現在と性をめぐる9つの試論―言語・社会・文学からのアプローチ

現在と性をめぐる9つの試論

言語・社会・文学からのアプローチ

  • 小玉亮子 編著/2007年5月
  • 1800円(本体)/四六判並製・298頁

三分野の専門家たちが「性」を手がかりに、多様なテーマを論じる。その果てに浮かび上がる複雑・錯綜した「現在」。幅広い視点をあたえるスリリングな論考集。
(ISBN 9784861101175)

目次|indexs

幼稚になるという成熟―消費社会化と成長・自立像の変容(中西新太郎)
市民活動と女性たちのシスターフッド―横浜市における調査を手がかりにして(上田智子)
滞日中国人家族とジェンダー意識の変容―トランスナショナルな就労・育児・介護の経験から(坪谷美欧子)
父の日の政治的挫折と復活―アメリカ合衆国議会で承認されるまで(小玉亮子)
アイリス・マードックと妊娠中絶のエピソード―The Book and the Brotherhoodを中心に(片山亜紀)
二つの「異化」―文学と批評理論を現実社会に開くための試み(中谷崇)
パワーの見せ方、隠し方―学生指導場面における教授たちを談話分析する―(佐藤響子)
イデオロギー・アイデンティティ・ディザイヤー―言語とセクシュアリティ研究を問う(クレア・マリィ)
〈過剰同調社会〉と排除・包摂(藤山嘉夫)

著者|author

中西新太郎(なかにし・しんたろう)
一九四八年生。横浜市立大学国際総合科学部教授。現代日本社会論・文化社会学専攻。
主要業績―『〈生きにくさ〉の根はどこにあるのか』(NPO前夜、二〇〇七)、『若者たちに何が起こっているのか』(花伝社、二〇〇四)、『格差社会とたたかう』(共著、青木書店、二〇〇七)
上田智子(うえだ・ともこ)
一九六八年生。横浜市立大学他非常勤講師。教育社会学・教育とジェンダー専攻。
主要業績―「『授業』の相互行為的産出―授業分析の一視点として」(『日本語学』、一九九七、三月号、vol.16)、「ジェンダー・フリーをいかに学ぶか? ―相互行為としての授業」(天野正子、木村涼子編『ジェンダーで学ぶ教育』世界思想社、二〇〇三)
坪谷美欧子(つぼや・みおこ)
一九七〇年生。横浜市立大学国際総合科学部准教授。社会学・国際社会学・移民の社会学専攻。
主要業績―「『永続的ソジョナー(Permanent sojourner)』とナショナル/エスニックなアイデンティティの形成―滞日中国人を事例として」(小倉充夫、加納弘勝編『国際社会6 東アジアと日本社会』東京大学出版会、二〇〇二)、「日本〈留学〉〈就労〉の意味―滞日中国人における準拠集団とその変容」(『ルヴュ・フローベール(オンライン)』第四号、ルーアン大学、二〇〇四)、「地域で学習をサポートする―ボランティアネットワークが果たす役割」(宮島喬、太田晴雄編『外国人の子どもと日本の教育』東京大学出版会、二〇〇五)、「『永続的ソジョナー』中国人における重層的アイデンティティの構築―中国からの日本留学にみる『国際移民システム』」(立教大学社会学研究科博士学位請求論文、二〇〇六)
小玉亮子(こだま・りょうこ)
一九六〇年生。横浜市立大学国際総合科学部准教授。教育学・家族社会学専攻。
主要業績―共著『教育/家族をジェンダーで語れば』(白澤社、二〇〇五)、『マスキュリニティ/男性性の歴史』(編著、「現代のエスプリ」No.446、至文堂、二〇〇四)、「少子化が社会問題となる時代―二〇世紀初頭のドイツにおける二人っ子システム批判を手がかりにして」(『教育学研究』第七一巻、第四号、二〇〇四)
片山亜紀(かたやま・あき)
一九六九年生。獨協大学外国語学部准教授。英文学・ジェンダー研究専攻。
主要業績―翻訳『しみじみ読むイギリス・アイルランド文学』(共訳、松柏社、二〇〇七)、トリル・モイ『ボーヴォワール―女性知識人の誕生』(共訳、平凡社、二〇〇三)、キャンダス・デュ・ピュイ、デイナ・ドヴィチ『癒しのカウンセリング―中絶からの心の回復』(平凡社、二〇〇三)
中谷崇(なかたに・たかし)
一九六四年生。横浜市立大学国際総合科学部准教授。現代アメリカ小説専攻。
主要業績―「アップダイクの『帰ってきたウサギ』とペンシルヴェニア」(渡辺利雄編『読み直すアメリカ文学』研究社、一九九六)、「フォークナーの『モダニズム』と戦争」(『英語青年』第一四三巻、第八号、一九九七)、“Updike’s Representation of Contemporary America As He Knows It: Effects of His Pennsylvanian Environment”(『横浜市立大学論叢』第五六巻、社会科学系列、第一号、二〇〇五)、『名作あらすじ事典―西洋文学編』(共著、青木和夫編、明治書院、二〇〇六)
佐藤響子(さとう・きょうこ)
一九六〇年生。横浜市立大学国際総合科学部教授。言語学専攻。
主要業績―「Japanese Compliment Response Behavior: An Aspect of Japanese Facework」(『横浜市立大学論叢』第五七巻、二〇〇七)、「家族のコミュニケーションを考える」(『男女共同参画社会における大学の果たす役割に関する総合研究』横浜市立大学奨励交付金研究成果報告書、二〇〇六)、「ほめに対する好まれる返答形式にかんする一考察:ホント? ありがとう」(『横浜市立大学紀要人文科学系列』第九号、二〇〇二)
クレア・マリィ
一九六八年生。津田塾大学学芸学部准教授。日本語学・日本語とジェンダー研究・セクシュアリティ研究専攻。
主要業績―『発話者の言語ストラテジーとしてのネゴシエーション(切り抜ける・交渉・談判・掛け合い)行為』(ひつじ書房 二〇〇七)、「結局、他の人から名づけられることが、トラウマなのである」(『現代思想』第三四巻、第一二号、二〇〇六)
藤山嘉夫(ふじやま・よしお)
一九四六年生。横浜市立大学国際総合科学部教授。社会学・現代社会論専攻
主要業績―『諸個人の生と近代批判の思想』(学文社、二〇〇〇)、『新世紀社会と人間の再生』(編著、八朔社、二〇〇一)

