越境者の世界史―奴隷・移住者・混血者

越境者の世界史

奴隷・移住者・混血者

  • 弘末雅士(編)/2013年12月
  • 2500円(本体)/四六判上製312頁
  • 装丁:毛利一枝

古代の地中海世界から20世紀のインドネシアにいたるまで、異なる世界や社会の交流を仲介してきた人々が果たした役割を世界史規模で検討し、国民国家を越える広域ネットワークの形成と変容をたどる。
(ISBN 9784861103865)
日本図書館協会選定図書

目次|indexs

総説(弘末雅士)
第Ⅰ部 前近代における隷属の多様性・流動性と近代におけるその変容
序(清水和裕・貴堂嘉之)
第1章 古代地中海世界における奴隷(高橋秀樹)
第2章 イスラーム世界における奴隷(清水和裕)
第3章 ポルトガル海洋帝国における奴隷(疇谷憲洋)
第4章 奴隷解放と人種主義のグローバル・ヒストリー―「奴隷国家」から「移民国家」へのアメリカ合衆国の変容(貴堂嘉之)
第5章 近代東アジアにおける「奴隷」概念(石川禎浩)
第Ⅱ部 広域秩序と地域秩序の仲介者
序(荷見守義)
第6章 「宗藩の海」と被虜人(荷見守義)
第7章 文禄・慶長役の後に朝鮮被虜人と刷還使が将来した西洋情報(鈴木信昭)
第8章 「四つの口」の女と男―近世日本の国際関係における異民族間の異性関係の諸相(荒野泰典)
第9章 近世イングランドの都市コミュニティと移民―ノリッジのオランダ人とワロン人(唐澤達之)
第Ⅲ部 両義的存在を否定した近代と新たな仲介者
序(弘末雅士)
第10章 19世紀のカンボジアにおけるマレー人観の変容(遠藤正之)
第11章 トリエステにおける民族分化―超民族都市から民族対立の舞台へ(佐々木洋子)
第12章 民族/国民への帰属、階級への帰属―シカゴの「スウェーディッシュ教育同盟」(1915-1956)の歴史から(土田映子)
第13章 20世紀前半期のインドネシアにおける現地人妻妾をめぐるイメージと男女関係(弘末雅士)

編者|editor

弘末雅士(ひろすえ・まさし)
1952年生まれ。立教大学文学部教授。専門領域は海域東南アジア史。主要著書に、『東南アジアの建国神話』(山川出版社2003)、『東南アジアの港市世界』(岩波書店2004)がある。

 

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マーケティング・デモクラシー―世論と向き合う現代米国政治の戦略技術

マーケティング・デモクラシー

世論と向き合う現代米国政治の戦略技術

クリントン、ブッシュ、オバマ政権が実践してきたマーケティング手法は、民主政治の新たな希望となりうるか。大統領選挙から政権運営まで、アメリカ政治に導入される技術を分析、評価。日本政治におけるマーケティング導入事例についても述べる。
(ISBN 9784861103872)

目次|indexs

1章 政治マーケティングの発想とその背景、およびモデル
2章 政治マーケティングの技法とツール
3章 大統領たちのマーケティング前史
4章 クリントンの「フォーカスグループ大統領制」
5章 ジョージ・W・ブッシュのネットワークマーケティングと「米国のブランディング」
6章 オバマの変革ブランドと草の根の組織化
7章 日本の現状とマーケティング・デモクラシーの評価軸

著者|author

平林紀子(ひらばやし・のりこ)
埼玉大学教養学部教授。共著書に『政治とメディア』(北樹出版2005)、『現代政治キャンペーンの理論と技法』(ミネルヴァ書房2003)など。

 

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Essays on Dickens, Forster, Austen: A Japanese Reader’s Appreciation

Essays on Dickens, Forster, Austen

A Japanese Reader’s Appreciation

ディケンズ『デイヴィッド・コパフィールド』、フォースター『インドへの道』、オースティン『高慢と偏見』など、古典性と現代性をあわせもつイギリス小説を、ドストエフスキーや禅にも論及しつつ味読する。
日本人の感性とメンタリティが活きる考察。
※既刊『ディケンズ、フォースター、オースティン―いまに生きるイギリス小説』(春風社2008)を一部改稿して英訳。
(ISBN 9784861103889)

