『エッセンシャル・シアター 西洋演劇史入門』の書評が『週刊読書人』に掲載されました

『週刊読書人』第3543号/2024年6月14日号にオスカー・G・ブロケット、ロバート・J・ボール、ジョン・フレミング、アンドルー・カールソン著、香西史子訳『エッセンシャル・シアター 西洋演劇史入門』の書評が掲載されました。評者は武田寿恵先生(明治大学兼任講師)です。「過去の演劇上演を「生」の演劇へと塗り替える演劇研究の入門書」

『戦間期チェコのモード記者 ミレナ・イェセンスカーの仕事』の書評が『スラブ学論集』に掲載されました

『スラブ学論集』第27号に半田幸子(著)『戦間期チェコのモード記者 ミレナ・イェセンスカーの仕事―〈個〉が衣装をつくる』が掲載されました。評者は藤田教子先生(カフカ研究者)です。

「チェコのジャーナリズムに対しては、ペンで闘う人々であるというイメージをいつしか持っていた。しかし、本書と巡り合う幸運を得、チェコのジャーナリズムの明るい側面にも知見を広めることができた」

本文はこちらで公開されています。

『〈怒り〉の文学(テクスト)化』の書評が『原爆文学研究』に掲載されました

原爆文学研究会編『原爆文学研究』第22号(2024年2月)に、栗山雄佑著『〈怒り〉の文学(テクスト)化―近現代日本文学から〈沖縄〉を考える』の書評が掲載されました。評者は後山剛毅先生(立命館大学)/加島正浩先生(富山高等専門学校)です。
「今ある沖縄の〈声〉を掬いあげるためにこそ、過去から到来する〈声〉に耳を傾ける」/「これまでに「何が」(暴力的に)排除されてきたのかを明らかにし、それを読み取ることのできる身体を構築しなおす」

『日中戦時下の中国語雑誌『女声』』の書評が『図書新聞』に掲載されました

『図書新聞』第3644号/2024年6月22日号に、山﨑眞紀子、江上幸子、石川照子、渡辺千尋、宜野座菜央見、藤井敦子、中山文、姚毅、鈴木将久、須藤瑞代著『日中戦時下の中国語雑誌『女声』―フェミニスト田村俊子を中心に』の書評が掲載されました。評者は高田晴美先生(四日市大学総合政策学部教授)です。「抗日下の上海にて日本軍の支援で刊行された中国語雑誌の分析」

 

『タキ・オンコイ 踊る病 』が『ラテンアメリカ・レポート』で紹介されました

『ラテンアメリカ・レポート』2024年41巻1号に谷口智子(編)『タキ・オンコイ 踊る病:植民地ペルーにおけるシャーマニズム、鉱山労働、水銀汚染』の書評が掲載されました。評者は村井友子氏(アジア経済研究所)です。

「スペイン植民地支配下にあった16世紀ペルーの歴史的真実に迫る意欲作」

全文はこちらで公開されています。

『揺り動かされるヒンドゥー寺院』の書評が『南アジア研究』に掲載されました

『南アジア研究』第35号に田中鉄也(著)『揺り動かされるヒンドゥー寺院:現代インドの世俗主義、サティー女神、寺院の公益性』が掲載されました。評者は前島訓子先生(愛知淑徳大学)です。

「寺院をめぐる多様な利害関係者の分析を行いながら、ヒンドゥー寺院が「揺り動かされる」さまを、「公益性」を軸に浮かび上がらせるとともに、世俗主義を掲げる現代インドにおける国家と宗教のあり方に対して新たな視点から答えていこうと試みる意欲的な研究」

本文はこちらで公開されています。

 

『カーイ・フェチ/来て踊ろう』の書評が『図書新聞』に掲載されました

『図書新聞』に菅野淑 著『カーイ・フェチ/来て踊ろう:日本におけるセネガルのサバールダンス実践』の書評が掲載されました。評者は阿毛香絵先生(京都大学)です。「本書からは、酸いも甘いもある「リアル体験」としてのサバールダンスの側面に触れつつ、それでも果敢に実践を続ける日本人ダンサーたちの勢いがあふれる」

 

『果樹とはぐくむモラル』の書評が『週刊読書人』に掲載されました

『週刊読書人』2024年6月7日付に吉村竜 著『果樹とはぐくむモラル:ブラジル日系果樹園からの農の人類学』の書評が掲載されました。評者は辛承理さん(一橋大学大学院博士後期課程)です。「日系ブラジル人と果樹の同時代史としての総合学的な知見を得ることができる一冊」

 

『フンボルトの陶冶理論と教育改革』の書評が『教育方法学研究』に掲載されました

日本教育方法学会編『教育方法学研究』第49巻(2024年3月)に、宮本勇一著『フンボルトの陶冶理論と教育改革―学問中心カリキュラムの再考』の書評が掲載されました。評者は石井英真先生(京都大学)です。「教授学的な問いをもって、フンボルトの思想や改革遂行過程を読み直す試み」