「敵国語」ジャーナリズム―日米開戦とアメリカの日本語新聞

「敵国語」ジャーナリズム

日米開戦とアメリカの日本語新聞

  • 水野剛也/2011年2月
  • 5200円(本体)/A5判変形・470頁
  • 装丁:矢萩多聞

日米開戦後、米政府による統制をうけつつも日本語新聞はその使命を果たすべく必死の後退戦を展開する。報道の自由か国益かで揺れる政府と、未曾有の危機に直面したジャーナリズムの命運を描きだす。
各マスコミで話題を呼んだ『日系アメリカ人強制収容とジャーナリズム』に続く第二弾!
(ISBN 9784861102585)

「北海道新聞」(2011年5月1日)に書評記事が掲載されました。
「朝日新聞」(2011年5月22日)に書評記事が掲載されました。

目次|indexs

第一部 研究の基本的手続き
第一章 本書の目的、意義、方法、その他の諸点
第二章 先行研究のレヴュー
第二部 日米開戦とアメリカの日本語新聞
第三章 真珠湾攻撃直後の統制
第四章 発行再開後の統制と不均衡な相互依存関係
第五章 政府の統制以外の制約要因と「自己規制」
第六章 政府内の政策立案とその実行:OFFと初期OWIを中心に
第七章 強制立ち退き・収容と日本語新聞の発行停止
第三部 知見の総括
終章 結論

著者|author

水野剛也(みずの・たけや)
東洋大学社会学部教授。
2000年、アメリカ・ミズーリ州立大学、スクール・オブ・ジャーナリズム博士課程修了。
著書に『日系アメリカ人強制収容とジャーナリズム』(春風社2005年)がある。

 

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かの冬、そして秋―僕の朝鮮戦争

かの冬、そして秋

僕の朝鮮戦争

  • 柳宗鎬(著)/白燦(訳)/太田孝子(日本語校閲)/2010年12月
  • 2800円(本体)/四六判・上製・408頁
  • 装丁:矢萩多聞

なぜここで三次大戦を起すというのか! 韓国に生まれ育った少年の曇らぬ眼がとらえた世界、人生、祖国。「この苦労を昔話として語るときが必ず来る」。
(ISBN 9784861102561)
日本図書館協会選定図書

目次|indexs

日本語版によせて
まえがき
はじめに─記憶の復権のために
第一章 北風寒雪冷たい風に
第二章 米海兵隊労働事務所
第三章 天の川ミルクチョコレート
第四章 四月のオールド・ラング・サイン
第五章 毛布一枚担いで
第六章 宛先のない手紙
第七章 中央線艮峴駅付近
第八章 飯屋の恐怖
第九章 夏夜の算術
第一〇章 魔法の手鏡
第一一章 秋の命ぶらぶら
第一二章 歳月が過ぎた後
訳者あとがき
日本語校閲者あとがき

著者|author

柳宗鎬(ユ・ジョンホ)
1935年忠清北道忠州に生まれる。ソウル大学校文理科大学英語英文学科卒業。ニューヨーク州立大学校(Buffalo)修士。西江大学校英文学博士。延世大学校特任教授退職(2006年)。1957年以降評論活動を展開。著書には『柳宗鎬全集』(全5巻)の他に『詩とは何か』、『抒情的真実を求めて』、『もう一度読む韓国詩人』、『私の心の亡命地』、『僕の解放前後 1940-1949』(春風社2008)などがある。1992~1993年、東京大学大学院客員研究員。現代文学賞(1959)、大韓民国文学賞評論賞(1988)、大山文学賞(1995)、銀冠文化勲章(2001)、仁村賞(2002)受賞。大韓民国芸術院会員。

 

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SCHEDULE こころをほぐす気づきの手帖

SCHEDULE こころをほぐす気づきの手帖

  • 関水優子/2010年12月
  • 1200円(本体)/四六判・上製・148頁
  • 装丁:矢萩多聞

苦しみから生まれた珠玉の言葉があなたをうるおす。日々の気づきをつづることで、自分だけの1冊になるスケジュール帳形式の言葉集。
(ISBN 9784861102394)

著者|author

関水優子(せきみず・ゆうこ)

長崎県生まれ。24 歳のとき、南新宿診療室、丸野廣医師を訪ね、人間について、生きるということについて教えを乞う。

 