目次|indexs

PREFACE
CHAPTER ONE: A Mysterious Attraction and Liveliness: A Study of Several Characters in David Copperfield
CHAPTER TWO: Passion Underneath Modesty: A Reevaluation of Esther Summerson
CHAPTER THREE: A Passage to India: Western Mentality and India
CHAPTER FOUR: A Reading of Pride and Prejudice
CHAPTER FIVE: A Reading of Emma: Highbury — A Village Both Realistic and Idyllic
INDEX

著者|author

藤田永祐(ふじた・えいすけ)
1938年生まれ。東京大学文学部英文科卒業後,同大学大学院英語英文学修士課程修了。獨協大学名誉教授。訳書に,I・ワット『小説の勃興』(南雲堂1999),ノーマン・F・キャンター『聖なるきずな―ユダヤ人の歴史』(法政大学出版局2005)など。論文に,「『虚栄の市』―比較論的考察」,「『エマ』―鑑賞と考察」,「『大きな遺産』の世界―その象徴的・具象的手法の考察」,「シェイクスピアの開いた心性について」など。著書に,『ディケンズ、フォースター、オースティン―いまに生きるイギリス小説』(春風社2008)がある。

 

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天狼俳句の英訳―誓子・敏雄・綾子【横浜市立大学新叢書4】

天狼俳句の英訳

誓子・敏雄・綾子

  • 古平隆(編著)/アルフレッド・H・マークス,キョウコ・セルデン(共訳)/2013年12月
  • 3000円(本体)/四六判並製344頁
  • 装丁・レイアウト:矢萩多聞

天狼俳句会の同人山口誓子・三橋敏雄・細見綾子の代表的な句を各50紹介。俳人の自註や編著者の鑑賞文の英訳も掲載し、句を鑑賞する愉しみを日本語と英語の両方で味わえる書。
(ISBN 9784861103841)
日本図書館協会選定図書

◆横浜市立大学新叢書「発刊の辞

『神奈川新聞』(2013年8月18日)に、横浜市立大学学術研究会代表・中谷崇先生への取材記事が掲載されました。学術研究の成果紹介 横浜市大、「新叢書」を創刊

『朝日新聞』(2013年9月8日)「情報フォルダー」で紹介されました。

図書新聞』(2014年1月11日)で紹介されました。

目次|contents

Ⅰ 山口誓子
Ⅱ 三橋敏雄
Ⅲ 細見綾子

編著者|editor and author

古平隆(こだいら・たかし)
横浜市立大学名誉教授。『汝故郷に帰るなかれ』,The Essence of Modern Haiku: 300 Poems by Seishi Yamaguchi (Alfred H. Marksと共訳)などのほか、句集『獨標』など。

共訳者|translators

アルフレッド・H・マークスAlfred H. Marks
ニューヨーク州立大学名誉教授。アメリカ俳句協会創立者の1人。三島由紀夫『禁色』(Forbidden Colors)、『愛の渇き』(Thirst for Love)や百人一首の英訳を手がける。
キョウコ・セルデンKyoko Selden
東京大学文学部卒業、大学院入学後イェール大学院に入学し、博士号取得。コーネル大学アジア研究科上級講師。本多勝一Haruko: An Ainu Woman’s Taleなどの翻訳を手がける。

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沈黙の向こう側―豊崎光一追悼集

沈黙の向こう側

豊崎光一追悼集

  • 豊崎令子(監修)/岩嵜誠、佐久間和男、中村裕、平山規子(編)/2013年11月
  • 3048円(本体)/四六判・上製・230頁
  • 装丁・レイアウト:矢萩多聞

今は亡き天才的フランス文学者へのオマージュ。
ドゥルーズ=ガタリやル・クレジオの翻訳などで知られ、日本におけるポストモダン思想受容の先駆となった仏文学者、豊崎光一。没後25年を記念し、蓮實重彦氏、菅野昭正氏、清水徹氏ほか、ゆかりの深い諸氏が思いを寄せる書き下ろしの追悼文に加え、病没当時発表された追悼エッセイ、書評を集める。
(ISBN 9784861103704)

目次│table des matières

はじめに【中村裕】


「読むこと」と「正しさ」―豊崎光一とポール・ド・マン【蓮實重彦】
追憶の断片をいくつか【菅野昭正】
豊崎光一のこと、など【清水徹】
ル・クレジオ研究者としての豊崎光一先生【鈴木雅生】