 

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チップス先生の贈り物―英文学ゆかりの地を訪ねて

チップス先生の贈り物

英文学ゆかりの地を訪ねて

  • 長井那智子/2007年5月
  • 1500円(本体)/四六判上製・270頁

ヴァージニア・ウルフが暮らした家、C・S・ルイスお気に入りのパブ、ピーター・パンに会えるケンジントン公園―ロンドンからヨークシャーの荒野まで、作家たちが愛した地100ヵ所以上をめぐる旅のエッセイ!
日本図書館協会選定図書
(ISBN 9784861101151)

目次|indexs


チャールズ・ディケンズ 「オリヴァー・ツイスト」
ジェローム・K・ジェローム 「ボートの三人男」
ヴァージニア・ウルフ 「ダロウェイ夫人」
ウィリアム・ワーズワース 「序曲」
ジェイムス・ヒルトン 「チップス先生さようなら」
ジェーン・オースティン 「自負と偏見」
ウィリアム・シェークスピア 「真夏の夜の夢」
トマス・ハーディ 「テス」
T・S・エリオット 「キャッツ」
ヴァージニア・ウルフ 「オーランドー」
ウィリアム・モリス 「ユートピアだより」
キャサリン・マンスフィールド 「バンク・ホリデー」
ヘンリー・ジェイムズ 「デイジー・ミラー」
H・G・ウェルズ 「タイム・マシン」
トマス・ブルフィンチ 「アーサー王物語」