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スウェーデン民話名作集I

スウェーデン民話名作集I

  • 薮下紘一/2010年12月
  • 1905円(本体)/四六判並製・206頁
  • 装丁:後藤葉子/挿画:松本里美

オーディンからのクリスマスプレゼント、蛇に姿を変えた灰かぶり娘、舟に閉じこめられた王子、美しく恐ろしい海の精……。北欧の人と神、魔女、動物が織りなす不思議な12の物語を松本里美の美しい銅版画とともにおくる。
(ISBN 9784861102462)
日本図書館協会選定図書

目次|indexs

箱のなかを見たね
オーディンのクリスマスステーキ
忘恩は世の常
灰かぶり娘
いたずらイェンスと浮気なおかみさん
正直は一番の得
ちいさな舟
山のトロールにさらわれた狩人
悪魔よりこわいギューリド
王子と海の女トロール
金の卵をうむ鳥
若者の島

訳者|translator

薮下紘一(やぶした・こういち)
樺太に生まれる。北海道教育大学、北海道大学文学部卒業、広島大学大学院文学研究課修士課程修了、言語学修士。1981~84年、ウプサラ大学北欧語学科客員研究員。2004~06年、メーラルダーレン大学人文科学科客員研究員。現在、駒澤大学総合教育研究部外国語第二部門教授。訳書に、『北欧語入門』(M. Oʼ C. ウォルシュ著、北海道大学図書刊行会)がある。

 

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山ふたり―北海道・東北・九州編

山ふたり

北海道・東北・九州編

  • 三輪敏広・和恵/2010年12月
  • 2381円(本体)/A5判・並製・500頁
  • 装丁:矢萩多聞/装画:たけなみゆうこ

中年夫婦、マイペースで登り、花々を愛でる、山歩きのすすめ。朝日連峰、飯豊連峰(東北)。羅臼、礼文岳(北海道)。九重、阿蘇、屋久島(九州)。訪れるたびに表情を変える山を歩く楽しさを、写真多数で紹介。
(ISBN 9784861102516)

目次│indexes

東北の山
あこがれの朝日連峰を歩く
残雪の飯豊連峰全山縦走
途中下車の表那須連峰縦走
鳥海・月山・蔵王を登る
夏本番! 東北の山へ
岩手(八幡平・早池峰山・岩手山)と福島(吾妻連峰)の山
紅葉の磐梯山・安達太良山を登る
北海道の山
道東~道央~道北の山
九州の山
九州の山を歩く(九重・祖母・阿蘇)
鹿児島(屋久島・霧島・桜島・開聞)の山

〔抜粋〕

著者│authors

三輪敏広(みわ・としひろ)
昭和16年 北海道生まれ
昭和44年 X線技師
昭和47年 診療放射線技師となる
昭和47年 和恵と結婚 1男3女あり
平成11年9月 肋骨骨折
平成12年5月 多発性骨髄腫と診断される
平成18年7月29日 多発性骨髄腫のため死亡
登山とその記録写真撮影を趣味とする
三輪和恵(みわ・かずえ)
昭和24年 石川県生まれ
昭和47年 敏広と結婚
夫唱婦随、はがき絵が趣味
著書に『多発性骨髄腫を生きる1』『多発性骨髄腫を生きる2』『夫婦お遍路(上)』『夫婦お遍路(下)』『白山に行こう―夫婦で歩いた山の記録1』『白山でのんびりと―夫婦で歩いた山の記録2』『白山をみつめて―夫婦で歩いた山の記録3』(以上,すべて春風社)がある。

 

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太陽と月からのおしえ

太陽と月からのおしえ

  • 彦坂ナオコ(文)/ボッタ知子(絵)/2010年11月
  • 1500円(本体)/B5判・並製・74頁
  • 装丁:矢萩多聞

バランスのいいライフスタイルのすすめ。太陽と月に代表される陰陽思想を詩の形で表現し、クルスタルヒーリング、アロマセラピー、ボディワーク、料理など、太陽と月の要素を日常生活に取り入れる具体的方法を提案。
(ISBN 9784861102400)

目次|indexs

第1章 表現 expression
第2章 創造力 creativity
第3章 エクササイズ exercise
第4章 自然 nature
第5章 マテリアル&レシピ

著者|authors

彦坂ナオコ(ひこさか・なおこ)
1975年 神奈川県生まれ。高校卒業後、小笠原諸島・父島へ移住
2004年 バイロンベイへ移住。マッサージ、ヒーリングセラピーを学ぶ
ボッタ知子(ぼった・ともこ)
1978年 神奈川県生まれ。大学中退後、小笠原諸島・父島で数年を過ごす
2005年 南風と海にさそわれオーストラリアへ渡る