ある豊饒なダンディズムについて―豊崎光一を悼んで【辻邦生】
ニ短調ピアノ協奏曲の肖像【辻邦生】
豊崎光一との最後の旅【辻邦生】
豊崎光一をみだりに回想しないために【蓮実重彦】
ジャック・デリダにもっとも信頼された日本人―豊崎光一追悼【清水徹】
あるフランス文学者の死―新しい理論の完成半ばに
書評『余白とその余白または幹のない接木』【宮川淳】
豊崎光一著『余白とその余白または幹のない接木』【清水徹】
『ファミリー・ロマンス』書評【栗本慎一郎】

豊崎光一 パリ 青春の日々:1960-1963【エヴリン・カディック】
一九六〇年代のパリ【日野三郎】
豊崎光一とジャック・デリダ―「二つの悪口」から【ブリュネ裕子】
思い出や本のあいだから【吉田加南子】
『夢の方舟』/追憶の豊崎光一【中村裕】
豊崎光一先生の思い出【佐久間和男】
豊崎光一の生い立ちと略年譜【豊崎令子】

編集後記
感謝とご挨拶―あとがきに代えて

 

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トルストイと生きる

トルストイと生きる

  • 藤沼貴/2013年11月
  • 4762円(本体)/A5判上製584頁
  • 装丁:長田年伸

岩波文庫版『戦争と平和』などの翻訳を手掛け、トルストイ研究に生涯を捧げた藤沼貴。その論考を執筆順に収録し、トルストイの創作と生の真実に迫る。
(ISBN 9784861103858)

目次より|Оглавление

1 いまこそトルストイに学ぶ
2 初期のトルストイ(卒業論文)
3 修士論文「トルストイ研究」
4 トルストイの個性
5 「ロシア地主の物語」と「地主の朝」
6 初期の卜ルストイ
7 『アンナ・カレーニナ』の素材
8 レフ・トルストイの家系とその社会的位置
9 レフ・トルストイ―大学中退からコーカサス行きまで―
10 スターンとトルストイ
11 ルソーとトルストイ
12 『戦争と平和』の題名について
13 トルストイ
14 トルストイの生活と文学
15 レフ・トルストイの西欧旅行―その原因についての一考察―
16 モスクワの『アンナ・カレーニナ』―オブロンスキーの家―
17 モスクワの断想―トルストイの最後のことば―
18 ソ連におけるトルストイ研究史
19 カチューシャの系譜
20 ザイデンシヌール版『アンナ・カレーニナ』
21 トルストイ『クロイツァー・ソナタ』―「愛」の神話への反逆―
22 レフ・トルストイ『コサック』の創作過程
23 プーシキンとトルストイの同名の作品(1)『ふぶき』
24 プーシキンとトルストイの同名の作品(2)『コーカサスの捕虜』
25 トルストイと分離派
26 ロシアの作家とチェチェン―A・S・グリボエードフの場合―
27 トルストイの人間教育
28 本多秋五『「戦争と平和」論』について
29 没後百年 トルストイの思想と精神に学ぶ
30 トルストイとショーペンハウアー

著者|Автор

藤沼貴(ふじぬま・たかし)
1931年生まれ。2012年死去。
著書に、『トルストイの生涯』(第三文明社)、『新版ロシア文学案内』(岩波書店、共著)、『和露辞典』(研究社)、訳書に、『戦争と平和』(岩波書店)、『復活』(講談社)など、多数。

 

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啓蒙思想下のジョンソン辞書―知の集成を目指して

啓蒙思想下のジョンソン辞書

知の集成を目指して

  • 早川勇/2013年10月
  • 5000円(本体)/A5判並製570頁
  • 装丁:長田年伸

“本書は隠遁生活の気楽な茫漠とした状態で学問の館のなかで守られ執筆されたのではなく、不自由ななか気を集中させることができない状態のもとで病気と闘いひたすら悲嘆にくれながら執筆された。”(サミュエル・ジョンソン)
ジョンソン辞書を16~17世紀英国における英知や知識の総体ととらえ、辞書に引用された作品や作家の問題を引用数から考察し、18世紀英国の啓蒙思想のもとに位置づける。画期的辞書が物語る“ひらかれた”辞書史。
(ISBN 9784861103803)