E・M・フォースター 「眺めのいい部屋」
R・L・スティーヴンソン 「ジキル博士とハイド氏」
ウィリアム・ワーズワース 「抒情歌謡集」
メアリー・シェリー 「フランケンシュタイン」
オスカー・ワイルド 「サロメ」
ダフネ・デュ・モーリア 「レベッカ」
バーナード・ショー 「ピグマリオン」
シャーロット・ブロンテ 「ジェーン・エア」
ブラム・ストーカー 「吸血鬼ドラキュラ」
トレイシー・シュヴァリエ 「真珠の耳飾りの少女」
コナン・ドイル 「バスカヴィル家の犬」
カズオ・イシグロ 「日の名残り」
ジョナサン・スウィフト 「ガリヴァー旅行記」
アルフレッド・テニスン 「イノック・アーデン」
J・K・ローリング 「ハリー・ポッター」

エミリー・ブロンテ 「嵐が丘」
ジェイムズ・ジョイス 「ダブリンの市民」
アン・ブロンテ 「アグネス・グレイ」
パメラ・L・トラヴァース 「メアリー・ポピンズ」
ビアトリクス・ポター 「ピーターラビットのおはなし」
アガサ・クリスティー 「バートラム・ホテルにて」
小泉八雲 「雪女」
夏目漱石 「カーライル博物館」
C・S・ルイス 「ナルニア国物語」
ローズマリー・サトクリフ 「太陽の馬・月の馬」
ジェーン・オースティン 「説きふせられて」
ジェームズ・バリー 「ピーター・パン」
ジョージ・エリオット 「サイラス・マーナー」
A・A・ミルン 「くまのプーさん」
W・H・ハドソン 「緑の館」

ディラン・トマス 「死と入口」
チャールズ・ディケンズ 「大いなる遺産」
ルイス・キャロル 「不思議の国のアリス」
エリザベス・ギャスケル 「女だけの町」
ジョン・ゴールズワージー 「林檎の木」
へレーン・ハンフ 「チャリング・クロス街84番地」
ジョージ・ギッシング 「ヘンリ・ライクロフトの私記」
ジェフリー・チョーサー 「カンタベリー物語」
D・H・ロレンス 「チャタレー夫人の恋人」
ケネス・グレアム 「たのしい川べ」
アガサ・クリスティー 「オリエント急行殺人事件」
フランシス・バーネット 「秘密の花園」
ローレンス・スターン 「センチメンタル・ジャーニー」
ミュリエル・スパーク 「ポートベロー通り」
トマス・ハーディ 「日陰者ジュード」

著者|author

長井那智子
東京都生まれ。青山学院大学卒。
1982年よりスペインに6年、1995年よりオーストラリアに4年、
2000年よりイギリスに6年在住。
インターネット雑誌『ベストライフ・オンライン』に「本で読む名画・名舞台」を連載中。
現在、カルチャーセンターで手彫りガラス工芸の講師を務める。

 

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学習のエスノグラフィー―タンザニア、ネパール、日本の仕事場と学校をフィールドワークする

学習のエスノグラフィー

タンザニア、ネパール、日本の仕事場と学校をフィールドワークする

  • 川床靖子/2007年5月
  • 2381円(本体)/四六判上製・344頁
  • 装丁:矢萩多聞

学習現場における認知的行為を、状況論的アプローチにもとづくフィールドワークによって詳細に記述。知識と実践の関係を問い直し、新たな学習環境デザインの方向性を提示する。
(ISBN 9784861101137)

目次|indexs

序章 状況的認知研究―知識表象、コンテキスト、道具のとらえ直し
第1部 状況に埋め込まれた学習 【学校のディスコースを‘解く’】
第2部 状況に埋め込まれたリテラシー 【空間を‘読む’】
第3部 状況に埋め込まれた可視化と表現 【可視化して‘見る’】―対象、個人、コミュニティの社会・技術的構成
終章 状況的認知研究と教育

