ベトナム語母語話者のための日本語教育―ベトナム人の日本語学習における困難点改善のための提案

ベトナム語母語話者のための日本語教育

ベトナム人の日本語学習における困難点改善のための提案

  • 松田真希子(著)/2016年3月
  • 3600円(本体)・A5判並製・302頁
  • 装丁:長田年伸

漢字文化圏としてのアドバンテージはあるのか?
ベトナム語母語話者が日本語の文法/語彙/コミュニケーションを学ぶ際に、どの段階で習得が困難なのかを検討。
学習者の特性を分析したうえで最も効率的な日本語習得方法をデザインする。
(ISBN 9784861104916)

目次|indexes

第1章 現状と課題
第2章 文法研究
第3章 文字・語彙研究
第4章 談話研究
第5章 音声コミュニケーション研究
第6章 日本語教育に必要なこと
参考文献
使用した言語資源およびツール
資料1 3言語母語話者の日本語学習に関する意識調査
資料2 日本語母語話者による聴覚印象調査
資料3 OPI発話データへのアノテーションルール

 

『ベトナム語母語話者のための日本語教育』正誤表

 

著者|author

松田真希子(まつだ・まきこ)
1973年広島生まれ。大阪外国語大学大学院言語社会研究科博士後期課程単位取得退学。現在、金沢大学国際機構留学生センター准教授。主な著書に『ブラジル人のためのニッポンの裏技―暮らしに役立つ日本語便利帳』(ティアゴ・サレス・ピント訳、春風社)などがある。

 

 

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日中比較産業史―取引慣行と制度に見る戦前期日中経済の特質

日中比較産業史

取引慣行と制度に見る戦前期日中経済の特質

  • 四方田雅史(著)/2016年2月
  • 3700円(本体)・A5判並製・336頁
  • 装丁:長田年伸

統計的アプローチが浮かび上がらせる、近代東アジア経済の実相
戦前期における日本と中国の在来産業を、取引慣行や中間組織などの制度的観点から比較し、両国経済の歴史的特質を抽出。
東アジアを基盤とした労働集約的産業の「制度間競争」「産業システム間競争」の諸相を解明する試み
(ISBN 9784861104862)

目次|indexes

第Ⅰ部 戦前日本・中国の「産業システム」比較
第1章 磁器産地、景徳鎮・有田の「産業システム」比較
第2章 花莚産地の「産業システム」比較
第3章 メリヤス製造業の「産業システム」比較
第4章 ゴム製品製造業の「産業システム」比較
第Ⅱ部 共通の経済制度をめぐる戦前日本・中国の「分岐」
第5章 日本と中国で生糸検査所の成果がなぜ異なったのか?
第6章  取引所制度の受容からみた戦前日本・中国の経済社会
第7章  日本と中国における企業文化の「基層」をめぐって
第Ⅲ部 戦前日本・中国間の経済交流・摩擦・調整
第8章 「 声価」の政治経済学
第9章  戦前日本・台湾における模造パナマ帽の「産業システム」比較
終章 結論と展望

 

著者|author

四方田雅史(よもだ・まさふみ)
1972年生まれ。早稲田大学経済学研究科博士後期課程満期退学。博士(経済学)。現在静岡文化芸術大学文化政策学部准教授。専門は近代の日本・アジア経済史。
著書に『地域と越境―「共生」の社会経済史』『農の6次産業化と地域振興』(いずれも共著、春風社刊)がある。

 

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物語らないアニメーション―ノーマン・マクラレンの不思議な世界

物語らないアニメーション

ノーマン・マクラレンの不思議な世界

  • 栗原詩子(著)/2016年3月
  • 3500円(本体)・A5 判上製・148 頁
  • 装丁:長田年伸

実験アニメーションの先駆者 ノーマン・マクラレン
ストーリーに還元されることのない、映像全体に張り巡らされた作家特有の話法・技法を注視。
映像と複雑に絡み合ったマクラレンの音楽的関心を探求する。
(ISBN 9784861104930)