目次|indexs

1. イギリス辞書史―ジョンソン以前の英語辞典
2. 言語アカデミー思想
3. ジョンソン英語辞典構想案(1747)
4. 18世紀英国におけるジョンソン辞書編纂の理念
5. ジョンソン辞書完成までの道のり
6. ジョンソン英語辞典序文(1755)
7. イングランド啓蒙思想下のジョンソン辞書
8. ジョンソン英語辞典の収録語彙
9. 知の総体としてのジョンソン辞書
10. ジョンソン英語辞典における意味表記
11. ジョンソン辞書からNEDへ

著者|author

早川勇(はやかわ・いさむ)
1947年、愛知県名古屋市生まれ。1971年、愛知県立大学文学部英文学科卒業。1997年、言語文化学博士(大阪大学)。1998年、英国エクセター大学応用言語学研究科博士課程満期退学。1998年、日本英学史学会豊田實賞受賞。2008年、英国ロンドン大学高等研究院英語研究所客員研究員。現在、愛知大学経済学部教授、愛知大学文学研究科教授。著書に『日本の英語辞書と編纂者』(春風社2006)、『英語になった日本語』(春風社2006)、『ウェブスター辞書と明治の知識人』(春風社2007)、『英単語のいのち』(春風社2010)がある。

 

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戸籍の謎と丸谷才一

戸籍の謎と丸谷才一

  • ソーントン不破直子/2013年10月
  • 1800円(本体)/四六判上製350頁
  • 装丁:矢萩多聞

戸籍ほど日本人が固執し、愛着をもち、また警戒し、時代時代の宗教や法律をはるかに超えて長命を維持してきた社会制度は日本には他にない。丸谷才一の作品を通して、その謎に迫る。
(ISBN 9784861103811)

讀賣新聞(2014年2月2日)に書評が掲載されました。評者は讀賣新聞編集委員の尾崎真理子さんです。「魂の告白を読み解く

目次|indexs

第0章 女Aの戸籍物語
第1章 戸籍制度のある国―『彼方へ』、「初旅」
第2章 『年の残り』―死者たちの残照を秘して
第3章 『横しぐれ』から「樹影譚」へ―読者である作者
第4章 徴兵制のあった国
第5章 『笹まくら』―この空白だらけの社会
第6章 『裏声で歌へ君が代』の裏にあるもの―徴兵忌避と四人の男
第7章 『女ざかり』―いいかげんな国家のいいかげんな小説
第8章 『輝く日の宮』―作者という幽霊、読者という未来
第9章 『持ち重りする薔薇の花』―ヴァニラ・アイスクリームにシェリーをかけて
終章 死すべきものの彼方―四季と写真に関する考察

著者|author

ソーントン不破直子(そーんとん・ふわ・なおこ)
1943年生まれ。日本女子大学文学部英文学科卒。米国インディアナ大学にて比較文学の修士号と博士号を取得。日本女子大学文学部英文学科教授を経て、現在同大学名誉教授。訳書に『茶の本』(春風社2009)、編著に『作品は「作者」を語る―アラビアン・ナイトから丸谷才一まで』(春風社2011)などがある。

 

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私はどのような教育実践をめざすのか―言語教育とアイデンティティ

私はどのような教育実践をめざすのか

言語教育とアイデンティティ

  • 細川英雄・鄭京姫(編)/2013年10月
  • 2800円(本体)/A5判並製262頁
  • 装丁:矢萩多聞

「教える/教えられる」の関係を超えた言語活動主体のあり方を問い、人間形成としてのことばの教育を考える。
(ISBN 9784861103797)