著者|author

川床靖子(かわとこ・やすこ)
東北大学大学院教育学研究科博士課程満期退学
博士(教育学 東北大学)
現在:大東文化大学文学部教授
主な著書:『タンザニアの教育事情—アフリカに見るもう一つの日本—』(ほるぷ総連合1989)

 

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ロールズ 誤解された政治哲学―公共の理性をめざして

ロールズ 誤解された政治哲学

公共の理性をめざして

  • 堀巌雄/2007年5月
  • 4700円(本体)/A5判上製・504頁

リベラリズムの守護神か? 陳腐な夢想家か? それとも… 『正義論』により現代政治哲学を刷新したとされるロールズ。初期論文から没後の新資料まで理論の変遷を追い、ステレオタイプな解釈を退けることで浮かび上がる、ロールズの核心と可能性!
(ISBN 9784861101120)

目次|indexs

ロールズの「死」 序にかえて
第一部 初期ロールズ
1 『正義論』以前に光をあてる
2 議論の理論
3 理論形成の過程
4 解明と正当化の実例
5 コンセンサス擁護
6 「倫理的決定手続きの概要」
第二部 『正義論』
7 奇妙な書
8 反省的均衡の虚実
9 語用論の視点
10 社会契約論
11 二元比較という議論構造 『正義論』の論理
12 善理論 倫理学説批判
13 功利主義との比較
14 原初状態からの正当化
15 正義の二原理の比較による正当化議論
16 財産所有民主主義という制度論
17 『正義論』から『政治的リベラリズム』への経緯
第三部 『政治的リベラリズム』
18 政治的リベラリズムと戦後アメリカリベラリズム
19 コミュニタリアニズムとの論争
20 政治的構成主義
21 重なり合うコンセンサス
22 正の善に対する優位
23 公的理性/理由
終章 ロールズとは何者か
謝辞 あとがきにかえて
文献一覧
索引

著者|author

堀巌雄 (ほり・いわお)
1974年、京都市に生まれる。
1999年、早稲田大学政経学部経済学科卒。
2002年、早稲田大学社会科学部助手。
2007年、早稲田大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。

 

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アフリカン・ポップスの誘惑

アフリカン・ポップスの誘惑

  • 多摩アフリカセンター 編/2007年4月
  • 1600円(本体)/A5判並製・200頁

コンゴ、タンザニア、ケニアをはじめ各国のヒット曲を紹介。歌詞からみえてくるアフリカ流スローライフの極意。頭くらくら腰ふりふり、きしんだ心も躍りだす魅惑のアフロ・ミュージック!
(ISBN 9784861101083)

目次|indexs

第一章 みんなが知ってる大名曲
第二章 ケニア、タンザニア~コンゴ
第三章 ターラブとタンザニア最新ヒット曲
第四章 コンゴ~ケニア
第五章 エチオピア、ケニアのローカル・ポップス
第六章 南部アフリカ、マダガスカル
第七章 西アフリカ
第八章 フランコ・永遠の名曲

編者|editor

多摩アフリカセンター
アフリカに関連する文化芸術および科学技術の振興を目的とするNGO。
日本にアフリカのミュージシャンを招きコンサートも。

 

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エスノメソドロジーの可能性―社会学者の足跡をたどる

エスノメソドロジーの可能性

社会学者の足跡をたどる

  • 椎野信雄/2007年4月
  • 4666円(本体)/A5判上製・368頁

ガーフィンケルの提唱した社会学の研究法、エスノメソドロジー。ミード、ジンメル、ゴフマンらの足跡をたどりつつ、その可能性を探る。
日本図書館協会選定図書
(ISBN 9784861101090)