目次|indexes

『隣人』―唯一の物語アニメーション
マクラレンの名から呼び覚まされる2つの技法
カナダ民謡プロジェクト
物語(ストーリー)なきユーモア
純粋幾何的に生み出される世界
音楽的造詣の深まり
結びにかえて
あとがき
マクラレン作品一覧
『隣人』『カノン』『シンクロミー』採譜例
参考文献

 

著者|author

栗原詩子(くりはらうたこ)
音楽修士(東京藝術大学)、芸術工学博士(九州大学)。九州大学芸術工学研究院助教を経て、西南学院大学国際文化学部准教授。主な訳書に『若いピアニストへの手紙』(共訳、音楽之友社)ボスール『現代音楽を読み解く88のキーワード』(音楽之友社)などがある。

 

 

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EU統合を読む―現代ヨーロッパを理解するための基礎【東洋英和女学院大学社会科学研究叢書3】

EU統合を読む

現代ヨーロッパを理解するための基礎

  • 小久保康之(編著)/2016年3月
  • 2500円(本体)・四六判並製・282頁
  • 装丁:矢萩多聞

EUはどのように危機を乗り越え、発展してきたのか?
歴史、経済、法律から各国の最新事情まで、各分野の第一人者が分かりやすく解説。難民・テロ問題を考えるうえでも必読の一冊!
【東洋英和女学院大学社会科学研究叢書3】
(ISBN 9784861104831)

『週刊エコノミスト』(2016年4月5日)「話題の本」に紹介されました。

目次|indexes

第1章:EU統合の概要―歴史・制度・政策(小久保康之)
第2章:ヨーロッパ統合と市民―EU市民の政治参加と世論(田中俊郎)
第3章:EUの制度と政策のイノベーション―新しい政体・欧州ガバナンスの仕組みとデモクラシー(福田耕治)
第4章:EUの経済統合:市場統合と単一通貨ユーロの発展―なぜユーロは崩壊しないのか(田中素香)
第5章:EU法という新しい法体系―EU法を知らずにEU、そして世界を理解できるのか(須網隆夫)
第6章:EUの対外関係―「普通の国」ではないEU諸国と世界(植田隆子)
第7章:人道援助・市民保護と共通外交安全保障政策―EU圏内と圏外の安定化を目指して(植田隆子)
第8章:フランスと欧州統合―理念と各政権の政策(渡邊啓貴)
第9章:EU統合と現代ドイツ―ドイツはヨーロッパの一員として振舞い続けるのか(森井裕一)
第10章:EU統合と現代イギリス―イギリスはなぜEU統合から距離を置こうとするのか(田中俊郎)

 

編者|editor

小久保康之(こくぼ・やすゆき)
東洋英和女学院大学国際社会学部教授・現代史研究所長、日本EU学会理事(事務局長)。専攻は国際政治学、EU・ヨーロッパ政治論。主な著書に『現代の国際政治』ミネルヴァ書房(2014)、『EUの国際政治』慶應義塾大学出版会(2007)がある。

 

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【中世英語英文学Ⅱ】The Sound of Literature―Aspects of Language and Style in The Owl and the Nightingale

The Sound of Literature

Aspects of Language and Style in The Owl and the Nightingale

  • 菊池清明(著)/2016年3月
  • 7500円(本体)・A5 判上製・230 頁
  • 装丁:松田晴夫(クリエイティブ・コンセプト)

『梟とナイチンゲール』の清新さを探る
古英語から中英語の転換期(12~13世紀)に書かれたとされる中英語の詩『梟とナイチンゲール』。その修辞法の特徴や世俗主義的な態度を考察。英語史上・英文学史上における重要性を明らかにする。※本文英語
(ISBN 9784861104886)

★シリーズ:中世英語英文学 好評既刊★
中世英語英文学Ⅰ―その言語・文化の特質
(本体価格:4500円、ISBN 9784861104282)
『カンタベリー物語』『ガウェイン卿と緑の騎士』『梟とナイチンゲール』など、
14 世紀のリズミカルな英語で紡ぎだされた作品を例に、言語・文化の両面から〈音の文学〉としての魅力にふれる。

