バルザックの文学とジェンダー―女性作家との比較から分かること

バルザックの文学とジェンダー

女性作家との比較から分かること

  • 東辰之介(著)/2017年2月
  • 3600円(本体)/四六判上製350頁
  • 装丁:桂川潤

これほどにも色合いは異なる !

バルザックはフェミニスト、それともアンチ・フェミニスト?
同時代の女性作家の作品と比較検討することにより、男性作家だけを読んでいては捉え難い文学の豊かさの総体に迫る。
(ISBN 9784861105333)

目次|indexs

第一章 バルザック『毬打つ猫の店』とソフィー・ゲー『アナトール』
―男性画家に描かれる女性像
第二章 ソフィー・ゲー『レオニー・ド・モンブルーズ』とバルザック
―女性登場人物の類似点と相違点
第二部 バルザックを読む女性作家
第三章 バルザック『アデュー』とジラルダン夫人『ポンタンジュ侯爵』
―男女反転のアイロニー
第四章 カロリーヌ・マルブティ『危うい地位』とバルザック
―文壇のタブーに挑戦する女性作家
第三部 古典を読むバルザックと女性作家
第五章 バルザック『田舎ミューズ』とソフィー・ゲー『エレノール』
―コンスタン『アドルフ』をどう書き換えるか

著者|author

東辰之介(あずま・たつのすけ)
1972年生まれ。駒澤大学総合教育研究部准教授。専攻、フランス文学。主な著書に、『バルザック「脳」と「知能」の小説家』(水声社)、『バルザック生誕二百周年記念論文集』(駿河台出版社・共著)などがある。

 

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石巻片影

石巻片影

  • 三浦衛(著)、橋本照嵩(写真)/2017年2月
  • 2500円(本体)/A4変型上製120頁
  • 装丁・レイアウト:桂川潤

東日本大震災後の石巻を活写!  写真75点と詩・エッセイ

推薦のことば
写真と言葉の交響による、なんと巨大な叙事=抒情詩だろう!
残酷な三月の爪痕から出発して、
大地と人間の営みを祭のくり返しとして寿ぐに至る、
無数の魂の照応の記録だ。――中条省平(仏文学者)

写真が情景とせめぎ合い、ことばが写真とからみ合う。
本を繰るうちに、この世のむこうへと導かれる。
ふと気づく。
むこうにつながることが震災後の祈りの形なのだ、と。――長谷川宏(哲学者)

(ISBN 9784861105302)

目次|indexs

1 見えるものと見えないもの
2 四月は…
3 ひかりへ
4 たなごころ
5 沈黙の大魚
6 ヘルプレス
7 祈り
8 “おだづもっこ”たちのふるさと
9 カッラ~ンな笑い、大儀の眠り
10 みるめ
11 白い道
12 写楽――我と汝の対話の地平へ
13 石は砕けず、千金の玉をつぐ
14 鷗
15 古代からの霊に聴く
16 橋を渡る
17 苦労をともに
18 光のさざなみ
19 明神丸
20 力の弱くなった天
21 美のやどり
22 幼子
23 福耳
24 竜の誕生
25 日々の神話
26 ミルキーウェイ
27 初日
28 ヴェール
29 長靴セブン
30 木と祭り
31 歌を忘れぬ
32 暮らしのなかでこそ
33 灯と陽、うちとそとと
34 しぐさとまなざし
35 五月の唄を待つ
36 深き世界より
37 わが身ひとつ
38 馬鹿写真家
39 仮設
40 大地の詩
41 田植え唄が聴こえる

著者|author

三浦衛(みうら・まもる)
1957年、秋田県井川町生まれ。99年、春風社創業。著書に社史『出版は風まかせ』、エッセイ『父のふるさと』、詩集『カメレオン』(以上いずれも春風社)等がある。

写真|photographer

橋本照嵩(はしもと・しょうこう)
1939年、宮城県石巻市生まれ。74年、写真集『瞽女』(のら社)により日本写真協会新人賞受賞。著書に写真集『石巻 2011.3.27~2014.5.29』(春風社)、写真集『新版 北上川』(春風社)等がある。

 

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医療制度改革の比較政治―一九九〇〜二〇〇〇年代の日・米・英における診療ガイドライン政策

医療制度改革の比較政治

一九九〇〜二〇〇〇年代の日・米・英における診療ガイドライン政策

  • 石垣千秋(著)/2017年2月
  • 5400円(本体)/A5判上製400頁
  • 装丁・レイアウト:長田年伸

誰が医療をめぐる政治を左右するのか?