『山梨日日新聞』(2013年11月24日)読書欄で紹介されました。

大修館書店『英語教育』(2014年2月号)に書評が掲載されました。
評者は広島大学教授の柳瀬陽介先生です。

目次|contents

※「まえがき」と「あとがき」はPDF形式でご覧いただけます。

まえがき:めざすべき教育実践と言語活動主体のあり方【細川英雄】
第Ⅰ部 講演と討論
「私はどのような教育実践をめざすのか」という問い―ことば・市民・アイデンティティ【細川英雄】
ターブルロンド【ピエール・マルティネーズ,李徳奉,森本郁代】
第Ⅱ部 論考
第1章:複言語サポーターの「支援についての語り」にみるアイデンティティ―ポジショニング理論から【徳井厚子】
第2章:「よい予感がする」表現教育―2日間のクラスが残したもの【牲川波都季】
第3章:ことばの教育における場所を「居場所」へつなげることの意味―花子は日本にやってきた【鄭京姫】
第4章:言語教育における「単一性志向」―帰韓した「在日コリアン」教師の言語/教育経験とアイデンティティに関する語りから【田中里奈】
第5章:「自分探し」のジレンマ―韓国人専門学校生のライフストーリーからみる「動機」【三代純平】
第6章:目指すものの探求とその意味付け(フレーミング/リフレーミング)としての実践研究―教員養成大学院での授業を通して考えた「私の目指す教育実践」【松本剛次】
第7章:教師のやりとりから生まれる教育観の見つめ直し【瀬尾匡輝,青山玲二郎,橋本拓郎,山口悠希子,米本和弘】
第Ⅲ部 言語教育はなぜアイデンティティを問題にしなければならないのか
日本語教育と「日本語人生」―ことばとアイデンティティについての私論【鄭京姫】
あとがき:境界を語る【鄭京姫】

編者|editors

細川英雄(ほそかわ・ひでお)
東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒。同大学大学院文学研究科博士課程満期退学。博士(教育学)。信州大学,金沢大学,早稲田大学日本語研究教育センターを経て,2001年から早稲田大学大学院日本語教育研究科教授,2013年3月選択定年により退職。現在,早稲田大学名誉教授,言語文化教育研究所代表。専門は,日本語教育学,言語文化教育学。著書に『日本語教育は何をめざすか』(2002年,明石書店),『言語教育とアイデンティティ―ことばの教育実践とその可能性』(2012年,春風社),『研究活動デザイン』(2012年,東京図書),『「ことばの市民」になる―言語文化教育学の思想と実践』(2012年,ココ出版)など多数。

鄭京姫(ちょん・きょんひ)
ソウル生まれ。早稲田大学大学院日本教育研究科博士課程修了。博士(日本語教育学)。早稲田大学日本語研究教育センター助手,早稲田大学大学院日本語教育研究科招聘研究員を経て,2013年から早稲田大学大学日本語研究教育センター常勤インストラクター。専門は,日本語教育学,言語文化教育学,ライフヒストリー研究。博士論文『言語教育としての「自分の日本語」その意義と可能性―「日本語人生」というライフヒストリー研究の意味』が2012年度小野梓記念学術賞を受賞。

 

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スウェーデン民話名作集Ⅳ

スウェーデン民話名作集Ⅳ

  • 薮下紘一(訳) /2013年10月
  • 1905円(本体)/四六判並製200頁
  • 装丁:後藤葉子
  • 挿画:松本里美

主人のために横暴な王に立ち向かう鶏、嫉妬から美しい娘を食べてしまおうとする母、とん知で悪魔を打ち負かす兵士、誤って義父を殺めた夫と異形の子を生む呪われた妻…。人々のさだめと神の救いをつたえる13の物語。
(ISBN 9784861103681)
日本図書館協会選定図書

目次│indexs

太陽の娘と魔法をかけられた十二人の王子
銀貨を挽く風車とオンドリ
緑の騎士
まぼろし山とトロールのクリスマス・イヴ
リトル・ローズと嫌味なのっぽ
ペッテション船長と海のトロール
我慢強いグリスィルラ
ブッセンキス
ちいさなハンス
熊のしっぽ
王子と忠実な召使い
聖ペールと陽気な兵士
メルシーナ

訳者│translator

薮下紘一(やぶした・こういち)
樺太に生まれる。
北海道教育大学、北海道大学文学部卒業、広島大学大学院文学研究科修士課程修了、言語学修士。
1981~84年、ウプサラ大学北欧語学科客員研究員。2004~06年、メーラルダーレン大学人文科学科客員研究員。
元駒澤大学総合教育研究部外国語第二部門教授。
訳書に、『スウェーデン民話名作集Ⅲ』『スウェーデン民話名作集Ⅱ』『スウェーデン民話名作集Ⅰ』(春風社)、『北欧語入門』(M. Oʼ C. ウォルシュ著、北海道大学図書刊行会)がある。

 

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