編著に『アフリカン・ポップスの誘惑』(春風社,2007)がある。
少年ケニヤの友
アフリカの孤児および極貧家庭の子供達への自立、将来への成長を支援するNPO。
公式サイトはこちら

 

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