目次|indexs

第1部 「知識」観をめぐって
第1章 科学の社会学研究
第2章 科学への社会学アプローチとエスノメソドロジー研究
第3章 科学的ワークの研究
第4章 エスノメソドロジーの科学研究
第2部 相互行為秩序はいかにして可能か
第5章 社会学の根本問題
第6章 ミードの社会心理学
第7章 ジンメルの形式社会学
第8章 ゴフマンの相互行為秩序論
第9章 シクレルのエスノメソドロジー再読
第10章 現象学的社会学とエスノメソドロジー
第11章 エスノメソドロジー研究の方針と方法
第3部 エスノメソドロジー研究入門
第12章 「遺伝子改造社会の論理と倫理」の概念分析
第13章 統計学入門のエスノメソドロジー研究入門
第14章 科学的ワークのエスノメソドロジー研究入門
第15章 会話分析とエスノメソドロジー研究のために

著者|author

椎野 信雄(しいの のぶお)
1953年 東京都生まれ。
1976年 一橋大学社会学部卒業。
1978年 東京大学大学院社会学研究科修士課程終了。
1986年 東京大学大学院社会学研究科博士課程単位修得満期退学。
その間1983年からニューヨーク州立大学(オールバニ校)大学院博士課程(社会学)にも在籍し、4年間TAを経験。
1988年 東京都立大学人文学部社会学助手。
1996年 文教大学国際学部助教授。
2001年 文教大学国際学部教授。
著書に『テキスト社会学―現代社会の理解と認識のために』(1999年 ミネルヴァ書房 共編)、『アメリカ人の愛し方―エロスとロマンス』(1995年 勁草書房 翻訳)など。

 

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葛飾旦暮

葛飾旦暮

  • 倉田岩魚男/2007年4月
  • 2000円(本体)/四六判・並製・161頁

枯れることのない心の泉が葛飾の路地をひたす。
(ISBN 9784861101106)

著者|author

倉田 岩魚男
詩人・俳人。1931年3月24日、東京府豊多摩郡北井荻町にて出生。本名は倉田羊三。詩を書く文学青年であった。新聞記者を目指すが父庚一の戦死で断念。凸版印刷に入社。組合執行部常任委員。同人誌『さぼてん』発行。昭文社を経て社会福祉法人ユーカリ福祉会の理事長に就任。保育・教育の道に進む。53歳の時に脳卒中で倒れ左半身不随に。障害者運動にも取り組む。2006年1月、脳梗塞を起こし再入院。言語麻痺となる。松戸市在住。江戸川音頭・小金慕情・保育園園歌など作詞多数。

 

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黒人差別と国民国家―アメリカ・南アフリカ・ブラジル

黒人差別と国民国家

アメリカ・南アフリカ・ブラジル

  • アンソニー・W・マークス 著/富野幹雄、岩野一郎、伊藤秋仁 訳/2007年3月
  • 6190円(本体)/A5判上製・512頁

「白人統一」「社会安定」の大義のために、国家は人種差別を利用し、黒人たちは犠牲となってきた。なぜ「黒人」なのか? 三ヵ国の詳細な比較研究によって差別の実態と謎に迫る!
(ISBN 9784861101076)

目次|indexs

第一章
国家の境界確定とアイデンティティの制度化
歴史的基盤の比較・発掘
人種支配の構築
人種秩序への挑戦
何が問題なのか
第一部 歴史的・文化的遺産
第二章 植民地政策からの軌跡
ポルトガル領ブラジル
オランダとイギリスの植民地の遺産
比較による概観
第三章 奴隷制度の教訓
ブラジルの「人道主義的な」奴隷制度という神話
アメリカ合衆国における奴隷制と奴隷制廃止論
奴隷制とその影響の比較
第四章 不明確な遺産―人種混淆
第二部 人種支配と国民国家
第五章 「南アフリカ、われらは汝のために」―人種差別国家
白人の対立、統一の強制、黒人の排除
民族的・政治的闘争と隔離
アパルトヘイトと白人結束の強化
第六章 国家の傷を癒す―南北戦争後のアメリカ
分かたれた国家
人種差別、政党の競争、国民国家の統合
集中化された権力と大いなる白人の統一
第七章「秩序と進歩」―ブラジルの国民国家建設を含めて
統一と差別
根強い人種民主主義の神話
まとめ 人種支配の比較―概観
第三部 下からの人種形成
第八章 「われわれは一枚岩である」―黒人の人種的アイデンティティ、動員、新しい南アフリカ
人種アイデンティティと抗議の強化
黒人の抗議は包摂的国民国家の形成を強要する
第九章 ジム・クロウの埋葬―アメリカにおける黒人の人種アイデンティティ、動員、改革
人種の結束に向けて
高まる黒人の抗議は国家の改革を強要する
黒人の全国的抗議と白人によるバックラッシュ
運動の崩壊
第十章 ブラジルの暗黙の合意の破棄
人種民主主義の下で抑制されたアフリカ系ブラジル人の連帯
アフリカ系ブラジル人の行動主義の出現
まとめ 比較による概観
第十一章 結論
法律にもとづく人種支配の解体と継続する差別という遺産
一般的な含意
第十二章 訳者補論―アメリカ・南アフリカ・ブラジル
人種関係比較研究の流れをよりよく理解するために

