『芥川龍之介の中国遊歴』の書評が『図書新聞』に掲載されました

『図書新聞』第3683号/2025年4月12日号に、藤谷浩悦著『芥川龍之介の中国遊歴―光と影の軌跡』の書評が掲載されました。評者は篠崎美生子先生(明治学院大学教授)です。「芥川の中国体験を巨視的な文脈から俯瞰 「日本近代文学」の功罪を相対化するためのきっかけを見事に提示」

『世紀転換期文学の思想空間』の書評が『社会文学』に掲載されました

日本社会文学会『社会文学』第61号(2025年3月)に、清松大著『世紀転換期文学の思想空間―明治文壇のニーチェ熱と宗教の季節』の書評が掲載されました。評者は小林孝吉先生です。「日清から日露戦争へ、帝国主義国家と天皇制によるアイデンティティ形成へと向かう日本の二〇世紀の世紀転換期の思想空間は、どのような意味で現在の歴史転換期を照らすのか。明治・大正期文学の錯綜する思想空間を多面的に、多様な文献を実証的に読み解く」

『安部公房と境界』の書評が『社会文学』に掲載されました

日本社会文学会『社会文学』第61号(2025年3月)に、岩本知恵著『安部公房と境界―未だ/既に存在しない他者たちへ』の書評が掲載されました。評者は坂堅太先生です。「固定化し安定した境界を自明のものとする「越境」とは別のアプローチで、安部作品における境界の問題を考えること。こうした関心のもと、境界の権力作用とその不安定性に着目する」

『老アブー』の書評が『読売新聞』に掲載されました

『読売新聞』2025年3月30日号に、ナタリー・ド・クルソン 著/髙井邦子・大野デコンブ泰子 訳『老アブー』の書評が掲載されました。評者は宮内悠介氏(作家)です。「“バズ狙い”の対極にあるような小説で、そうだからこそ、情報過多で騒がしい世の中で沁みてくるものがある」

 

『外国人労働者としての難民』の書評が『図書新聞』に掲載されました

『図書新聞』2025年4月5日号に、小野塚和人著『外国人労働者としての難民―オーストラリアの農村部における難民認定者の受け入れ策と定住支援策』の書評が掲載されました。評者は栗田梨律子先生(神奈川大学)です。「豪州地方部における難民認定者の受け入れの実態と定住支援のあり方 難民の支援者の立場から、外国人労働力の確保と難民の受け入れを接合して論じる」

『幕末期の〈陽明学〉と明末儒学』の書評が『日本思想史研究会会報』に掲載されました

日本思想史研究会編『日本思想史研究会会報』第41号(2025年3月)に、古文英著『幕末期の〈陽明学〉と明末儒学―修己と天人関係を中心に』の書評が掲載されました。評者は陳慧慧先生(中国華東師範大学ポスドク研究員)です。「著者は広い視野を持っているだけでなく、独自の思考力と大きな勇気を持っている」

『イギリス湖水地方 ピーターラビットの野の花めぐり』と『バーナード・ショー戯曲集』が『ミスター・パートナー』で紹介されました

『ミスター・パートナー』No.390/2025年3月10日発売号で、臼井雅美著『イギリス湖水地方 ピーターラビットの野の花めぐり』と日本バーナード・ショー協会編訳『バーナード・ショー戯曲集 』が紹介されました。「湖水地方に憧れる人、続出の予感」「原作者と翻訳者の遊び心 邦訳にユーモアを感じる」