目次|contents

Introduction: The Historical Setting of the Poem
Chapter I: A Comparative Study of The Owl and the Nightingale and
The Thrush and the Nightingale
Chapter II: A Stylistic Approach to the Characters in The Owl and the Nightingale
Chapter III: Some Aspects of Colloquial Speech
Chapter IV: Repetition in The Owl and the Nightingale
Chapter V: Aspects of Repetitive Word Pairs
Chapter VI: Conclusion: Colloquialisms, Language of Law and the Dynamics of Aural Literature

著者|author

菊池清明(きくち・きよあき)
関西外国語大学大学院英語学専攻博士後期課程修了。立教大学文学部教授。言語文化学博士(大阪大学)。著書に『中世英語英文学Ⅰ―その言語・文化の特質』(春風社、2015)がある。

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世界初 市民性教育の国家規模カリキュラム―20世紀初期アメリカNEA社会科委員会報告書の事例から

世界初 市民性教育の国家規模カリキュラム

20世紀初期アメリカNEA社会科委員会報告書の事例から

  • 渡部竜也(編訳)/2016年3月
  • 4722円(本体)/A5判上製236頁
  • 装丁:矢萩多聞

社会科誕生から100年――
20世紀初頭に合衆国で誕生し、その後さまざまな民主主義国家で実施された「社会科教育」。全米教育委員会(NEA)が世界に先駆けて発表した「市民性教育」(=地域社会の成員であることを意識すること)の重要性を説く二つの報告書を翻訳、後の社会科教育への影響を論じる。
(ISBN 9784861104909)

目次|contents

訳者まえがき
「コミュニティ・シヴィックスの教授」(1915年)――NEA中等教育再編審議会特別委員会報告
まえがき
第Ⅰ部 コミュニティ・シヴィックスの授業のねらいと方法
第Ⅱ部 福祉の諸要素を扱うことについての提案
第Ⅲ部 目録提案
「中等教育における社会科」(1916年)――NEA中等教育再編審議会社会科委員会報告
まえがき
第Ⅰ部 導入
第Ⅱ部 第7学年から第9学年の社会科
第Ⅲ部 第10学年から第12学年の社会科
第Ⅳ部 スタンダード―教師の準備
訳者解説 世界で最初の市民性教育の国家規模カリキュラム―その特質と今日的意義

編訳者|translator

渡部竜也(わたなべ・たつや)
東京学芸大学教育学部准教授。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了。博士(教育学)。訳書に『変革的知識人としての教師――批判的教授法の学びに向けて』(ヘンリー・A・ジルー著、春風社)、『コモン・グッドのための歴史教育――社会文化的アプローチ』(キース・C・バートン、リンダ・S・レヴスティク著、共訳、春風社)、『教師のゲートキーピング――主体的な学習者を生む社会科カリキュラムに向けて』(スティーブン・J・ソーントン著、共訳、春風社)などがある。

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先生、NPOって儲かりますか?―若者たちが地元で賢く生きる方法

先生、NPOって儲かりますか?

若者たちが地元で賢く生きる方法

  • 渡辺豊博(著)/2016年2月
  • 1389円(本体)・四六判並製・238頁
  • 装丁:南伸坊

NPOって非営利じゃないの? 地方にはビジネスチャンスがあるっていうけどホント?
NPOの伝道師、「三島のジャンボさん」がお届けする、楽しく学べるNPOビジネス&地方創生論!
(ISBN 9784861104800)

 

目次|indexes

第一章 グラウンドワーク三島の23年の実績から
ボランティア活動は自分のためにやっている、「水の都・三島」の環境再生…など
第二章 NPOビジネスへの挑戦
企業はキャリアアップの夢舞台か?、イギリスの社会的企業の先進性…など
第三章 グラウンドワーク三島の新たな経営戦略とは
行政からの補助金・交付金の確保、グラウンドワーク三島による街中カフェビジネスのモデル…など
第四章 若者たちへ:君たちは何のために生きていくのか
自分の故郷には可能性と未来がある、被害者意識では社会は変わらない…など