著者|author

アンソニー・マークス
一九五九年生まれ。プリンストン大学で博士号取得。コロンビア大学政治学教授を経て現在、アマスト大学学長。本書 Making Race and Nation でラルフ・J・バンチ賞、バリントン・ムーア賞を受賞。

 

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ブルマーはなぜ消えたのか―セクハラと心の傷の文化を問う

ブルマーはなぜ消えたのか

セクハラと心の傷の文化を問う

  • 中嶋聡/2007年3月
  • 1300円(本体)/四六判並製・208頁

何でもセクハラ、これでいいのか!? 「人の嫌がることはしない」という考えは、すっかり世に広まった。職場で、レストランで、そして家庭でも、絶対の真理のように人々を縛りつけている。そんなビクビク萎縮した今の日本が、理想の社会なのか? 過剰なセクハラ規制・禁煙運動に負けず、ささやかな愉しみを享受するために、現役精神科医がおくる知的“闘争”参考書。
日本図書館協会選定図書
(ISBN 9784861101038)

目次|indexs

第1部 ブルマーの消滅という出来事
1 なぜブルマーなのか
2 ブルマーの消滅
第2部 人権・ジェンダーから辺縁へ
3 人権と偏見について
4 性同一性障害をめぐって
5 「辺縁」という概念
第3部 辺縁の社会精神病理
6 セクハラ
7 タバコと禁煙運動
8 インフォームド・コンセント
第4部 辺縁とこれからの社会
9 「傷つく」現代人と被害者帝国主義
10 辺縁を楽しむ社会へ 「生」の復権のために

著者|author

中嶋聡(なかじま・さとし)
1955年、京都府生まれ。東京大学医学部医学科卒業。1996年、沖縄県那覇市にて「なかまクリニック」を開業、現在に至る。
著書:『分裂病の実践知と治療』(金剛出版)、共著:『他者の現象学II―哲学と精神医学のあいだ』(北斗出版)、『聖書と精神医学―全人的いやしへのステップ』(いのちのことば社)ほか多数。

 

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谷川健一 全歌集

谷川健一 全歌集

  • 谷川健一 著/2007年3月
  • 3800円(本体)/A5変形判上製・328頁
  • 装丁:難波園子

歌人=民俗学者の歌業を集成。既刊歌集『海の夫人』『青水沫』『海境』の全作品に加え、未発表作を多数収録。独自の歌風によって詠い上げられる、“見えざるもの”への憧憬と祈り。
(ISBN 9784861101045)
日本図書館協会選定図書

目次|indexs

『海の夫人』  (第1歌集)
『青水沫』   (第2歌集)
『海境』    (第3歌集)
『余花』    (第4歌集、未刊)

著者|author

谷川健一(たにがわ・けんいち)
1921年熊本県生まれ。東京大学文学部卒。柳田、折口を継ぐ、民俗学の泰斗。
著書『白鳥伝説』『青銅の神の即席』『南島文学発生論』ほか多数。歌人としても知られる。

 

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