 

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おばあちゃん! 世界遺産を行く

おばあちゃん! 世界遺産を行く

  • 外川洋子/2010年11月
  • 1500円(本体)/四六判並製・186頁
  • 装丁:矢萩多聞

年齢のことを考えている暇はない! 学校時代にならったことは本当なのか?
イラン、イスラエル、ブータン、ラオス、元気なおばあちゃんの旅はつづく。
聞いてびっくり! 見てびっくり! 知ってびっくり! 楽しかった旅のあれこれ。
(ISBN 9784861102493)

目次|indexs

第一章 世界遺産を旅する
イスラエル/ ラオス/イラン/  ブータン
第二章 目からうろこの世界遺産
西部開拓のアメリカ
広場と道
地球の歴史を知る
飛行機の形をした首都
第三章 古事記の迷路に迷い込む
ヘロデ王の菊の紋
民族離散、エルサレムの陥落
ユダヤの秘宝が日本へ
私の中の古事記
第四章 マークシート方式
順調な初回の検定
無謀な挑戦
ヒンドゥー教寺院に仏像とは
庭が荒廃
第五章 戦争中の思い出
三歩下がって師の影を踏まず
刷り込まれた大戦中の教育
激戦地と世界遺産
防空壕に焼夷弾直撃
第六章 彩りそえる物語
シバの女王伝説とゼノビアの物語
木馬がサナアへ飛んでいった
残虐な王として有名だった
第七章 それぞれの国の事情
惜しまれて登録削除
危機遺産と危機を脱した遺産
世界遺産が一件もない国 ミャンマー
条約誕生のきっかけ

著者|author

外川洋子(とがわようこ)
新潟県長岡市生まれ。華道家元池坊にて50年席を暖めている。かつて男児2人を連れ、興味ある史跡をよく訪ねた。その影響か、家族みな民族学や世界遺産等に興味を持っている。著書に『おばさん! 辺境を行く』(春風社2007)がある。

 

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宗教の人類学 【シリーズ 来たるべき人類学3】

宗教の人類学

  • 吉田匡興、石井美保、花渕馨也(編)/2010年11月
  • 1905円(本体)/四六判・並製・300頁
  • 装丁:矢萩多聞/装画:谷中安規

「理解しがたいのに、わたしたちに影のように寄り添っている」宗教を解きほぐす。改宗、顕示的消費、ファンダメンタリズム、憑依、呪物、アニミズムなどをフィールドから得た知見をもとに論じる。
(ISBN 9784861102479)

来たるべき人類学構想会議のサイトはこちら

目次|indexs

序 宗教をたぐりよせる
【第Ⅰ部 日常の中の宗教性】
1  信じるもの/おこなうものとしての〈宗教〉
―現代北インドにおける「改宗仏教徒」の事例から
2  モノの消費のその向こうに
―バリにおける顕示的消費競争と神秘主義
3 トンチボのいなくなった日常
―宗教装置の置換と遍在化する宗教
【第Ⅱ部 他者表象としての宗教と主体の揺らぎ】
4  「ファンダメンタリスティック」という選択
―カトリック世界における名付けと名乗りと
生き方のポリティクス
5  結婚しない女と嫉妬する精霊
―コモロにおける精霊憑依と人生の生き方
【第Ⅲ部 現実をずらすものとしての宗教】
6 呪物をつくる、〈世界〉をつくる
―呪術の行為遂行性と創発性
7  呪文の成り立ち
―ことばが開く〈世界〉の可能性
【第Ⅳ部 宗教を俯瞰する―迫り来るものとしての宗教性】
8 アニミズム、「きり」よく捉えられない幻想領域
9 スピリチュアルな空間としての世界遺産
―ケニア海岸地方・ミジケンダの聖なるカヤの森林

編者|editors

吉田匡興(よしだ・まさおき)
桜美林大学非常勤講師
石井美保(いしい・みほ)
京都大学人文科学研究所准教授
花渕馨也(はなぶち・けいや)
北海道医療大学大学教育開発センター准教授

 