著者|author

渡辺豊博(わたなべ・とよひろ)
1950 年生まれ。東京農工大学農学部卒業。1973 年、静岡県庁入庁、2008 年から都留文科大学教授。市民・NPO・企業・行政が協働して環境づくりを進める運動、グラウンドワークを日本で最初に故郷の三島市で始める。著書に『失敗しないNPO―グラウンドワーク三島の20年とイギリスに学ぶ』(春風社、2013)、『富士山の光と影―傷だらけの山・富士山を、日本人は救えるのか!?』(清流出版、2014)など。
身長183cm、体重100kg 超の巨漢から、「ジャンボさん」の愛称で親しまれる。環境保全活動の合言葉は「右手にスコップ・左手に缶ビール」。

 

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ケニアへかけた虹の橋―30年の国際ボランティア活動

ケニアへかけた虹の橋

30年の国際ボランティア活動

  • NPO 法人「少年ケニヤの友」(編)/2016年2月
  • 1833円(本体)・四六判並製・286頁
  • 装丁・レイアウト:たけなみゆうこ

アフリカの子供たちを救え! 30年にわたる国際ボランティア活動の軌跡
組織立ち上げから運営にまつわるユニークなエピソードを紹介。
孤児院支援、医療検診、奨学金創設、洋裁指導、チャリティコンサート、「かまど」設置などの実践例のほか、国内でできる支援事例も掲載。NGO・NPO活動のヒント満載!
(ISBN 9784861104855)

日本図書館協会選定図書

目次|indexes

第1章 アフリカに魅せられて
第2章 NGO「少年ケニヤの友」を立ち上げる
第3章 孤児院を支援する
第4章 教育の灯りをともす
第5章 エイズ孤児をこれ以上増やさない
第6章 アフリカから環境を考える
第7章 日本の伝統文化を活かす
第8章 日本の中でできること

編者|editor

NPO 法人「少年ケニヤの友」
1985 年、岸田信高、岸田袈裟、松本めぐみ、八木宏子の4 人が発起人となりNGOを設立。
2004 年には、特定非営利活動法人として認証を得て、活動を大きく展開し、孤児およびエイズ孤児や、西ケニア地方の住民へ草の根レベルで様々な支援活動を行う。

 

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ペーター・フーヘル―現代詩への軌跡

ペーター・フーヘル

現代詩への軌跡

  • 土屋洋二(著)/2016年2月
  • 3200円(本体)・四六判上製・404頁
  • 装丁:長田年伸

ナチス・ドイツ、ベルリンの壁、表現主義論争…現代ドイツを代表する詩人、その生涯を描いた初の本格的評伝!
追憶の抒情的自然詩は、ナチスの政治的抑圧やドイツ分断の悲劇により、いかなる変貌を遂げたのか。
激動の20 世紀ドイツの社会的・思想的背景のなかでフーヘルの作品を評価する。
(ISBN 9784861104817)

ペーター・フーヘル (Peter Huchel 1903-1981)
ベルリン生まれ。1925年より詩作活動を始めたが、ナチス時代に沈黙。
感受性の豊かな内面性の深い自然詩は、現代ドイツを代表する詩といわれている。
『詩集』(1948年) で国家賞受賞。他の作品に詩集『国道、国道』(1963年) 等がある。

日本図書館協会選定図書
「図書新聞」(2016/6/18号)に書評が掲載されました→「詩に関心をもつすべての人々に一読を勧めたい」(関口裕昭氏・明治大学教授)

目次|indexes

はじめに
第1章 幻の処女詩集

鮮やかなデビュー、資質の発見、故郷 マルク・ブランデンブルク
第2章 『詩集』
「少年の池」、ヨーロッパ悲しき1930年、白い鴉たち、敗戦と冷戦の間、「星の簗」…など
第3章 第二詩集『国道 国道』
『意味と形式』の出発、年代記「掟」、「献呈 エルンスト・ブロッホのために」、自然詩を起点に…など
第4章 それから
ベルリン、別れ
おわりに