医療の質を保ちつつ、医療費を抑制する―先進諸国で行われた医療制度改革は、Evidence-based medicine という新しいパラダイムを医学界にもたらした。
技術的な専門性が高く、不確実性が高い分野の政治はどう展開するのか。
三か国での改革の経緯を丹念に追い、現代の専門職政治の様相を明らかにする。
(ISBN 9784861105340)

目次|indexs

はじめに 一九九〇年代以降の医療制度改革
第1 章 医療をめぐる政治
第2 章 分析の基礎概念と本書の仮説
第3 章 米国編
第4 章 英国編
第5 章 日本編
第6 章 日本の医療専門職の「プロフェッショナル・フリーダム」
第7 章 医療制度改革下の専門職政治―結論にかえて

著者|author

石垣千秋(いしがき・ちあき)
三和総合研究所勤務、バース大学大学院(英国)等を経て、東京大学大学院総合文化研究科、2014年博士(学術)。現在、東京大学大学院総合文化研究科学術研究員。共著に『事例でみる福祉政治』(ミネルヴァ書房、2013年)、『政治学入門』(弘文堂、2016年)。

 

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ミットフォードと釈尊―イギリス人外交官の見た理想郷日本

ミットフォードと釈尊

イギリス人外交官の見た理想郷日本

  • アルジャーノン・B・ミットフォード(著)、大西俊男(訳)/2017年1月
  • 3200円(本体)/四六判上製196頁
  • 装丁:長田年伸

幕末と明治に活躍した英国外交官が日本で見聞したものとは――
自らの半生と理想を晩年に語った『続回想録』のうち、東洋の神秘に彩られた日本やブッダに関する章を収録する。本邦初訳。
(ISBN 9784861105241)

目次|contents

訳者まえがき
序文(エドマンド・ゴス)
第1章 ヴェリュヴァーナ――釈尊の森
第2章 ブッダとアッシジのフランチェスコとカースト――アーリア人
第3章 コミューン
第4章 木の精――森林伝説
ミットフォードについて
ミットフォード年表
訳者あとがき

著者|author

アルジャーノン・B・ミットフォード(Algernon Bertram Freeman-Mitford, 1837-1916)
イギリスの外交官・作家。著書に『日本昔話』(Tales of Old Japan, 1871)、『日本へのガーター使節団』(The Garter Mission to Japan, 1906)、『回想録』(Memories, 1915)などがある。

訳者|translator

大西俊男(おおにし・としお)
昭和8(1933)年生まれ。三重県伊勢市出身。国立三重大学学芸学部(現教育学部)卒業。三重県内の高校・元三重大学教員。全国高専英語教育学会会長(第5代)のち同会顧問(1995年-)。著書に『A・B・ミットフォード』(近代文芸社、1993年)がある。日本英学史学会会員。

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スコットランド、一八〇三年―ワーズワス兄妹とコールリッジの旅

スコットランド、一八〇三年

ワーズワス兄妹とコールリッジの旅

  • 安藤 潔(著)/2017年1月
  • 2700円(本体)/四六判並製214頁
  • 装丁:長田年伸

詩人ワーズワス、その妹ドロシー、コールリッジが旅したスコットランド
ワーズワスの「スコットランド・ポエムズ」などに結実したスコットランド旅行で
彼らの見た風景、泊まった宿、出会った人々……
ドロシーの「旅行記」やコールリッジのノートブックを資料に、現地へも赴き三人の足取りを詳細にたどる。
地図・写真満載!
(ISBN 9784861105296)

目次|indexs

はしがき
第1章  同行三人 ワーズワス兄妹とコールリッジの旅
―ケジックからロッホ・ローモンド、トゥロサックスまで
第2章  コールリッジのスコットランド一人旅
第3章  ワーズワス兄妹の二人旅
―アーガイル・アンド・ビュート以降のハイランズ
第4章  ワーズワスとスコットの出会い
―スコットランド・ローランズ、一八〇三年九月
あとがき
参考文献