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父のふるさと―秋田往来

父のふるさと

秋田往来

  • 三浦衛/2010年11月
  • 1905円(本体)/B6判・上製・函入280頁
  • 装丁:矢萩多聞/題字・版画:矢萩英雄

読書フォーラム秋田2010」(秋田県・秋田県議会・秋田魁新報社主催)パネリスト・「秋田さきがけ新報」執筆者(三浦)による待望の書き下ろしエッセイ!
父の目に映じた故郷の風土、ひと、くらし、農事を、愛惜をこめ描きだす。その先に姿をあらわす、「虚無のゆりかご」としてのふるさと。好評『出版は風まかせ』(春風社)につづく著者第2エッセイ。
序詩・佐々木幹郎氏(詩人)、寄稿・田中優子氏(江戸文化研究者)。
本文は金属活字による活版印刷。「身と蓋函」に納める。失われつつある本の味わいと魅力を今に蘇らせる愛蔵版!
(ISBN 9784861102431)
●『秋田さきがけ新報』(2010年12月5日)に紹介記事が掲載されました。
活版印刷で自著出版 懐かしの手触り感じて
●装丁家桂川潤さんの書評ブログ「BOOK REVIEW/今月の読書」で紹介されました。
●『新文化』(2010年12月23日)に紹介記事が掲載されました。
活版印刷で自著製作
●『週刊読書人』(2010年1月14日)に紹介記事が掲載されました。
三浦衛春風社代表取締役が刊行
●『神奈川新聞』(2011年2月6日)に紹介記事が掲載されました。
跡継ぎに託した「自分史」

目次│indexs

第一部 父のふるさと
第二部 秋田往来
第三部 夢
第四部 旅のそら

著者│author

三浦衛(みうら・まもる)
春風社代表取締役。1957年秋田県生まれ。東北大学経済学部卒業後、私立高校で社会科教諭を7年間務める。その後、東京都内の出版社に勤務。99年、春風社を創業。著書に『出版は風まかせ』(春風社)がある。

 

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日中教育学対話Ⅲ―新たな対話への発展・深化を求めて

日中教育学対話Ⅲ

新たな対話への発展・深化を求めて

  • 山﨑髙哉・労凱声(共編)/2010年11月
  • 3200円(本体)/四六判・上製・426頁
  • 装丁:矢萩多聞

過去30年を経て、中国教育は大きく変わった。儒教思想の教育に対する影響、多文化教育、高等教育改革と発展など、真摯な対話の精華。シリーズ完結。教育関係者必読!
※シリーズ1冊目は『日中教育学対話Ⅰ―教育学研究と教育改革の現状と課題』,2冊目は『日中教育学対話Ⅱ―黄済先生米寿記念論文集』。
(ISBN 9784861102486)
日本図書館協会選定図書

目次|indexs

第一の対話
第1章    中国教育の改革発展における政策の行方と分析
第2章    中国高等教育大衆化過程における構造分析
第3章    大学の発展モデル試論
第4章    日本における大学教育の多様化
第二の対話
第5章    理想と現実の矛盾
第6章    現代中国における孝心教育の現状と反省
第7章    孔子と「教」育
第8章    孔子と日本の教育
第三の対話
第9章    和諧の道と西南民族教育
第10章  文化の中断・断裂
第11章  日本における多文化教育の実践と課題
若手研究者の対話
第12章  近代日本における欧米教育の移入とその過程
第13章  美的なものと二つの近代国家像
第14章  〈旧教育〉から〈新教育〉への転換を意図する教育者たち
第15章  摩登少女とモダンガール

著者|authors

山﨑髙哉(大阪総合保育大学学長・京都大学名誉教授)
労凱声(首都師範大学教育科学学院首席専家教授)
謝維和(精華大学副学長・教育研究院院長)
陳超(天津大学教育研究所)
文雯(オックスフォード大学教育学系博士課程在学中)
李楽夫(清華大学経済管理学院博士課程修了)
孟繁華(首都師範大学学長補佐、教育科学学院院長)
南部広孝(京都大学大学院教育学研究科准教授)
兪啓定(北京師範大学教授)
楊昭寧(曲阜師範大学教育科学学院院長。山東省心理学会副理事長)
俵木浩太郎(元 玉川大学文学部教授)
張詩亜(西南大学西南民族教育・心理研究センター長、教授)
樊秀麗(首都師範大学教育科学学院教授)
田中圭治郎(佛教大学教育学部教授)
李文英(河北大学教育学院教授)
楊奕(同志社大学社会学部准教授)
増田翼(仁愛女子短期大学講師)
平松隆円(国際日本文化研究センター機関研究員

 

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