著者|author

土屋洋二 ( つちや・ようじ)
1945 年、静岡県生まれ。京都大学大学院ドイツ語ドイツ文学専攻修了。愛知大学文学部教授。
主な翻訳に、ゲルハルト・シェーンべルナー編著『新版 黄色い星―ヨーロッパのユダヤ人迫害 1933‐1945』(共訳、松柏社、2004)などがある。

 

 

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思想家としての石橋湛山—人と時代

思想家としての石橋湛山

人と時代

  • 山口 正(著)/2015年12月
  • 3000円(本体)・四六判上製・414頁
  • 装丁:長田年伸

混迷の現代においてこそ省みられるべき、徹底した〈実践的自由思想家〉の全貌
『石橋湛山全集』の出版に携わり、湛山の多面性と東洋経済新報社史に精通する第一人者が論じる26編。
増田弘氏(石橋湛山研究学会会長)推薦!
「湛山の実像が「真実は細部に宿る」との信条をもって生き生きと描かれた好著」
(ISBN 9784861104725)
日本図書館協会選定図書

◆讀賣新聞(2016年1月17日)に書評が掲載されました。
評者は納富信留先生(慶應義塾大学文学部教授)です。
「日本が誇る哲人政治家」

◆「週刊東洋経済」(2016年2月20日)に紹介されました。

◆『自由思想』(2016年2月/第140号)に書評が掲載されました。
評者は浅川保氏(山梨平和ミュージアム―石橋湛山記念館理事長)です。
「『石橋湛山全集』編集者による、湛山研究の労作」

目次|indexes

はしがき
序章 石橋湛山の生涯
I 大正デモクラシーの思想的先導者
1    石橋湛山の「哲人政治」論
2    田中王堂の哲人主義
3    島村抱月の死と松井須磨子の自殺
4    石橋湛山と与謝野晶子
Ⅱ 「非帝国主義日本」の構想者
1    石橋湛山の大日本主義放棄論(異本)と三浦銕太郎の朝鮮自治論
①石橋湛山「日本は大日本主義を放棄す可し」
②三浦銕太郎「朝鮮に自治を与えよ」
2    石橋湛山の岩波茂雄への手紙
3    横手での石橋湛山と東洋経済
4    「婦選獲得同盟」七〇周年と石橋湛山
Ⅲ 激動する二〇世紀世界の洞察者
1    J・M・ケインズと石橋湛山
2    石橋湛山とケインズ(座談会)
3    ヒュー・バイアス『敵国日本』と「石橋=バイアス交驩報告」
4    英文誌の協力者シェーラー博士
Ⅳ 石橋湛山の思想とその評価
1    石橋湛山の自由主義とその歴史的評価
2    石橋湛山の真実とは
3   九条擁護論者、石橋湛山の平和思想
Ⅴ 石橋湛山研究の中から―書評と紹介
1    筒井清忠著『石橋湛山―一自由主義政治家の軌跡』
2    Liberalism in Modern Japan―Ishibashi Tanzan and His Teachers,1905-1960―, by Sharon H. Nolte(シャロン・ノルティ著『近代日本のリベラリズム―石橋湛山とその先師たち、一九〇五―一九六〇』)
3    姜克実著『石橋湛山の思想史的研究』
4    松尾尊兊著『民本主義と帝国主義』
5    川越良明著『横手時代の石橋湛山』
6    高橋哲哉著『靖国問題』
7    浅川保著『偉大な言論人・石橋湛山』
8    『石橋湛山全集』再刊と新第一六巻(補巻)について
付    松尾尊兊先生を憶う
終章 「現代を問う」思想家としての石橋湛山
初出一覧
あとがき
索引

 

著者|author

山口正(やまぐち・ただし)
1933 年、鳥取県生まれ。東京教育大学(現筑波大学)文学部哲学科卒業。1962 年、東洋経済新報社に入社後、石橋湛山全集編集部、東洋経済新報社百年史編纂室長等を経て1993 年退社。1997 年、石橋湛山記念財団評議員となり、機関誌『自由思想』編集に協力、現在に至る。

 

 

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