著者|author

安藤 潔(あんどう・きよし)
1951年岐阜県生まれ。南山大学文学部、同大学院文学研究科修了。純心女子短期大学専任講師、市邨学園短期大学(名古屋経済大学短大部)教授、ロンドン大学クイーン・メアリ・アンド・ウェストフィールド・コレッジ客員研究員、カリフォルニア大学バークリー校客員研究員等を経て2002年博士号(文学)受領。関東学院大学国際文化学部、同大学院文学研究科教授を経て、現在、関東学院大学名誉教授。
著作に『イギリス・ロマン派とフランス革命―ブレイク、ワーズワス、コールリッジと1790年代の革命論争』(桐原書店、2003年)、『イギリス・ロマン派と英国旅行文化』(関東学院大学出版会、2022年)等。

 

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母のアルバム

母のアルバム

  • 伊藤政子・田中典子(著)/2016年12月
  • 1800円(本体)/A5判上製152頁
  • 装丁:長田年伸

娘、妻、母――ある「女性」の物語

幼い頃の実家の呉服屋の賑わい、戦中の女学校時代の勤労動員、
実らなかった恋、結婚生活の苦労……。知的障害のある子供を
持った母の人生。
昭和・平成を生きたひとりの女性の軌跡を写真と文で綴る。
(ISBN 9784861105234)

目次|indexs

Ⅰ 子供から娘へ(0歳-20歳)
Ⅱ 結婚し母になる(21歳-28歳)
Ⅲ 京子と共に(29歳-33歳)
Ⅳ 娘たちの成長(34歳-58歳)
Ⅴ 夫と歩む(59歳-72歳)
Ⅵ 老いていく(73歳-83歳)

著者|authors

伊藤政子 (いとう・まさこ)
1930(昭和5)年、神奈川県生まれ。三崎小学校(尋常科)、横須賀高等女学校(現横須賀大津高等学校)、共立女子専門学校(被服科)卒業。23歳で伊藤巖と結婚、24歳で典子、29歳で京子を出産。2014年、83歳没。
田中典子 (たなか・のりこ)
1954(昭和29)年、東京生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了(英文学)。ランカスター大学博士課程修了(言語学、Ph.D.)。明海大学教授を経て、現在、清泉女子大学教授。著書に『父のアルバム』(2015年、春風社)など。

 

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東亜連盟運動と石原莞爾

東亜連盟運動と石原莞爾

  • 内村琢也(著)/2016年11月
  • 5000円(本体)/A5判上製386頁
  • 装丁:桂川潤

田中智学の一国民族主義的な国体運動は、いかにして石原莞爾の多民族主義的な運動へと変容していったのか。
東亜連盟運動が政治運動から宗教に支えられた文化・生活運動に転化した経緯を明らかにする。
(ISBN 9784861105227)

目次|indexs

はじめに

序章 対象、目的、方法

第Ⅰ部 石原莞爾系日蓮主義者と東亜連盟運動
第1章 精華会の成立と展開―草創期(1934-1940年)
第2章 精華会と東亜連盟運動―転換期(1940-1946年)
第3章 石原莞爾系日蓮主義者と満州における東亜連盟運動

第Ⅱ部 東亜連盟運動の展開
第4章 東亜連盟協会の結成とその展開
―東亜連盟運動の再建期・基本路線確立期
第5章 石原莞爾の予備役編入と東亜連盟運動の展開
―東亜連盟運動の基本路線転換期
第6章 東亜連盟同志会への改称と東亜連盟運動における具体的活動
第7章 戦後における東亜連盟運動―GHQの占領政策との関係から

終章 全体の結論

参考文献
参考資料
あとがき

著者|author

内村琢也(うちむら・たくや)
1978年、北海道に生まれる
2012年、創価大学大学院文学研究科
社会学専攻博士後期課程修了、博士(社会学)
現在は会社員

 

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日本語のポライトネス再考―発話行為・発語媒介行為・相互行為

日本語のポライトネス再考

発話行為・発語媒介行為・相互行為

  • 笹川洋子(著)/2016年10月
  • 3500円(本体)/四六判上製346頁
  • 装丁:矢萩多聞

なぜ、気を遣った表現が誤解を生むのか?
グライスやオースティンの議論を参照しつつ、先行研究を批判的に継承。さまざまな言語文化圏における「依頼」「笑い」「共感」などを題材に比較・分析することで、会話における言語的配慮の諸相を探る。
(ISBN 9784861105029)

目次|indexs

はじめに
第1章 ポライトネスとは何か
第2章 ポライトネスを捉える理論
第3章 発話行為方略としてのポライトネス―ブラウン&レビンソンの理論をめぐって
第4章 多言語文化圏に見られるポライトネス方略の比較―九言語比較調査データの再分析
第5章 発語媒介行為としてのポライトネス
第6章 異文化コミュニケーションにおける曖昧性の共有過程
参考文献
初出一覧
おわりに

著者|author

笹川洋子(ささがわ・ようこ)
神戸親和女子大学文学部教授。著書に『樋口一葉―物語論・言語行為論・ジェンダー』(春風社、2013)。

 

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カポーティ小説の詩的特質―音と文彩

カポーティ小説の詩的特質

音と文彩

  • 大園弘(著)/2016年10月
  • 3200円(本体)/四六判上製264頁
  • 装丁・レイアウト:桂川潤

名文家カポーティの詩的特質とはいかなるものか、どのような効果を上げているか。
いくつかの短編、中編小説を対象に多数の事例を抽出し、韻と律、直喩、隠喩、その他のレトリックとその詩的効果を考察する。
(ISBN 9784861105210)

目次|indexs

はしがき
第1章 韻律効果の考察
第2章 “(-)like”を用いた直喩表現の考察
第3章 強意的直喩の考察
第4章 比喩標識“as if (/ as though)”をめぐって
第5章 隠喩表現の考察
第6章 その他のレトリック
結び
Appendix Other Voices, Other Roomsの梗概

参考文献
あとがき

著者|author

大園弘(おおぞの・ひろし)
九州国際大学国際関係学部教授。翻訳書に『子供時代への懸け橋―トルーマン・カポーティのアメリカ南部時代』(英宝社、2006)。

 

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「幻の東京オリンピック」の夢にかけた男―日本近代スポーツの父・岸清一物語

「幻の東京オリンピック」の夢にかけた男

日本近代スポーツの父・岸清一物語

  • 古城康夫(著)/2016年9月
  • 2000円(本体)/四六並製288頁
  • 装丁:峯岸孝之

1932年、1940年オリンピックの東京招致計画を高らかに宣言した男がいた。
日本近代スポーツの父、岸清一。歴史の裏に隠された男の激動の物語を追う。

昭和初期、「スポーツの普及」と「平和」に半生を捧げた男が追い続けた「東京オリンピック開催」という壮大な夢。
暗雲たちこめる時代の波に飲み込まれながらも、未来へとつながれたその偉業の、知られざる軌跡をたどる。
(ISBN 9784861104848)

目次|indexs

はじめに
プロローグ
第Ⅰ章 いざ、東京へ
第Ⅱ章 「スポーツ」との出会いと目覚め~大学予備門入学前夜
第Ⅲ章 東西の“近代スポーツの父”~清一とストレンジとの出会い
第Ⅳ章 ボートレースの醍醐味を満喫~東京大学在学時代
第Ⅴ章 清一の第二のボート人生と、〝国際人〟への架け橋
第Ⅵ章 清一の新しい「使命」~日本初のオリンピック参加に向かって
第Ⅶ章 清一、日本のスポーツ界を牽引する
第Ⅷ章 近代スポーツの曙
第Ⅸ章 夢へのかけ橋~東京オリンピックへの道
終章 つながれた夢
夢のつづき~あとがき

著者|author

古城庸夫(こじょう・やすお)
1957年生まれ。近代ボート競技歴史研究家・江戸川大学経営社会学科准教授。日本大学文理学部体育学科卒業、 筑波大学大学院体育学部コーチ学修士課程修了。高校時代よりボート競技に興じ、ボート部キャプテンとして国体にも出場。日本大学ボート部時代には、学生選手権大会、全日本選手権大会など、各種大会でクルーの一員として優勝に貢献。世界ジュニア選手権大会日本代表、筑波大学ボート部、江戸川大学ボート部等の監督を歴任。世界ジュニア選手権大会(イタリア開催)で優勝指導者章を受章するなど、指導者としても数々の実績をあげる。現在、日本ボート協会において、指導者育成委員会委員・広報委員会スタッフを兼任。

 

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